私の食べ物は何を食べてきたの?|ローラン・アダモヴィッチ|TEDxBeaconStreet
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0:13 - 0:15私の食べ物は今まで何を食べてきたんでしょう?
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0:15 - 0:18このことを自問してみたことがありますか?
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0:19 - 0:20私は自分自身に尋ねます
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0:20 - 0:24なぜかをご説明しましょう これからあなたを旅へとご案内するのです
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0:24 - 0:26旅はこの質問から始まります
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0:26 - 0:28「あなたが食べているものを言ってみて下さい
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0:28 - 0:30そしたらあなたが何者かを言いましょう」
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0:30 - 0:31皆さん聞いたことがありますね?
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0:31 - 0:33私は小さなカエルです
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0:33 - 0:35私の名はローラン パリで生まれました
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0:35 - 0:37食べ物に常に熱い情熱を持っています
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0:37 - 0:39「生まれつきの美食家」とも言われます
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0:39 - 0:43わたしにとって食べ物とは
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0:43 - 0:47野菜やパンを買うために毎日通る
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0:47 - 0:49この豊かな環境のことです
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0:49 - 0:51毎週末
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0:51 - 0:53土曜日 学校の授業のあとに
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0:53 - 0:55祖母のところに
やられたものです -
0:55 - 0:56彼女は週末をずっと
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0:56 - 0:58料理に費やしていました
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0:58 - 1:00日曜日のランチにやってくる
13人の兄弟姉妹のために -
1:00 - 1:03それは大きな集まりだったのです
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1:03 - 1:04私たちは 市場に行って
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1:04 - 1:07このような魚を買ったものでした
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1:07 - 1:10大体こんな魚を
それがおばあちゃんの好物でした -
1:10 - 1:13彼女のお気に入りの料理は
マスのアーモンド焼き -
1:14 - 1:16これがその作り方です
とても簡単ですよ -
1:16 - 1:19アーモンドをフライパンで
炒ると その風味と香りが -
1:19 - 1:21部屋いっぱいに広がります
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1:21 - 1:23それを一旦出して
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1:23 - 1:24今度はマスを入れます
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1:24 - 1:25またフライパンでローストし
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1:25 - 1:27アーモンドを上に
ふりかけながら戻します -
1:27 - 1:29出来上がり!
さあ召し上がれ -
1:30 - 1:31とっても簡単でしょう?
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1:31 - 1:35私は美食家なので 食べ物には
並々ならない関心がありました -
1:35 - 1:38大学にいた頃から
ガイドブックを書き始めました -
1:38 - 1:40それもたくさん
食についての批評もしました -
1:40 - 1:44パリにあるレストランの
レビューも700軒分書きました -
1:44 - 1:46いつも匿名で 二回は行きます
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1:46 - 1:48それからこの人について
触れたいと思います -
1:48 - 1:51彼の名はブリア=サヴァラン
私の師匠です -
1:52 - 1:54200年も前に
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1:54 - 1:57ただ口で言うだけではなく
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1:57 - 1:58「Physiologie du Goût」
を記したからです -
1:58 - 2:01それは「味の生理学」(邦題「美味礼讃」)
という意味の題名で -
2:02 - 2:05今や世界中のシェフの
参考書になっています -
2:05 - 2:06食い道楽のパリジャンたちに
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2:06 - 2:08捧げられた美食家たちの瞑想
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2:08 - 2:12卓越した瞑想
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2:13 - 2:14彼が本当に言わんとしたこととは
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2:14 - 2:17それはもちろん あなたが
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2:17 - 2:18胃袋に入れる食べ物のことですが
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2:18 - 2:21食べ物について考える時には
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2:21 - 2:24自分の6つの感覚を
駆使しなさいと -
2:24 - 2:26まずは 眼で見ること
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2:26 - 2:272番目に 時間をかけて
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2:27 - 2:29その食べ物を嗅いで
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2:30 - 2:33そしたら食欲が
掻き立てられてきますね? -
2:33 - 2:363つ目は それに触れてみること
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2:36 - 2:38これは大事な経験になります
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2:38 - 2:41それから聞くこと その食べ物が
してきた旅を聞くのです -
2:41 - 2:43この食べ物が教えてくれること
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2:43 - 2:45ー今までどこにいたか
どこから来たのか -
2:45 - 2:47そしてあなたは
「ふふん!」と言う -
2:47 - 2:49それとも 時間をかけて
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2:49 - 2:50それを味わう
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2:50 - 2:51楽しんでみる
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2:51 - 2:53そしてこう言います
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2:53 - 2:55「ちょっと待てよー
