(3) "Being an Island": the Buddha's last teaching | by Thich Nhat Hanh, 2009 11 12
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0:03 - 0:09ブッダが八十歳の時
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0:11 - 0:13ある日 彼は非常に具合が悪くなり
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0:13 - 0:19もう自分の命は長くないと知りました
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0:23 - 0:32ガンジス川の北の都市
ヴァイシャーリーの近くに滞在していて -
0:33 - 0:43街の付近の弟子たちのグループを訪問しました
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0:45 - 0:50そして 彼らに短い法話をしました
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0:51 - 0:55非常に短く
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0:58 - 1:10シンプルな法話の中で ある実践を紹介しました
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1:13 - 1:17彼はこう言いました
親愛なる友よ -
1:18 - 1:30自分自身以外を拠り所にしないでください
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1:30 - 1:32島(洲)があります
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1:33 - 1:40一人一人の中にとても安全で平和な 島があります
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1:44 - 1:54自分自身に戻り その島を拠り所とすべきです
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2:00 - 2:04他の何かや 誰かを拠り所にしないでください
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2:04 - 2:08自分の家に帰り自分の島を拠り所としてください
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2:10 - 2:16この教えを ブッダは多くの短い法話で 繰り返しました
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2:16 - 2:20彼は弟子たちが
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2:20 - 2:23彼に頼りすぎていたことを知っていたからです
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2:24 - 2:33いつかは ブッダの肉体的存在がなくなります
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2:35 - 2:39弟子たちはどうしていいのかわからなくなってしまうでしょう
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2:39 - 2:45もし日頃からブッダに頼り過ぎていた場合
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2:46 - 2:53そのため 弟子たちが
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2:53 - 3:00内なる仏法僧に頼れるよう 方法を教えました
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3:00 - 3:06誰か他の人を頼りにするのではなく
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3:07 - 3:12ブッダとダルマとサンガ(仏法僧)は私たちの中にあり
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3:12 - 3:19自分自身の島に戻れば 仏法僧に触れることができます
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3:23 - 3:26漢文経典に
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3:34 - 3:403つの文字で表現されてます
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3:43 - 3:46當 自 洲
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3:46 - 3:53汝は 汝の中の洲を 拠り所とせよ
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3:57 - 4:02あなたの中には とても安全な島があるのですから
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4:02 - 4:06そこへ戻って拠り所とする事を学ぶ必要があります
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4:08 - 4:20パーリ仏典では
「Attadīpā saranam」と書かれています -
4:24 - 4:29「アッタ」が自己
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4:29 - 4:33「ディパー」が洲
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4:35 - 4:40「サラナム」は拠り所
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4:44 - 4:49Attadīpā saranam [自洲皈]
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4:50 - 4:57なので その教えに触発されたガーター(偈頌)があるのです
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4:57 - 5:06「自分自身のために 自らの島となる」
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5:19 - 5:23最初の行は吸う息に合わせて
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5:23 - 5:272行目は吐く息に合わせます
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5:28 - 5:32そして もう一度息を吸って 吐きます
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5:37 - 5:39ブッダは
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5:42 - 5:46私のマインドフルネス
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5:54 - 5:58近く遠くで輝いている
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6:06 - 6:12自分がいるところに いつもブッダも光としています
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6:12 - 6:16道を示してくれるエネルギーとして
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6:17 - 6:19マインドフルネスは
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6:19 - 6:23あなたが本当に存在するための エネルギーなのです
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6:23 - 6:28あなたの身体や気持ちで何が起きているのか知るために
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6:30 - 6:35何をすべきで すべきでないのかを 教えてくれます
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6:35 - 6:37道を照らしてくれます
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6:37 - 6:41そしてそのように呼吸のプラクティスをすれば
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6:41 - 6:47マインドフルネスと集中のエネルギーを生み出し
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6:47 - 6:49それは真のブッダです
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6:49 - 6:58銅や石で作られたブッダでなく 本物のブッダです
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6:59 - 7:05マインドフルネスと集中と洞察で作られたブッダ
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7:05 - 7:13マインドフルネスは常に 集中力と洞察力をもたらすからです
