幻覚剤を用いた心理療法の未来
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0:02 - 0:05私にとってこの講演は
幻覚剤を用いた心理療法よりも -
0:05 - 0:07恐ろしい存在でした
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0:07 - 0:09(笑)
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0:09 - 0:12「幻覚剤を心の研究に用いることは
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0:12 - 0:15顕微鏡を生物学で使用し
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0:15 - 0:18望遠鏡を天文学で使用するのと同じだ」
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0:18 - 0:21スタニスラフ・グロフ教授の言葉です
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0:21 - 0:24彼は幻覚剤の世界的な先端研究者の1人で
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0:24 - 0:26私の恩師です
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0:27 - 0:32本日は 幻覚剤が
それを適切に用いれば -
0:32 - 0:35私たちを癒し 私たちを鼓舞し
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0:35 - 0:37私たちの命を救ってくれる力を
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0:37 - 0:39秘めていることをご紹介します
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0:39 - 0:411950年代から1960年代にわたり
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0:41 - 0:44幻覚剤研究は世界で
盛んに行われていました -
0:44 - 0:48そして精神医学分野での利用が
大変期待されていました -
0:48 - 0:50心理学や心理療法そして神経科学
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0:50 - 0:54非科学的体験の研究
などについても同様です -
0:54 - 0:57しかし幻覚剤は研究の対象から外れ
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0:57 - 0:59反体制派団体や反ベトナム戦争運動に
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0:59 - 1:02利用され始めました
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1:02 - 1:05これは幻覚剤の適切な
使い方では無かったため -
1:05 - 1:06反動を招きました
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1:06 - 1:12そして1970年 アメリカ政府は
全ての幻覚剤を非合法とし -
1:12 - 1:15全ての幻覚剤研究を
停止し始めたのです -
1:15 - 1:19この幻覚剤研究の禁止は世界中に広まり
数十年に渡り続きました -
1:19 - 1:20これは悲劇です 何故なら
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1:20 - 1:23幻覚剤はただの道具であり
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1:23 - 1:26利益が得られるか 有害かどうかは
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1:26 - 1:28使用者の使い方に委ねられるからです
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1:29 - 1:33幻覚とは「心を表面化する」を意味し
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1:35 - 1:40LSDやマジックマッシュルーム
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1:40 - 1:46メスカリンやイボガイン
その他の薬剤に関連します -
1:46 - 1:48私は18歳の時
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1:48 - 1:51当時 大学の新入生だったのですが
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1:51 - 1:54LSDとメスカリンを試しました
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1:54 - 1:58それがきっかけで
自分の感情に目を向けるようになりました -