これの『卓越した』部分って?」 -
2:55 - 2:57それが彼の言いたかった事です
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2:57 - 2:58食べ物は楽しいものでもあるべきですね
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2:58 - 3:01私は非常に多くのブランドを持つ
ビアトリス・フーズという大会社で -
3:01 - 3:05食品と 食のマーケティングについて勉強しました
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3:05 - 3:06そして数年後
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3:06 - 3:09パリに拠点を持つ
この会社を経営しました -
3:09 - 3:11100年以上の歴史を持つ会社です
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3:11 - 3:15私がいた当時は200人のシェフが
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3:15 - 3:17食品を作っていました
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3:17 - 3:19そこを6年ほど経営しました
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3:19 - 3:21「緑豆」から「フォアグラ」まで
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3:21 - 3:23あなたの思いつく
ありとあらゆる分野で -
3:23 - 3:25何千種類もの商品を製造していました
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3:25 - 3:28そんな中で一番良かったのは
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3:28 - 3:29毎週試食会があったことです
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3:29 - 3:32私はそれを欠かしたことが
ありませんでした -
3:32 - 3:34試食会はこのように行われます
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3:34 - 3:35ブラインド・テイスティングで
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3:35 - 3:38その食品の中に 何が入っているのか
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3:38 - 3:40どこから来たのかも 当てようとします
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3:40 - 3:42シェフに訊くときは 例えば
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3:42 - 3:44オリーブオイルを試飲していました
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3:44 - 3:48パンに浸してではなく グラスに入れて香りを嗅ぎながら
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3:48 - 3:49オリーブオイルそのものを楽しむのです
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3:49 - 3:50彼らは言いました
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3:50 - 3:53「これらのオリーブオイルの違いは分かりましたね?
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3:53 - 3:55それはテロワールーつまり土
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3:55 - 3:57それが味の違いです
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3:57 - 3:59太陽は同じですからね」
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3:59 - 4:01そこで私は彼らに尋ねてみました
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4:01 - 4:02「それじゃあ 仔牛については
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4:02 - 4:04それはどこから来たのですか?
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4:04 - 4:06その仔牛は何を食べて育ちましたか?」
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4:06 - 4:09彼らは言いました
「 子牛は『'veau élevé sous la mère』でしょう」 -
4:09 - 4:11「母牛の元で」という意味です
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4:11 - 4:12子牛はそんな風に
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4:12 - 4:15母牛の母乳を飲んで育ちました
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4:15 - 4:18そしてその母牛は
草や花をエサにしていました -
4:19 - 4:21これは普通なことに聞こえますよね?
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4:21 - 4:22でも私はこう言いました:
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4:22 - 4:25「それではあなたの言うこの子牛が一番いいと?
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4:25 - 4:26どこにいますか?」彼らは言いました:
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4:26 - 4:29「それならパリから3時間のところですよ・・」
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4:29 - 4:31私は言いました「そこを訪れて見てみたいんです」
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4:31 - 4:33そして そこに行きました
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4:33 - 4:35そこは畜殺場でした
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4:35 - 4:37私は言いました 「分かってます 大丈夫
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4:37 - 4:41その場所がどう特別なのか
見て理解したいのです -
4:41 - 4:44さてその場所の何が本当に
特別だったかは訪問の最後になりますが -
4:44 - 4:47マネージャーに訊きました
「死骸や残り物は -
4:47 - 4:48全部どうするのですか?」
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4:48 - 4:50彼は言いました「魚用のペレットになるんですよ」
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4:51 - 4:52「魚のなんだって?」
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4:52 - 4:53「魚のペレットです」
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4:53 - 4:55魚用のペレットって
聞いたことがありますか? -
4:55 - 4:57私は知りませんでした
「それはどこで作るのですか?」 -
4:57 - 4:59「ここから2マイルほど行くと農場があります
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4:59 - 5:01そこの工場でそれを製造しています」
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5:01 - 5:04私は言いました
「魚のペレットをですね? -
5:04 - 5:06行ってみてもいいですか?」
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5:06 - 5:07そこで我々は行きました
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5:07 - 5:09そこはマス養殖場でした
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5:09 - 5:10え 何?