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7:17 - 7:24フランス語の翻訳ができているかどうかはわかりませんが
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7:24 - 7:27「Il y a une île en moi même」と言うことができますね
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7:29 - 7:32「自分の島に帰る」
(フランス語) -
7:33 - 7:37ブッダは私のマインドフルネス
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7:42 - 7:48身体と心を照らしてくれる
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7:49 - 7:51私は自由
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7:51 - 7:54私は自由
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8:04 - 8:15「私は自由」とは 忘却や怖れや混乱から自由ということです
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8:15 - 8:22私はブッダに守られているからです
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8:22 - 8:27自分がどこに行くべきで 何をすべきで
すべきでないか知っています -
8:27 - 8:33私は混乱や恐れから解放されています
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8:34 - 8:40自分がどこに向かっているのか 知っていれば
もはや恐れはありません -
8:40 - 8:42このように間を取ります
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8:42 - 8:47吸う息と吐く息とともに
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8:47 - 8:55入る息 出る息 入る 出る 入る 出る
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8:55 - 9:01音楽と一緒に実践することもできます
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9:06 - 9:11誰かにバイオリンを弾いてもらい
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9:11 - 9:17音楽と一緒に実践します
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9:25 - 9:36ベトナム語や中国語のような 単音節の言語はとても便利です
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9:42 - 9:45ベトナム語では Quay về nương tựa
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9:53 - 9:56Hải đảo tự thân と言います
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9:56 - 10:02(Hải đảo tự thân=海島自身)
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10:04 - 10:16ヨーロッパ人のみなさんも
ベトナム語版を学び 実践されるといいかもしれませんね -
10:22 - 10:30私は自分の洲に帰り 自分自身という洲を拠り所とします
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10:33 - 10:39歩くときも 帰依できます
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10:39 - 10:44息を吸いながら二歩 歩いて「Quay về」(帰る)
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10:44 - 10:48息を吐きながら二歩 歩いて「nương tựa」(帰依する)
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10:48 - 10:53「Quay...về...nương...tựa...」
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10:53 - 10:59「島となる、私のために」
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10:59 - 11:05「島となる、私のための」ように
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11:05 - 11:11このように歩きながらでも実践はできます
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11:12 - 11:17だいぶ前
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11:18 - 11:20二十五年か三十年前に
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11:20 - 11:28私がこの歩く実践をした時
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11:28 - 11:32二歩では足りないことが わかりました
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11:32 - 11:37もう少し早く歩きたかったので
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11:37 - 11:43もう少し言葉を加えました
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11:43 - 11:45「私は戻って来て避難します」
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11:45 - 11:48私の島という場所に
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11:50 - 11:52私は戻る
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11:52 - 11:59自分という島を拠り所とする
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11:59 - 12:05なので 吸う息に1,2,3歩あり
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12:05 - 12:09吐く息のために1,2,3歩あります
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12:12 - 12:16もしよければ 4つの言葉にすることもできます
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12:16 - 12:20このマインドフルネスが
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12:22 - 12:26ブッダそのもの
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12:27 - 12:31輝いている
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12:32 - 12:36近くと遠くに
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12:42 - 12:46このマインドフルネスはブッダそのもの
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12:48 - 12:54近くと遠くを照らしている
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12:54 - 12:57とても良い翻訳です
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13:01 - 13:04息を吸い 吐くことを楽しみ
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13:04 - 13:08マインドフルネスのエネルギーを生み出しているとき
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13:10 - 13:15あなたはブッダの保護下にあります
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13:16 - 13:18本物のブッダです
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13:18 - 13:20マインドフルネスと集中は
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13:23 - 13:26そして 戻ります
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13:26 - 13:30自分自身のために
自分自身の島の中へと -
13:31 - 13:33そして 続けます
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13:33 - 13:37ダルマは私の呼吸
