再生不可能なものを再生可能にする|アシュトン・コーファー| TEDxColumbusAcademy
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0:07 - 0:10それは いつもの土曜日のことでした
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0:10 - 0:12お父さんは 庭で芝刈りをしていて
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0:12 - 0:14お母さんは2階で
洗濯物をたたんでいて -
0:14 - 0:16お姉さんは 部屋で
宿題をしていて -
0:16 - 0:20僕は地下で テレビゲームを
楽しんでいました -
0:20 - 0:22何か飲もうと
1階に上がって来て -
0:22 - 0:23窓の外を見ると
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0:23 - 0:26僕がやることになっていたものが
あるのに気づきました -
0:26 - 0:29これが 僕が見たものです
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0:30 - 0:33これは 家族の夕食が
焦げてしまったのではなく -
0:33 - 0:36僕の科学プロジェクトでした
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0:36 - 0:39炎が燃え上がり
煙が立ち込め -
0:39 - 0:42側のウッドデッキに
燃え移りそうでした -
0:42 - 0:45僕は直ぐに叫び出しました
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0:45 - 0:48お母さんは動転し
お父さんは消火に走り回り -
0:48 - 0:52そして もちろんお姉さんは
スナップチャットビデオを撮り始めました -
0:52 - 0:53(笑)
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0:55 - 0:59これは 僕の科学チームの
プロジェクトが始まったばかりのことでした -
0:59 - 1:02僕のチームは 僕と友達3人で
構成されています -
1:02 - 1:04僕達はFIRST LEGOリーグに
出場しました -
1:04 - 1:07それは子供が参加する
国際LEGOロボットの競技でした -
1:07 - 1:09ロボットの大会だけではなく
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1:09 - 1:12別の科学プロジェクトにも
参加しましたが -
1:12 - 1:15これが 僕達が取り組んでいた
プロジェクトでした -
1:15 - 1:17このプロジェクトのアイディアは
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1:17 - 1:19その数か月前に
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1:19 - 1:212人のチームメイトが中米に行き
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1:21 - 1:23ビーチに 発泡スチロールや
発泡ポリスチレンフォームが -
1:23 - 1:26散らかっているのを見た事から
全て始まりました -
1:26 - 1:28彼らが帰って来て
話をしてくれた時 -
1:28 - 1:32僕達は 日常の発泡スチロールの
使用方法について 深く考え始めました -
1:33 - 1:35新しい薄型テレビを買うと?
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1:35 - 1:38そのテレビよりも大きい
発泡スチロールが出ます -
1:38 - 1:40コーヒーを飲むと?
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1:40 - 1:42発泡スチロールのコーヒーカップは
直ぐに溜まってしまいます -
1:42 - 1:46ではこれらは使い捨てられると
どこに行くのでしょう? -
1:46 - 1:49使用済みの発泡スチロールの
良い処理方法がないので -
1:49 - 1:52ほぼ全てが 埋立地か
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1:52 - 1:53海やビーチに辿り着き
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1:53 - 1:56分解するのに 500年以上も
かかるのです -
1:56 - 1:58事実 毎年
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1:58 - 2:02アメリカだけで 900万トンの
発泡スチロールを生産していて -
2:02 - 2:05驚異的にも ごみ処理施設の
25%を占めています -
2:07 - 2:10では なぜ私達は発泡スチロールのゴミを
蓄積しているのでしょうか? -
2:10 - 2:13なぜプラスティックのように
再生利用できないのでしょうか? -
2:13 - 2:15簡単に言うと
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2:15 - 2:19ポリスチレンの再生利用は コストが高すぎ
しかも汚染の可能性があるので -
2:19 - 2:23発泡スチロールを再生利用する
市場需要は ほんのわずかなのです -
2:23 - 2:28その結果 発泡スチロールは
再生利用不可な素材と見なされています -
2:28 - 2:31ポリスチレンの再生利用は
実現可能でも実用的でもないからです -
2:31 - 2:36事実 アメリカ国内の多くの都市では
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2:36 - 2:39使い捨てのフォーク類や 梱包材
発泡スチロールのカップ -
2:39 - 2:44さらにプラスティックの
ビーチ玩具などの販売を -
2:44 - 2:46禁止する条例が最近可決しました
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2:46 - 2:49どれも日常生活に
とても役立つ製品です -
2:49 - 2:51さらにフランスは全ての
プラスティック製の -
2:51 - 2:56フォーク類、カップ、皿を永久的に禁止した
初めての国になりました -
2:57 - 2:59でも ちょっと待ってください
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2:59 - 3:01もし発泡スチロールの
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3:01 - 3:04廃棄処分にまつわる悪影響が
問題にならず -
3:04 - 3:06これらの 安くて軽く
耐熱性が高くて -
3:06 - 3:08梱包性に優れた製品の
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3:08 - 3:10恩恵を受け続けられるとしたら?
