-
細胞の構造について、ちょっと話をしていこう。
-
たくさんの動画で、細胞の内側の話はしてきたけど
-
その全体的な構造について
-
話したことは、なかったよね。
-
まず最初に、ここに細胞を描いてみよう。
-
この細胞膜から話始めると、分かりやすい。
-
これが細胞と外の世界を、分けてるものだからね。
-
そしてそれが、細胞を定義するような役割をしている。
-
それが本当に小さな小さな、境を決めているんだ。
-
これが、細胞がcell(小室)とよばれる理由だ。
-
名前を書いておこう。
-
細胞膜
-
全ての細胞が、この細胞膜を持っている。
-
そして、細胞にとって最も大切な要素
-
DNAの動画を見てもらえれば、
-
そこで、「翻訳」や「転写」、その他いろんなことを
-
話しているけど、生物の組織を定義しているもの
-
それが、DNA だ。
-
なので、全ての細胞の内側には、DNAがある。
-
ここでは、DNA がどんなふうに組織を
-
定義しているかは、話さないけど。
-
それはもう、DNA の動画で少し詳しくやったしね。
-
まぁ、とにかく全ての細胞が、DNA を持っているわけだ。
-
ここでは、細胞の機能よりも、
構造を話していきたいからね。
-
まぁでも、それぞれの部分の違いを知るために
-
機能についても、話していくよ。
-
さぁ、ここにあるのが DNA だ。
-
この中には、クロマチンがある。
-
タンパク質も少しある。
これは全ての組織にある訳じゃないんだ。
-
でも、真確細胞にはあるんだ。
今回は真核細胞に注目することにするよ。
-
でも、真確細胞にはあるんだ。
今回は真核細胞に注目することにするよ。
-
真核細胞と原核細胞の違いについても、
後で少し話すとしよう。
-
まぁでも、DNA を持っているわけ。
-
そして今ここに描いた細胞、これはどんな細胞にも
-
どんな動物や植物、どんな生態系のものでも
-
みんなこんな感じだ。
-
まだそこまで、詳しくはかいてないけどね。
-
まだDNAと細胞膜を、かいただけだ。
-
そして、生物を大きく分ける1つ目のポイントは
-
少なくとも私たち人間の観点からだけど、
-
細胞の中には、
-
DNAの周りに、膜があるものがいる。
-
つまり、DNA やクロマチン、
-
そして DNA 内部のあらゆるものと
-
細胞の他の部分とを分ける、膜を持っているんだ。
-
これは、核と呼ばれている。
-
核だ。
-
これが細胞を分ける大きなポイントだと言ったけど
-
これは昔の人が、核を持つ細胞と
-
持たない細胞を見て
-
「こりゃ、細胞を分けるいい方法だ!」
って考えたからなんだ。
-
核を持った細胞を、真核生物と言って
-
真核生物
-
こいつらには、核がある。
-
なので、ここに描いた細胞は、真核細胞ってことだね。
-
そして、核がなければ
-
それは、原核細胞。
-
原核細胞
-
核なしのやつ。
-
原核生物の例としては、大きく2つのグループがある。
-
バクテリアと古細菌だ。
-
古細菌ってのは、ほんとおもしろいよ。
-
古細菌については、ほとんど分かってないからね。
-
元々は、バクテリアの仲間と考えられてたけど
-
最近では、これは全然違うものだとされている。
-
こいつらは、実際ほんのわずかしか見つかってないし
-
ほんとに、おもしろい生き物なんだ。
-
この違い分かったと思うけど、進化の過程から言うと
-
この区別を、最初にしないほうがいい。
-
実際には、真核生物と(「真核(Euk)」って書いとくよ)
-
バクテリア、古細菌って分けたほうがいい。
-
最初に核の有無で分けるより、
-
この3つのグループに分けてから
-
分類を始めたほうがいい。
-
これについて詳しくは、また後の動画で話そう。
-
けどもし、核を持っている細胞は?と聞かれたら
-
それは定義としては、真核細胞になる。
-
持ってないのは?ってことなら、
-
それは、バクテリアや古細菌になる。
-
そんな感じの分け方。
-
まぁでもここでは、真核細胞について話をしていくよ。
-
こいつらの方が、少し複雑なんだ。
-
それに大きさもある。
-
なので、ここで話していくことのほとんど、
少なくともこの動画では
-
真核細胞のお話。
