ジェイミー・オリバー 「子ども達に食の教育を」 (TED Prize授賞講演)
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0:00 - 0:02残念ながら
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0:02 - 0:05ここで18分お話している間に
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0:05 - 0:084人のアメリカ人が
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0:08 - 0:10死ぬのです
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0:10 - 0:13食が原因です
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0:13 - 0:17僕はジェイミー・オリバー
34歳です -
0:17 - 0:19イギリスのエセックス出身です
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0:19 - 0:22この7年間ずっと
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0:22 - 0:25人の命を救うため
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0:25 - 0:28自分なりに努力してきました
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0:28 - 0:30僕は医者ではなく
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0:30 - 0:32シェフです
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0:32 - 0:34高価な設備もなければ
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0:34 - 0:36薬も使いません
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0:36 - 0:39情報と教育だけです
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0:39 - 0:42人生の最良の部分へと
結び付ける -
0:42 - 0:45家庭の中心に
食の持つ力があると -
0:45 - 0:49僕は強く信じています
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0:51 - 0:53現状は
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0:53 - 0:57とてもひどいものです
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0:58 - 1:01アメリカなんて最悪です
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1:01 - 1:05世界でも有数の不健康な国です
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1:05 - 1:07ちょっと手を上げて下さい
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1:07 - 1:10お子さんをお持ちの方
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1:10 - 1:12手を上げて下さい
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1:12 - 1:13伯母さんや叔父さんも
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1:13 - 1:16手を上げて下さい
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1:16 - 1:18殆どですね
結構です -
1:18 - 1:21過去4世代の大人達が
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1:21 - 1:24子ども達に与えたもの それは
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1:24 - 1:26親よりも短い
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1:26 - 1:29寿命です
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1:29 - 1:32皆さんの子どもの寿命は
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1:32 - 1:34皆さんより10年も短いのです
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1:34 - 1:37原因は私たちが子どもに
与えている食べ物にあります -
1:37 - 1:40アメリカ人の3分の2は
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1:40 - 1:43統計上 太り気味か肥満
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1:43 - 1:46まだ肥満でない方も いずれ
そうなりますから ご心配なく -
1:46 - 1:47(笑)
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1:47 - 1:48そうでしょ?
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1:48 - 1:51不健康を示すデータは
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1:51 - 1:53とても明確です
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1:53 - 1:56みんな事件や殺人ばかり
恐れていて -
1:56 - 2:00新聞やCNNでもよく
報道されてますよね -
2:00 - 2:03でも殺人は一番下なんですよ
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2:03 - 2:04そうでしょ?
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2:04 - 2:06(笑)
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2:06 - 2:11(拍手)
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2:11 - 2:13この赤の部分は全て
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2:13 - 2:15食に関する病気です
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2:15 - 2:18医者や専門家なら
知っている事です -
2:18 - 2:21食に関する病気が
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2:21 - 2:24今日のアメリカの
一番大きな死因だと -
2:27 - 2:29これは世界的な問題です
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2:29 - 2:31最悪です
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2:31 - 2:33世界中に広がっています
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2:33 - 2:35イギリスも すぐ後に続いています
いつものことながら -
2:35 - 2:39(笑)
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2:39 - 2:42まだ追い越すまではいきませんが
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2:42 - 2:44革新が必要です
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2:44 - 2:47メキシコ オーストラリア
ドイツ インド 中国も -
2:47 - 2:50肥満と不健康の問題を
抱えています -
2:51 - 2:53タバコ問題は
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2:53 - 2:56肥満よりずっと安上がり
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2:56 - 2:59アメリカが負担する
肥満のコストは -
2:59 - 3:02医療費全体の10%
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3:02 - 3:05毎年1千5百億ドル
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3:05 - 3:0810年後には2倍になり
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3:08 - 3:10年間3千億ドルなると
