人前であがってしまう理由(と、それを克服する方法) ― ミカエル・チョウ
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0:08 - 0:09手のひらが汗ばみ
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0:09 - 0:10鼓動がはやり
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0:10 - 0:11胃が締めつけられる
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0:12 - 0:13助けを求めることはできません
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0:13 - 0:15息ができないくらい
のどが苦しいだけでなく -
0:15 - 0:17そんなことをしたら
恥ずかしいのですから -
0:17 - 0:19いいえ 怪物に狙われている
わけではありません― -
0:21 - 0:22人前で話しているのです
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0:22 - 0:25死んだ方がましだと思う人も
いるかもしれませんね -
0:25 - 0:27死んでしまえば
何も感じることはありませんが -
0:27 - 0:29演壇の上では
あがってしまうのですから -
0:32 - 0:34でも 誰もが人生のどこかで
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0:34 - 0:35人前で話さなければならないので
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0:35 - 0:37克服しなければなりません
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0:37 - 0:41まず 「人前であがる」ということが
どういうことかを理解しましょう -
0:41 - 0:43人は 社会的な動物で
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0:43 - 0:45人からの評価が気になるものです
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0:45 - 0:47人前で話すことで
評価が左右されるかもしれません -
0:47 - 0:49話し始める前に こう思うでしょう
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0:49 - 0:52「最低で ばかだと
思われたらどうしよう?」 -
0:52 - 0:54ばかだと思われたくない
という この恐れは -
0:54 - 0:55コントロールしにくい
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0:55 - 0:56脳の原始的な部分による
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0:56 - 0:58脅迫反応です
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0:58 - 1:00闘争・逃走反応という
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1:00 - 1:02自己防衛は様々な動物に
見られますが -
1:02 - 1:05ほとんどの動物は
スピーチをすることはありません -
1:05 - 1:06緊張してしまうことに
関する研究において -
1:06 - 1:08賢いパートナーがいます
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1:08 - 1:10チャールズ・ダーウィンは
ロンドン動物園の -
1:10 - 1:12ヘビの展示の前で
闘争・逃走反応の実験をしました -
1:12 - 1:14彼の日誌には
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1:14 - 1:15「かつて経験したことのない
危険を想像すると -
1:15 - 1:17「かつて経験したことのない
危険を想像すると -
1:17 - 1:19私の意思や理性の力は
無力であった」とあります -
1:19 - 1:20彼は 自分の反応が
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1:20 - 1:22現代の文明の微妙な差異に
左右されない -
1:22 - 1:24太古からある反応であったと
結論付けました -
1:24 - 1:26意識のある現代の我々にとっては
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1:26 - 1:27スピーチがヘビにあたります
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1:27 - 1:28脳の他の部位は
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1:28 - 1:30ジャングルの掟にのっとって
作られており -
1:30 - 1:32スピーチでのへまという
ありそうな結末を認識するとき -
1:32 - 1:33スピーチでのへまという
ありそうな結末を認識するとき -
1:33 - 1:34命からがら逃げだすか
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1:34 - 1:36死を覚悟で戦うべき時なのです
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1:50 - 1:53すべての脊椎動物に共通の
視床下部は -
1:53 - 1:55下垂体がACTHというホルモンを
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1:55 - 1:57分泌するよう促し
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1:57 - 1:58副腎から血中に
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1:58 - 2:00アドレナリンを放出させます
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2:00 - 2:02首と背中が硬直して
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2:02 - 2:02前かがみになります
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2:02 - 2:03筋肉が攻撃に備えるにつれて
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2:03 - 2:05手足が震えます
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2:05 - 2:06汗をかき
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2:06 - 2:07血圧が急上昇
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2:07 - 2:08筋肉や臓器へと
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2:08 - 2:10栄養分や酸素が
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2:10 - 2:12十分運ばれるよう
消化活動が止まって -
2:12 - 2:15口が渇き ドキドキします
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2:15 - 2:16瞳孔は大きく開き
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2:16 - 2:18近くでメモのようなものを
読むのが -
2:18 - 2:19難しくなる代わりに
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2:19 - 2:21遠くが見やすくなります
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2:21 - 2:23人前であがるというのは
こういうことなのです -
2:23 - 2:24では どうすればいいでしょう?
