燃え尽き症候群によって創造性が失われる
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0:00 - 0:04数年前 生産性にこだわるあまりに
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0:04 - 0:06私は燃え尽き症候群に
一時 陥ってしまい -
0:06 - 0:08とても恐ろしい体験をしました
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0:08 - 0:12不眠症、体重増加、脱毛症―
とにかくひどかったんです -
0:12 - 0:14あまりにも働きづめで
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0:14 - 0:17頭に 何もアイデアが
浮かばなくなってしまいました -
0:17 - 0:22そこで自分らしさが生産性に
結びついていると気づいたんです -
0:22 - 0:24[シリーズ 働き方]
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0:26 - 0:30一日の間に十分生産的でないと
罪悪感を覚えますか? -
0:30 - 0:32生産性を上げるための
啓発本を読んだり -
0:32 - 0:35新しい手法やアプリを試して
もっと仕事をこなそうとしたりは? -
0:36 - 0:38私は全部やりました
To Do やカレンダーのアプリや -
0:38 - 0:39時間管理アプリなど
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0:39 - 0:41一日を管理するためのツールを色々です
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0:41 - 0:44もっと仕事をこなそうとするあまりに
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0:44 - 0:46私たちは一番重要なことを
見落としています -
0:46 - 0:48こういうツールの多くは
役に立つどころか -
0:48 - 0:50事態を悪化させています
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0:50 - 0:53では 「生産性」について
ちょっとお話ししましょう -
0:53 - 0:56歴史的には
現代で言う生産性は -
0:56 - 0:58産業革命の頃に使われた言葉で
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0:58 - 1:02継続的な生産量に基づいて
効率を測るシステムです -
1:02 - 1:03定刻にシフトに入ったら
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1:03 - 1:07組み立てラインで
X個の製品を作る責任が生まれます -
1:07 - 1:10一日の終わりには
よく働いた者とそうでない者を -
1:10 - 1:12見分けるのは容易でした
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1:12 - 1:14知識経済に移行すると
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1:14 - 1:17人々に与えられるタスクは
もっと抽象的なものになりました -
1:17 - 1:20文章の執筆や問題解決
戦略の考案など -
1:20 - 1:21数量化しにくいタスクばかりです
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1:21 - 1:23企業は 誰が仕事をしていて
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1:23 - 1:26誰がそうでないかを
見分けにくくなったので -
1:26 - 1:30従来のシステムを
どうにか応用することにしたんです -
1:30 - 1:32そこで生まれたのが
疎ましいタイムシート -
1:32 - 1:35誰もが一日をどう過ごしたか
1秒単位まで -
1:35 - 1:37正当化するプレッシャーに
さらされます -
1:37 - 1:38でも問題がひとつ
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1:38 - 1:42このシステムは創造的な仕事には
向かないのです -
1:42 - 1:45生産性はいまだに
耐久スポーツのように考えられます -
1:45 - 1:47ブログにできる限り多くの
投稿をしてみたり -
1:47 - 1:50一日を会議の予定で
いっぱいにしたりします -
1:50 - 1:54でも継続的にアウトプットするモデルは
創造的な思考には合わないのです -
1:54 - 1:57現在では 知的労働者は
大きな難題に直面しています -
1:57 - 2:02常に同程度に 生産的かつ
創造的であれと求められるのです -
2:02 - 2:07でも 休むことなく新しいアイデアを
脳が生み出し続けるのは -
2:07 - 2:08ほぼ不可能です
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2:08 - 2:12実際のところ 脳が
回復し きちんと機能するには -
2:12 - 2:14休憩時間が必要不可欠なのです
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2:14 - 2:19南カリフォルニア大学の
研究チームによると -
2:19 - 2:22ぼーっとする時間は
必要不可欠な心的状態だと言います -
2:22 - 2:24アイデンティティを形成し
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2:24 - 2:26社交的なやり取りを
咀嚼するのに役立ち -
2:26 - 2:30倫理的指針にさえ
影響するのだと言います -
2:30 - 2:34休憩の必要性は てきぱき働けという
主流の考え方と矛盾します -
2:34 - 2:37つまり 社会として
私たちが互いに -
2:37 - 2:40成功とは何か
成功するにはどうすべきか -
2:40 - 2:41言い聞かせ合う考え方のことです
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2:41 - 2:43例えば アメリカンドリームは
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2:43 - 2:46深く根付き
信じられています -
2:46 - 2:49よく働けば成功できるとされています
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2:49 - 2:50でも この話は逆にも働きます
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2:50 - 2:52成功できないのは
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2:52 - 2:56十分に頑張っていないからだと
見なされるのです -
2:56 - 2:58自分が頑張れていないと思ったら
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2:58 - 3:01もちろん 夜遅くまで働き
徹夜したりして -
3:01 - 3:04よくないと思いながらも
自分を追い込みますよね -
3:04 - 3:07生産性は自尊心と
密接に結びついているので -
3:07 - 3:10頑張るのをやめてもいいかと思うのは
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3:10 - 3:11不可能に近いことなのです
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3:11 - 3:16アメリカの平均的な社員は
与えられた有給休暇の半分しか使いません -
3:16 - 3:19私たちが休むという選択肢を
与えられても なお -
3:19 - 3:21休まないことを示しています
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3:21 - 3:23言っておくと 生産性や
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3:23 - 3:26成果を上げることが悪い
ということではありません -
3:26 - 3:29創造的な仕事を測るのに
現在使われているモデルが -
3:29 - 3:31適していないのです
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3:31 - 3:33モデルに使うのは
創造性に反するものではなく -
3:33 - 3:35創造性に合うものにすべきです
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3:35 - 3:36[では どうすればいい?]
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3:36 - 3:38簡単な解決法はありません
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3:38 - 3:40それは困りますよね
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3:40 - 3:43私だって良いやり方や
頭文字を組み合わせたモットーが -
3:43 - 3:44何かあればと思います
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3:44 - 3:47でも実際には 一人ひとりが
自分の考えを -
3:47 - 3:48見いださねばなりません
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3:48 - 3:52私は自分の仕事にまつわる信念を
掘り下げてみて初めて -
3:52 - 3:55自分の仕事論の根本を
明らかにでき -
3:55 - 3:58ようやく悪い習慣をやめて
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3:58 - 4:01良い方向へと
長期的な変化を生み出せました -
4:01 - 4:02そのための唯一の方法は
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4:02 - 4:05答えの出にくい難しい問いを
自分に問うてみることです -
4:05 - 4:08忙しくすることで
自分の価値を感じるか? -
4:08 - 4:10成功の模範として
目指す人は誰か? -
4:10 - 4:13自分の考え方や職業倫理の由来は?
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4:13 - 4:16自分らしさがどれくらい
仕事と結びついているか? -
4:16 - 4:19皆さんの創造性には
それぞれリズムがあります -
4:19 - 4:22私たちの気力は毎日 毎週
季節によっても変わります -
4:22 - 4:26私は週の初めの方が
週後半よりも 気力があるので -
4:26 - 4:29それを見越して
週前半にタスクを多くします -
4:29 - 4:32私はかなりの夜型なので
午後と夜は創造的な仕事のために -
4:32 - 4:34空けておきます
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4:34 - 4:35書き物が捗るのは
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4:36 - 4:38夏の間よりも
屋内でぬくぬく過ごす冬の方です -
4:38 - 4:39これが秘訣です
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4:39 - 4:42通説を退け
自分の古い考えを問い直し -
4:42 - 4:44自分の考えを見いだすこと
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4:44 - 4:47それこそが 私たちが
すべきことなのです -
4:47 - 4:48私たちは機械じゃないんです
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4:48 - 4:51機械みたいに働くのは
やめにしませんか
- Title:
- 燃え尽き症候群によって創造性が失われる
- Speaker:
- ラハフ・ハーフーシュ
- Description:
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To Doリストやライフハック、朝活など、生産性に固執しているせいで私たちは創造性を失っている、とデジタル人類学者のラハフ・ハーフーシュは言います。日々の仕事の仕方を、効率のためだけでなく、創造性を中心にすえたものに作り直すべき理由を彼女が教えてくれます。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TED Series
- Duration:
- 04:51
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