サカジャウェアの真実の物語 ― カレン・メンシング
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0:07 - 0:08アメリカ先住民の話は
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0:08 - 0:10よく知っていると思っている人が多いでしょう
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0:10 - 0:11映画や本
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0:11 - 0:12学校の授業で学びますから
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0:12 - 0:15しかしそれは 思い込みかもしれません
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0:15 - 0:17有名なアメリカ先住民の伝説には
多くの場合 -
0:17 - 0:18誤りも含まれています
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0:18 - 0:20サカジャウェアを例に取ってみましょう
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0:20 - 0:21きっと彼女のことを
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0:21 - 0:24勇敢で美しいインディアンの
女性だと思っていますよね -
0:24 - 0:25頼もしい案内役として
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0:25 - 0:28ルイスとクラークの率いる
かの有名な探検隊を助けました -
0:28 - 0:31ただし その物語には
事実とは異なる部分があります -
0:31 - 0:34サカジャウェアの生い立ちは
詳しく知られていませんが -
0:34 - 0:371788年に生まれたことは分かっています
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0:37 - 0:38場所は現在のアイダホ州
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0:38 - 0:41レムヒショショーニと呼ばれる
アガイディカ族です -
0:41 - 0:431800年 12歳になった―
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0:43 - 0:46サカジャウェアは他の少女数人とともに
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0:46 - 0:48ヒダツァ族の一団に誘拐されました
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0:48 - 0:51現在のノースダコタ州にある―
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0:51 - 0:52部族の集落へ連れ去られたのです
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0:52 - 0:56そこでフランス系カナダ人の猟師に
買い取られました -
0:56 - 0:57トゥーサン・シャルボノーです
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0:57 - 0:59それから約１年後
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0:59 - 1:01彼女に初めての子供が授かりました
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1:01 - 1:03妊娠が分かった直後
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1:03 - 1:06探検隊がヒダツァ族の
集落近くに到着します -
1:06 - 1:08隊を率いるメリウェザー・ルイスと
ウィリアム・クラークは -
1:08 - 1:09そこにマンダン砦を築きました
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1:09 - 1:11周りの人々に話を聴き始め
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1:11 - 1:13危険を伴う遠征の案内役を
探し始めました -
1:13 - 1:16そしてサカジャウェアの夫
シャルボノーを雇うことにしました -
1:16 - 1:18シャルボノーの年若い妻が
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1:18 - 1:21通訳になってくれることを期待したからです
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1:21 - 1:23ルイスとクラークは 探検の途中で
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1:23 - 1:25先住民族と出会った時に
彼女の存在が頼りになると考えました -
1:25 - 1:27クラークは日記に こう書きました
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1:27 - 1:29「男性ばかりの探検隊にいる女性は
平和の象徴だ」と -
1:29 - 1:31「男性ばかりの探検隊にいる女性は
平和の象徴だ」と -
1:31 - 1:33ほどなくサカジャウェアは
男の子を産み -
1:33 - 1:36ジャン・バプティスト・シャルボノーと
名付けます -
1:36 - 1:38クラークは「ポンピー」と呼びました
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1:38 - 1:41サカジャウェアは
板でポンピーを背負い -
1:41 - 1:43探検隊に随行しました
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1:43 - 1:44彼女は 先住民族と出会った際
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1:44 - 1:47通訳を務めたばかりか
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1:47 - 1:50他にも 目覚ましい働きを見せました
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1:50 - 1:51植物の根を掘り
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1:51 - 1:53食用になる植物を採取し
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1:53 - 1:54ベリーの実も摘みました
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1:54 - 1:581805年 探検隊を乗せた船が
転覆しましたが -
1:58 - 1:59彼女は水に飛び込み
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1:59 - 2:01大事な書類や食糧などを回収しました
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2:01 - 2:03最悪の事態を防いだのです
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2:03 - 2:06ルイスとクラークの探検の記録も
このとき 彼女が救いました -
2:06 - 2:08その年の後半
ルイス大尉は３人の隊員を連れて -
2:08 - 2:12探検隊の偵察として
本隊より約120キロメートル先行して -
2:12 - 2:14ロッキー山脈を渡ります
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2:14 - 2:16その翌日 一行は
ショショーニ族の一団に遭遇しました -
2:16 - 2:19その一団は サカジャウェアと
同じ種族であっただけでなく -
2:19 - 2:21酋長のカメアワイトは
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2:21 - 2:24サカジャウェアの実の兄でした
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2:24 - 2:26子供の頃に誘拐されて以来
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2:26 - 2:28５年もの間 家族と離れ離れだった―
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2:28 - 2:31サカジャウェアは兄のカメアワイトと
感動的な再会を果たしました -
2:31 - 2:34不運にも 彼女はそこに留まることはできず
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2:34 - 2:35愛する兄に別れを告げて
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2:35 - 2:37探検を続けたのです
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2:37 - 2:40探検隊は苦難に直面し
凍死の危機にも見舞われました -
2:40 - 2:44ロウソクを食べて
飢えをしのいだこともあります -
2:44 - 2:46気温が上がり
寒さがしのぎやすくなると -
2:46 - 2:49サカジャウェアは地面を掘り
植物の根を採って調理して -
2:49 - 2:51全員が元気を取り戻したのです
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2:51 - 2:52太平洋岸からの帰り道
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2:52 - 2:55探検隊は見事な毛皮のガウンを着た
先住民に出会いました -
2:55 - 2:57ルイスとクラークは
ガウンを持ち帰り -
2:57 - 2:59ジェファーソン大統領に献上したいと
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2:59 - 3:01願いましたが
交換する物がありません -
3:01 - 3:03そのとき サカジャウェアが
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3:03 - 3:06彼女の一番の宝物だった
ビーズのベルトを差し出して -
3:06 - 3:07ガウンを手に入れたのです
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3:07 - 3:10こうして 出発から２年以上をかけた―
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3:10 - 3:12大探検を終えた一行は
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3:12 - 3:14セントルイスに戻ったのです
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3:14 - 3:17今 学校ではサカジャウェアのことを
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3:17 - 3:18勇敢な案内役だと教わりますが
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3:18 - 3:21彼女の実際の生涯は 他の多くの人と同様に
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3:21 - 3:23歴史の教科書よりも
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3:23 - 3:25波乱万丈だったのです
- Title:
- サカジャウェアの真実の物語 ― カレン・メンシング
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19世紀初頭、アガイディカ族の10代の少女サカジャウェアは、夫となったトゥーサン・シャルボノーを助けるためメリウェザー・ルイスとウィリアム・クラークの探検隊に加わり、アメリカ西部の探検のガイドを務めました。彼女はアメリカ大陸の豊富な知識を生かし、赤ちゃんをおんぶしながら探検隊に随行し、案内役を務めた勇敢な女性と言われてきました。ただし、この通説には正しくない部分もあることを、カレン・メンシングが明らかにします。
講師：カレン・メンシング
アニメーション：フレミング・メデューサ・スタジオ
＊このビデオの教材: http://ed.ted.com/lessons/the-true-story-of-sacajawea-karen-mensing - Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TED-Ed
- Duration:
- 03:41
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Mari Arimitsu accepted Japanese subtitles for The true story of Sacajawea - Karen Mensing | |
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Kaori Nozaki edited Japanese subtitles for The true story of Sacajawea - Karen Mensing | |
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Mari Arimitsu declined Japanese subtitles for The true story of Sacajawea - Karen Mensing | |
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Mari Arimitsu edited Japanese subtitles for The true story of Sacajawea - Karen Mensing | |
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Mari Arimitsu edited Japanese subtitles for The true story of Sacajawea - Karen Mensing |