予想されています -
3:10 - 3:13正直いって
そんなお金ないでしょう? -
3:13 - 3:16(笑)
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3:16 - 3:19食の革命を始める為に
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3:19 - 3:22僕はアメリカにやって来ました
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3:22 - 3:25今こそ その時です
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3:25 - 3:27放っておいたら
大変なことになります -
3:27 - 3:297年間ずっと
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3:29 - 3:31アメリカで頑張ってきました
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3:31 - 3:34今こそ行動を起こす時です
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3:34 - 3:36問題の渦中にある
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3:36 - 3:39ウェストヴァージニア州に行きました
全米で最も不健康な州— -
3:39 - 3:41それは去年のランキングで
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3:41 - 3:44今年 最悪なのは別の州ですが
来年はまたそちらで がんばります -
3:44 - 3:45(笑)
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3:45 - 3:46ハンティントン
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3:46 - 3:48ウェストヴァージニア州の
きれいな町です -
3:48 - 3:51今では見慣れた
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3:51 - 3:53統計の背後にいる
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3:53 - 3:55個々の人間に
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3:55 - 3:57目を向けたいのです
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3:57 - 4:00僕が気に掛けている
人たちを紹介します -
4:00 - 4:01皆さんの隣人や
子どもとかわりません -
4:01 - 4:04親しくなった
ブリタニーの写真です -
4:04 - 4:0616歳です
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4:06 - 4:09寿命は あと6年
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4:09 - 4:12原因は食生活です
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4:12 - 4:15現代的食生活になって
3世代目の彼女は -
4:15 - 4:17正しい食生活を知りません
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4:17 - 4:19家や学校で料理を教わらず
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4:19 - 4:22母親や祖母からも全くなし
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4:22 - 4:25あと6年しか生きられません
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4:25 - 4:27食が肝臓を死に至らせます
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4:27 - 4:30エドワーズ家のステーシーです
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4:30 - 4:32普通の家庭ですよ
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4:32 - 4:35手を抜いているわけではなくても
彼女も3世代目なので -
4:35 - 4:37家庭や学校で料理について習っていません
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4:37 - 4:39家族全員 肥満です
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4:39 - 4:40ジャスティン 12才
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4:40 - 4:41体重約160キロ
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4:41 - 4:43彼はいじめにあっているんですよ
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4:43 - 4:45娘のケイティ 4才です
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4:45 - 4:48小学校にも行かないうちから
肥満です -
4:48 - 4:51マリッサは問題ありません
皆さんと同じです -
4:51 - 4:54でも肥満の問題を
抱えていた父親は -
4:54 - 4:56彼女に見守られながら
亡くなりました -
4:56 - 4:58彼女の人生で二番目に
大切だった男性 -
4:58 - 5:01叔父さんも
肥満で亡くなりました -
5:01 - 5:04彼女の義理の父も肥満です
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5:04 - 5:06問題は
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5:06 - 5:08肥満や食生活系の病気は
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5:08 - 5:10当人を傷つけるだけでなく
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5:10 - 5:12すべての友人や家族
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5:12 - 5:14兄弟姉妹に影響するのです
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5:14 - 5:16スティーヴ牧師です
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5:16 - 5:20ウェストバージニア州ハンティントンでの
最初の協力者です -
5:20 - 5:24この問題を間近に見る立場にいます
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5:24 - 5:26彼は亡くなった人を
送り出さなければならないのです -
5:26 - 5:29友達や家族 地域の人を
埋葬しなければならないことに -
5:29 - 5:31うんざりしています
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5:31 - 5:35冬になると
3倍の人が亡くなります -
5:35 - 5:36もうたくさんです
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5:36 - 5:39これは予防できる病気
命の無駄です -
5:39 - 5:42これが使われる お棺です
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5:42 - 5:45こんなの大変です
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5:45 - 5:48ドアの外にも運べません
真面目な話です -
5:48 - 5:50フォークリフトで
運ばなくてはなりません -
5:50 - 5:53私たちの食の風景は
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5:53 - 5:55家庭と学校と店からなっています
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5:55 - 5:56これを理解して頂きたい
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5:56 - 5:57ご存知かもしれませんが
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5:57 - 5:59簡単に説明します
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5:59 - 6:00過去30年において
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6:00 - 6:02この国を損なう何があったか?