1:58 - 2:02それは バーミツバ(ユダヤ教の成人式)
では得られなかった— -
2:02 - 2:04神との繋がりを感じることが出来ました
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2:04 - 2:06(笑)
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2:07 - 2:09両親をからかうときには
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2:09 - 2:11バーミツバで大人になれなかったので
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2:11 - 2:15両親が僕を幻覚剤に追いやった
と言ったものです -
2:15 - 2:17(笑)
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2:18 - 2:19最も重要なことは
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2:19 - 2:21幻覚剤が私に
人間が持つ人間らしさや -
2:21 - 2:25全ての生命との繋がりを
感じさせてくれたということです -
2:25 - 2:28そして他の人も
同じ内容を語っています -
2:28 - 2:32こういった体験は可能性を
秘めていると思います -
2:32 - 2:34部族主義や原理主義
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2:34 - 2:39虐殺や環境破壊などに
対する解毒薬としての可能性です -
2:39 - 2:42そこで私は自分の人生を
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2:42 - 2:44幻覚剤を用いた心理療法の合法化に向けて
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2:44 - 2:48法律を変えることに捧げようと決めました
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2:49 - 2:52(拍手)
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2:52 - 2:55幻覚剤の禁止から半世紀経った今
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2:55 - 2:59私たちは幻覚剤研究を
世界中で復興させている最中です -
2:59 - 3:02幻覚剤を用いた心理療法は
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3:02 - 3:07心的外傷後ストレス障害(PTSD)や
-
3:07 - 3:11うつ 社会不安障害 薬物依存
アルコール依存 自殺念慮などの治療に -
3:12 - 3:13大いなる可能性を示しています
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3:13 - 3:17幻覚剤心理療法は
問題の根本原因に対する -
3:17 - 3:18治療の試みであり
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3:19 - 3:21数回の薬物投与で行われます
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3:21 - 3:26これに対し 現在 精神科治療に
用いられている多くの薬剤は -
3:26 - 3:29主に症状を軽減させるだけであり
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3:29 - 3:32毎日の服用が必要です
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3:34 - 3:37幻覚剤はまた 脳機能の研究や
-
3:37 - 3:41長きに渡り解明されていない
ヒトの意識の研究を行う -
3:41 - 3:43神経科学の道具としても
使われています -
3:43 - 3:47さらに幻覚剤が生み出す
神秘的的体験は -
3:47 - 3:50瞑想やマインドフルネスとの繋がりが
指摘されています -
3:50 - 3:53つい最近発表された報告では
-
3:53 - 3:55生涯にわたり禅の瞑想を
行なっている人々が -
3:55 - 3:59瞑想の最中にシロシビンを
摂取していると書かれており -
3:59 - 4:02長期的な効能と
脳の変化を示しています -
4:03 - 4:06そういった薬物は
どのように作用するのでしょうか -
4:06 - 4:08現代神経科学での研究は
幻覚剤が -
4:08 - 4:10通常に利用される脳領域の
活動を減少させると -
4:10 - 4:13実証しています
-
4:13 - 4:15これは 私たちの自我が
形成される領域です -
4:16 - 4:18そして自我は エゴと同等であり
-
4:18 - 4:21個人の必要度と優先順位に基づいて
-
4:21 - 4:24入力情報の取捨選択を行います
-
4:24 - 4:28脳の通常領域での活動が
減少すると -
4:28 - 4:32エゴは意識の背景へと姿を潜め
-
4:32 - 4:38さらに大きな意識の一部となります
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4:38 - 4:41これは コペルニクスとガリレオが
