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第一次世界大戦のはじまり

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    前回のビデオでは
    オーストリア・ハンガリー帝国の
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    王位後継者である
    フランツ・フェルディナント大公の
  • 0:09 - 0:12
    暗殺について
    お話しました
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    前回のビデオから
    オーストリア・ハンガリー帝国は
  • 0:14 - 0:17
    暗殺事件を快く思っていなかったことが
    分かるでしょう
  • 0:17 - 0:21
    すでに
    オーストリア・ハンガリー帝国は
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    民族主義運動の発祥の地となった
    セルビア王国を
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    満足させ なだめることが
    できませんでした
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    また彼らは セルビア王国を
    すぐ下に位置する弱小国と見なしていました
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    その結果 オーストリア・ハンガリー帝国が
    セルビアに最後通牒を突きつけたのです
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    ガヴリロ・プリンツィプと
    共謀して
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    暗殺計画が実行されるような
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    状況を生み出した
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    全ての人々を処罰して
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    全責任を負わせるよう
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    最後通告をしたのです
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    そして
    セルビア王国は
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    オーストリア・ハンガリー帝国と
    戦争する気はなかったので
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    帝国に従うように
    努力しました
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    しかし その努力は
    十分ではなく
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    結果として 1ヶ月後の7月28日
    オーストリアはセルビアに宣戦布告しました
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    オーストリアが
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    セルビアに
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    セルビアに
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    宣戦布告したのです
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    では この時点まで
    オーストリア・ハンガリー帝国が
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    いいですか
    ここが セルビア小王国ですが
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    セルビアは 明らかにスラブ諸国であり
    ロシア帝国と言語的なつながりがあります
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    ロシア帝国もまた
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    スラブ諸国と
    政治的なつながりがありますが
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    ロシア帝国は
    セルビアを攻撃するのに
  • 1:32 - 1:37
    法的根拠のあるような国と
    戦争する気はありませんでした
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    セルビアは
    王位後継者を 殺害したのです
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    実は ロシア帝国は
    世界規模の 大規模な
  • 1:41 - 1:43
    小競り合いを することになど
    興味はなかったのです
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    つまり 大戦争の勃発は
    ロシア人やオーストリア人の重大な計算ミスだったのでした
  • 1:47 - 1:52
    ロシア人は戦争について
    快く思っていませんでした
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    単にロシア帝国は
    セルビア人と深いつながりがあり
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    ロシア人は
    セルビア人を守る必要性を感じていたのです
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    さもなければ ロシアは
    ただ オーストリア人を怖がらせるために
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    軍隊を動員したかったのだとも
    言えます
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    ロシア帝国が
    本当にセルビアを守りたかったのだろうと
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    オーストリアを
    怖がらせるために動員したのであろうと
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    とにかく ロシアは
    軍隊を動員し始めたのです
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    そうです
    ロシア帝国は軍隊を集め出したのです
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    ロシア人は
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    軍隊を動員し始めたのです
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    そして まさにここが
    全ての同盟群が実際に動き出すところです
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    いくつか前のビデオで
    お話しした同盟群を覚えていますか
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    1879年に遡ってみると
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    ロシア帝国の攻撃から
    お互いの国を守るために
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    そして実際に ロシアが攻めてきて
    あるいは軍を動員した時に備えて
  • 2:40 - 2:44
    ドイツとオーストリア・ハンガリー帝国の間では
    二重同盟を組まれていました
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    だからドイツは
    オーストリア・ハンガリー帝国を
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    ロシアから守る義務があるのです
    また 他国から攻撃された場合
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    相互に 軍事的支援を行うことを定めた
    露仏軍事同盟が
  • 2:58 - 3:00
    1892年に
    成立していたことを思い出して下さい
  • 3:00 - 3:03
    よってドイツの考えでは
    この独墺同盟に調印したことを考えると
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    ロシアが かなり
    軍備を拡大しているので
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    ある程度
    戦争を熱望していたことになります
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    そして
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    単にロシアと戦う可能性がある
    というだけではなく
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    ちょうどここに
    露仏がこの同盟を結んでいたので
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    ドイツは驚くべきかなり速いスピードで
    露仏両国に宣戦布告したのでした
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    8月1日
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    8月1日
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    ドイツは
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    ロシアに