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6:02 - 6:04率直に正直に言いましょう
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6:04 - 6:07現代的な生活様式です
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6:07 - 6:09まず店から始めましょう
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6:09 - 6:12ファストフードは国中を
乗っ取りましたよね -
6:12 - 6:15大手ブランドが持つパワーは
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6:15 - 6:17この国ではとても大きいのです
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6:17 - 6:20スーパーマーケットも同じです
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6:20 - 6:22大企業ですね
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6:22 - 6:2530年前 食材の大半は
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6:25 - 6:28地元生産で新鮮でした
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6:28 - 6:31今ではたいていが加工食品で
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6:31 - 6:34添加物など余分な成分で
いっぱいです -
6:34 - 6:37食事の量も大きな問題です
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6:37 - 6:40食品表示も大きな問題です
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6:40 - 6:43この国の表示はひどいものです
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6:43 - 6:47この業界は 審査を
自分達で行っており -
6:47 - 6:50内輪で規制管理を
行っているのです -
6:50 - 6:53このような風潮では
そんなのダメです -
6:53 - 6:57砂糖だらけのモノを「低脂肪」と
宣伝するなんてひどいものです -
6:57 - 6:59次に家庭です
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7:00 - 7:02家庭で最大の問題は
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7:02 - 7:04かつては 食事や
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7:04 - 7:07食文化を伝える中心として
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7:07 - 7:10社会を築いていましたが
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7:10 - 7:11それも過去のことで
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7:11 - 7:14みんな外で仕事する
ようになりました -
7:14 - 7:16生活様式の変化に応じて
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7:16 - 7:18全体像で見直す必要があります
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7:18 - 7:20一歩下がって バランスを
見直すべきです -
7:20 - 7:2330年間 これは放置されました
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7:23 - 7:26これからお見せするのは
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7:26 - 7:29どこにでもいるような家族
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7:29 - 7:31エドワード一家です
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7:31 - 7:33(ビデオ) ジェイミー: 話し合おう
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7:33 - 7:36これが全部あなたや
家族の体に入るんだよ -
7:36 - 7:38毎週
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7:38 - 7:44これが子どもの寿命を
縮めているんだよ -
7:44 - 7:46どう思う?
-
7:46 - 7:49ステーシー: 今はただ悲しくって
落ち込んでいるわ -
7:49 - 7:52でも子ども達に満足な人生を
生きてほしい -
7:52 - 7:55でも これではそれができない
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7:55 - 7:58だって私が殺してしまうから
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7:58 - 8:01ジェイミー: そうだね
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8:01 - 8:04でも それは止められるんだよ
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8:07 - 8:11これが普通の家庭なんです
次に学校を見てみましょう -
8:11 - 8:14僕の得意分野でもあります
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8:14 - 8:16学校
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8:16 - 8:19学校って何? 発明したのは誰?
目的は何? -
8:19 - 8:22学校教育とは
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8:22 - 8:25創造性を育てたり
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8:25 - 8:28将来 仕事に就けるよう
教えるのが目的です -
8:28 - 8:31長い間 この狭い定義に
基づいていました -
8:31 - 8:32そうですね?
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8:32 - 8:34そこから余り進化せず
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8:34 - 8:37アメリカの健康問題に
対処出来ていないのです -
8:37 - 8:40学校給食というのは
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8:40 - 8:431日に3千1百万もの子どもが
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8:43 - 8:461日2食
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8:46 - 8:49朝食と昼食を
年間で180日食べます -
8:49 - 8:52学校給食は大変重要だと
言えますね -
8:52 - 8:55状況から判断する限り—
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8:55 - 8:58(笑)
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9:00 - 9:02僕が不満をぶちまけるのを
-
9:02 - 9:05皆さんお待ちのことと思いますが—
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9:05 - 9:07(笑)
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9:07 - 9:10その前に大切な事を言います
-
9:10 - 9:13これから3ヶ月で
-
9:13 - 9:14魔法が起きることに
期待してます -
9:14 - 9:18アメリカの給食おばさんや
給食コックさん -
9:18 - 9:21僕は彼らの大使となることを
約束します -
9:21 - 9:23何も彼らを非難しているのでは
ありません -
9:23 - 9:25彼らは一生懸命やっています
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9:27 - 9:29最善を尽くしています
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9:29 - 9:31言われた通りにしているのですが
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9:31 - 9:34その言われた事が間違っています
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9:34 - 9:37会計士に管理されたシステムで
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9:37 - 9:39食の知識がある人は
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9:39 - 9:41ほとんど 全く関わっていません
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9:41 - 9:43これが問題です
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9:43 - 9:45食の知識がなく
予算がきつくなれば -
9:45 - 9:47最近そうなっていますが
工夫のしようがありません -
9:47 - 9:50うまく問題をかわして
新しい事を考えることもできません -
9:50 - 9:52会計士で データを
チェックするだけなら -
9:52 - 9:55この状況下で出来る事と言えば
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9:55 - 9:57安い粗悪なものを買うことのみです
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9:57 - 9:59現実に
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9:59 - 10:01子ども達が毎日食べているのは
ファストフードです -
10:01 - 10:03高度に加工され
-
10:03 - 10:05新鮮な食料はあまり
含まれていません -
10:05 - 10:09添加物やE番号の多さは
信じられないほどです -
10:09 - 10:12野菜だって まったく不足してます
ポテトフライが野菜替わりです -
10:12 - 10:15朝食がピザ
ちゃんとした食器さえありません -
10:15 - 10:18ナイフやフォークは?
