男も女もみんなフェミニストじゃなきゃ
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0:00 - 0:05まずは私の大親友の一人について
お話しします -
0:05 - 0:07オコロマ・マドエウシ
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0:08 - 0:09オコロマは近所に住んでいて
-
0:09 - 0:12兄のような存在でした
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0:12 - 0:15好きな男の子ができたら
彼に相談したものです -
0:16 - 0:20オコロマは2005年12月
ナイジェリアの -
0:20 - 0:22ソソリソ墜落事故で亡くなりました
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0:23 - 0:25ちょうど7年ほど前です
-
0:26 - 0:30オコロマとは口喧嘩をしたり 笑ったり
腹を割って話せる間柄でした -
0:32 - 0:34私を「フェミニスト」と呼んだ
最初の人でもあります -
0:36 - 0:39私は14歳くらいで
彼の家で口論になったんです -
0:39 - 0:41読んだばかりの本の
-
0:41 - 0:43にわか知識をふりかざして
-
0:44 - 0:46なんで口論になったのか
覚えていませんが -
0:47 - 0:49口論の末に オコロマに
-
0:49 - 0:53「おまえ フェミニストだな」と
言われたのは覚えています -
0:54 - 0:55褒め言葉ではありませんよ
-
0:55 - 0:57(笑)
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0:57 - 0:58口調で分かりました
-
0:58 - 1:01嫌みを言うときのトーンです
例えば― -
1:01 - 1:02「おまえ テロリストだな」とかね
-
1:02 - 1:05(笑)
-
1:05 - 1:09「フェミニスト」が何を意味するのか
知りませんでした -
1:09 - 1:12知らないことを
オコロマに知られるのがイヤで -
1:12 - 1:15さっと話題を変えて
口論を続けました -
1:15 - 1:18家に帰って真っ先にしたことは
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1:18 - 1:20「フェミニスト」を
辞書で調べることでした -
1:20 - 1:23それから何年かが過ぎて
-
1:23 - 1:28私は妻に暴力を振るう
男の小説を書きました -
1:28 - 1:30あまりいい感じでは
終わらないお話です -
1:31 - 1:33ナイジェリアでその本の
PRをしていた時 -
1:33 - 1:36紳士的なジャーナリストの男性が
-
1:36 - 1:38私にアドバイスしたいと
言ってきました -
1:39 - 1:41ここにいるナイジェリア人は
-
1:41 - 1:42よく知っていると思いますが
-
1:42 - 1:48ナイジェリア人って頼まれてもいないのに
すぐアドバイスしたがるんです -
1:50 - 1:53私の小説がフェミニズム的だと
評判だと言うのです -
1:53 - 1:55そして私に向かって
-
1:55 - 1:58悲しげに首を振りながら
こう続けました -
1:58 - 2:00「フェミニストを名乗るべきではない
-
2:00 - 2:03フェミニストは
結婚もできないような -
2:03 - 2:05不幸な女がなるものだ」と
-
2:05 - 2:07(笑)
-
2:09 - 2:12私は「ハッピー・フェミニスト」を
名乗ることにしました -
2:13 - 2:16次に学識のある
ナイジェリア人の女性に -
2:16 - 2:17フェミニズムは
私たちの文化でもないし -
2:17 - 2:19アフリカの文化でもない
-
2:19 - 2:21フェミニストと自分で名乗るなんて
-
2:21 - 2:23「欧米の本」に洗脳されたのね
と言われました -
2:24 - 2:25これは愉快でした
-
2:25 - 2:29私が読んで育った本は全く
フェミニズム的ではなかったからです -
2:29 - 2:3216歳頃まで読んでいたのは
もっぱらハーレクインの -
2:32 - 2:33ロマンス小説でしたから
-
2:34 - 2:36「フェミニズムの古典」と
呼ばれるような本を -
2:36 - 2:38読もうとしたこともありましたが
-
2:38 - 2:41飽きてしまって
読みきれませんでした -
2:41 - 2:43とにかく フェミニズムは
アフリカ的ではないらしいので -
2:43 - 2:47「ハッピー・アフリカン・フェミニスト」を
名乗ることにしました -
2:48 - 2:52ハッピー・アフリカン・フェミニストですが
男嫌いでもなければ -
2:52 - 2:54リップグロスもつけますし
-
2:54 - 2:56男性のためではなく
自分のためにヒールも履きます -
2:56 - 2:58(笑)
-
2:58 - 3:00もちろん 半ば冗談ではありますが
-
3:00 - 3:05フェミニストという言葉には
マイナスイメージがついてまわります -
3:05 - 3:07男嫌いで
ブラジャーが嫌いで -
3:07 - 3:09アフリカ文化を嫌悪している
といったものです -
3:10 - 3:12私が子どもの頃の話ですが
-
3:13 - 3:15小学生の時
-
3:15 - 3:19学期の初めに 先生が
テストをすると言いました -
3:19 - 3:22テストの最高得点者は
学級委員になれるというのです -
3:22 - 3:24学級委員は大役でした