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4:41 - 4:43望遠鏡を使用して
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4:43 - 4:44地球は宇宙の中心ではなく
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4:44 - 4:48地球より大きな太陽の周りを
回っているのだという発見を -
4:48 - 4:50人類にもたらし
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4:50 - 4:54天文学の転換点となった
ことと似ています -
4:54 - 4:57この幻覚剤による意識の変化は
一部の人にとって -
4:57 - 4:59最も重要な
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4:59 - 5:03生命に関する体験です
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5:03 - 5:07自身よりも大きな世界と
繋がった感覚を持つのです -
5:07 - 5:09自己犠牲の精神を感じ取り
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5:09 - 5:12死に対する恐怖心が無くなります
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5:12 - 5:14全ての幻覚剤が同じには働きません
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5:14 - 5:18エクスタシーやモリーという
別名で知られるMDMAは -
5:18 - 5:20根本的に異なる働きをします
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5:20 - 5:22マルセラの物語を
その事例として紹介します -
5:22 - 5:26マルセラは性的暴行による
-
5:26 - 5:28心的外傷ストレス障害を
患っていました -
5:29 - 5:32MDMAがまだ合法だった1984年
-
5:32 - 5:35私たちは出会いました
-
5:35 - 5:39それは治療目的の使用から
薬剤が外れ始める時期でもありました -
5:39 - 5:43マルセラは嗜好目的で
MDMAを試しました -
5:43 - 5:46服薬すると 過去の記憶が
彼女の意識に溢れ出し -
5:46 - 5:50彼女の自殺念慮を増強しました
-
5:51 - 5:53初めての会話の中で
私はマルセラに -
5:53 - 5:57MDMAが治療目的に用いられる場合
-
5:57 - 6:00耐え難い感情に対する恐怖を軽減し
過去のトラウマ症状を -
6:00 - 6:04乗り越えられるかもしれないと
説明しました -
6:04 - 6:07そして 共に治療を行いたいのなら
-
6:08 - 6:10自殺しないと誓ってほしいと
伝えました -
6:10 - 6:13彼女は 自殺をしないと
誓ってくれました -
6:13 - 6:15治療を重ねるにつれ
-
6:15 - 6:21マルセラは自身のトラウマ体験を
よりスムーズに より簡単に -
6:21 - 6:24辿れるようになりました
さらには レイプ犯から -
6:24 - 6:28もしこの話を誰かに漏らしたら
お前を殺すと言われた事も -
6:28 - 6:29語れるようになりました
-
6:30 - 6:34その体験が 犯人を忘れられない
原因だと気づいたのです -
6:34 - 6:39その物語や体験 心に秘めた感情や思いを
話せるようになることで -
6:39 - 6:41彼女はトラウマから
-
6:41 - 6:42解放されたのです
-
6:42 - 6:44そして彼女は
生きて自分の人生を -
6:44 - 6:46前進させようと
決めることができました -
6:46 - 6:47その瞬間 私は
-
6:47 - 6:52MDMAがPTSDの治療に
大変効果的かもしれないと気づきました -
6:53 - 6:56マルセラを治療してから
35年経った現在 -
6:56 - 6:59彼女は心理療法士として
-
6:59 - 7:04MDMAを使用したPTSDの治療法を
他の療法士に指導しています -
7:06 - 7:08では MDMAはどのように
作用するのでしょうか -
7:08 - 7:10MDMAはどのように
彼女を助けたのでしょう -
7:10 - 7:14PTSD患者の脳は
-
7:14 - 7:16健常者の脳と異なります
-
7:16 - 7:20恐怖を処理する偏桃体が
過度に活発になっています -
7:20 - 7:24そして 論理的思考を司る
前頭前野の活動が -
7:24 - 7:25低下しています
-
7:25 - 7:29さらに 短期記憶を長期記憶へ
移行させる -
7:29 - 7:32海馬の活動も低下しています
-
7:32 - 7:36MDMAはそういった脳の活動を
反対方向に変化させます -
7:36 - 7:38MDMAは偏桃体の活動を抑え
-
7:38 - 7:42前頭前野の活動を活発にし
-
7:42 - 7:45偏桃体と海馬のやり取りを
活発にします -
7:45 - 7:49トラウマ的記憶が制御され
長期記憶へ移行していくのです -
7:50 - 7:54最近 ジョンズ・ホプキンス大学の研究者が
『Nature』に投稿した論文によると -
7:54 - 7:57MDMAが オキシトシンという