危険すぎだと -
10:18 - 10:20教室にハサミはあります
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10:20 - 10:22でもナイフやフォークはダメ
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10:22 - 10:24学校でナイフやフォークが使えなければ
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10:24 - 10:27地域行政のレベルで
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10:27 - 10:30ファストフードを指示しているようなもの
手で食べられるから -
10:30 - 10:32ファストフードですよ
スロッピージョーや -
10:32 - 10:34ハンバーガー フランクフルト
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10:34 - 10:38ピザ そんなものばかり
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10:40 - 10:4310%の医療費が
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10:43 - 10:46肥満に充てられ
それが2倍になるわけです -
10:46 - 10:48子どもに教育していません
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10:48 - 10:50小中学校で
子どもに食育を行うよう -
10:50 - 10:52定められていません
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10:52 - 10:54食の教育をしてないでしょう?
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10:54 - 10:56これはある小学校での映像ですが
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10:56 - 10:58イギリスでは普通の光景です
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11:01 - 11:03ビデオ:「これが何かわかる人?」
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11:03 - 11:06子ども:「 ジャガイモ」
ジェイミー:「ジャガイモ? これはジャガイモだと思う?」 -
11:06 - 11:08「これが何かわかる?」
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11:08 - 11:10「これが何かわかる?」
子ども:「ブロッコリー?」 -
11:10 - 11:12ジェイミー:「これは何だと思う?」
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11:12 - 11:14ジェイミー:「君は これ何かわかる?」
子ども:「セロリ?」 -
11:14 - 11:17ジェイミー:「違う これは何だと思う?」
子ども:「タマネギ」 ジェイミー:「タマネギ?違う」 -
11:17 - 11:20ジェイミー: すぐに解りますね
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11:20 - 11:23子ども達は食物がどこから来ているか
知らないのです -
11:23 - 11:25ジェイミー:「これを知っている人?」
子ども: 「エーッと 梨」 -
11:25 - 11:27ジェイミー:「これは何だと思う?」
子ども:「知らない」 -
11:27 - 11:29ジェイミー: それが何か知らなければ
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11:29 - 11:33食べることもありません
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11:33 - 11:34(笑)
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11:34 - 11:37ジェイミー: これが普通なんです
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11:37 - 11:39イギリスでもアメリカでも
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11:39 - 11:41どうやったら直せると思いますか?
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11:41 - 11:431時間の授業2回で
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11:44 - 11:46子どもに学校で
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11:46 - 11:49食の教育を与えればいいんです
-
11:49 - 11:54(拍手)
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11:54 - 11:56皆さんに お話ししたい
ことがあります -
11:56 - 11:59僕らの問題を典型的に
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11:59 - 12:02示す例です
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12:02 - 12:06とても基本的なモノ 牛乳です
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12:06 - 12:08全ての子どもが学校で牛乳を飲みます
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12:08 - 12:11皆さんの子どもは学校で朝食と昼食に
牛乳を飲みますね? -
12:11 - 12:13牛乳を2本
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12:13 - 12:15ほとんどの子どもがそうです
-
12:15 - 12:18でも牛乳は以前程よくないのです
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12:18 - 12:20僕は牛乳自体は支持しますが
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12:20 - 12:22牛乳業界の誰かが
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12:22 - 12:24どこかの誰かに大金を払って
-
12:24 - 12:26香味料や着色料 砂糖を
-
12:26 - 12:28山ほど牛乳に入れたら
-
12:28 - 12:31子どもがもっと牛乳を飲むようになると
発見したのです -
12:31 - 12:32(手をたたく)
-
12:32 - 12:34もちろん これを真似する業界が
出てくるでしょう -
12:34 - 12:36りんご業界も リンゴ飴を提供して
-
12:36 - 12:38子ども達が もっとリンゴを
食べるようにするかもしれません -
12:38 - 12:40どういう事かわかりますか?
