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こんばんは
今夜は来てくれてありがとう
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このチャンネルをずっと見ている人は
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私が服飾や歴史的なファッションに
関心があることをご存知だと思います
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そこで 少しでもその魅力を
皆さんと共有したいと思ったんです
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今夜のビデオでは 私がロールプレイで使用した
衣装についてお話したいと思います
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ときどき作る小道具の動画みたいな感じです
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そして どうしてこれらのドレスを
選んだのかについても話します
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私のお気に入りもいくつか紹介しますね
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始める前に言っておきたいのですが
私は洋裁師ではありません
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デザインや 一部の手直しは時々しますが
衣装を作ることはありません
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そして専門家ではないので
正確な歴史は分かりません
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なので もし興味があるのなら
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概要欄に歴史的なファッションに詳しい
YouTubeチャンネルのリンクを載せておきますね
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そうそう
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私の全ての衣装が
ここにあるわけではありません
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もう使わないものは売ってしまったんです
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私のタンスは大きくなりませんからね
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では
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始めましょう
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衣装を考え始めるときには
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動画の舞台となる時代やファンタジーの世界観は
すでに決まってることが多いです
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なので 映画はもちろん 叢書や絵画などからも
ヒントを求めています
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例えば 最新のロールプレイの
「フランスの宮廷でのゲーム」の衣装は
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2006年の映画「マリー・アントワネット」での
キルステン・ダンストの衣装を参考にしています
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そして時には 私のお気に入りの
歴史的なファッションの本にも目を通します
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「王室のドレス」というロールプレイの
着想を得たのはこの本からです
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この2着のドレスが
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ドレスのデザインを決めるヒントになりました
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そして イメージが固まったら
その衣装の簡単なスケッチを1~2枚描きます
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そうすると 何が必要なのかが分かるんです
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ここに例がいくつかあります
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かなり昔のものです
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これはスチームパンクの女性が登場する眼科医の
1作目のときのスケッチです
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ベルトやコルセットをつけようと
思っていたんです
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だけど 最終的にはシンプルにしました
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こっちはもっと最近のものです
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これは「森の中の薬屋」のために描いたものです
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「アウトランダー シリーズ」の
クレアの衣装からアイデアをもらって
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Etsyで様々なショップのものを購入しました
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お見せしますね
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まずは ジャケットです
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濃い紺色のリネンで作られてます
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着心地がとても良いんです
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そして これは胸当てです
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ジャケットをひもで締める前に
腹部に置くんです
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それから スカートもあります
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ウールで作られてます
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とても重いので
これを着て森の中を歩くのは少し大変でした
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でも とても着心地が良いんです
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それから
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ショールについては
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私が本当に大好きな赤いショールを着ている
クレアの写真を検索して
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母に編んでもらいました
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なので 一点ものなんです
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私はウールを買っただけですが
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手に入りました
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さて 他に何があったかな
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このスケッチは気に入ってるんです
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これは「杖の販売人」をイメージしたものです
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仕上がりは これにとても近いものになりました
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この衣装については
もう少し詳しく見ていきましょう
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ここにショールが描いてありますが
やり過ぎかなと思ったので省略しました
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これも昔のものです
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これは「クリスマス・キャロル」の
ロールプレイのものです
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とても簡単です
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とてもシンプルな
緑色のベルベットのドレスを買って
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フェイクファーの襟を付けて
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ディケンズの本の描写に
なるべく近づけるようにしました
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これは薬屋のロールプレイの1作目のものです
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さて 最後にもう1つ
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これは「王室のドレス」の
ロールプレイのものです
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このドレスを着たのはほんの数秒だけですが
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それでも コルセットは
着心地が全く良くないことが分かりました
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今後はコルセットを避けたいので
このドレスはおそらく売ってしまうと思います
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それにしても とても美しい作品でした
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私のスケッチじゃなくて
ドレスのことですよ
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スケッチについてはこれで終わりです
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それでは 布地のことも少し話したいと思います
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先ほども言いましたが
私の衣装はいつも史実通りとは限りません
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だけど なるべく本物の雰囲気が出るような
生地選びをしたいと思ってます
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私の一番のお気に入りはリネンです
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リネンの見た目 風合い 通気性 柔らかな肌触り
すべてが大好きです
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そして とても環境にやさしい素材なんです
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だから 私にとって最高の生地です
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こっちはかなり厚みがあるもので
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こっちはとても薄いものです
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また「荘園の貴婦人」や「デュメ夫人」みたいな