-
3:25 - 3:27学級委員になると
-
3:27 - 3:29うるさい子たちの名前を
書いたりできるんですから -
3:29 - 3:31(笑)
-
3:31 - 3:34それだけでもすごいのに
-
3:34 - 3:39私の先生は
杖も持たせてくれました -
3:39 - 3:42それを持って クラスの中を
パトロールするんです -
3:43 - 3:46もちろん その杖を
ふるうことは許されませんでしたが -
3:47 - 3:509歳の私にとっては
ワクワクすることでした -
3:50 - 3:53どうしても 学級委員に
なりたいと思いました -
3:53 - 3:55私はテストで最高得点を取ったんです
-
3:56 - 3:59ところが 先生は学級委員は
男子でなければダメだと言いました -
4:00 - 4:02先に言っておくのを忘れたのだと
-
4:02 - 4:04まさかこうなるとは
という感じですね -
4:04 - 4:06(笑)
-
4:06 - 4:092番目に高得点だったのは
男の子で -
4:09 - 4:11その子が学級委員になりました
-
4:12 - 4:14さらに興味深いのは
-
4:14 - 4:18その男の子は
優しく 穏やかな性格で -
4:18 - 4:21杖を手にパトロールなんて
全然したくなかったということです -
4:22 - 4:25一方の私は
やる気満々でしたけど -
4:27 - 4:29でも 私は女子で
彼は男子だったので -
4:29 - 4:30彼が学級委員になりました
-
4:31 - 4:33この出来事を忘れたことはありません
-
4:34 - 4:36私は 自分にとって当たり前なことは
-
4:36 - 4:40他の人にとっても当たり前だと
考えてしまうことがあります -
4:40 - 4:42例えば 友人のルイです
-
4:43 - 4:44ルイは 素晴らしい 進歩的な男性で
-
4:44 - 4:47一緒に話をしていると
こう私に言ったものでした -
4:47 - 4:50「男と女では色々なことが違うし
女は不利だと言うけど -
4:51 - 4:53それは過去のことではないか」と
-
4:54 - 4:58こんな明白なことが なぜルイには
分からないのか 理解できませんでした -
4:58 - 5:02ある晩 ラゴスで
ルイと私は友人達と出かけました -
5:02 - 5:05ここで ラゴスのことを
あまり知らない方に一言 -
5:05 - 5:07ラゴスでよく目にする光景なのですが
-
5:07 - 5:11レストランの外でうろついている
元気のいい男性たちが -
5:11 - 5:14仰々しく あなたが駐車するのを
「手伝って」くれるのです -
5:16 - 5:19その晩 私たちの駐車スペースを
見つけてくれた男性の -
5:19 - 5:22大げさな仕草が気に入ったので
-
5:22 - 5:25彼にチップをあげることにしました
-
5:27 - 5:28私は自分のバッグを開けて
-
5:28 - 5:30手を入れて
-
5:30 - 5:32自分で稼いだ 自分のお金を取り出して
-
5:33 - 5:35その男性にあげました
-
5:36 - 5:40その男性は とても喜んで
-
5:40 - 5:42私からお金を受け取り
-
5:42 - 5:43ルイの方を見て
-
5:43 - 5:45「ありがとよ 旦那!」と言いました
-
5:45 - 5:48(笑)
-
5:51 - 5:54ルイは驚いた様子で私を見て
こう言いました -
5:54 - 5:58「何で僕に礼を言うんだ?
お金を出したのは僕じゃないのに」 -
5:59 - 6:02その時 ルイはやっと気付いたようでした
-
6:03 - 6:05その男性は 私が持っていたお金は
-
6:05 - 6:09ルイが稼いだものだろうと
思ったのです -
6:10 - 6:11ルイが男性だからです
-
6:13 - 6:14男と女は違います
-
6:14 - 6:17ホルモンも違えば
性器も違います -
6:17 - 6:19生物学的な機能も違うのです
-
6:19 - 6:21女は出産できますが 男はできません
-
6:23 - 6:24とりあえず 今のところは
-
6:24 - 6:25(笑)
-
6:25 - 6:30男性にはテストステロンがあり
一般的には 肉体的に女性よりも強いです -
6:31 - 6:33女性の方が男性よりも
ほんの少し人口が多く -
6:33 - 6:36世界の人口の約52%は女性です
-
6:36 - 6:40しかし 地位の高い役職のほとんどは
男性で占められています -
6:41 - 6:43今は亡き ケニアのノーベル平和受賞者
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6:43 - 6:45ワンガリ・マータイが
-
6:45 - 6:47これを 上手く表現しています
-
6:48 - 6:50「上へ登りつめるほどに
女性は少なくなる」 -
6:52 - 6:57最近のアメリカ大統領選で
リリー・レッドベター法をよく耳にしました -
6:57 - 7:00この響きの良い名前の法律を
掘り下げていくと -
7:00 - 7:02結局のところ 男女間の問題で
-
7:02 - 7:05同じ仕事をして
同等の能力であっても -
7:05 - 7:07男性の方が高い給与を
得ていたというものです -
7:08 - 7:11文字通り 男が世界を
牛耳っているのです -
7:12 - 7:14千年前なら
これで良かったかもしれません -
7:15 - 7:18その時代の人間にとっては
-
7:18 - 7:22肉体的な強さが 生き抜くうえで
最も大切なことだったのですから -
7:22 - 7:25肉体的に強い人が主導権を
握ることが多かったのです -
7:27 - 7:30そして 男性は 一般的に
肉体的に強いのです -
7:30 - 7:32例外もたくさんいますけどね
-
7:32 - 7:33(笑)
-
7:33 - 7:37でも 今の社会は全く違います
-
7:38 - 7:42肉体的に強い人が必ずしも
主導権を握るわけではありません -
7:42 - 7:45創造力が豊かだったり
知性的だったり -
7:45 - 7:48革新的だったり
-
7:48 - 7:50ホルモンは関係ありません
-
7:50 - 7:53男性も女性も同じように
知性的で -
7:53 - 7:55創造力に富み
革新的でありえるのです -
7:56 - 7:57社会は変わったのに
-
7:57 - 8:01ジェンダーに対する考え方は
変わっていないのではないでしょうか -
8:02 - 8:06数週間前 私はナイジェリアの
最高級ホテルのロビーに行きました -
8:06 - 8:10ホテルの名前は
あえて伏せておきます -
8:10 - 8:13入口にいたドアマンが私を呼び止めて
失礼な質問をしてきました -
8:14 - 8:16高級ホテルに1人で来る
-
8:16 - 8:19ナイジェリア人の女性は
売春婦だと思われるのです -
8:21 - 8:22不思議なのは
-
8:22 - 8:25なぜ そのようなホテルは
売春婦を呼ぶ客よりも -
8:25 - 8:28見せかけのイメージを気にするのでしょう?
-
8:30 - 8:35ラゴスでは 「評判の高い」お店に
私1人では行けません -
8:35 - 8:37女性1人では
入れてもらえないのです -
8:37 - 8:39男性の同伴が必要です
-
8:40 - 8:42ナイジェリアのレストランに
男性と一緒に行くといつも -
8:42 - 8:45ウェイターは男性にだけ
挨拶をします -
8:46 - 8:48こうしたウェイターは―
-
8:48 - 8:49(笑)
-
8:49 - 8:52「私もそう思ってた!」という
女性が他にもいますよね -
8:52 - 8:54こうしたウェイターは
-
8:54 - 8:57女性よりも男性の方が重要だと
見なす社会の産物なのです -
8:58 - 9:01ウェイターに悪気がないことは
分かっています -
9:01 - 9:05頭では分かっていても
気持ちとなると別の話です -
9:05 - 9:08無視されるたびに
否定されたような気がして -
9:08 - 9:09悲しくなります
-
9:10 - 9:13私だって同じ人間なのだと
言いたくなります -
9:13 - 9:16存在を無視しないでくれ と
-
9:17 - 9:18これは些細なことです
-
9:18 - 9:21でも こういう些細なことが
一番辛い時もあるのです -
9:21 - 9:23つい最近 ある記事に
-
9:23 - 9:26ラゴスで 若い女性が
どのように扱われているかを書きました -
9:26 - 9:28そうしたら 出版社に言われました
-
9:29 - 9:30「怒りに満ちた記事だ」と
-
9:31 - 9:32怒りに満ちていて当然です!
-
9:32 - 9:34(笑)
-
9:37 - 9:38私は怒りを感じているのです
-
9:39 - 9:42ジェンダーが 深刻な不平等を
生み出しているのですから -
9:42 - 9:43皆 怒るべきなんです
-
9:43 - 9:47怒りは長い間ポジティブな変化を
生み出してきました -
9:47 - 9:50でも 私は怒りだけでなく
希望も抱いています -
9:51 - 9:53私は 人間には
-
9:54 - 9:56自らを良くしていくことができると
強く信じているからです -
9:57 - 9:59ジェンダーは世界的に
重要な問題です -
9:59 - 10:01でも 私はナイジェリアやアフリカを
-
10:02 - 10:03主に考えたいと思います
-
10:03 - 10:07よく知っていて
思い入れのある場所だからです -
10:07 - 10:09今日 お願いしたいのは
-
10:09 - 10:13新しい世界を作るために
考え始めようということです -
10:13 - 10:14もっと平等な世界―
-
10:16 - 10:20男性も女性も自分らしさを持って
幸せに生きることのできる世界です -
10:20 - 10:22まず 手始めに
-
10:22 - 10:24娘の育て方を変えなければいけません
-
10:24 - 10:27息子の育て方も変えなければいけません
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10:28 - 10:32間違った育て方のせいで
男の子たちに害を与えています -
10:32 - 10:34彼らの人間性を抑圧しているのです
-
10:34 - 10:37「男らしさ」を
とても狭く定義して -
10:37 - 10:41その硬くて小さいおりの中に
-
10:41 - 10:43男の子たちを押し込めているのです
-
10:43 - 10:45「男は恐れてはならない」
-
10:45 - 10:49「弱さを見せてはだめだ」と
教えます -
10:50 - 10:53「本当の自分に蓋をしろ」と
-
10:53 - 10:57ナイジェリア風に言えば
「強い男」であれ と -
10:58 - 11:03中学生になると
男の子も女の子も十代で -
11:03 - 11:06同じくらいのお小遣いをもらいますが
一緒に出かけると -
11:06 - 11:09いつも男の子が払うべきという
空気になります -
11:09 - 11:11男らしさを見せるためです
-
11:11 - 11:15なのに 男の子の方が 親から
お金を盗むことが多いのを不思議がります -
11:17 - 11:21でも もし 男らしさとお金は
関係がないと -
11:21 - 11:23教えられていたらどうでしょう?
-
11:24 - 11:27「お金は男が払うもの」
という考えではなく -
11:27 - 11:30「持ってる人が払う」で
いいじゃないかと -
11:30 - 11:33もちろん 長年続いてきた
男性優位社会では -
11:33 - 11:35男性の方が多く持っている場合が
多いですが -
11:35 - 11:38今から 子どもの育て方を変えれば
-
11:38 - 11:4150年後 100年後には
-
11:41 - 11:44そんな男らしさを証明してみせる
必要はなくなるのです -
11:46 - 11:49でも 一番悪いのは
-
11:49 - 11:51男は強くあれと
思わせていることです -
11:51 - 11:54それは男性の自我を
非常に脆いものにします -
11:55 - 11:59「強い男」になるしかないと
思えば思うほど -
11:59 - 12:01自我が弱くなってしまうのです
-
12:03 - 12:06でも女の子にしていることは
もっとひどいことです -
12:06 - 12:09そんな脆い男性の自我に
応えるように育てるのですから -
12:10 - 12:14自分を抑え込み
小さい存在であれと教えるのです -
12:14 - 12:15女の子にはこう言います
-
12:16 - 12:18「野心的でもいいけど ほどほどにね」
-
12:18 - 12:19(笑)
-
12:19 - 12:22「成功を目指しなさい
でも成功しすぎはだめ -
12:22 - 12:24男が怖気付いてしまうわ」
-
12:25 - 12:28付き合っている男の人がいて
あなたが大黒柱でも -
12:28 - 12:30そんな風な態度を
取ってはいけません -
12:30 - 12:31特に人前ではそうです
-
12:31 - 12:33彼の面子をつぶすことになるからです
-
12:35 - 12:37でもその根拠を
疑問に付してみませんか? -
12:37 - 12:40女性の成功が なぜ
男性にとって脅威なのでしょう? -
12:41 - 12:45「男の面子をつぶす」なんていう言葉は
捨てたらどうでしょう -
12:45 - 12:49これほど嫌な言葉はありません
-
12:51 - 12:53ナイジェリア人の知人に聞かれました
-
12:53 - 12:56男性に怖がられるかもと
心配にならないのかと -
12:57 - 12:58そんな心配をしたことはありません
-
12:58 - 13:01実際 考えたこともありませんでした
-
13:01 - 13:03なぜなら 私を怖がるような男性には
-
13:03 - 13:05全く興味が持てないからです
-
13:05 - 13:07(笑)
-
13:07 - 13:09(拍手)
-
13:14 - 13:17でも これにはショックを受けました
-
13:18 - 13:21私は女なのだから
結婚したがっているはずだと -
13:22 - 13:24人生の選択をする際に
-
13:24 - 13:27結婚が最も重要だと
思っているに違いないと -
13:28 - 13:30結婚は素晴らしいものでもあります
-
13:30 - 13:34喜び 愛 そして支え合う関係を
生み出せるのです -
13:34 - 13:37なのに なぜ 女の子には
結婚が一番と教えるのに -
13:37 - 13:39男の子にはそう言わないのでしょうか
-
13:41 - 13:43ある知人の女性は
結婚するかもしれない男性が -
13:43 - 13:46引け目を感じないように
家を売りました -
13:48 - 13:52ある知人のナイジェリア人の独身女性は
学会に出席する時に -
13:52 - 13:54結婚指輪をします
-
13:54 - 13:55彼女によれば
-
13:55 - 13:59他の参加者から
「敬意を得るため」だそうです -
14:00 - 14:02若い女性が家族や友達
更には職場でも -
14:02 - 14:07結婚するように
執拗にプレッシャーを与えられて -
14:07 - 14:09間違った選択をするのを
見てきました -
14:10 - 14:12ある年齢に差し掛かった女性が独身だと
-
14:12 - 14:16この社会では 女として
ひどく恥ずべきことだと言われるのです -
14:17 - 14:20ある年齢に差し掛かった男性が独身だと
-
14:20 - 14:22まだ良い相手が
見つかっていないだけだと言います -
14:22 - 14:24(笑)
-
14:24 - 14:26こう言うのは簡単です
-
14:26 - 14:28「女も反論すればいいじゃないか」と
-
14:28 - 14:31でも 現実はもっと困難で
複雑なのです -
14:31 - 14:33人間は社会的な動物です
-
14:33 - 14:36社会的な価値観で物事を考えます
-
14:36 - 14:38結婚や男女関係を語る時に
-
14:38 - 14:41私たちが使う言葉にも
表れています -
14:41 - 14:44結婚を語る言葉は
従属を含意することが多く -
14:44 - 14:46対等な関係を意味しません
-
14:47 - 14:49「尊敬」という言葉は
-
14:50 - 14:52たいてい女性が男性に示すものであり
-
14:52 - 14:54男性が女性に示すものではないのです
-
14:56 - 14:59ナイジェリアでは男性も女性も
-
14:59 - 15:01よく言う表現で
私が面白いなと思うのは -
15:01 - 15:03「夫婦の平和のために」という言葉です
-
15:04 - 15:06これを男性が言う時は
-
15:06 - 15:09大概してはいけないことを
している時です -
15:09 - 15:11(笑)
-
15:11 - 15:14既婚男性が男友達に
-
15:14 - 15:18ちょっと苦笑いを浮かべながら
-
15:18 - 15:21自分がいかに男らしいか
どんなに愛されているか -
15:21 - 15:23自慢するために言いますよね
-
15:23 - 15:25「カミさんが毎晩クラブに
行くなって言うんだ -
15:25 - 15:28だから夫婦の平和のために
週末しか行かないんだ」 -
15:28 - 15:30(笑)
-
15:30 - 15:34一方で 女性が
「夫婦の平和のために」と言う時は -
15:34 - 15:37たいてい 何かをあきらめる時です
-
15:37 - 15:40仕事や夢やキャリアなどです
-
15:41 - 15:43男女関係では
女性が妥協するものだと -
15:44 - 15:46女性に言い聞かせているのです
-
15:47 - 15:50女の子には他の女の子と
競うように教えます -
15:50 - 15:53仕事や成績のことだったら
いいのですが -
15:53 - 15:55男性にモテるためにです
-
15:56 - 15:59女の子は自分の性的な欲求を
男の子のように -
15:59 - 16:00表してはいけないと教えます
-
16:00 - 16:04息子だったら
彼女がいても平気ですよね -
16:04 - 16:07でも 娘の彼氏? とんでもない!
-
16:07 - 16:08(笑)
-
16:08 - 16:10でも 適齢期がきたら
-
16:10 - 16:14娘に完璧な結婚相手を
連れてきてほしいと考えます -
16:14 - 16:18女の子は監視下において
処女であることを求めるのに -
16:18 - 16:20男の子にはそうしません
-
16:20 - 16:24これは どうすれば ありえるのかと
いつも不思議なのですが― -
16:24 - 16:26(笑)
-
16:26 - 16:29(拍手)
-
16:34 - 16:37初体験には普通
相手が必要ですよね -
16:39 - 16:43最近 ナイジェリアの大学で
若い女性の集団レイプ事件がありました -
16:43 - 16:45ご存知の方もいるでしょう
-
16:45 - 16:48ナイジェリアの若者の多くが
男女共に -
16:48 - 16:50こんな意見を言っていました
-
16:50 - 16:53「もちろん レイプは犯罪だ
-
16:53 - 16:56でも なぜ女の子が1人で
4人の男の子と部屋にいたんだ?」 -
16:57 - 17:01こんな非人道的なことを
言えてしまうのは -
17:02 - 17:06女は罪を背負って生まれてきたような存在だと
教えられてきたからです -
17:07 - 17:10男が好き勝手に
残酷な行為をしても -
17:10 - 17:15なぜか それを許すような考えが
あるからなのです -
17:17 - 17:19女の子には恥じるように教えます
-
17:19 - 17:21「足を閉じなさい」
「肌を隠しなさい」 -
17:21 - 17:24女性は生まれつき
-
17:24 - 17:26罪を背負っているかのような
気持ちにさせるのです -
17:26 - 17:30こうして 女の子は
願望を持たない女性になるのです -
17:30 - 17:33自分自身を閉ざした女性に
なってしまうのです -
17:35 - 17:38本音を言うことができない
女性になるのです -
17:39 - 17:40そして―
-
17:40 - 17:42これが 一番ひどいことだと
思うのですが -
17:42 - 17:46お飾りのような女性に
成長させてしまうのです -
17:46 - 17:50(拍手)
-
17:52 - 17:56家事が大嫌いな女性がいました
-
17:56 - 17:57本当に嫌いなのですが
-
17:57 - 17:59好きなフリをしていました
-
18:00 - 18:04「良き妻」になるように
育てられたからです -
18:04 - 18:07ナイジェリアで言うところの
-
18:07 - 18:08「家庭的」な女性に
-
18:09 - 18:11結婚して しばらくすると
-
18:11 - 18:15彼女は変わったと夫の家族が
文句を言い始めました -
18:15 - 18:16(笑)
-
18:16 - 18:18変わったのではなく
-
18:18 - 18:20嘘に疲れただけです
-
18:21 - 18:24ジェンダー問題が起こるのは
-
18:24 - 18:26「こうであるべき」と
規定するばかりで -
18:26 - 18:28本当の姿を認めないからです
-
18:29 - 18:32どんなに幸せになれるか
想像してみてください -
18:32 - 18:35ジェンダーにまつわる
様々な固定観念という重荷がなければ -
18:35 - 18:38自分らしく生きるのが
どんなに楽になることでしょう -
18:39 - 18:44男の子と女の子が
生物学的に違うのは事実です -
18:44 - 18:47でも 社会的価値観が
その違いを強調するせいで -
18:47 - 18:50それを実現せねばならなくなっています
-
18:50 - 18:52例えば 料理です
-
18:52 - 18:56現在 一般的に女性の方が
男性よりも家事をやっています -
18:56 - 18:57料理や掃除など
-
18:57 - 18:59なぜでしょう?
-
18:59 - 19:02女性には料理をする遺伝子が
あるからでしょうか? -
19:02 - 19:03(笑)
-
19:03 - 19:07あるいは 長年 料理は女の役割と
されていたからでしょうか? -
19:07 - 19:11女性には料理の遺伝子があるかも
と言いかけましたが -
19:11 - 19:14世界の有名な料理家のほとんどは
-
19:14 - 19:17私たちが「シェフ」と
呼ぶような人たちは -
19:17 - 19:18男性です
-
19:19 - 19:21私は祖母を尊敬していました
-
19:21 - 19:23本当に素晴らしい女性でした
-
19:23 - 19:24もし 祖母が男性と同じような
-
19:25 - 19:28機会を与えられていたら
どんな風になっていただろうと思います -
19:29 - 19:32現在では 私の祖母の時代に比べれば
-
19:32 - 19:34女性に与えられる機会は増えました
-
19:34 - 19:36政策や法律が変わったおかげです
-
19:36 - 19:38それも重要ですが
-
19:38 - 19:43もっと重要なのは
私たちの態度や考え方です -
19:43 - 19:46ジェンダーについて
どう考え 何を大切にするのか -
19:46 - 19:48子どもを育てるとき
-
19:48 - 19:51ジェンダーでなく
能力に重きを置いたら どうでしょう? -
19:52 - 19:56ジェンダーでなく その子の興味を
尊重してあげたら どうでしょう? -
19:57 - 19:59息子と娘がいる家族を知っています
-
19:59 - 20:012人とも学業優秀で
-
20:01 - 20:03とても素敵な 良い子ども達です
-
20:03 - 20:06男の子がお腹が空いたと言うと
親は女の子に言うんです -
20:06 - 20:08「お兄ちゃんに
ラーメンを作りなさい」 -
20:08 - 20:09(笑)
-
20:09 - 20:13妹はラーメンを
作りたくはないのですが -
20:13 - 20:15女の子だから 仕方なく作るのです
-
20:15 - 20:17もし親御さんが
-
20:17 - 20:19最初から
-
20:19 - 20:23息子と娘の両方に作り方を
教えていたら どうでしょう? -
20:24 - 20:27料理は 男子にとって
とても役立つスキルです -
20:27 - 20:32これほど重要なことを
なぜ知ろうとしないのか分かりません -
20:32 - 20:34自分自身を養う能力ですよ
-
20:34 - 20:35(笑)
-
20:35 - 20:37人に頼らずに生きていけます
-
20:37 - 20:39(拍手)
-
20:42 - 20:46夫と同じ学歴を持ち
同じ仕事をしている女性がいます -
20:46 - 20:49帰宅すると 彼女が
ほとんどの家事をします -
20:49 - 20:51多くの夫婦が そうではないでしょうか
-
20:51 - 20:52ただ 彼女たちについて驚いたのは
-
20:53 - 20:55夫が赤ちゃんのオムツを替える度に
-
20:56 - 20:58彼女は「ありがとう」と言うのです
-
20:59 - 21:03もし彼女が これは
いたって普通のことで -
21:03 - 21:07夫は我が子の世話をすべきだと
思ったとしたら どうでしょう? -
21:07 - 21:09(笑)
-
21:10 - 21:13私は若い頃に沁みついた
ジェンダーにまつわる考え方を -
21:13 - 21:15忘れようと努めています
-
21:16 - 21:21それでも ジェンダーに関する固定観念に
直面すると 自分の弱さを感じる時があります -
21:21 - 21:24初めて 大学院で創作を
教えることになった時 -
21:24 - 21:26心配になりました
-
21:26 - 21:28講義の内容が
心配だったのではありません -
21:28 - 21:29十分に準備していたし
-
21:29 - 21:32自分の好きなことを
教えるのも楽しみでした -
21:32 - 21:34心配だったのは 服のことです
-
21:35 - 21:36一目置かれたいと思いました
-
21:37 - 21:39女性であるがゆえに
-
21:39 - 21:42自分の能力を
証明しなければと思ったのです -
21:43 - 21:45あまりに女性らしい格好では
-
21:46 - 21:47甘く見られると思ったのです
-
21:47 - 21:52本当はリップグロスをつけて
可愛らしいスカートを履きたかったのですが -
21:52 - 21:53やめました
-
21:54 - 21:56代わりに 真面目に見えて
-
21:56 - 21:58男っぽくて カッコ悪いスーツにしました
-
21:59 - 22:00(笑)
-
22:00 - 22:03悲しいことに 外見については
-
22:03 - 22:05男性が基準とされています
-
22:06 - 22:08男性が会議に行く支度をしながら
-
22:08 - 22:10男性的になりすぎないようになんて
-
22:10 - 22:13心配したりしませんよね
-
22:13 - 22:15女性であれば
会議に行く支度をする時 -
22:16 - 22:18女性的にしすぎると
どう見られるか -
22:18 - 22:23甘く見られるのではないかと
心配しなければいけません -
22:24 - 22:26あの日のスーツのことを
今も悔やんでいます -
22:27 - 22:31そのスーツは結局捨てました
-
22:31 - 22:36その時 今のように
自分に自信を持てていたら -
22:36 - 22:38私の生徒たちはより多くのことを
学べていたかもしれません -
22:39 - 22:41なぜなら 私自身が
自分にもっと忠実で -
22:41 - 22:43私らしくいられたでしょうから
-
22:44 - 22:48私は自分が女性であることや
女性らしさを二度と -
22:48 - 22:49恥じないと決めました
-
22:50 - 22:53(拍手)
-
22:56 - 22:59女性らしくありながらも
尊重されたいと思います -
22:59 - 23:00それが当然なのです
-
23:01 - 23:04ジェンダーについて話すのは
簡単ではありません -
23:05 - 23:07男女ともに
-
23:07 - 23:11ジェンダーの話になると
拒絶反応を示す人がいます -
23:11 - 23:14皆さんの中にも
こうお考えの方がいるでしょう -
23:14 - 23:16「結局女は女じゃないか」
-
23:18 - 23:20ここにいらっしゃる男性の中には
-
23:20 - 23:23「興味深い話だけど共感しないな」
という方もいるでしょう -
23:24 - 23:26それが問題の一部なんです
-
23:26 - 23:31ジェンダーについて考えようとしない
あるいは気づかない男性が多いことが -
23:31 - 23:33ジェンダー問題の一部なのです
-
23:33 - 23:35多くの男性が 私の友人のルイのように
-
23:35 - 23:37今は何の問題もないと言い
-
23:38 - 23:41何も変えようとしないことが問題なのです
-
23:41 - 23:44あなたが男性で 女性と
レストランに行った時に -
23:44 - 23:46自分だけが挨拶をされたら
-
23:46 - 23:49ウェイターに尋ねるでしょうか?
-
23:49 - 23:50「なぜ彼女に挨拶しないのか」と
-
23:53 - 23:55なぜなら ジェンダー問題は―
-
23:55 - 23:57(笑)
-
24:05 - 24:09このエピソードを
もっと長く話すこともできますが -
24:09 - 24:13とにかく ジェンダーは
非常に話しにくい話題ですし -
24:13 - 24:16この話題を簡単に
終わらせる方法もあります -
24:16 - 24:20生物学的進化論や
類人猿の話を持ち出して -
24:20 - 24:24類人猿のメスが
オスにお辞儀するだとか -
24:24 - 24:25そういう類のものです
-
24:26 - 24:28でも 私たちは類人猿ではないんです
-
24:28 - 24:29(笑)
-
24:29 - 24:33(拍手)
-
24:34 - 24:39類人猿は木の上に住んで
朝食にミミズを食べますが -
24:39 - 24:40私たちは違います
-
24:41 - 24:45「男だって辛いんだ」
と言う人もいるでしょう -
24:46 - 24:47それは本当です
-
24:48 - 24:49でも それとこれとは―
-
24:49 - 24:50(笑)
-
24:50 - 24:53でも それとこれとは話が違います
-
24:54 - 24:58ジェンダーや階級の違いは
形は異なりますが抑圧行為です -
24:58 - 25:02黒人の男性と話をするうちに
抑圧がいかに機能し -
25:02 - 25:06いかに他の差別に関して
盲目的になってしまうかが分かりました -
25:07 - 25:10ある黒人男性と
ジェンダーについて話していた時です -
25:11 - 25:12彼は私に言いました
-
25:12 - 25:15「どうして『女としての経験』と
言う必要があるんだ? -
25:15 - 25:19『人間としての経験』でもいいだろう?」
-
25:20 - 25:21この男性は 自分ではよく
-
25:21 - 25:24「黒人男性としての経験」について
語っているというのにです -
25:27 - 25:29ジェンダーは問題です
-
25:29 - 25:31男性と女性では
経験することが違います -
25:31 - 25:34私たちが経験することは
ジェンダーに影響されます -
25:34 - 25:35でも それは変えられます
-
25:37 - 25:38こんなことを言う人がいます
-
25:38 - 25:41「でも 女には奥の手があるじゃないか
-
25:41 - 25:43女の武器だよ」
-
25:43 - 25:46ナイジェリア人ではない方々に
説明すると -
25:46 - 25:48「女の武器」というのは
-
25:48 - 25:50女性が性的な魅力を使って
男性に取り入ることです -
25:51 - 25:54そんなものは 力ではありません
-
25:56 - 25:59「女の武器」というのは 女性が
-
25:59 - 26:02自分の性的魅力を利用して
誰か他の人の力を -
26:02 - 26:04利用することなのです
-
26:05 - 26:06でも どうでしょう
-
26:07 - 26:09取り入ろうとした相手が
機嫌が悪かったり -
26:09 - 26:11病気だったり
-
26:11 - 26:12役立たずだったら
-
26:12 - 26:16(笑)
-
26:16 - 26:22女性が男性に従属するのは
私たちの文化なのだと言う人がいます -
26:23 - 26:25でも文化は常に変化するものです
-
26:25 - 26:29私には美しい双子の姪がいます
15歳で ラゴスに住んでいます -
26:29 - 26:31もしその子たちが
百年前に生まれていたら -
26:32 - 26:34取り上げられて
殺されていたでしょう -
26:34 - 26:37それが文化だったからです
双子は殺されていたのです -
26:39 - 26:41文化にどんな意味があるのでしょう?