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3:10 - 3:12もしこれを実用性のある他の何かに
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3:13 - 3:14変えることができたら?
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3:14 - 3:17もし不可能を可能にできたら?
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3:18 - 3:19僕のチームは
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3:19 - 3:23既に発泡スチロールに含まれる
炭素を使って -
3:23 - 3:25ほとんどの浄水フィルターに使われている
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3:25 - 3:28活性炭を作れるのではないかと
仮説を立てました -
3:28 - 3:31活性炭は非常に小さい
微細孔を通して -
3:31 - 3:35水や空気から 汚染物質を
浄化する働きをします -
3:35 - 3:39僕達は 様々な
加熱実験から始めました -
3:39 - 3:42残念なことに
多くの失敗を経験しました -
3:43 - 3:45本当に何一つ
上手くいきませんでした -
3:46 - 3:48その上 お父さんのグリルから
火が上がり -
3:48 - 3:50殆どの僕達のサンプルは
蒸発して消えてしまうか -
3:50 - 3:55高価な炉の中で 爆発して
ひどくべとべとした残骸となりました -
3:55 - 4:00事実 僕達は実験の失敗を悲観して
もう諦めかけていました -
4:01 - 4:03全ての大人が
無理だと言ったのに -
4:03 - 4:06なぜ僕達は
挑戦し続けたのでしょう? -
4:06 - 4:09僕達は子供なので
頑張るしかなかったからかもしれません -
4:09 - 4:11しかし 実は
まだ可能だと思ったから -
4:11 - 4:13挑戦し続けたのです
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4:13 - 4:15もし成功すれば 環境を改善し
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4:15 - 4:18世界をより良い場所に出来ると
信じていました -
4:18 - 4:22だから挑戦し続けては 失敗し
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4:23 - 4:26また挑戦しては失敗するのを
繰り返しました -
4:27 - 4:29僕達はもう少しで 諦める所でした
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4:30 - 4:31でも その時やったのです
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4:31 - 4:33適切なタイミングと
温度と化学物質で -
4:33 - 4:36ついに 発泡スチロール廃棄物から
活性炭素を -
4:36 - 4:39作り出した事を示す
確かな実験結果を得たのです -
4:39 - 4:41その瞬間
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4:41 - 4:44不可能が 突然可能になったのです
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4:44 - 4:47当初の多くの失敗にもかかわらず
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4:47 - 4:51僕達の望んだ実験結果を得る為に
粘り強く取り組めた証でした -
4:51 - 4:52さらに
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4:52 - 4:56発泡スチロールから
活性炭を作っただけでなく -
4:56 - 5:00発泡スチロールを
減らすこともできたのです -
5:00 - 5:031つの解決法で
2つの地球規模の問題を解決しました -
5:05 - 5:08あれから僕達は このプロジェクトを
更に進める意欲が高まり -
5:08 - 5:10その方法の効果を高める実験や
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5:10 - 5:12実際の状況に応じた
テストを行って来ました -
5:12 - 5:14その後 アメリカ陸軍が支援する
全国科学教職員協会の -
5:14 - 5:17eCYBERMISSION
STEM-in-Actionプログラムから -
5:17 - 5:19資金援助を受けました
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5:19 - 5:23またXPRIZE財団が主催する FIRST で
Global Innovation賞を受賞しました -
5:24 - 5:25さらに僕達はGoogle Science Fairで
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5:25 - 5:27Scientific American Innovator賞を
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5:27 - 5:29授与されました