-
真核細胞の生物には、植物や動物、
-
人間も動物だね。それに菌類など、
-
他のいろんなグループが含まれる。
まぁでも、日常生活で
-
出くわすやつばっかりだね。
-
それじゃあ、細胞の分析に戻るとしよう。
-
ここに、DNA がある。
-
それがmRNAに複写されるってのは、知ってるかな。
-
そして mRNA は核を離れて、リボソーム内で
タンパク質に翻訳される。
-
そして mRNA は核を離れて、リボソーム内で
タンパク質に翻訳される。
-
リボソームは、細胞中にただよっている
-
ちょっと複雑なやつで、後で分かると思うけど
-
リボソームは、他の膜構造にも
-
関わってくる。
-
これが、リボソーム。
-
リボソーム
-
もしこの、DNA が mRNA に転写されて
-
mRNA が核を離れて、リボソームに移って、
-
タンパク質に翻訳されるって話が、難しかったら、
-
それについては、もっと詳しい動画があるよ。
-
でもここでしたいのは、様々な要素について話すことで
-
細胞の全体像をつかんでもらうこと。
-
つまりは、リボソームっていうのは、
核の内部で DNA から転写された
-
mRNA が、タンパク質に翻訳される場所なんだ。
-
なので、情報を実際のタンパク質に
-
変える場所だと思ってくれればいい。
そして、このタンパク質は
-
細胞のいろんなところで使われることになる。
-
そしてこのリボソーム自身、タンパク質でできていて
-
実は、RNAでできているんだ。
-
そうすると、こんな質問が出てくる。一体リボソームは、
-
どこで作られているんだ?って。
-
これは、ある程度は他のリボソームで作られた
-
タンパク質でできている。
-
でもいくつかは、この mRNA やリボソームを
-
詳しく見ていくと、
-
ちょっと混乱しちゃうかもしれないけど。
-
そこには、タンパク質があるんだ。
-
ちょっと実際とは違うように描くけど
-
mRNA にはタンパク質と強いつながりのある
ものがあって、
-
この mRNA は、今見たように、DNAからリボソームへ
情報を伝達するためには使われない。
-
この mRNA は、今見たように、DNAからリボソームへ
情報を伝達するためには使われない。
-
リボソームの内側では、リボソーム RNA が
-
構造の一部として使われているんだ。
-
これは、リボソームが
リボソームとして機能するのを支えている。
-
なので実際には、リボソームの一部と言えるわけだ。
-
そしてこれらの全ては、核の一部である
-
核小体で作られてるんだ。
-
ここに書いておこう。
-
これだよ、これがおもしろいんだ。
-
これが、核小体。
-
これは独立した細胞小器官でもないし、
-
膜で分けられているわけでもないないけど、
顕微鏡で見ることができる。
-
なので、昔の人がこれを最初に見つけた時、
-
「おい、なんかかたまりがあるぞ。
-
こりゃ、核の中心か何かに違いない」ってなった。
-
でもその正体は、次第に明らかになった。
-
それは高密度に濃縮された、DNAとRNAで、
-
そこが実は、リボソームを作っている
リボソーム RNA が作られている場所だったんだ。
-
そこが実は、リボソームを作っている
リボソーム RNA が作られている場所だったんだ。
-
でも、これはすごく濃縮されていて、
顕微鏡で見えるくらいだったので
-
昔の人は、これに名前を付けることにしたんだ。
-
でもそれは、膜で囲まれた組織じゃない。
-
細胞小器官の中にある、細胞小器官じゃないんだ。
-
単なる高密度に濃縮されたタンパク質とリボソームRNAで、
-
リボソームRNAが生産される場所なんだ。
-
まぁ、とにかくリボソームまで話したね。
-
リボソームは、タンパク質が作られる場所だ。
-
でも、もしリボソームが自由に漂っているとすると、
-
そこで作られたタンパク質もまた、
-
細胞の液体の中(細胞質基質)を
ふらふら漂うようになるよね。
-
細胞の液体の中(細胞質基質)を
ふらふら漂うようになるよね。
-
細胞質基質
-
細胞質基質
-
でも、もし細胞膜や細胞外に
-
タンパク質を送りたかったら、
-
いったいどうしたらいんだろう?