-
26:41 - 26:43装飾的なものだったり
-
26:43 - 26:45踊りだったり
-
26:45 - 26:49でも民族が守ってきたものを
受け継いでいくのが文化ではないでしょうか -
26:49 - 26:51私の家族の中で
-
26:51 - 26:55家族の歴史や伝統
先祖伝来の土地について -
26:55 - 26:57一番興味を持っているのは私です
-
26:57 - 27:00私の兄弟はそれほどでもありません
-
27:00 - 27:01それでも 私は
-
27:02 - 27:04集落会議に参加すらできません
-
27:04 - 27:06意見を言えないのです
-
27:06 - 27:07私が女だからです
-
27:08 - 27:10文化が人を作るのではなく
-
27:10 - 27:12人が文化を作るのです
-
27:13 - 27:15ですから 実際に―
-
27:15 - 27:18(拍手)
-
27:18 - 27:20ですから 実際に
-
27:20 - 27:23私たちの文化が 女性の人間性を
きちんと認めないものなら -
27:23 - 27:25認める文化にするのです
-
27:26 - 27:32私は 親友のオコロマ・マドエウシのことを
よく考えます -
27:32 - 27:36彼とソソリソ航空墜落事故で
亡くなった方々の魂が -
27:36 - 27:37安らかでありますように
-
27:38 - 27:41彼を愛した人は皆
彼を忘れることはありません -
27:43 - 27:47私をフェミニストと呼んだあの日
彼は正しかったのです -
27:47 - 27:49私はフェミニストです
-
27:49 - 27:53あの日 調べた辞書には
こう書いてありました -
27:53 - 28:00「フェミニストとは 男女間の社会的、政治的
経済的平等を信じる人のことである」 -
28:01 - 28:03話を聞く限り
私のひいおばあさんは -
28:03 - 28:05フェミニストでした
-
28:05 - 28:08結婚したくなかった
男性の家から逃げ出して -
28:08 - 28:11自分で選んだ男性と結婚したのです
-
28:11 - 28:14参加や土地の所有などを
否定されたと思ったら -
28:14 - 28:19曾祖母は それを受け入れず
抗議し 声を上げたそうです -
28:19 - 28:23「フェミニスト」という言葉を
曾祖母は知りませんでしたが -
28:23 - 28:25体現していたのではないでしょうか
-
28:26 - 28:28多くの人がこの言葉を取り戻すべきです
-
28:30 - 28:32フェミニストの
私流の定義はこうです -
28:33 - 28:37「フェミニストとは
男性あるいは女性で― -
28:37 - 28:41(笑)
-
28:41 - 28:44(拍手)
-
28:47 - 28:50「フェミニストとは
男性あるいは女性で -
28:50 - 28:53『今でもジェンダーの問題は
存在するから -
28:53 - 28:56正し 改善しなければならない』
という人のことである」 -
28:58 - 29:00私の知るフェミニストの鑑は
-
29:00 - 29:01私の弟のケネです
-
29:03 - 29:07優しくて ハンサムで
素敵な男性です -
29:07 - 29:09しかも とても男らしいんですよ
-
29:09 - 29:11ありがとうございました
-
29:11 - 29:15(拍手)
- Title:
- 男も女もみんなフェミニストじゃなきゃ
- Speaker:
- チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ
- Description:
-
「野心的でもいいけど、ほどほどになさい」「成功するにしても、成功しすぎてはだめ。男を怖がらせてしまうから」
女の子たちはそう教えられている、と作家のチママンダ・ンゴズィ・アディーチェは言います。世界中でフェミニズムに関する対話がなされるきっかけとなったこのトークで、アディーチェは今の世界とは違う、より平等な世界を思い描き、実現していこうと訴えています。男性も女性も自分らしさを持って、もっと幸せに生きることのできる世界のために。 - Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 29:28
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