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5:10 - 5:12はい マス養殖場です
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5:12 - 5:13私はそれらのマスが全部
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5:13 - 5:15いけすの中にいるのを見て
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5:15 - 5:17ちょっとしたショックを受けました
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5:17 - 5:20それも何千匹もです
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5:20 - 5:21そして 驚いたことに魚は
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5:21 - 5:22それだけがエサだったのです
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5:22 - 5:24仕組みはとても簡単です
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5:24 - 5:25そこには何百ものいけすと
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5:25 - 5:27何百万ものマスがいます
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5:27 - 5:29それらのマスはその魚用の
ペレットを自動で与えられる -
5:29 - 5:31しかしそこで私の心をとらえたのは
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5:31 - 5:33しかも本当に腹が立ったのは
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5:33 - 5:36その場所の匂いです
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5:36 - 5:37それはひどいものでした
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5:37 - 5:39それも死骸から とかではでなく
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5:39 - 5:41内側から つまりこれらのペレットに使われた
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5:41 - 5:43あらゆる物の臭いでした
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5:43 - 5:44だから 分かりましたか?
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5:44 - 5:46もしあなたが 食べたもので出来ているなら
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5:46 - 5:49あなたはその食べ物が
食べてきたもの でもありますね? -
5:49 - 5:52そのことをちょっと考えてみて下さい
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5:52 - 5:54この結果には 何度も言いますが
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5:54 - 5:56本当に怒りを感じましたし
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5:56 - 5:58嫌になりました
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5:58 - 6:00このせいで
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6:00 - 6:02私はもうマスを食べられなくなりました
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6:02 - 6:03誰にでも 何かが食べられないという
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6:03 - 6:06理由はもちろんありますよね
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6:06 - 6:08この言葉をちょっと変えてみます
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6:08 - 6:11食べたものも
食べなかったものも あなたを表します -
6:11 - 6:12それはいろんな理由でー
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6:12 - 6:15その食品が高すぎて
買えないからかもしれない -
6:15 - 6:18あなたがセリアック病だったり
アレルギーだからもしれない -
6:18 - 6:21時々その食べ物を手に入れたいけれど
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6:21 - 6:24残念ながら 食砂漠に
住んでいるからかもしれない -
6:24 - 6:26そこでしなければならないことと言えば
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6:26 - 6:29代わりに加工食品を手に入れること
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6:29 - 6:32もう一つの理由は あなたの宗教が言うところの
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6:32 - 6:35「なんじそれを口にするなかれ」かもしれない
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6:35 - 6:38または「ちょっと待って これは食べ物ではないよー
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6:38 - 6:40ペットなんだから」
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6:41 - 6:46同じ文化でも それが食べ物かどうかで
意見が分かれるでしょう -
6:46 - 6:48誰かが「ダメ ダメー
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6:48 - 6:51これは絶滅危惧種だから
食べるべきじゃないよね?」というような -
6:51 - 6:53私はもう分からなくなって言いました:
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6:53 - 6:54「じゃあ いったいどうすればいい?
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6:54 - 6:57私達は皆でどう対処できるんだろう?」
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6:57 - 6:59すると 魔法のような出来事が起きました
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6:59 - 7:003年前
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7:00 - 7:03私はビジネススクール時代の
古い友人から電話をもらいました -
7:03 - 7:05「ハーバードで新しいプログラムがあるんです
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7:05 - 7:105つの学校が一緒になって
この新しい施設を作ります -
7:10 - 7:15『高度リーダーシップ』コースで
あなたのようなフェローに -
7:15 - 7:18知識や最先端技術
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7:18 - 7:20また大学のあらゆるリソースを結集させて
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7:20 - 7:23プロジェクトを立ち上げてもらうのです」
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7:23 - 7:26そこで私は言いました 「やってみましょう
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7:26 - 7:28教授たちと話させてください」
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7:28 - 7:30この人は私の旅を変え
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7:31 - 7:32私の人生をも変えました
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7:32 - 7:33なぜなら 彼がしたこととは
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7:33 - 7:35ーこれはバリー・ブルームです
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7:35 - 7:38彼はハーバード公衆衛生大学院の学長でしたー
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7:38 - 7:40私が昼食時にマスについて
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7:40 - 7:42例の話をしたところ
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7:42 - 7:44彼は言いました 「あなたの
言うことはもっともです -
7:44 - 7:48マスでも養殖ものと天然ものとでは
一緒じゃないですね -
7:48 - 7:50もっと言うならば 反対ですね」
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7:50 - 7:54彼は続けて言いました
「小さい方は天然のマス -
7:54 - 7:57養殖場では マスはより大きく
より早く育てられるが -
7:57 - 7:58しかし それだけじゃない
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7:58 - 8:01それらの魚は同じに見えるが 実際は
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8:01 - 8:05天然魚にはオメガ3油のような
良いものがより入っている -
8:05 - 8:08一方で 養殖ものには
抗生物質や毒素などの -
8:08 - 8:11悪いものが入っているからね
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8:11 - 8:13考えてみようじゃないか
あなたは数年間 -
8:13 - 8:15研究するために
来ているのだから -
8:15 - 8:18肥満はこれと何か
関連性があるだろうか? -
8:18 - 8:20また食べ物に手を加えることとの関連性は?