-
12:40 - 12:43牛乳に味をつける
必要などないのに -
12:43 - 12:45何にでも砂糖が入っていますね?
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12:45 - 12:47僕はこのようなものの
一部始終を知っています -
12:47 - 12:50全てに入っています
牛乳さえ例外でない -
12:50 - 12:52ある意味 現代的問題です
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12:52 - 12:54僕たちの牛乳 1カートンには
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12:54 - 12:56皆のお気に入りの缶ジュースと
同量の -
12:56 - 12:58砂糖が入っているのです
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12:58 - 13:00子どもはこれを日に2回飲みます
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13:00 - 13:02お見せしましょう
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13:02 - 13:06子ども1人
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13:06 - 13:111日に大匙8杯の砂糖を摂取します
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13:11 - 13:14これが1週間分
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13:14 - 13:17これが1ヶ月分
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13:17 - 13:19小学校で摂取されるー
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13:19 - 13:225年分の砂糖をここに
集めてみました -
13:25 - 13:27牛乳分のみです
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13:30 - 13:32皆さんはどうかは知りません
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13:32 - 13:35状況から判断して
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13:35 - 13:37世界中の法廷で
-
13:37 - 13:40統計や証拠を見たら
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13:40 - 13:42こんな事を許す政府は
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13:42 - 13:44幼児虐待の罪に問われるでしょう
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13:44 - 13:53僕はそう思います(拍手)
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13:53 - 13:56僕が今日 ここに来て
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13:56 - 13:59エイズや癌の治療法を
発表したのだったら -
13:59 - 14:03皆さん 競って
僕の話を聞きに来るでしょう -
14:03 - 14:06この問題が違うのは
予防可能ということです -
14:06 - 14:08これは喜ばしいことです
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14:08 - 14:10まったくもって予防可能なのです
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14:10 - 14:13僕らは問題を抱えており
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14:13 - 14:15頭の切り替えが必要です
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14:15 - 14:18世界で 何をする必要があるでしょう?
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14:18 - 14:20ここが問題です
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14:20 - 14:22一つの所だけでやっても
駄目なんです -
14:22 - 14:25気持ちを新たにして
形のある変化を起こすには -
14:25 - 14:28皆さんの目を見てこう言えるには
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14:28 - 14:30「ここから10年
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14:30 - 14:32正しい食生活を続ければ
-
14:32 - 14:35長生き出来て
-
14:35 - 14:37お子さんの命や幸せも
-
14:37 - 14:39変わって来るのですよ」
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14:39 - 14:42次にスーパーを見てみましょう
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14:42 - 14:44私たちはみなスーパーで
沢山買い物をします -
14:44 - 14:46毎週毎週
-
14:46 - 14:49一生のうちに スーパーで
いくら使うでしょう -
14:49 - 14:52欲しいモノはスーパーで
何でも手に入りますよね -
14:52 - 14:54食の大使を全てのスーパーに
-
14:54 - 14:57配置するくらい
やって欲しいものです -
14:57 - 15:00彼らは買い物を手伝い
忙しい人の為に -
15:00 - 15:02手早く作れる おいしい
季節の料理を -
15:02 - 15:04教えるのです
-
15:04 - 15:06そんなに費用はかかりません
-
15:06 - 15:08数カ所で行われていますが
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15:08 - 15:11アメリカ全土で
今すぐ行う必要があります -
15:11 - 15:14大手食品ブランドは
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15:14 - 15:16食の教育を
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15:16 - 15:18事業の中心に据えるべきです
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15:18 - 15:20口で言う程簡単ではないですよ
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15:20 - 15:22でもそれが 未来への
唯一の道です -
15:22 - 15:26ファストフード業界は
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15:26 - 15:28とても競争が激しく
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15:28 - 15:30僕はファストフードにおける
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15:30 - 15:32山ほどの機密情報や
取引を見ました -
15:32 - 15:34どうするか知っています
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15:34 - 15:36ファストフード業界は僕らを
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15:36 - 15:39砂糖や塩分 脂肪分や
その他のものに依存させるのです -
15:39 - 15:41皆さんファストフードが
大好きですね? -
15:41 - 15:44だから彼らも問題解決に必要です
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15:44 - 15:46それにはまず政府が
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15:46 - 15:49飲食業界に働きかける
必要があります -
15:49 - 15:51そして5年 6年 7年の間に
