兵士たちの手で撮影されたイラク戦争の映画
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0:01 - 0:043年前のこと 以前作った映画が縁で
電話をもらいました -
0:04 - 0:08ニューハンプシャー州兵の密着取材を
しないかと言う内容のオファーでした -
0:08 - 0:11私のアイデアでした―
マジに 真夜中に突然目が覚めて -
0:11 - 0:13誰でも経験があることでしょう
眠るときにはまだ― -
0:13 - 0:16その電話で興奮したままだったのです
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0:16 - 0:19こう考えていました “ちょうど第二次大戦
退役兵の映画製作を終えたばかりだし -
0:19 - 0:22その兵士たちの体験談を
やっと理解したところだわ” -
0:22 - 0:25それに 兵士たちの物語の展開を
その場で描き出す -
0:25 - 0:27またとない機会だとも気づきました
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0:27 - 0:30その夜は興奮したまま眠りに就きました
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0:30 - 0:35細かいことはわからなくても
可能性で興奮していました -
0:35 - 0:37早朝どころか 真夜中近くでした
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0:37 - 0:39突然起き上がり 完全に目が覚めて
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0:39 - 0:42あるアイデアがひらめいたのです
リアルタイムの密着取材のような形で -
0:42 - 0:45兵士たちの体験をありのままに伝えることは
できないだろうか と -
0:45 - 0:49いわば 外からではなく内側から描く物語
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0:49 - 0:51早速ヘイルショーン少佐に電話をしました
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0:51 - 0:53ニューハンプシャー州兵部隊の広報官です
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0:53 - 0:56彼とは面識があるので
私が “グレッグ?” と呼ぶと -
0:56 - 0:58“デボラ 何だい?” と答えました
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0:58 - 1:01私のアイデアを伝えたのですが
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1:01 - 1:03彼は世界有数の勇敢な人物で
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1:03 - 1:08ブレア大佐も同様で 最終的には大佐が
このアイディアを試すことを許可してくれました -
1:08 - 1:1010日の内に
フォート・ディックスを訪れました -
1:10 - 1:12対象とする部隊を
選ばせてもらうことになり -
1:12 - 1:15私はチャーリー部隊
第172 第3中隊を選びました -
1:15 - 1:17山岳歩兵隊です
その理由とは -
1:17 - 1:191つ目は歩兵隊であること
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1:19 - 1:222つ目はイラクのアナコンダ基地に配属の予定で
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1:22 - 1:24インターネットが使えるはず
だったから -
1:24 - 1:26ボランティアの募集は
私がする条件でしたが -
1:26 - 1:28実はとんでもなく難しいことで
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1:28 - 1:30少佐からそう言われた時点では
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1:30 - 1:33それがどういう意味なのか
当初見当もつきませんでした -
1:33 - 1:35つまり 私がフォート・ディックスに着くと
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1:35 - 1:39180人の兵士を前に
私のビジョンを伝えなくてはならなかったのです -
1:39 - 1:41質問の嵐に遭った事は容易に想像つくでしょう
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1:41 - 1:43最初の質問は
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1:43 - 1:45“あんたは一体 州兵の何を知ってるってんだ?”
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1:46 - 1:51私は1607年 に起きたマサチューセッツ・ベイ
インディアンとのピクォート戦争を振りだしに -
1:51 - 1:549分かけて返答しました
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1:54 - 1:56そこから始まったのです
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1:56 - 1:59ここで映画の一部をお見せしましょう
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1:59 - 2:02予告編です
皆さん忙しいので多分 -
2:02 - 2:04ご覧になっていないでしょうから
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2:04 - 2:06まず予告編をお見せして
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2:06 - 2:09その後 あるシーンを詳しく解説します
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2:09 - 2:10では回してください
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2:15 - 2:17[3人の州兵]
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2:17 - 2:19ステファン・ピンク軍曹です
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2:19 - 2:21マイケル・モリアルティ特技です
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2:21 - 2:22行きたいか?