貴族の役柄の衣装が必要なときは
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光沢のある さらさらした生地を
探すようにしています
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そういったときにはいつも
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昔の生地に似た
高品質の合成繊維の布を探します
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例えばこれは シルクを模したものです
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こっちは本物のシルクです
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わざと傷がつけてあるのがとても素敵なんです
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天然素材じゃなくても良質な生地なので
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とても長持ちするし
何度でも着ることができます
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そして 本物のシルクよりとても安いです
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デュメ夫人のドレスも同じです
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これは生地の見本です
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生地屋で買って
仕立て屋に送ったんです
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さっきのものほど美しくはありませんが
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紫色の光沢みたいなものがあります
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映ってるか分かりませんけど
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これは余ったフリルです
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ガウンの前面に付けるために
仕立屋の人が作ってくれました
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とても素敵な細工です
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そして 私が大好きな天然素材の布地の1つに
綿製のビロードがあります
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かなり厚みがありますが
とても柔らかくて光沢も少しあるので
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衣裳の感じによって
カジュアルにもフォーマルにもなります
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汎用性が高いし とても素敵です
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でも かなり厚みがあるので
加工するのは 少し大変なんです
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次に 私のお気に入りの衣装を3着お見せします
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まずは 綿製のビロードを使ったものです
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さて
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この衣装はいくつかの衣類を
合わせて作ってあります
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ジャケットはドイツのファッションデザイナーで
洋裁師のビルギットに作ってもらいました
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前面は濃いワインレッドの
ベルベット生地を使っています
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そして 背面は
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濃いピンクのリネンです
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調節ができます
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彼女はとても親切で
この美しい金色の刺繍をつけてくれました
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魔法の杖に使われている羽根を
イメージしています
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そして 杖を入れる袋の飾りは
彼女の娘が作ってくれました
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才能あふれる一家です
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シャツはEtsyで購入しました
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厚手のリネンで出来ています
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残念ながら 私には少し大きかったんですが
このデザインは気に入ってます
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ヴィクトリア朝やエドワード朝の様式に
とても似ているんです
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つまり19世紀の末期から20世紀の初頭ですね
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襟と袖にフリルがついていて
繊細な作りになっています
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私はフリルが好きなんです
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スカートはウールで出来ていたと思います
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中古品を売っているサイトで見つけたんです
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おそらく30年か40年前のものだと思います
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「ダークアカデミア」みたいな雰囲気で
とても古典的な感じです
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そして最後に アスコットタイです
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アスコットで合ってますか?
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これを首に巻いてます
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これも中古のものです
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生地はよく分かりません
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サテンか何かだと思います
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とても軽くて とても上品です
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次は…
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この衣装は間違いなく私のお気に入りの一つです
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ウクライナのファッションデザイナーの
ナタリアに作ってもらいました
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彼女の衣装は 常に体型を美しく見せてくれる
完璧なフィット感で 本当に素晴らしいです
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このドレスは 15世紀末のダ・ヴィンチの絵画
「ミラノの貴婦人の肖像」に着想を得たものです
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先程 紹介したように
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これは 玉糸のような合成繊維の生地です
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そして 前面と取り外しができる袖には
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白い木綿の裏地が付いています
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襟元には 金色の刺繍が施されています
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黒いベルベットの上に
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そして シャツは
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このドレスのために
特別にデザインしてもらいました
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もちろん 白いリネンで作られてます
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また コイフという頭巾は
別のEtsyの店で見つけました
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いかにも「チューダー朝」風です
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色も完全に揃っています
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そして 最後に紹介するのは
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フランス語の教師の衣装です
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リトアニア人の2人姉妹が経営する
Etsyショップで購入しました
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これは 全てリネンで作られています
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なので とても柔らかいんです
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19世紀末のアメリカのファッションに
着想を得たんだと思います
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日常的に着るための服なので
史実的な衣装というわけではありません
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ファスナーがついてます
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でも このデザインはとても気に入ってるんです
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動画で作りたかったスタイルや
雰囲気にぴったりでした
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細部が素敵なんです
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素敵なボタン
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これで以上です
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先ほど言ったように 他にもたくさんの
大好きな衣装や仕立て屋があります
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もっと知りたい方のために
概要欄にリンクを載せておきます
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ご覧いただきありがとうございました
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そして いつものように
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とても良い夜を過ごせますように