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未発見のバグ
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脚本：キキ・プロッツマン
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イラスト：マイク・マスター、キキ・プロッツマン
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これはジャスミン。
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彼女はコードビラでバグハンティング会社を運営しています。
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コミュニティをトラブルから安全に保つことで有名です。
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今日の朝早くに、予想もしなかったことが起こりました！
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バグを保管している部屋のドアを誰かが開けたままにしたことで、
大きなタレントプログラムの直前に
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有害なバグの群れが街に逃げ出しました。
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「だからあなたを雇うことにしたの！」
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とジャスミンはJDに言いました。
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「3時までにバグたちを全部集めなければ、
プログラムがめちゃくちゃになってしまうわ！」
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「簡単なはずさ。」とJDは辺りを見回して言いました。
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「こっち、そしてあっちにも何匹かいるね。」
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「それはもう見つかっているバグね」ジャスミンは言いました。
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「そういうバグはつかまえやすいわ。」
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「大部分のトラブルの原因は未発見のバグなの。」
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「未発見のバグは見つけるのがもっと難しくて
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思いもしない場所に隠れているの。
まったく何も機能しなくなるようになるまで
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事態を悪化させ続けるの。」
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「なんてことだ！」とJDは叫びました。
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「時間以内にすべてのバグを集めて
プログラムを保存するにはどうすればいいの？」
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「心配しないで。未発見のバグを見つけるコツを教えてあげるわ。」
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「まずは、どこにいないのかを知っておかなきゃね。」
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「この通りを歩いてみよう。」
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最初の一歩はうまくいってる？」
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「二歩目はどう？」
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「三歩目は？」
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「異常を見つけるまで、一歩一歩よく確かめよう。」
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「そこにバグが隠れているわ！」
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「どこにいるかわかったね。バグを見つけよう！」
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「名前を付けて、大きな声で言おう。」
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そうすればすぐに、魔法が起こるわ。」
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「バグが見つかったよ！
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バグが引き起こしたトラブルを元に戻すことができるよ。」
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「急いで、ジャスミン。
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もうすぐ3時だ！」
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「あと一匹いないわ。」とジャスミンは言いました。
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「でもカゴがいっぱいよ！
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きみ自身で見つけなきゃ。」
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JDはドキドキしながら道のわきに向かいました。
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「まずは、バグがいないところを知っておかないとね。」
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「最初の一歩はどうかな？
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"うまくいってる。
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二歩目は？
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今回も異常なし。
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じゃあ三歩目は？
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だめだ！
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バグがどこにいるかわかったよ。見つけなきゃ！」
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「名前を付けよう。
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大声で言おうっと」
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「バグが明かりに異常を起こしてる。Sparkyって呼ぶことにしよう。」
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「うまくいったぞ！
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バグを発見したよ！
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これでバグをとらえてタレントプログラムのために
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時間内に問題を修正できるよ！」
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JDの活躍をみてジャスミンは誇らしくなりました。
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こうして町中のみんなが何かが上手くいかなかったときは
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デバッガーの出番だということを理解しました。
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おしまい！