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8:20 - 8:22そこで これが私の調べてきたことです
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8:22 - 8:26これがCDCの発表による
1985年の状況です -
8:26 - 8:29すでにこれらの青い部分がありますね
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8:29 - 8:32肥満が10% 人口の10%を占めるところです
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8:32 - 8:34それがたった5年後には
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8:34 - 8:3910%だったのが15%に広がります
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8:39 - 8:41そしてこれまた10年後の
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8:41 - 8:451995年には15%(濃い青色)が
これだけ広がります -
8:45 - 8:49また5年後 今度は新しい色
黄色を導入しないといけなくなりました -
8:49 - 8:53人口の20%が肥満の地域です
これが2000年 -
8:53 - 8:565年後には 今度は赤色を導入
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8:56 - 9:00肥満者が人口の25%を占める州です
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9:00 - 9:04そしてさらにまた5年後には
新しい色 濃い赤色を -
9:04 - 9:0730%の地域です これが2010年
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9:08 - 9:09待って これで終わりじゃない
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9:10 - 9:12たった一年後には
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9:12 - 9:1635%が また新しい色を導入しなければならなくなりました
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9:16 - 9:19何色だと思います? 黒です
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9:19 - 9:22さあ これはかなり劇的な変化ですね
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9:22 - 9:23この延長線上を見ていくと
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9:23 - 9:24糖尿病だったり
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9:24 - 9:26心臓病だったり
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9:26 - 9:27さまざまなガンもあるのですから
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9:27 - 9:29これが 私たちが
食べるものがすべてであり -
9:29 - 9:32我々と食べ物との関係を表しているのです
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9:32 - 9:35そしてこれはまだまだ続きます
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9:35 - 9:38そして 私たちが食べるものと
直接かかわってくるのは -
9:38 - 9:40病気のリストだけではなく
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9:40 - 9:41コストもまたそうです:
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9:41 - 9:44今日で1,470億ドルもかかっています
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9:44 - 9:47ですから また言いますが
このことで何が出来るでしょうか? -
9:47 - 9:49巷にはものすごい誤解があります
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9:49 - 9:52こんなバーガーを見たときに
何が分かるでしょうか -
9:52 - 9:53何が入っているか?
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9:53 - 9:56栄養成分表示でそれが分かりますか?
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9:56 - 9:59私はその読み方が分かりません
あなたは? -
9:59 - 10:00私は知りません
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10:00 - 10:01うちの子供たちも無理です
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10:01 - 10:04では どこにいい脂肪と
悪い脂肪があるのでしょう? -
10:04 - 10:05分かる人は?
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10:06 - 10:08この写真にはいい脂肪が一つあります
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10:08 - 10:11不飽和脂肪酸というやつです
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10:12 - 10:13でもそれがどうやって分かりますか?
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10:13 - 10:16飽和脂肪酸とトランス脂肪酸が単に「悪い油」と呼ばれたらいいのに と思います
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10:16 - 10:18そう呼ぶべきだと思いませんか?
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10:19 - 10:22そこで 例のバーガーを
もうちょっと詳しく見てみましょう -
10:22 - 10:25あなたを「旅」に連れていくためです
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10:25 - 10:28バーガーはどうやって作るか?
ビーフ、レタス、玉ねぎ -
10:28 - 10:31おそらくピクルス、チーズ、ソースも
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10:31 - 10:33最後にパンを乗せて バーガーの出来上がり
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10:33 - 10:34ほらね
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10:34 - 10:37あと 塩と胡椒も少々ですね?