-
細胞内で作ったものは、他の細胞にも使われるし、
体の他の部分でも使われる。
-
細胞内で作ったものは、他の細胞にも使われるし、
体の他の部分でも使われる。
-
だから、この膜にあるタンパク質まで
たどり着かないといけないね。
-
だから、この膜にあるタンパク質まで
たどり着かないといけないね。
-
なので、ここにはトンネルの束みたいなものがあるんだ。
-
うまく描けるかな。
-
まぁだいたいで、描いちゃうんだけど。
-
これが、「小胞体」とよばれている。
-
小胞体
-
小胞体
-
こんなふうに、トンネルの束みたいに見えるんだ。
-
小胞体
-
小胞体
-
そしてこれは、最終的にゴルジ体ってとこまで、到達する。
-
ゴルジさんって人がみつけたんだ。
-
なので、この黄色いのが小胞体で
-
緑色のやつが、ゴルジ体。
-
こいつらが、何かはすぐに話していくよ。
で、どうなるかって言うと…
-
こいつらが、何かはすぐに話していくよ。
で、どうなるかって言うと…
-
これはいくつもの階層になっていて、
-
膜が何重にも折り重なっているようにも、見えるね。
-
そしてリボソームの中には、
ここに張り付いているやつもいる。小胞体にね。
-
そしてリボソームの中には、
ここに張り付いているやつもいる。小胞体にね。
-
なので、くっついたリボソームもあれば、
-
自由に動きまわるリボソームもあるってこと。
-
名前を書いておこう。
-
ここがちょっと空いてるので、ここに。
-
このひらひらした、巻いてるやつが
-
小胞体だ。
-
小胞体
-
ちょっとおもしろい名前だよね。
-
Endoplasmic reticulum(小胞体)
-
音楽バンドの名前にいいかも。
-
Endoplasmic reticulum(小胞体)、そしてその中には
-
リボソームがくっついたところもあって、
粗面小胞体と呼ばれる。
-
もしかしたら、こっちの方が
いいバンドになるかもしれない。
-
なので、ここ。ここにはリボソームがくっついてるので
-
ここにあるよね。
-
なのでこれは、粗面小胞体。略して、rough ER。
-
rough ER、ERは小胞体のこと。
-
そしてこっちには、リボソームがひっついてない。
-
これは、滑面小胞体。
-
なので、こっち側は、滑面小胞体。
-
これが何かって言うのは、また後で話そう。
-
そしてこの膜をたどっていくと
-
ゴルジ体に、いきつくわけだ。
-
ゴルジ体
-
それじゃあここで何が起こっているか?
ヒントをあげよう。
-
自由に動くリボソームでは、mRNAが
-
タンパク質に翻訳され、タンパク質は
-
細胞質基質に、流れいていく。
-
でも、細胞膜や細胞の外で
-
タンパク質が必要なときは、どうしたらいい?