愛と育成のホルモンを -
7:57 - 8:00分泌させると実証しています
-
8:01 - 8:04同研究室はタコを用いて研究を行いました
-
8:04 - 8:08タコは 発情期でない限り
社会性を持ちません -
8:08 - 8:11しかし驚いたことに
MDMAを投与すると -
8:11 - 8:13社会性が現れたというのです
-
8:13 - 8:14(笑)
-
8:15 - 8:18私がマルセラの治療にあたった数ヵ月後
-
8:18 - 8:23MDMAを用いた心理療法について
何も知らないまま -
8:23 - 8:25麻薬取締局がエクスタシーを
非合法としました -
8:25 - 8:27そこで 私はワシントンへ行き
-
8:27 - 8:31麻薬取締局本部を訪ねました
-
8:31 - 8:33そして公聴会の開催を求める
訴訟を起こしました -
8:33 - 8:36MDMAが非合法とならないよう
精神科医と心理療法医が -
8:36 - 8:40心理療法でのMDMAの
使用に関する情報を示すための -
8:40 - 8:42公聴会です
-
8:42 - 8:45公聴会の途中で 麻薬取締局は酷く動揺し
-
8:45 - 8:48緊急事態を宣言したのち
-
8:48 - 8:50全てのMDMAの使用を非合法としました
-
8:50 - 8:53そしてMDMAを合法に戻すには
-
8:53 - 8:55科学的に 医学に基づいて
-
8:55 - 8:58アメリカ食品医薬品局(FDA)の
承認過程を通す必要がありました -
8:58 - 9:03そこで 私は1986年に
非営利の幻覚剤製薬会社として -
9:03 - 9:05MAPSを立ち上げました
-
9:06 - 9:09そして FDAに提出するための
データを収集し -
9:09 - 9:12処方薬使用の承認を目指し
-
9:12 - 9:16安全性と有効性を証明する
大規模な研究の -
9:16 - 9:19第3相治験へ進むための
許可申請を行いました -
9:19 - 9:22それらの活動は2016年まで行われ
30年かかりました -
9:23 - 9:27トニーは退役軍人で
先行研究対象者の1人です -
9:27 - 9:29退役軍人省によると
-
9:29 - 9:32現在 100万人以上の退役軍人が
PTSD障害を来しています -
9:33 - 9:36そして 1日で少なくとも20人の退役軍人が
自殺をしているといいます -
9:36 - 9:39自殺の多くはPTSDによるものです
-
9:40 - 9:44トニーの治療は3か月半ほどでしたが
-
9:44 - 9:46その間に
-
9:46 - 9:49MDMAを用いた治療機会は3度ありました
-
9:49 - 9:5312回、各回90分の
薬剤を使用しないセッションを行います -
9:53 - 9:56最初の3回はMDMA投与前の準備に
-
9:56 - 10:00各回のMDMA投与後に3度づつ
治療統合の目的に行います -
10:00 - 10:04私たちはこの治療法を
「内向療法」と呼んでおり -
10:04 - 10:08患者の心理や身体の中に現れるものを
― それが何であれ -
10:08 - 10:10患者が体験するのを手助けします
-
10:11 - 10:14これはMDMAを用いたとしても
難しい治療です -
10:14 - 10:16多くの被検者は
こう言ってきました -
10:16 - 10:18「MDMAがなぜエクスタシーと
呼ばれるのか分からない」 -
10:18 - 10:20(笑)
-
10:20 - 10:23トニーは初回MDMA投与の際
-
10:23 - 10:26ソファーに横たわり 目隠しをして
-
10:26 - 10:28音楽を聴いていました
-
10:28 - 10:30そして彼が話をしたいと
思ったときにいつでも -
10:30 - 10:31男女で構成された
心理療法士チームと -
10:31 - 10:34話をしました
-
10:34 - 10:35数時間後
-
10:35 - 10:38落ち着いて 思考が明瞭になった状態で
-
10:38 - 10:42トニーは 自身のPTSDが友人と
繋がる手段だと気づき -
10:42 - 10:48私たちにそう語りました
-
10:48 - 10:52PTSDは 亡くなった友人との記憶に
敬意を表わす手段だったのです -
10:52 - 10:57トニーは 亡くなった友人の瞳を通して
自分自身を見つめ前進することができました -
10:57 - 10:59そして トニーが苦しみ
人生を浪費することを -
10:59 - 11:01彼らは望まないと気付きました
-
11:01 - 11:02自身が生きられなかった分
-
11:02 - 11:04生きて欲しいと
望んでいることに気付いたのです -
11:04 - 11:08トニーは彼らとの記憶に敬意を表す
新たな方法を見つけました -
11:08 - 11:11それは できる限り自由に
人生を歩むことです -
11:12 - 11:15さらにトニーは 痛みを抑えるため
麻薬鎮痛剤を服用していたとも -
11:15 - 11:17語りましたが
-
11:17 - 11:20実際には逃避のために飲んでいたのだと
気付きました -
11:21 - 11:24そこで今後は鎮痛剤もMDMAも
-
11:24 - 11:25服用しないと決心しました
-
11:25 - 11:27そしてトニーは研究対象から外れました
-
11:28 - 11:29これは7年前の話です
-
11:29 - 11:32トニーはPTSDから解放され
-
11:32 - 11:34以来 麻薬鎮痛剤は服用していません
-
11:34 - 11:38そして彼は今 カンボジアで
不幸に見舞われた人々の手助けをしています -
11:39 - 11:44(拍手)
