在宅勤務がビジネス上有利な理由
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0:00 - 0:03オフィスで働くことの
基本的な問題は -
0:03 - 0:05自分の作業環境を
コントロールできないことです -
0:05 - 0:07シリーズ 仕事の仕方
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0:09 - 0:12こんにちは 私はマット
Automattic社のCEOです -
0:12 - 0:15WordPress.comや Jetpack
WooCommerceなどを手がけています -
0:15 - 0:19800名の社員がいますが
住んでいる場所は様々です -
0:19 - 0:23カリフォルニア アラバマ ミシシッピ
それに私の住むテキサス -
0:23 - 0:25世界の67カ国に
散らばっています -
0:25 - 0:27カナダ メキシコ
インド ニュージーランド -
0:27 - 0:30一所に定住しない人たち
「ノマド」もいます -
0:30 - 0:33キャンピングカーで暮らしていたり
Airbnbを使って旅していたり -
0:33 - 0:35彼らは日ごと 週ごと 月ごとに
新たな場所へ移動します -
0:35 - 0:38Wi-Fiがちゃんと繋がりさえすれば
どこにいるかは気にしません -
0:38 - 0:41この分散的な形態は
たまたまそうなったわけではなく -
0:41 - 0:44はじめから意識して
選択したことでした -
0:44 - 0:46私が「遠隔勤務」という
言い方をしないのは -
0:46 - 0:48中心的な人々と
そうでない人を -
0:48 - 0:50区別している
感じがするからです -
0:50 - 0:52私は自分たちのやり方を
「分散的」と呼んでいて -
0:52 - 0:54みんなが対等な
立場にあります -
0:54 - 0:55社員が分散した
形態というのは -
0:55 - 0:57会社を構成する
最も効果的なやり方だと思います -
0:57 - 0:59大事なのは意識的に
そうするということです -
0:59 - 1:01私達がWordPressを
立ち上げたとき -
1:01 - 1:04最初の20人の社員の多くは
一度も会ったことがありませんでした -
1:04 - 1:07ずっとネット上で一緒に
やってきた人たちだったんです -
1:07 - 1:10その形を続けたいと
思った理由は簡単です -
1:10 - 1:11才能や知性というのは
-
1:11 - 1:14世界中に均等に
分散していると思いますが -
1:14 - 1:15機会はそうではありません
-
1:15 - 1:17シリコンバレーは
技術系の大企業が -
1:17 - 1:20同じひとつの小さな池で
釣りをしているような状態ですが -
1:20 - 1:23分散的な会社なら
海全体で釣りをすることができます -
1:23 - 1:26日本で生まれ育ち 現在は
カリフォルニアに住んでいるような人だけでなく -
1:26 - 1:30世界のどこで生活し 働き
目覚め 眠る人だろうと -
1:30 - 1:31雇うことができます
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1:31 - 1:33その人たちは
文化的に異なった考え方や -
1:33 - 1:36異なる生活体験を
もたらしてくれます -
1:36 - 1:38分散的にしようという
決断の元には -
1:38 - 1:41仕事のやり方について
自主性を与えたいという思いがありました -
1:41 - 1:44外せない時間帯が
あるような役職でなければ -
1:44 - 1:46好きにスケジュールを
立てられます -
1:46 - 1:49みんな窓のある角部屋で仕事でき
食べたいものが食べられ -
1:49 - 1:52音楽を流すのも
静かな中でやるのも選べます -
1:52 - 1:54部屋の温度も
自由に設定できます -
1:54 - 1:57通勤時間を節約して
-
1:57 - 1:59大切なことに
時間を当てられます -
1:59 - 2:02社員が分散した形態は
技術系企業に理想的なものですが -
2:02 - 2:03こう聞かれることもあります
-
2:03 - 2:07「それで上手くいく会社はいいけど
そうもいかないところはどうすれば?」 -
2:07 - 2:08オフィスが既に
あるという場合に -
2:08 - 2:11分散的な環境を作るために
できることがいくつかあります -
2:11 - 2:13まず「すべてを記録すること」
-
2:13 - 2:15オフィス内であれば
キッチンや廊下なんかで -
2:15 - 2:17何かをその場で
決めるのは簡単です -
2:17 - 2:20でも一部の人が
在宅勤務していて -
2:20 - 2:22そういう会話に加われないと
-
2:22 - 2:26決定に至った経緯が
分からなくなります -
2:26 - 2:29どこにいて どんなことを考えたのか
常に記録を残しておけば -
2:29 - 2:32他の人がその先を
引き継げるようになります -
2:32 - 2:34異なる時間帯にいる人とも
やり取りできるようになるし -
2:34 - 2:37組織の変化や
人の入れ替わりにも -
2:37 - 2:38対応することができます
-
2:38 - 2:42「コミュニケーションをできるだけ
オンラインですること」 -
2:42 - 2:46すべてが公開され共有されていれば
新人も速やかに学び取れます -
2:46 - 2:49「良いツールを見付けること」
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2:49 - 2:52日常的なコミュニケーションや テレビ会議
プロジェクト管理などに使える -
2:52 - 2:55アプリやサービスが
たくさんあります -
2:55 - 2:59いまや仕事の仕方を変えているのは
モノではなく -
2:59 - 3:01コンピューター上で使うものです
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3:01 - 3:04協同作業を助けてくれるツールを
いろいろ使ってみて -
3:04 - 3:05うまくいくものを
見付けましょう -
3:05 - 3:07「生産的な対面時間を設けること」
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3:07 - 3:08従来のオフィスでは
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3:09 - 3:11年に48週は一緒にいて
-
3:11 - 3:133、4週間だけ離れている
という感じでしょう -
3:13 - 3:16私達はこれを逆にして
短時間で濃密な一緒の時間を設けています -
3:16 - 3:18年に一度の大会合があって
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3:18 - 3:201週間全社員が
ともに過ごします -
3:20 - 3:22半分は仕事
半分は遊びです -
3:22 - 3:24ここでの主目的は
人々の絆です -
3:24 - 3:27別れるときには
みんなの意識が合っていて -
3:27 - 3:29同僚の間に深い結び付きが
できています -
3:29 - 3:311年の残りで
協働作業をするときに -
3:31 - 3:33この理解と共感が
生きてきます -
3:33 - 3:35そして最後は
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3:35 - 3:38「各自が自分に合った仕事環境を
作れるような柔軟性を持つこと」 -
3:38 - 3:41Automattic社では
コワーキング手当があって -
3:41 - 3:43コワーキングスペースのために
使ったり -
3:43 - 3:46コーヒーショップから追い出されないよう
コーヒーを買えるようにしています -
3:46 - 3:48シアトルにいる
グループなんかは -
3:48 - 3:51その手当を集めて
釣り桟橋に仕事場を借りています -
3:51 - 3:54自宅オフィス手当もあります
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3:54 - 3:58そのお金を使って
良い椅子やディスプレイや机を買い -
3:58 - 4:01各自が最も生産的に仕事できる
環境を整えられます -
4:02 - 4:05分散的な形態を優先している会社は
まだ少ないですが -
4:05 - 4:06今後十年か二十年のうちには
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4:06 - 4:09世界に影響を与える
ような会社の9割は -
4:09 - 4:11そういう形態になっていると
私は予想しています -
4:11 - 4:16分散形態優先へと進化するにせよ
そういう会社に淘汰されるにせよ -
4:16 - 4:18次に作ろうと思っているものが
何であるにせよ -
4:18 - 4:20どうすれば世界中の
人材を生かし -
4:20 - 4:23自律性を与えられるかを
考えてみてください -
4:23 - 4:27みんなが働きたい場所で働きながら
全力で何か一緒に作り上げられるように
- Title:
- 在宅勤務がビジネス上有利な理由
- Speaker:
- マット・マレンウェッグ
- Description:
-
在宅勤務の人気は広がりを見せ、今や町や国や時間帯さえ越えて人々が協働できるようになっています。これは職場のあり方をどう変えるのでしょう? そしてどうすれば本社にいる人も在宅の人も繋がり合っていると感じられるようにできるのでしょう? WordPress社の創業者であり、全社員が分散しているAutomattic社のCEOであるマット・マレンウェッグが、その秘訣を明かしてくれます。
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TED Series
- Duration:
- 04:44
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Yasushi Aoki approved Japanese subtitles for Why working from home is good for business | |
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Claire Ghyselen accepted Japanese subtitles for Why working from home is good for business | |
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