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5:29 - 5:32これらの資金で
僕達のプロセスの完全特許を申請し -
5:32 - 5:35このプロジェクトを
さらに進めていく予定です -
5:36 - 5:40そうです 僕達はお父さんのグリルを
火だるまにした事から始まり -
5:40 - 5:42何度も失敗をして
挫折しそうになりましたが -
5:42 - 5:45今振り返ると
やる価値は十分にあったと言えます -
5:45 - 5:48多くの人が不可能だと言った問題に
取り組み -
5:48 - 5:50僕達が可能にしました
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5:50 - 5:53何も上手く行かないと
思える時も 粘りました -
5:53 - 5:56僕達は少しの または
多くの失敗なくして -
5:56 - 6:00成功することは
できないと学びました -
6:01 - 6:04だから将来 もしグリルから 炎が上がっても
心配しないでください -
6:04 - 6:09あなたのアイデアに
火が付くかもしれないからです -
6:09 - 6:10有難うございました
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6:10 - 6:11(拍手)
- Title:
- 再生不可能なものを再生可能にする|アシュトン・コーファー| TEDxColumbusAcademy
- Description:
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アメリカ人は、発泡スチロールとして知られている発泡ポリスチレンフォームを、毎年約900万トンも廃棄し、それが国内の埋立地を埋め尽くしています。しかし、発泡スチロールが埋立地に送られるのを阻止し、有効活用できるものに変えられるとしたらどうでしょう? このトークでアシュトン・コーファーは、発泡スチロール廃棄物を、水を浄化する活性炭に変化させる方法を発見するための、自身のたゆまぬ努力について語っています。
アシュトン・コーファーは、コロンバスアカデミーの9年生です。彼は科学やテクノロジーに情熱を持っています。また、サッカーやテニスやスノーボードが好きです。彼は自分の科学プロジェクトで、2016年のGoogle Science Fair賞を含む、複数の賞を受賞しています。さらに、コロンバス近郊の子供達にロボット工学を教えていて、彼のロボット工学チームは世界中の国際競技会でも受賞しています。彼はサックス奏者でもあります。でも実は、友達と一緒に過ごしたり、スノーボードやペイントボールに行くのが好きなのです。
このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 06:18
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Moe Shoji edited Japanese subtitles for Making the unrecyclable recyclable | Ashton Cofer | TEDxColumbusAcademy | |
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Moe Shoji approved Japanese subtitles for Making the unrecyclable recyclable | Ashton Cofer | TEDxColumbusAcademy | |
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Moe Shoji edited Japanese subtitles for Making the unrecyclable recyclable | Ashton Cofer | TEDxColumbusAcademy | |
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Shoko Takaki accepted Japanese subtitles for Making the unrecyclable recyclable | Ashton Cofer | TEDxColumbusAcademy | |
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Shoko Takaki edited Japanese subtitles for Making the unrecyclable recyclable | Ashton Cofer | TEDxColumbusAcademy | |
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Yukino Megan edited Japanese subtitles for Making the unrecyclable recyclable | Ashton Cofer | TEDxColumbusAcademy | |
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Yukino Megan declined Japanese subtitles for Making the unrecyclable recyclable | Ashton Cofer | TEDxColumbusAcademy | |
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Yukino Megan edited Japanese subtitles for Making the unrecyclable recyclable | Ashton Cofer | TEDxColumbusAcademy |