-
11:44 - 11:46FDAに提出したデータは
-
11:46 - 11:49トニーを含む107名の先行研究データに
基づいており -
11:49 - 11:5523%の被験者が MDMAを用いない治療により
最終的にはPTSDを克服できたと -
11:55 - 11:58示しています
-
11:58 - 12:01この種の患者集団にしては
かなり良い結果ですが -
12:01 - 12:04MDMAを用いた場合
-
12:04 - 12:08倍以上の56%の被験者が
PTSDを克服しました -
12:09 - 12:13(拍手)
-
12:13 - 12:14しかし最も重要なことは
-
12:14 - 12:17トラウマを抑制することなく
-
12:17 - 12:19それを処理できることに気付けば
-
12:19 - 12:21自分自身で回復に向かえます
-
12:21 - 12:251年の経過観察期間後
つまり最後の治療から1年後 -
12:25 - 12:283分の2の被験者はPTSDを
再発していませんでした -
12:28 - 12:30残りの3分の1の被験者については
-
12:30 - 12:33多くの人に 臨床的に有意義な
症状の軽減が見られました -
12:33 - 12:37(拍手)
-
12:38 - 12:39このデータに基づいて
-
12:39 - 12:44麻薬取締局は MDMAが
PTSD心理療法の -
12:44 - 12:45画期的治療薬であると宣言しました
-
12:46 - 12:49FDAはまた シロシビンを
治療不可能だった うつの -
12:49 - 12:51画期的治療薬であると
宣言しています -
12:51 - 12:55さらに最近では エスケタミンを
うつ治療に用いることを承認しています -
12:57 - 13:02現在私たちは 研究の第3相治験を開始したと
胸を張っています -
13:03 - 13:05もし研究結果が
私たちの望む結果で -
13:05 - 13:08第2相治験と同様の結果であれば
-
13:08 - 13:13FDAは2021年末までに MDMAを補助に使った
PTSDの心理療法を承認するでしょう -
13:14 - 13:15もし承認されれば
-
13:15 - 13:19我々の訓練を受けた
心理療法士だけが -
13:19 - 13:23患者に対しMDMAを直接投与できる
心理療法士となります -
13:23 - 13:25そしてそのような心理療法士だけが
-
13:25 - 13:28臨床における直接監督のもと
MDMAの投与が許されます -
13:29 - 13:33数十年のうちに 幻覚剤を用いる診療所が
-
13:33 - 13:36たくさん開設されると予想しています
-
13:36 - 13:39そういった診療所では
心理療法士が -
13:39 - 13:43MDMAやシロシビン
ケタミンやその他の幻覚剤を -
13:43 - 13:46多くの患者に用いることが
できるでしょう -
13:47 - 13:49さらにそのような診療所は
-
13:49 - 13:54自己啓発活動 パートナー間の心理療法
精神的 心霊体験などに -
13:54 - 13:56幻覚剤を用いる
-
13:56 - 14:00治療センターになることも可能です
-
14:01 - 14:08人類は今 破滅と自覚の間の
競争の真っただ中にいます -
14:08 - 14:14幻覚剤の復興は
自覚の勝利を助けます -
14:14 - 14:18そして今 皆さんが座席の下を
覗き込んだとしたら -
14:18 - 14:19冗談です
-
14:19 - 14:21(笑)
-
14:21 - 14:22ありがとうございます
-
14:22 - 14:24(拍手)
-
14:24 - 14:25(笑)
-
14:25 - 14:30(拍手)
-
14:30 - 14:31ありがとうございます
-
14:31 - 14:35(拍手)
-
14:36 - 14:39(コリー・ハジム)あと数分
ここに居てください -
14:39 - 14:40ありがとうございました リック
-
14:40 - 14:42温かい聴衆ですね
-
14:42 - 14:44(ドブリン)ええ とても
-
14:46 - 14:48多くの方は「バーニングマン」に
参加されていますね -
14:48 - 14:49(笑)
-
14:49 - 14:51(ハジム)相乗効果があると思います
-
14:51 - 14:52(笑)
-
14:52 - 14:55(ハジム)さて本日の講演では
幻覚剤を用いて -
14:55 - 14:59深刻な心的トラウマを治療する方法について
お話しされましたが -
14:59 - 15:02不安障害やうつといった
より一般的な精神疾患での -
15:02 - 15:04少量投与については
-
15:04 - 15:06どのようにお考えでしょうか
-
15:06 - 15:09(ドブリン)少量投与はうつに
効果的です -
15:09 - 15:12実際うつに用いている
知人がいます -
15:12 - 15:15しかし一般的に 治療目的の場合
-
15:15 - 15:18少量投与よりもむしろ
多量投与が好まれます -
15:18 - 15:21病の根本原因を治療するためです
-
15:21 - 15:23少量投与はより創造力を高め
-
15:23 - 15:25芸術的ひらめきや集中力を上げるために
-
15:25 - 15:26使用されます
-
15:27 - 15:30さらに気分を上昇させる
力も持っています -
15:30 - 15:32ですが深刻な疾患の場合
-
15:32 - 15:35毎日服用する幻覚剤が
必要だということではなく -
15:35 - 15:37より深く 強烈な作用が必要だ
ということです -