-
ここで、小胞体とゴルジ体が
-
活躍するわけだ。
-
今のところ、mRNAは核の外に出てきたわけけど
-
それはリボソームにわたって、
-
そしてリボソームによって、粗面小胞体で翻訳される。
-
ここで起こるのは、mRNAがやってきて
-
ここに小さく矢印を書いておこう。
-
それが小胞体の外側で
タンパク質に翻訳されるんだけど、
-
それが小胞体の外側で
タンパク質に翻訳されるんだけど、
-
このタンパク質は、小胞体の内側へと入っていくんだ。
-
小胞体の内側っていうのは、
-
この部分のこと。
-
塗っておこう。
-
ここが、小胞体の内側。
-
そして、タンパク質が小胞体へ
-
入っていくんだ。
-
これが細胞質基質の外側や
-
細胞の外、細胞膜で使われていく。
-
なので、タンパク質はここまでたどり着くんだね。
-
そういうわけで、このリボソームは膜に張り付いてて、
-
小胞体の外側の物質を翻訳するんだ。
-
でもタンパク質がつくられていくにつれて、
-
アミノ酸鎖が、その中に入っていく。
-
ここはきっと役に立つから、ちょっと話を
-
ふくらましておこう。
-
ここに小胞体をかいて、
-
それには
-
リボソームがくっついている。
-
小胞体に張り付いているリボソームだ。
-
つまり、粗面小胞体ってこと。
-
そしてmRNAが、その内側に入っていく。
-
mRNAが、ここから入っていく。
-
たぶんこっちの方向だね。
-
そして、タンパク質に翻訳されていく。
-
けどアミノ酸鎖が作られると、
タンパク質(=できあがったアミノ酸鎖)は
-
膜のこっち側に、飛び出していってしまう。
-
思い出して欲しいのは、これが小胞体の膜だってこと。
-
なので、mRNAは外側に出るんだけど
-
リボソームがそれにくっついているので
-
タンパク質は、内側に現れることになる。
-
なので一度タンパク質がつくられると、
それは折りたたまれる。
-
タンパク質は、アミノ酸鎖の集まりにすぎないからね。
-
それが、小胞体をわたっていくんだ。
-
それが小胞体を通過して
-
滑面小胞体を過ぎて
-
ゴルジ体までやってくる。
-
そして、他にもいろんなことが起こっている。
-
今はかなりシンプルに話したけど、
-
細胞の中で何が起こっているか、
感覚を持ってほしかったからね。
-
そしてタンパク質がゴルジ体にたどりつくと、
-
細胞膜を通って、他の細胞へと移動する準備ができる。
-
実際には、ゴルジ体から芽のように出てくるんだ。
-
実際には、ゴルジ体から芽のように出てくるんだ。
-
なので、この同じタンパク質が、
-
ゴルジ体に来ると、これはゴルジ体の中だったね。
-
ちょっとここに、ゴルジ体の膜を描いてみよう。
-
タンパク質は、ここまでやってくる。
-
タンパク質は、ただの大きなアミノ酸鎖だったね。
-
そして、それが芽になって出てくるんだ。
-
なので、こんな感じかな。そしてその後、
-
こう、芽みたいになっていく。
-
こんなふうにね。
-
そして次の段階は、想像してみてほしいんだけど
-
この芽のようなものが、完全に
-
外に出てしまうんだ。
-
ゴルジ体の膜と一緒に、
-
外に出てしまう。
-
なので、この段階でタンパク質は
-
独自の膜で囲まれていることになる。
-
それじゃあ、何が起きたか考えてみよう。
-
DNAが、mRNAに複写された。
-
mRNAは、小胞体にはりついた
-
リボソームへと変わった。
-
それはタンパク質へと翻訳され、
-
小胞体をわたっていった。
-
最初は、リボソームのある粗面小胞体を
-
そして、こっちの滑面小胞体に。
-
粗面小胞体には、他の役割もある。
-
ホルモンや他の脂質化合物の生産を助けるんだ。
-
ここでは、詳しくはやらないけどね。
-
まぁでも、どんどん進んでいく。
-
そしてゴルジ体に、くっつく。
-
そしてゴルジ体では、タンパク質が
-
ゴルジ体の膜と一緒に、外に飛び出す。
-
そして、この膜に囲まれて、細胞内をわたっていく。
-
なので、今、タンパク質は
-
こんな感じだ。
-
かなり大きくして、描いてるけどね。
-
タンパク質は、ゴルジ体の膜を
-
まとっているんだね。
-
これは、「小のう」とよばれる。
-
ここにも、もう1個かいておこう。
-
名前を書くためにね。
-
「小のう」とよばれている。
-
そしてこの「小のう」という呼び方は、かなりいろんな
-
ものに使われる言葉なんだけど、多くは細胞をただよう
-
小さな膜に囲まれた
-
タンパク質のこと。
-
そして、この膜があることで、タンパク質は
-
膜の外へと出ていくことができるので、
-
とても便利なわけだ。
-
細胞の他の部分に行くこともできる。
-
かなり、単純化した話ではあるけどね。
-
そしてこの膜が細胞膜と合体したり、
-
自らの膜を使うことで
-
細胞の外に出ていきやすくなる。
-
想像してほしい。
-
これが、細胞膜の外側だとしよう。
-
かなり単純化して、描くけど。
-
重脂質層(bilipid layer)も、描いてないくらいだから。
-
まぁどんな感じかっていう、視覚的なイメージを
-
持ってほしいんだ。「小のう」は小さなタンパク質を
-
含んでいるんだけど、それはだんだん
-
膜に近づいていくんだ。そして、膜と同化する。
-
元々同じものから、できているからね。
-
膜と合体して、タンパク質を含んだ物質になる。
-
分かりやすく、色を変えよう。
-
そして突然、膜と合体してしまう。
-
そうすると、タンパク質は細胞の外に出ることができたり、
-
細胞膜内に溶け込んだりすることができる。
-
今はとても薄く描いてるけど、
本当は2つの層があるんだ。
-
これについては、
-
また今度話そう。
-
たぶん、動画1本分くらいになるから。
-
これで細胞内の分析が
-
かなり進んだね。
-
でももう少し、他のものも付け足していくとしよう。
-
リソソームと呼ばれる物質で、
動物細胞の中にあるんだけれど、
-
このリソソームは、全てを分解する働きをする
-
酵素を持っているんだ。
-
リソソーム
-
なので、リソソームは他のものにくっついて
-
その酵素をはきだし、たいてい消し去ってしまう。
-
消化してしまうんだ。
-
それが、リソソームがすること。
-
植物細胞には、液胞というのがあって
-
機能的には、リソソームと
本当は同じことをしているけど、
-
これは実は大きな「小のう」なんだ。
-
実際に普通は、液胞は大きな「小のう」になっている。
-
いわば、膜でできた大きな細胞小器官に対する、
呼び名に過ぎない。
-
液胞
-
ここでもう1度考えてみよう、細胞小器官って何だろう?
-
ここに書いておこう。
-
細胞小器官
-
それは、単なる細胞内の膜からできた小組織なんだ。
-
それは、僕の肝臓が僕の小組織であるのと同じ。
-
肝臓は臓器なわけだけど、
細胞小器官は細胞の臓器みたいなものなんだ。
-
なので、液胞は細胞内の物質を蓄積しておく
-
一般的な膜でできた組織の、呼び名に過ぎないわけ。
-
「物質を蓄積している」と。
-
なので液胞は、植物細胞にあって
-
たくさんの酵素を貯めている。
そして、他のものがくっつくと
-
まるで酵素をそれに
-
吐き出すようにして溶かすんだ。
-
これまでにも、いくつか呼吸や光合成のところで
-
いくつか細胞小器官について、話してきたけど
-
そこでは、かなり詳しい話をしたね。
-
でも、まだミトコンドリアが残ってる。
-
ミトコンドリア
-
ミトコンドリアは、内側と外側の両方に膜を持っていて
-
ここで、僕らのエネルギーも生み出される。
糖分がATPに変わる場所だ。
-
これについては、もう詳しくやったね。
-
こいつらは実は独自のDNAを持っていて、
-
自分たちのコピーをつくれる。
なので、ミトコンドリアの祖先は
-
独立した原核生物だったとも、信じられている。
-
でもそうすると、ある時こうした疑問にぶつかる。
-
「おい、なんで他の組織が
-
別の細胞の中で、共生してるんだ?」って。
-
まぁでも、ミトコンドリアの祖先は、
-
独立した原核生物だったかもしれないんだ。
-
これが、ミトコンドリア。
-
ミトコンドリア
-
これが細胞の呼吸が行われるところで
-
これについては、すでに話したね。
-
そして植物細胞には、そう、これは
-
動物細胞にはないけど、葉緑体がある。
-
これは色素体の集まりだけど、
-
葉緑体の方が、名前は知られているね。
-
ここは、やっぱり緑がいいね。
-
葉緑体だ。
-
そしてそこには、ほとんどチラコイドがない。
-
ここでは、光合成が行われるんだね。
-
そしてグラナなんかもある。
-
ここについて詳しくは、光合成の動画でやるけど、
-
今知っておいてもいいね。
-
こいつらは、別の細胞小器官になるんだ。
-
そしてミトコンドリアのように、
-
独自のDNAとリボソームを持っている。
-
なので、こいつらも昔は
-
独立した原核生物で、より大きな真核生物での
-
共生を学んでいったんだろう。
-
これで細胞の構造については、大体終わり。
-
でもここに、描いておきたいものがある。
-
もしこれが植物細胞だったら、動物細胞じゃなかったら
-
細胞壁っていうのもあるんだ。
-
これは細胞膜の外側を、補強する役割をしている。
-
そういうふうに見ると、細胞壁は
-
一種の強度を加えていることになる。
-
まぁこういう細胞壁があるんだけど、
-
完全にガチガチに固まっているわけではない。
-
少し硬さを加えた、風船みたいなもだと
-
思ってくれればいいかな。
-
木材に使われるような木は、細胞壁が2つあって
-
かなり硬くなってるんだけどね。
-
これが、細胞壁。
-
これは、動物細胞にはない。
-
そして植物は、セルライトではなく、
セルロースでできている。
-
ちょっとややこしいよね。
-
なので、これが細胞膜が形を保つのに
-
必要なだけの強度を、だしているんだ。
-
そして、細胞がその構造を保つために
-
微小繊維っていうのがある。
これは、ATPキャップって
-
呼ばれることもあるんだけど、
こんなふうに
-
細胞中に、はりめぐらされている。
-
これが実のところ、細胞の立体的な構造を
-
つくりだしていて、細胞内や
-
細胞自身の動きに
-
関係している。
-
それじゃあ話の最後に、
-
有糸分裂と減数分裂の動画を見た人なら、分かるだろうけど
-
ここに、中心体ってのがある。
-
詳しく話すよ。
-
中心体は、核のちょうど外側にあって
-
2つの中心体が互いに向き合うようになっている。
-
そして有糸分裂や減数分裂の時には、
-
この中心体が、微細管を形成する。
-
ここについては、もうたくさんの動画で話したから
-
ここについては、もうたくさんの動画で話したから
-
詳しくはやらないけどね
-
まぁでもここまでで、細胞の構造について
-
最初に知っておいてほしいところは
-
全て話せたと思う。
-
1つの動画をかけて、やっと1つの細胞を話せたわけだ。
-
全てのものを細かく話せたわけじゃないけど
-
主なものについては、話したよ。
-
これで、細胞の内側がどんなふうになってるか
-
全体像がつかめたなら、うれしいね。