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    ロシア帝国に
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    ロシア帝国に
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    宣戦布告しました
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    そして次に
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    8月3日に
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    8月3日に
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    ドイツ帝国は
    フランスに宣戦布告しました
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    どちらか一方だけに
    宣戦布告するということは
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    できないと思ったからです
    ロシアにこれ以上大量に軍を
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    動員されたくなかったので
    ドイツ帝国は早急に宣戦布告したいと思っていました
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    実はドイツが
    ここまで早急にしたのは
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    オーストリアが
    セルビアに宣戦布告してから3日が経ち
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    フランスに宣戦布告してから
    2日が経っていました
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    ドイツ帝国はすでに
    戦争に足を踏み入れているということを示しています
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    突然侵略する
    あるいは宣戦布告するいうのは冗談ではありません
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    つまりドイツ帝国は
    このことに準備していたのです
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    そして ちょうどここですが
    このことは
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    宣戦布告する理由を
    与えていたのです
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    したがって ドイツ帝国やオーストリアは
    3国全てに宣戦布告したのです
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    ドイツはロシアとフランスに対して
    オーストリアはセルビアに対してです
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    簡単にフランスに侵攻するためには
    文字通り
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    ここを乗り越え
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    つまり
    ベルギーを越していけば
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    良かったのです
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    ベルギーを
    乗り越えていくのです
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    しかし考えてみると ドイツ帝国は
    どこにいたのでしょうか
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    そこには
    75年来の協定があったのです
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    1839年に締結されたロンドン条約です
    第7条では
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    大英帝国は ベルギーの中立を守ると
    定めています
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    ドイツ帝国は
    大英帝国と戦争をする気はありませんでした
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    大英帝国は強大な軍隊を持っており
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    特にイギリスの海軍は
    最強でした
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    「今から ロシアとフランスを相手にしよう」
    と言い
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    大英帝国に手を伸ばして
    「分かっていますよね?」
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    「1839年に締結された 75年来の
    ちょっとした古い条約があるけれど」
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    「まさか本気にしていませんよね?
    我々ドイツがベルギーを通らなければならない場合
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    「この古い条約を忠実に守るんでしょうか?
    (しませんよね?)」
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    そして大英帝国は
    「いいや 我々はベルギーとの条約を」
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    「忠実に守ります」と返答するでしょう
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    大英帝国が
    ドイツのフランス侵攻を
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    阻止したかったことは
    明らかでした
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    そして
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    8月4日
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    8月4日
  • 5:28 - 5:29
    8月4日
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    ドイツ帝国が
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    フランス侵略のために
    ベルギーへ侵攻した日
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    このドイツのベルギー侵攻が
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    大英帝国がドイツに宣戦布告する
    法的根拠となったのです
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    大英帝国が
    ドイツ帝国に宣戦布告したのです
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    大英帝国が
    ドイツ帝国に宣戦布告したのです
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    大英帝国が
    ドイツ帝国に宣戦布告したのです
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    大英帝国が
    ドイツ帝国に宣戦布告したのです
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    大英帝国が
    ドイツ帝国に宣戦布告したのです
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    オーストリアのフランツ・フェルディナンド大公が暗殺されてから以降
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    この(独英)宣戦布告にいたるまでの3ヶ月にわたる経緯をずっと話してきました。
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    この宣戦布告にいたるまでの3ヶ月にわたる経緯をずっと話してきました。
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    まず、ヨーロッパの主要な力関係を理解してください。そうすれば、
  • 6:05 - 6:06
    その主要大国が帝国を形成してきた過程が理解できるでしょう。
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    そして、まもなく、世界の国々が大戦に
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    巻き込まれていくのです。
  • Not Synced
    サラエボ事件から英国の対独宣戦布告まで(第一次世界大戦のはじまり)
  • Not Synced
    サラエボ事件から英国の対独宣戦布告まで(第一次世界大戦のはじまり)
Title:
第一次世界大戦のはじまり
Description:

サラエボ事件(オーストリアのフランツ・フェルディナンド大公がセルビア成年に暗殺された事件)から英国がドイツに宣戦布告し、第一次大戦が始まります。

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Video Language:
English
Duration:
06:12

Japanese subtitles

Incomplete

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