15:37 - 15:41(ハジム)アメリカそして北米外での
-
15:41 - 15:43研究は進んでいますか?
-
15:43 - 15:45(ドブリン)はい 私たちは
国際的に拡張しています -
15:46 - 15:48実際 我々の第3相治験は
-
15:48 - 15:51イスラエル カナダ そしてアメリカで
行われています -
15:51 - 15:52FDAからの承認を得れば
-
15:52 - 15:56イスラエルそしてカナダからも
承認を得ることができます -
15:56 - 15:59そして現在はヨーロッパでの
研究を開始するところです -
15:59 - 16:03さらには中国から何人かの心理療法士を
招き訓練をしている最中です -
16:03 - 16:05(ハジム)素晴らしいですね
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16:05 - 16:06今日の治療法が良い考えであるか
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16:06 - 16:09研究を進めるべきかどうかを確認するため
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16:09 - 16:11TEDで投票を行う予定でしたが
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16:11 - 16:14答えは既に分かった気がします
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16:14 - 16:15リック どうもありがとう
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16:15 - 16:17(ドブリン)皆さん ありがとうございます
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16:17 - 16:19(拍手)
- Title:
- 幻覚剤を用いた心理療法の未来
- Speaker:
- リック・ドブリン
- Description:
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幻覚剤を用いて、心的外傷や精神疾患を治療できるでしょうか? 研究者のリック・ドブリンは過去30年にわたりこの問いについて研究してきました。そして結果は期待できるものでした。幻覚剤の科学にのめり込んでしまう程魅力的なこの講演の中で、LSDやマジックマッシュルーム、MDMAといった薬物が脳にどの様な影響を及ぼすのかをドブリンが説明します。そして、いつどのように幻覚剤を心理療法に用いれば、PTSDやうつ病、薬物依存などを治療できるのか、紹介します。
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 16:32
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Riaki Ponist edited Japanese subtitles for The future of psychedelic-assisted psychotherapy | |
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Riaki Ponist approved Japanese subtitles for The future of psychedelic-assisted psychotherapy | |
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Riaki Ponist edited Japanese subtitles for The future of psychedelic-assisted psychotherapy | |
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Riaki Ponist edited Japanese subtitles for The future of psychedelic-assisted psychotherapy | |
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Riaki Ponist edited Japanese subtitles for The future of psychedelic-assisted psychotherapy | |
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Riaki Ponist edited Japanese subtitles for The future of psychedelic-assisted psychotherapy | |
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Masaki Yanagishita accepted Japanese subtitles for The future of psychedelic-assisted psychotherapy | |
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Masaki Yanagishita edited Japanese subtitles for The future of psychedelic-assisted psychotherapy |