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15:51 - 15:54もの凄い量の脂肪分や
砂糖への依存から -
15:54 - 15:57脱却するようにするのです
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15:57 - 16:00さて 大手ブランドの
食品表示の話ですが -
16:00 - 16:03前にも言ったように
まったくデタラメです -
16:03 - 16:05なんとかしなければなりません
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16:05 - 16:08まず 学校
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16:08 - 16:10学校では当然 生徒に
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16:10 - 16:121年に180日間ー
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16:12 - 16:14可愛い4歳児から
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16:14 - 16:1618 20 24歳程になるまで
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16:16 - 16:18新鮮な地元の食材を
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16:18 - 16:21調理して提供するー
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16:21 - 16:23義務があります
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16:23 - 16:25子どものための新鮮で適切な食事の
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16:25 - 16:27基準が必要です
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16:27 - 16:32(拍手)
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16:32 - 16:35この状況下で重要なのは
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16:35 - 16:38すべてのアメリカの子どもが
卒業までに -
16:38 - 16:40生きていく力になる
レシピ10種を -
16:40 - 16:42覚えることです
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16:42 - 16:44ライフスキルです
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16:44 - 16:45(拍手)
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16:45 - 16:48つまり学生であろうが
若い親であろうが -
16:48 - 16:51料理の基本を
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16:51 - 16:53いろいろ応用できれば
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16:53 - 16:55次にどんな恐慌が訪れても
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16:55 - 16:57大丈夫です
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16:57 - 17:01料理が出来れば 時は
問題ではなくなります -
17:01 - 17:04職場については
取り上げていませんでした -
17:04 - 17:07企業責任として
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17:07 - 17:09従業員に何を与えるのか
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17:09 - 17:11見極める時です
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17:11 - 17:15従業員はアメリカの子ども達の
母親であり父親です -
17:15 - 17:17マリッサの父親は
彼女に手を握られながら息を引き取りました -
17:17 - 17:19アメリカ企業が従業員に
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17:19 - 17:22まともな食事を与えるようになれば
彼女も報われるでしょう -
17:22 - 17:24企業を取り残すべきではありません
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17:24 - 17:26家庭の話に戻りましょう
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17:26 - 17:28全てやり遂げられる範囲であり
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17:28 - 17:31配慮しながら商業的に行うことも
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17:31 - 17:33可能です
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17:33 - 17:35でも家庭で料理を始めることは
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17:35 - 17:37欠かせません
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17:37 - 17:39価値観として伝えていくのです
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17:39 - 17:41理想主義と思われるかもしれませんが
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17:41 - 17:431人が3人に料理の仕方を
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17:43 - 17:45教えたとし
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17:45 - 17:47その人がまた3人の友達に教え
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17:47 - 17:49これを25回繰り返すだけで
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17:49 - 17:52アメリカの全国民に行き渡ります
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17:52 - 17:55理想主義と言われても結構
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17:55 - 17:56でも 一番重要なのは
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17:56 - 17:591人ひとりの努力が
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17:59 - 18:01違いを生み出すということを
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18:01 - 18:02皆が自覚することです
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18:02 - 18:05無くしたものを
取り戻さねばなりません -
18:05 - 18:09ハンティントン・キッチン
ここが番組の舞台で -
18:09 - 18:10ゴールデンアワーに
放送されました -
18:10 - 18:13それが人々に変化を与えることを
期待します -
18:13 - 18:15僕は変化がおきると信じています
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18:15 - 18:17ここでは コミュニティーと
仕事をしています -
18:17 - 18:21学校で働き 地元で
持続的な資金も見つけ -
18:21 - 18:24地域のすべての学校を