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10:37 - 10:39こうやって普通 家庭では作りますね
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10:39 - 10:40私もそうします
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10:40 - 10:42この写真にあるような
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10:42 - 10:43加工されたバーガー以外は
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10:43 - 10:46それはもっとこんな感じです:
これをひと振りと -
10:46 - 10:48果糖ブドウ糖液糖を乗っけて
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10:48 - 10:50あれをひと振りと砂糖をもっと
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10:50 - 10:51調味料ももっと
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10:51 - 10:53保存料と着色料も
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10:53 - 10:56香料とこれをひと振り
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10:56 - 10:59これとあれとこれと 色ももうちょっと足して
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10:59 - 11:02ずらずらっとリストは
モノグリセリドまで続きます -
11:02 - 11:04そのバーガーには
チェーン店のバーガーですが -
11:04 - 11:07なんと78もの原材料が使われています
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11:07 - 11:08冗談じゃありませんよ
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11:08 - 11:11ですから どうしたらいいのでしょうか?
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11:11 - 11:13子供たちには
どう教えたらいいのでしょう? -
11:14 - 11:16食べ物についてどう教育したらいいのか?
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11:16 - 11:18これは本当に大変なことですよ
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11:18 - 11:21私が自分の子供らに
したことを教えましょう -
11:21 - 11:24この写真にいるのは
デイヴィッドとウィリアム -
11:24 - 11:27彼らが字が読めるようになると
すぐに私は言いました -
11:27 - 11:30「お前たちはもう大きいんだから
一緒にスーパーに付いてきなさい -
11:30 - 11:32買い物カートには
好きなものを何でも入れていい -
11:33 - 11:34ただし条件が一つ:
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11:34 - 11:38後ろのラベルに書いてある
原材料が理解できるやつだけね -
11:38 - 11:41そこでこれが彼らが頑張って
やってきたカートです -
11:41 - 11:43(笑)
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11:43 - 11:44分かってます 簡単でした
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11:44 - 11:47これはちょっと残酷でしたね妻が
止めに入る位でしたから -
11:47 - 11:50子供たちは食い下がってきました
彼らは賢いですからね -
11:50 - 11:53「お父さん 『モノグリセリド』ってなに?」
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11:53 - 11:53もう知っている通りです
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11:53 - 11:55「『キサンタンガム』って?
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11:55 - 11:56教えて?
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11:56 - 11:59この『乳化剤』って?」分かった分かった
じゃあルールを変えよう -
12:00 - 12:01新ルール:
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12:01 - 12:03その食品の原材料が5つ以上あったら
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12:03 - 12:05それはおそらく カートに入れるに値しない
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12:05 - 12:07それから私はさらに
ルールを決めました -
12:07 - 12:10もし表示に「組み替えた」なんとか
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12:10 - 12:11と書いてあったら
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12:11 - 12:13お父さんはそんなのは聞きたくない
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12:13 - 12:15なぜならばそれは
本当に悪いものだから -
12:15 - 12:17家に組み替えた食べ物なんて
要りませんよね? -
12:18 - 12:19こういうことをやりました
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12:19 - 12:21先ほどのバーガーの話に戻りますが
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12:21 - 12:23私のそもそもの疑問は:
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12:23 - 12:25それは何を食べてきたのか?
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12:25 - 12:27その牛肉は何を食べてきたんだろうか?
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12:27 - 12:29あなたが大好きなその牛肉は
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12:29 - 12:31あなたがそう望むように
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12:31 - 12:33草や花を食べてきた
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12:33 - 12:36良い肉なんだろうか?
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12:36 - 12:38そうでもないですね?
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12:38 - 12:41これが今どきの牛が
食べているものです -
12:41 - 12:43冗談じゃありません
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12:43 - 12:46そこには草がないので
牛はコーンを食べます -
12:46 - 12:49コーンを食べるより
他に仕方がないのです -
12:49 - 12:52たまには大豆も
これは普通なことでしょうか? -
12:52 - 12:54さて ちょっとパンの
部分を見ていきましょう -
12:54 - 12:57あなたは パンなんて単純
と思っていますよね? -
12:57 - 12:58これはパンです
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12:58 - 13:00パンが一切れ それは分かりますね
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13:00 - 13:02原材料が4つなら 理想的です
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13:02 - 13:05小麦粉 イースト 塩と水
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13:05 - 13:06必要なものはそれだけですね?