いいや -
2:22 - 2:25[軍務の旅を自ら記録]
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2:25 - 2:27メディアには喋れないぞ
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2:27 - 2:28メディアじゃないから―
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2:28 - 2:31[1年にわたるイラク派遣]
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2:31 - 2:33この日がやってきた 人生が変わる
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2:33 - 2:35本番だぜ
準備はいいか? -
2:35 - 2:39大丈夫! 準備できたか?
待ってろよ イラク! -
2:41 - 2:43(ザック)どの兵士も交戦したいのさ
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2:43 - 2:44それが本能だ
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2:44 - 2:46(ステファン)恐怖に取りつかれたら
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2:46 - 2:48任務は果たせない
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2:48 - 2:50(マイケル)外に出ると必ず攻撃を受ける
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2:50 - 2:52信じがたい事だが
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2:54 - 2:57(ザック)おい ネスター
おまえのケツの穴が俺の目の前だ -
2:59 - 3:01(兵士)I・V!攻撃か? I・V!
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3:01 - 3:04人が倒れた! 倒れた!
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3:04 - 3:06続いて進め やるんだろ?
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3:06 - 3:08[驚いた 心が動いた リアルだ ]
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3:08 - 3:10父親がいなくて
この子は とてもつらいの -
3:10 - 3:11[任期は1年]
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3:11 - 3:14(マイケル)この子供たちは
戦闘地区のど真ん中にいる -
3:14 - 3:16[活動を撮影]
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3:17 - 3:20最初は“セクシーなこと
書いてくれ”だった -
3:20 - 3:21[予想もつかないこと]
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3:21 - 3:23(ジョージ・ブッシュ)世界最新の民主主義
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3:24 - 3:26[そのすべてを記録]
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3:27 - 3:29(マイケル)俺に向かって撃ってる
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3:29 - 3:31(ステファン)15万人の軍隊を送り込んで
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3:31 - 3:33民主主義を作るつもりなんて言うなよ
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3:33 - 3:35バーガー・キングの
ドライブスルーに来たよ -
3:35 - 3:37(ステファン)金儲けに来ただけさ
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3:37 - 3:39(マイケル)俺はブッシュを支持する
石油が目的ではない -
3:40 - 3:42(ジョン・バリル)俺の人生で最悪な経験さ
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3:42 - 3:44(ステファン)バリル 見るんじゃない
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3:44 - 3:46(マイケルの妻)もう彼は同じ人じゃないわ
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3:46 - 3:48(マイケル)もう戻りたくない
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3:49 - 3:51[これほど誠実で力強い映像はまれだ]
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3:51 - 3:53イラクの人々を助けるために来たはずなのに
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3:53 - 3:55一人 殺してしまった
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3:55 - 3:57スミス軍曹がやられた! やられたって?
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3:57 - 4:00あそこにいる!そこだ! 撃て! 撃て!
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4:04 - 4:07『ザ・ウォー・テープス』
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4:07 - 4:11(ジョン)20年後にはいい国になるさ
そのために行ったんだ -
4:11 - 4:12そう思いたい
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4:20 - 4:24(拍手)
(デボラ)ありがとうございます -
4:24 - 4:271つ皆さんにお話ししたいのは
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4:27 - 4:31話しづらい事でも対話しなくてならないこと
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4:31 - 4:34それは 私自身がTEDの会場で体験しました
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4:34 - 4:37この中の何人の人がご存知か分りませんが
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4:37 - 4:42実はこの会場にもイラクから
帰還したばかりの人がいるのです -
4:42 - 4:44ポール 立ってもらえますか?