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18:24 - 18:26ジャンクフードから新鮮な食事へと
移行させます -
18:26 - 18:281つの学校につき
6千5百ドルです -
18:28 - 18:29(拍手)
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18:29 - 18:32たったそれだけです
学校ごとに6千5百ドル -
18:32 - 18:34キッチンの維持費は
月2万5千ドル -
18:34 - 18:38これで年間5千人を
教育出来ます -
18:38 - 18:39街の人口の10%です
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18:39 - 18:41人から人へ
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18:41 - 18:43地元のコックが
地元の人に教えます -
18:43 - 18:48目抜き通りの
無料の料理教室です -
18:48 - 18:52これは本当の実質的な変化です
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18:52 - 18:55アメリカ中どこで振り返っても
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18:55 - 18:58素晴らしいことが
沢山起きています -
18:58 - 19:00沢山の美しいことがあります
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19:00 - 19:03アメリカ中で支援者が
活動しています -
19:03 - 19:06農場から学校へ
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19:06 - 19:09農園の手配や教育
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19:09 - 19:11素晴らしい人たちが
既に動いています -
19:11 - 19:13問題は彼らがやっていることを
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19:13 - 19:15次の学校へと展開したくても
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19:15 - 19:17資金がないことです
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19:17 - 19:21急いで専門家や支援者を見つけ
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19:21 - 19:24彼らが既に行っている事を
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19:24 - 19:26もっと簡単に展開できるよう
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19:26 - 19:28援助すべきです
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19:28 - 19:30アメリカの企業が
支援すべきなのは -
19:30 - 19:33オバマ夫人が
やろうとしていることです -
19:33 - 19:39(拍手)
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19:39 - 19:41変ですよね
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19:41 - 19:44イギリス人がここで皆さんに
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19:44 - 19:46こんなことを言うなんて
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19:46 - 19:49でも僕には関心があり
そして父親であり -
19:49 - 19:51この国が大好きです
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19:51 - 19:54心から信じているのはー
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19:54 - 19:57もしこの国に変化が起きれば
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19:57 - 19:59世界中が変わるということ
アメリカがやればー -
19:59 - 20:01他の国々も続きます
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20:01 - 20:03大変重要です
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20:03 - 20:10(拍手)
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20:10 - 20:12ハンティントンで
うまく行かなかった時 -
20:12 - 20:15「僕に魔法の杖があったら
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20:18 - 20:20どうするだろう?」と考えました
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20:20 - 20:24「アメリカの最も素晴らしい
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20:24 - 20:26実力者たちを前にして立ちたい」
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20:26 - 20:31その1ヵ月後 TEDから電話があって
この賞をもらうことになり -
20:31 - 20:33この場にいます
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20:35 - 20:37では 僕のTEDの願い—
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20:41 - 20:43失読症なので 読むのが遅いのを
ご容赦ください -
20:48 - 20:50僕の願いは
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20:50 - 20:52全ての子どもに
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20:52 - 20:54ちゃんとした
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20:54 - 20:58食の教育をし
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20:58 - 21:00それによって
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21:00 - 21:03家庭が再び 料理に目覚め
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21:03 - 21:07肥満と戦う力になるよう
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21:07 - 21:09皆さんから支援して頂くことです
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21:09 - 21:19(拍手)
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21:19 - 21:21ありがとうございます
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21:21 - 21:30(拍手)
- Title:
- ジェイミー・オリバー 「子ども達に食の教育を」 (TED Prize授賞講演)
- Speaker:
- Jamie Oliver
- Description:
-
ウェストバージニア州ハンティントンにおける肥満撲滅プロジェクトでのエピソードを語りながら、TED Prize 受賞者ジェイミー・オリバーが我々の食に対する無知を力一杯叩きます。
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 21:37
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Akiko Hicks edited Japanese subtitles for Teach every child about food | |
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