-
13:06 - 13:08あなたがスーパーで買うような
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13:08 - 13:10加工食品としてのパンを除けば
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13:10 - 13:12そう それがこのパンです
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13:12 - 13:14またまた 果糖ブドウ糖液糖 砂糖
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13:14 - 13:16グルコースとフルクトースも
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13:16 - 13:19あらゆる種類の油と
私自身知らないようなものも -
13:19 - 13:22また モノグリセリドまで
以下ずっと続きます -
13:22 - 13:25パンには通常 32種類の
原材料が入っています -
13:25 - 13:27これはチェーン店からの実際のパンです
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13:28 - 13:29またここに コーンがきます
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13:29 - 13:31なぜそれほどまでに
砂糖が入れられているのか? -
13:31 - 13:34これらのコーンを一体
どうするというのでしょうか? -
13:34 - 13:36技術について話す前に
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13:36 - 13:38レタスまで済ませてしまいましょう
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13:38 - 13:42レタスについて―
このレタスは何を食べてきたのか? -
13:42 - 13:46私のレタスー私が食べて
育ったようなものはこれです -
13:46 - 13:48それは昔私が住んでいた
パリのムフタール通りです -
13:48 - 13:50そこにはありとらゆる種類と香りの
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13:50 - 13:52レタスが売られています
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13:52 - 13:54その売り場はこんな感じです
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13:54 - 13:58レタスでもいろんな名前があります
アルギュラからロメイン・レタス、カーリーまで -
13:58 - 14:00しかしこのレタスは?
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14:00 - 14:02まず とても冷たい
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14:02 - 14:04それに味がない だから
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14:04 - 14:06「アイスバーグ(氷山)」
って言うんですよね? -
14:06 - 14:07(笑)
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14:07 - 14:09でも真剣な話 ここでの私の疑問は
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14:09 - 14:11それは何を食べてきたのか? です
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14:11 - 14:12土
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14:12 - 14:14「サラダは土を食べるんだ」と思うでしょう
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14:14 - 14:15私のオリーブオイルのようにね
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14:15 - 14:17あらゆるものは土に帰ります
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14:17 - 14:18単純なことですね
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14:18 - 14:21良い土 良い水 ―単純です
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14:21 - 14:23ただし― この場合
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14:23 - 14:25土は これとあれをいくらか
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14:25 - 14:27またこれとあれを少しずつ含みます
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14:27 - 14:28これら全部汚染物質です
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14:29 - 14:31そこで また考えます
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14:31 - 14:32どうしたらいい?
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14:32 - 14:35話は 5つの大学の共同研究にまた戻ります
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14:35 - 14:39私は2年間このプログラムにいました
それらの学校から11人の学生を -
14:39 - 14:40テーブルの周りに集めて言いました
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14:40 - 14:42「どうしたらいいと思う?」
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14:42 - 14:46想像してみて下さい
もし我々が栄養情報に関する -
14:46 - 14:49新しい基準を設定することが出来れば
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14:50 - 14:52子供たちが理解できないような
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14:52 - 14:55―まあ私たちも出来ませんが―
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14:55 - 14:58表示を読まなければいけない代わりに
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14:58 - 15:00その箱の中に入っている栄養について
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15:00 - 15:02もっとシンプルな情報を
得られるようになるでしょう -
15:02 - 15:04その箱に砂糖はどれだけ
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15:04 - 15:07塩や悪い油は
どれだけ入っているかが -
15:07 - 15:09分かるようになります
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15:09 - 15:10それがたとえどんな食品であっても
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15:10 - 15:13街で売られているどのバーガー
どの食べ物 どのピザでも -
15:13 - 15:17何が入っているか分かるようになります
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15:17 - 15:19再び 栄養について
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15:19 - 15:22想像してみてください テレビ番組や
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15:22 - 15:24おばあちゃんのレシピ
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15:24 - 15:25そのアップルパイの原料や
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15:26 - 15:29レシピを入れるだけで
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15:29 - 15:30それに悪い油や
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15:30 - 15:33砂糖がどのぐらい入っているか
分かるようになることを -
15:33 - 15:35彼らは言いました
「それならできますよ 簡単です -
15:35 - 15:38そのためのアプリを作りましょう」
そこで我々は取り掛かりました -
15:38 - 15:40簡単な方法:音声認識機能によって
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15:40 - 15:44栄養を知ることが出来る
新しいソリューション -
15:44 - 15:45新しい基準を