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2:24 - 2:26まず 見方を変えること
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2:26 - 2:27これは 頭の中の反応ではなく
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2:27 - 2:30自然なホルモンによる
身体反応であり -
2:30 - 2:32自律神経系の
自動制御によるものです -
2:32 - 2:35社会的不安には
遺伝も大いに関係があります -
2:35 - 2:38ジョン・レノンは何千回も
コンサートで演奏しました -
2:38 - 2:40その度に 彼は
緊張で吐いていたそうです -
2:40 - 2:41人前で何かすることを
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2:41 - 2:43他の人よりも恐がる人は
いるものなのです -
2:43 - 2:46人前であがることは
自然で 避けられないことなので -
2:46 - 2:47コントロールできることに
集中しましょう -
2:47 - 2:49たくさん練習をすることです
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2:49 - 2:49たくさん練習をすることです
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2:49 - 2:50ずっと前から
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2:50 - 2:53本番に似た環境で行いましょう
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2:53 - 2:56何でも練習をすることで慣れ
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2:56 - 2:57不安な気持ちが和らぎます
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2:57 - 2:59だから いざ人前で話すときには
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2:59 - 3:00自分に自信を持って
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3:00 - 3:01目の前のやるべきことを
こなせるのです -
3:01 - 3:03スティーヴ・ジョブズは
雄弁なスピーチを -
3:03 - 3:04何週間も前から
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3:04 - 3:05何百時間も練習しました
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3:05 - 3:07自分が言っているかが
よくわかっていれば -
3:07 - 3:08聴衆のエネルギーを取り込めます
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3:08 - 3:10そうすれば 肉食動物の
昼食になってしまうという -
3:10 - 3:11そうすれば 肉食動物の
昼食になってしまうという -
3:11 - 3:13視床下部からの信号も恐くありません
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3:13 - 3:14でも 脊椎動物の視床下部は
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3:14 - 3:17あなたよりも何百万年も
長い経験を積んでいるので要注意 -
3:17 - 3:19舞台に上がる前こそ
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3:19 - 3:20ずるい手を使ってでも
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3:20 - 3:21脳をだまさなければなりません
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3:21 - 3:24腕を広げて
深呼吸をしましょう -
3:24 - 3:25これによって視床下部が
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3:25 - 3:27リラックスするよう促します
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3:27 - 3:28緊張は たいてい
プレゼンテーションの -
3:28 - 3:30直前に高まるものですから
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3:30 - 3:32直前にストレッチをして
深呼吸をしましょう -
3:32 - 3:34マイクへ近づくときには
声ははっきりと -
3:34 - 3:35体はリラックスしているはずです
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3:35 - 3:38きちんと準備したスピーチで
あなたがカリスマ的な天才だと -
3:38 - 3:40荒っぽい聴衆を
説得してしまいましょう -
3:40 - 3:41でも どうして?
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3:41 - 3:42人前であがることを
克服したのではなく -
3:42 - 3:44慣れたのです
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3:44 - 3:45それに 実際のところ
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3:45 - 3:47どれほど すましていても
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3:47 - 3:48脳の中では
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3:48 - 3:49あなたもまだ野生動物なのです
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3:49 - 3:53物事を深く考えられ
スピーチもうまい野生動物なのです
- Title:
- 人前であがってしまう理由(と、それを克服する方法) ― ミカエル・チョウ
- Speaker:
- Mikael Cho
- Description:
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鼓動が速くなって、手が汗ばみ、呼吸が苦しくなるですって? いいえ、心臓発作ではありません ― 緊張しているのです! 大勢の人の前で話すときに、一世一代の勝負に出ているような気分になるのなら、それはあなただけではありません。でも、体の反応についてもっとよく理解すれば、克服できるかもしれませんよ。ミカエル・チョウが、自分の脳みそをだまして人気をさらうためのアドバイスをしてくれます。
講師:ミカエル・チョウ
アニメーション:KAWPA Studioworks
*レッスンの全編はこちら:http://ed.ted.com/lessons/the-science-of-stage-fright-and-how-to-overcome-it-mikael-cho - Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TED-Ed
- Duration:
- 04:08
| Michelle Mehrtens edited Japanese subtitles for The science of stage fright (and how to overcome it) | ||
| Moe Shoji approved Japanese subtitles for The science of stage fright (and how to overcome it) | ||
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Takahiro Shimpo accepted Japanese subtitles for The science of stage fright (and how to overcome it) | |
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Takahiro Shimpo edited Japanese subtitles for The science of stage fright (and how to overcome it) | |
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Takahiro Shimpo edited Japanese subtitles for The science of stage fright (and how to overcome it) | |
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Takahiro Shimpo edited Japanese subtitles for The science of stage fright (and how to overcome it) | |
| Moe Shoji edited Japanese subtitles for The science of stage fright (and how to overcome it) | ||
| Moe Shoji edited Japanese subtitles for The science of stage fright (and how to overcome it) |