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13:44 - 13:48身体と心を守っている
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13:56 - 13:59私は自由
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14:05 - 14:11もう一度 最初の4行を 繰り返します
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14:11 - 14:13サンガは
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14:17 - 14:21私の五蘊
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14:26 - 14:31調和の中で働き
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14:36 - 14:38私は自由
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14:41 - 14:44二度
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14:55 - 14:59残りのガーターはご存知ですね
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15:00 - 15:06残りは「息は入り 息は出て行く」
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15:16 - 15:21私は花として咲いている
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15:27 - 15:30水滴のように爽やか
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15:31 - 15:34山の ように 揺るぎない
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15:38 - 15:40などなど
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15:41 - 15:45これは素晴らしい道具であり
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15:45 - 15:49帰依の練習のための素晴らしいテキストです
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15:50 - 15:52なにも問題がないとき
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15:53 - 15:55このガーターを実践することで
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15:55 - 15:59多くの揺るぎなさ、爽やかさ、幸福がもたらされ
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15:59 - 16:05マインドフルネス、集中力、洞察力が より養われます
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16:06 - 16:10混乱、恐れ、怒りなどの問題があるときも
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16:10 - 16:14(自分を)拠り所とすれば
あっという間にホッとできるでしょう -
16:16 - 16:23私はこのガーターを何十年も実践してきましたが
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16:23 - 16:27今でも素晴らしさを見出しています
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16:27 - 16:33ですので みなさんにも是非実践してもらいたいのです
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16:35 - 16:40私達が活用できる最も素晴らしいガーターの一つです
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16:46 - 16:48一緒に歌いましょうか?
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16:48 - 16:54自分自身のための
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16:54 - 17:01自分自身の島
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17:01 - 17:08ブッダは私のマインドフルネス
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17:08 - 17:14近くと遠くを照らす
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17:14 - 17:19ダルマは...
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17:24 - 17:28サンガは調和をもって働く私の五蘊です。
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17:29 - 17:32自分自身を拠り所として
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17:44 - 17:47自分自身に戻ってくる
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17:56 - 17:57私は自由
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17:59 - 18:06「私は自由」と歌った後
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18:07 - 18:13次を歌う前に 息を吐くといいと思います
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18:13 - 18:18タイはベトナム語で実践しているので
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18:21 - 18:24息を吸う時「息を吐く」と言えませんよね
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18:24 - 18:29「私は息を吸っている」と言わねばなりません
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18:33 - 18:40自分を拠り所とし 自分に戻る
私は自由 -
18:40 - 18:45息を吸うために ここに沈黙があるべきです
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18:46 - 18:51そして「息は入り、息は出て行く
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18:51 - 18:55私は花のように咲く」と続けます
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18:56 - 19:12みなさんは どこへ行くときも
携帯やパソコンなどを持って行きますね -
19:13 - 19:23問題を解決するのに便利だからです
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19:28 - 19:36しかし パソコンが盗まれたり
携帯を紛失したりする可能性があります -
19:38 - 19:44でも あなたの実践は
誰もあなたから盗むことはできません -
19:46 - 19:50ですので どこに行くときも
あなたの実践を持って行ってください -
19:50 - 19:53みなさんは実践者なのですから
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19:53 - 19:57空港や駅に行くとき
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20:00 - 20:02または車を運転するとき
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20:04 - 20:08スーパーや郵便局に行く時にも
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20:09 - 20:12あなたの実践を携えていってください
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20:17 - 20:19あなたが問題を抱えていないなら
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20:19 - 20:25実践は日常生活のどの瞬間をも
深く生きる助けとなります -
20:26 - 20:36このように実践をすれば
安定感、自由、慈悲と智慧を育むことができます -
20:37 - 20:41もしあなたが問題を抱えている場合
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20:42 - 20:48実践が問題を解決する助けとなります
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20:51 - 20:56混乱、恐れ、怒り、を感じている時
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20:56 - 21:03このように実践すれば あなたを助けてくれるでしょう