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15:45 - 15:46作ったのです
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15:46 - 15:49携帯に「チキンの胸肉」
と話しかければ -
15:49 - 15:50それを読むだけでよいのです
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15:50 - 15:53その食品に入っている
カロリー、砂糖、塩、悪い油などを -
15:53 - 15:56簡単な言葉と図で示します
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15:56 - 15:58消費電力もわずかです
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15:58 - 16:02それほどシンプルなのです:
まず非常に大きなデータベースなので -
16:02 - 16:04どんなチェーン店のものも
あなたが思いつくような食品は -
16:04 - 16:06すべて入っています
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16:06 - 16:09私たちはその地域の学校から来た
学生たち65人に -
16:09 - 16:10これを手伝ってもらいました
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16:10 - 16:12それから音声機能のおかげで
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16:12 - 16:14とても簡単で
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16:14 - 16:16楽しく使えるこのソリューションを
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16:16 - 16:17編み出しました
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16:17 - 16:20もう栄養成分表示で
悩まなくてもいいのです -
16:21 - 16:24数日前にこのことで
プレゼンテーションを行った -
16:24 - 16:27バトン・ルージュの若い女性から
Eメールをもらいました -
16:27 - 16:29「聞いてくださいよ
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16:29 - 16:32私のここにいる小さな娘
リディアですが -
16:32 - 16:34彼女は最初そのアプリのマイクに
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16:34 - 16:35話しかけると情報が取れるのを
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16:35 - 16:38とても面白がっていたんです
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16:38 - 16:42ところが今や 彼女はそれを真剣に
使っているんですよ「ママ 見て! -
16:42 - 16:45ママのグラノーラバーに
悪い油がいっぱい入ってる」って -
16:45 - 16:47(笑)
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16:47 - 16:48ですから私の夢は
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16:48 - 16:50これを次世代につないでいくこと
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16:50 - 16:52なぜなら子供たちは
これが理解出来るし -
16:52 - 16:54彼らには力がある
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16:54 - 16:56またテクノロジーの
使い方を知っている -
16:56 - 17:00我々はいつかそのうち
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17:00 - 17:02電話がにおいを嗅いで
私のマスに何が入っているかを -
17:02 - 17:06教えてくれるという
ところまで持っていきます -
17:06 - 17:07ペプチド 分子
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17:07 - 17:10どれが良いもので どれが悪いものか
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17:10 - 17:12識別出来るようになります
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17:12 - 17:15そのマスには何が入っているか?
それは何を食べて来たのか? -
17:15 - 17:16知りたいからです
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17:16 - 17:19私の食べ物は
何を食べて来たのでしょうか? -
17:19 - 17:21もう一度自問してください
そして思い出して -
17:21 - 17:23子供たちにはこの新しい基準を
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17:23 - 17:25取り入れられるように
力を与えるべきです -
17:25 - 17:27そうすれば 肥満を根絶する
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17:27 - 17:29見込みも出てきます
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17:29 - 17:31一緒にやれば必ずできます
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17:31 - 17:32ありがとうございます
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17:32 - 17:35(拍手)
- Title:
- 私の食べ物は何を食べてきたの?|ローラン・アダモヴィッチ|TEDxBeaconStreet
- Description:
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食品業界の最高なところから最低で醜い部分まで見てきたというローラン・アダモヴィッチは、我々の食品システムがこの20年間でどう劇的に変化してきたのかについて、痛烈な報告をしてくれます。この肥満の蔓延は、我々の食品が食べてきたものと直接関係があるのでしょうか?
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 17:38
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Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for What has your food been eating? | Laurent Adamowicz | TEDxBeaconStreet | |
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Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for What has your food been eating? | Laurent Adamowicz | TEDxBeaconStreet | |
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Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for What has your food been eating? | Laurent Adamowicz | TEDxBeaconStreet | |
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Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for What has your food been eating? | Laurent Adamowicz | TEDxBeaconStreet | |
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Eriko Tsukamoto accepted Japanese subtitles for What has your food been eating? | Laurent Adamowicz | TEDxBeaconStreet | |
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Eriko Tsukamoto edited Japanese subtitles for What has your food been eating? | Laurent Adamowicz | TEDxBeaconStreet | |
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Eriko Tsukamoto edited Japanese subtitles for What has your food been eating? | Laurent Adamowicz | TEDxBeaconStreet | |
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Eriko Tsukamoto edited Japanese subtitles for What has your food been eating? | Laurent Adamowicz | TEDxBeaconStreet |