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4:44 - 4:46ポール・アンソニーです
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4:46 - 4:51彼は (拍手)
海兵隊に従軍しました -
4:51 - 4:55ある小さな出来事について話します
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4:55 - 4:57私たちは幸運な1人だったのです
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4:57 - 5:01ソニーのカメラとビスタのソフトを
使うご身分にいたわけですから -
5:01 - 5:03そうでしょ?そして私たちは語り始めました
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5:03 - 5:05名札の『ザ・ウォー・テープス』が目につきますよね
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5:05 - 5:06それで戦争の話になります
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5:06 - 5:10同じ立場の他のメンバーとも話し始めました
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5:10 - 5:12それが延々と続きました
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5:12 - 5:141時間ただ話し続けました
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5:14 - 5:16私の願いをさらに痛感して感じたのです
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5:16 - 5:20皆さんにも”ある事”を考えてほしいのです
そして 助けてほしいのです -
5:20 - 5:24多くの人が 戦争や政治の話をする事を
恐れています -
5:24 - 5:26何故かと言うと もしかしたら意見が別れ
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5:26 - 5:28お互い気分を害するかもわからないから
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5:28 - 5:32ならばどうやってもっと心を開き
意味ある対話ができるのでしょうか? -
5:32 - 5:37ポールが話していて
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5:37 - 5:40突然 コンスタンスに向かって言いました
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5:40 - 5:43“彼女がいなかったらこの話はできなかった
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5:43 - 5:45彼女が支えてくれたから”
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5:45 - 5:47私もとても緊張してました
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5:47 - 5:49私は質疑応答には慣れています
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5:49 - 5:50ジェームズが昨日言ったように
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5:50 - 5:52私はカメラを回す立場だから
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5:52 - 5:54自分が作った映画についての質問には
答られますが -
5:54 - 5:56壇上で 18分間も話すのは とても長く感じます
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5:56 - 5:59だからポールがこの場に居てくれて
嬉しく感じます -
5:59 - 6:01あなたが私を支えてくれたから
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6:02 - 6:04この映画はインターネットの話ではありません
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6:04 - 6:07でもインターネット無しには不可能でした
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6:07 - 6:10兵士が撮影したビデオがイラクから私に
着くのに通常2週間掛かりました -
6:10 - 6:14その間 私は兵士とはEメールや
インスタント・メッセージングで会話しました -
6:14 - 6:18全ての会話を保存したわけではありません
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6:18 - 6:20というのは最初は気付かなかったのです
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6:20 - 6:23全て記録したいと思うようになるとは
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6:23 - 6:28それでも メール 、インスタント・メッセージ
テキスト・メッセージが3211通となりました -
6:28 - 6:30保存できたものだけです
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6:30 - 6:37敢えて数を強調するのは
これは私と兵士が共に歩んだ旅だったからです -
6:37 - 6:39戦争の内側から描写することで
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6:39 - 6:41ここで1つのビデオをお見せします
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6:41 - 6:44そしてこのクリップを作成する過程に付いて
話します -
6:44 - 6:45では回して下さい
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6:46 - 6:49(ステファン)スポーツの火曜日だ
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6:49 - 6:53武装勢力にも公平な
チャンスを与えたい -
6:53 - 6:56だから 窓を開けて運転するのさ
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6:56 - 7:02我々の方が明らかに優位だからね
なんて もちろん冗談だよ -
7:02 - 7:04窓なんて開けられないよ
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7:05 - 7:09ウソさ とても危険だから
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7:11 - 7:12ウワッ
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7:12 - 7:13(兵士)あっちだ
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7:14 - 7:17(ステファン)よし あそこに行こう
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7:18 - 7:21報告 たった今タージ(キャンプの地名)
の外へ出発 -
7:21 - 7:25爆発はタージの門すぐ外で起きた模様
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7:25 - 7:27今現場に向かってます
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7:29 - 7:31(兵士)自爆テロだ!
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7:31 - 7:32糞ったれ野郎!
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7:32 - 7:34防弾ベストを着ろ!
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7:34 - 7:36あの糞ったれに向かえ― そうだ
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7:36 - 7:38待機中の 1-4小隊はゲートに向かえ!
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7:38 - 7:41(ステファン)1-6の保安官又は 他の1-4小隊は
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7:41 - 7:44タージ門に直行せよ どうぞ
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7:44 - 7:46(兵士)一緒に行こうぜ
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7:46 - 7:52(音声)
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7:52 - 7:55(ステファン)身をかがめて 右側に向かえ
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7:55 - 7:58バッグを持ってこい バッグを!
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7:59 - 8:02(悲鳴)
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8:04 - 8:06(ステファン)大量虐殺だった
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8:06 - 8:10恐らく死者 20名 負傷者は少なくとも
20~30人のイラク人 -
8:17 - 8:19まるで誰かが人を
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8:19 - 8:21四つ裂きにしたみたいだった
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8:21 - 8:24爆弾片の傷跡からは出血すらなかった
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8:24 - 8:26全てが焼け焦げていた
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8:26 - 8:30体の中が空っぽになっているような
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8:30 - 8:33爆破現場北部の状況
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8:34 - 8:38焼けただれた死体
上半身だけの死体は 片づけられた -
8:38 - 8:42腹部から下は何も残っていなかった
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8:45 - 8:48血の跡
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8:48 - 8:50そして 歩くと
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8:50 - 8:55ちぎれた皮膚の音がする
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8:55 - 8:58それだけだった
残っているのは -
8:58 - 9:01注射を3本施したのを覚えている
負傷者には包帯をした -
9:01 - 9:06砂袋を積んだ壁の傍らに座っていた兵士は
震えて喚き叫んでいた -
9:06 - 9:09衛生兵は怯えて機能してない
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9:10 - 9:16後で知ったのは イラク人負傷者を
タージ内で治療してはいけないそうだ -
9:16 - 9:19そこで 安い賃金の仕事はできても
死ぬことは許されないのさ -
9:19 - 9:22死ぬのは外でないとだめ
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9:24 - 9:28無能な衛生兵に手当てを止めろと
言われるようなことでもあったら -
9:28 - 9:31そいつの喉元をかき切っただろう
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9:41 - 9:4321時 部隊は我々のみ
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9:43 - 9:46今日起こった事を頭の中で思い起こしている
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9:46 - 9:49そうしたくても したくなくても
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9:49 - 9:51(キャスター)イラクにて再び武力衝突発生
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9:51 - 9:55バグダッド北部の基地周辺で自爆テロの車2台が
爆発 イラク人8名死亡 負傷者多数 -
9:55 - 9:57バグダット北部の連合基地近くにて
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9:57 - 9:58(ステファン)ニュースになった
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9:58 - 10:00良いように使われたような
誇らしいような -
10:00 - 10:02メディアは全く信用しない
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10:02 - 10:07不運な冗談と思って笑うだけならいいけど
一切関わりたくない -
10:07 - 10:10幸運な自分のケツを救ってくれた神に感謝したい
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10:10 - 10:12そうしよう その後でヌこう
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10:12 - 10:14この日記には彼女の匂いがあるから
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10:14 - 10:17そして明日になるとヌく時間はないから
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10:17 - 10:19次の作戦は朝6時開始
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10:23 - 10:27(デボラ)では...(拍手) ありがとう
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10:27 - 10:32冒頭に言った通り 内側から外に向けて伝える
外側からではなく― -
10:32 - 10:37クリスが紹介の際に流暢に説明した
「混ぜ合わせ」の意味ですが -
10:37 - 10:40新しいドキュメンタリー作成の手法です
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10:40 - 10:44兵士たちに会い その内10人がカメラを
持つことに同意し― -
10:44 - 10:46最終的には21人が撮影してくれました
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10:46 - 10:485人は兵役中を通じて
撮影してくれました -
10:48 - 10:50その中の3人が登場します
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10:50 - 10:54タージで起きた事はスティーブ・ピンクが
送ってきたメールで知りました -
10:54 - 10:57あの焼け焦げた車と死体の写真が
添付されていました -
10:57 - 10:59メールの口調から
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10:59 - 11:02暗く つらい1日だった事を
察しました -
11:02 - 11:06当時 マイク・モリアティが基地にいると
インスタント・メッセージが示していました -
11:06 - 11:08そこでマイクに確認の連絡を入れ言ったのです
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11:08 - 11:11“マイク ピンクにインタビューしに
行ってくれない?” -
11:11 - 11:13なぜなら戦闘映像で不足しがちなのは
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11:13 - 11:15軍内では「ホット・ウォッシュ」と言われる
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11:15 - 11:18何か起きた時に即刻インタビューして得る
臨場感です -
11:18 - 11:20時間が経ってしまうと
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11:20 - 11:22事実が穏やかになり角が取れてしまうのです
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11:22 - 11:25私はそれが欲しかったのです
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11:25 - 11:27彼らの状況に肉迫して
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11:27 - 11:30生の経験を伝えるため―
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11:30 - 11:32カメラを一番多く設置した場所は
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11:32 - 11:34装甲塔の上と
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11:34 - 11:36ハンヴィー(軍用車両)のダッシュボードでした
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11:36 - 11:41ハンヴィーの多くには2台のカメラを
設置しました -
11:41 - 11:45それで臨場感が増すのです
解ります? -
11:45 - 11:49このインタビューはマイクが
私の依頼に応じてくれたものです -
11:49 - 11:52襲撃発生後 24時間以内に撮りました
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11:52 - 11:54スティーブ・ピンクが日記を朗読したのは
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11:54 - 11:56帰国して5ヵ月後のことです
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11:56 - 11:58日記の存在は知っていましたが
とてもプライベートなことなので -
11:58 - 12:01信頼を得てから実現しました
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12:01 - 12:04特にドキュメンタリー映画では
人間関係が大切です -
12:04 - 12:07なので 彼が帰国してから5ヶ月経ち
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12:07 - 12:09初めて朗読に応じてくれました
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12:09 - 12:13あの場面で挿入したニュースについてですが―
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12:13 - 12:17あの状況下で 大手メディアは
持ちうる範囲の媒体で -
12:17 - 12:19できる限りのことをしたとは思います
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12:19 - 12:21しかし皆さんもよく聞く事とは思いますが
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12:21 - 12:23アメリカ兵が言う
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12:23 - 12:25“良いことは なぜ報道しないのか?”
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12:25 - 12:28これがその例なのです
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12:28 - 12:32ピンクの部隊ともう1隊は一日中
基地外で人道支援を行っていました -
12:32 - 12:34任務ではありませんでした
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12:34 - 12:36襲撃に遭ったアメリカ人はいませんでした
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12:36 - 12:41彼らはイラク人の命を救うために
一日中基地の外にいたのです -
12:41 - 12:43基地で働くイラク人を救うためにです
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12:43 - 12:46だから 兵士が不平に思うのは
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12:46 - 12:48正にこの事なのです
解ります? -
12:48 - 12:52そのギャップを埋めるべく
この映像を 彼らが伝えようとしてくれたことは -
12:52 - 12:54すばらしい贈り物です
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12:54 - 12:59このような意見の割れる話をすると
質問攻めにあいます -
12:59 - 13:01みんなそれぞれに強い主張をしてきますが
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13:01 - 13:03あまり 人の話を聞こうとしません
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13:03 - 13:05他人の意見を聞いたり 意見交換することも
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13:05 - 13:08私も同様に カッとしやすい性格ですが―
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13:08 - 13:13いろんなスピーカーが世界情勢の懸念を
言葉にします -
13:13 - 13:16私の懸念はこの会話が必要だということなのです
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13:16 - 13:20私たちは恐れている領域にも
踏み込む必要性があるのです -
13:20 - 13:22すでに解っていると思っていても
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13:22 - 13:26そして少しだけでも心を開き 知識を高める
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13:26 - 13:28とてつもない亀裂が存在しているのです
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13:28 - 13:33私はその亀裂を何とかつなげたいのです
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13:33 - 13:35こんな話しもあります
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13:35 - 13:37よく人に聞かれるのです
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13:37 - 13:41“この映画を製作した事で何が特別だった?” と
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13:41 - 13:43上映会では―
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13:43 - 13:47皆さんも講演されているので
よくお分かりでしょうが― -
13:47 - 13:51終わった後に人が残って色々質問しますよね
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13:51 - 13:53通常 最初の質問は
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13:53 - 13:56“使ったのはどんなカメラ?”
といったような 実務的な質問 -
13:56 - 14:01でも毎回決まったように
最後まで残っている人たちがいます -
14:01 - 14:05時間が経つにつれ解ったのは
最後までいる人達は決まったように兵士なのです -
14:05 - 14:09彼らはほとんどの人がいなくなるまで
待っています -
14:09 - 14:18私に聞かせてくれたとてつもなく
感銘深い話の1つで -
14:18 - 14:20それが じきに私自身の話にもなりました
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14:20 - 14:25映画を見ていない皆さんに
結末は話しませんから ご心配なく -
14:25 - 14:27戦争では市民が巻き添えの事故も
多く -
14:27 - 14:30ハンヴィーの前に踏み出てひかれ死にしたり
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14:30 - 14:35映画の中でもイラク人の女性が
死亡する場面があります -
14:35 - 14:42ある兵士が映画の後にきて
私のすぐ傍に立ち -
14:42 - 14:4430cmの距離でしょうか
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14:44 - 14:46とても大きな体格の人でした
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14:46 - 14:48私を見つめるので 微笑み返しました
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14:48 - 14:53すると 彼の眼に涙があふれていました
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14:53 - 14:56瞬きもしようとしませんでした
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14:56 - 14:59そして彼は言いました
“射撃手がキャンディーを投げていた” -
14:59 - 15:02その途端
彼が何を言おうとしたのか分かりました -
15:02 - 15:05射撃手がキャンディを投げていた
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15:05 - 15:08子供たちにキャンディを与えていたのです
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15:08 - 15:11子供たちが近寄り過ぎることはよくあります
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15:11 - 15:14すると彼はこういいました
“子供を殺してしまった” -
15:14 - 15:18自分は父親で 子供がいる
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15:18 - 15:20妻にも伝えられずにいる
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15:20 - 15:22自分の事を怪物だと思うだろうから”
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15:27 - 15:29もちろん 私は彼を抱きしめました
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15:29 - 15:31そして言いました “大丈夫よ”
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15:31 - 15:34彼は言いました
“妻をこの映画を見に連れてくる -
15:34 - 15:37そして話してみるよ”
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15:40 - 15:47なので 私が言う亀裂とは
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15:47 - 15:50兵士を知らない人に
関してだけではありません -
15:50 - 15:52もちろん そういう人もたくさんいます
近年では -
15:52 - 15:55第二次大戦の頃のように
最前線や後方支援があり -
15:55 - 15:57全国民が関与している訳ではないからです
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15:57 - 16:00どこで戦争が起きているのかも知らず
毎日平穏に過ごすこともできます -
16:00 - 16:02よく人がこう言うのを聞きます
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16:02 - 16:04私がこの映画の製作者と知っている人達ですが
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16:04 - 16:10私にこう言います
“私は戦争には反対 兵士は支援するけど” -
16:11 - 16:14すると私はこう言うようにしています
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16:14 - 16:17“それは良いことだけど 具体的に何かしてる?
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16:17 - 16:20退役兵事務所でボランティアしてる?
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16:20 - 16:22誰かに会いにいったりしてる?
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16:22 - 16:29もし近所の人が退役軍人だったら
時間を一緒に過ごしたりする? -
16:29 - 16:33質問はしなくても
話し相手になってあげられるでしょう? -
16:33 - 16:35チャリティに寄付したりする?""
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16:35 - 16:38ディーン・ケイメンとかは
すごいことをしてますよね -
16:38 - 16:43彼ほどじゃなくても 負傷兵の支援団体に
コンピューターを寄付したり出来ますよね -
16:43 - 16:48つまり 皆さんに敢えて言いたいのは
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16:48 - 16:51兵士を支援すると言うだけでなく
何か行動を起こしませんか? -
16:51 - 16:53あなたは彼らの友人になれますか?
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16:53 - 16:55本当に気にかけていますか?
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16:55 - 16:59私の思いは 皆さんへのお願いでもあるのですが
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16:59 - 17:05手を差し伸べてください
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17:05 - 17:09そして彼らを抱きしめてあげてください
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17:09 - 17:11ありがとうございました
- Title:
- 兵士たちの手で撮影されたイラク戦争の映画
- Speaker:
- デボラ・スクラントン
- