ウィリアム・カムクァンバ: 私がやって見せた風力発電
-
0:00 - 0:03ありがとうございます
-
0:03 - 0:072年前 私はタンザニアのアルーシャでTEDのステージに上がり
-
0:07 - 0:12私の一番の自慢である発明品について簡単に話しました
-
0:12 - 0:16私の人生を変えた単純な装置です
-
0:16 - 0:18それ以前 私は
-
0:18 - 0:21マラウィの家から
-
0:21 - 0:24外に出たことはありませんでした
-
0:24 - 0:26コンピュータを使ったことはなく
-
0:26 - 0:30インターネットも見たことがありませんでした
-
0:30 - 0:35当日 ステージの上で私はとても緊張していたんです
-
0:35 - 0:39英語が出てこなくなって
-
0:39 - 0:41吐きたくなりました
-
0:41 - 0:45(笑)
-
0:45 - 0:49あんなにたくさんのアズングに囲まれたのは初めてでした
-
0:49 - 0:51白人のことです
-
0:51 - 0:54(笑)
-
0:54 - 0:57前回 話さなかった話があります
-
0:57 - 1:00今は晴れやかな気分なので
-
1:00 - 1:03今日はその話をしたいと思います
-
1:03 - 1:05私は7人兄妹で
-
1:05 - 1:09そのうち男は私だけです
-
1:09 - 1:14これは父と小さかった時の私です
-
1:14 - 1:17科学の驚異に気がつく前の私は
-
1:17 - 1:19貧しい農民の国にいる―
-
1:19 - 1:22ごく普通の農民でした
-
1:22 - 1:26みんなと同じく トウモロコシを作っていました
-
1:26 - 1:31ある年 私たちの運命は激変しました
-
1:31 - 1:362001年にひどい飢饉に見舞われたのです
-
1:36 - 1:435か月もしないうちにマラウィ人みんなが餓死し始めました
-
1:43 - 1:47私の家族は夜に一度だけ食事をしました
-
1:47 - 1:51みんなでンシマを分けると 3口分にしかなりません
-
1:51 - 1:53食べても体には何も残らず
-
1:53 - 1:57やせ衰えていきます
-
1:57 - 2:00マラウィで中等学校に行くには
-
2:00 - 2:02授業料を納入しなければいけません
-
2:02 - 2:08私は飢餓のために学校を中退せざるを得ませんでした
-
2:08 - 2:10私は父を眺め
-
2:10 - 2:12乾ききった畑を眺めました
-
2:12 - 2:16そこには受け入れられない将来がありました
-
2:16 - 2:20私は学校にいられることが幸せでした
-
2:20 - 2:25ですから 私は教育を受けられるなら
-
2:25 - 2:27なんでもやろうという気持ちになりました
-
2:27 - 2:29そして図書館へ行きました
-
2:29 - 2:33科学系でも特に物理の本を読みました
-
2:33 - 2:35英語はよく読めませんでした
-
2:35 - 2:38図解の周りに書かれている言葉を
-
2:38 - 2:43学ぶために図解や絵を使いました
-
2:43 - 2:47ある本から風車の実用的な知識を得ました
-
2:47 - 2:53その本は風車は水を汲みあげて発電できると書いてありました
-
2:53 - 2:56水を汲み上げられれば灌漑ができます
-
2:56 - 2:58その当時 見舞われていた―
-
2:58 - 3:02飢餓への防衛策となります
-
3:02 - 3:06ですから私は自分の風車を作ることにしました
-
3:06 - 3:09でも 材料がありませんでした
-
3:09 - 3:11私は廃品置き場へ行って
-
3:11 - 3:14材料を集めました
-
3:14 - 3:18母を含むいろんな人が
-
3:18 - 3:20私は狂ってると言いました
-
3:20 - 3:22(笑)
-
3:22 - 3:24ラジエータファン 緩衝器
-
3:24 - 3:26ポリ塩化ビニールパイプを見つけました
-
3:26 - 3:29自転車の車輪と古い自転車の
-
3:29 - 3:33ダイナモを使って 私は
-
3:33 - 3:35装置を組み立てました
-
3:35 - 3:38初めは電灯が一つでしたが
-
3:38 - 3:414つまで取り付けました
-
3:41 - 3:46スイッチもつけ ある絵を参考に作った―
-
3:46 - 3:50ブレーカーまで作りました
-
3:50 - 3:54別の装置が灌漑用の
-
3:54 - 3:57水を汲み上げます
-
3:57 - 4:00私の家の前には人が列を作り始めました
-
4:00 - 4:02(笑)
-
4:02 - 4:04携帯電話の充電をするためです
-
4:04 - 4:08(拍手)
-
4:08 - 4:10追い払うことは出来ませんでした
-
4:10 - 4:12(笑)
-
4:12 - 4:15リポーターもやって来ました
-
4:15 - 4:17それがブロガーへと伝わって
-
4:17 - 4:22それがTEDいうところからの電話に繋がったのです
-
4:22 - 4:24以前は飛行機を見たことがありませんでした
-
4:24 - 4:27ホテルに宿泊したこともありませんでした
-
4:27 - 4:31だからアルーシャでのステージでは
-
4:31 - 4:34英語が出てこなくなったのです
-
4:34 - 4:37私が言ったのは “私はやってみて
-
4:37 - 4:41そして作りました” というようなことです
-
4:41 - 4:43私のように 夢を追うにも
-
4:43 - 4:46困窮しているアフリカ人や
-
4:46 - 4:49貧しい人みんなに向けて
-
4:49 - 4:53言いたいことがあります
-
4:53 - 4:55神のご加護がありますように
-
4:55 - 4:59いつか これをインターネットで見ることがあるでしょう
-
4:59 - 5:04自分を信じてください と私は言いたいです
-
5:04 - 5:06何が起ころうとも諦めないで
-
5:06 - 5:08ありがとうございます
-
5:08 - 5:38(拍手)
- Title:
- ウィリアム・カムクァンバ: 私がやって見せた風力発電
- Speaker:
- William Kamkwamba
- Description:
-
貧困と飢饉という環境の中、マラウィ人の少年が14歳にして自家発電用の風車を作りました。現在22歳になったウィリアム・カムクァンバが2度目のTEDステージで、彼自身の人生を変えた心を打たれる発明品の話をします。
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 05:39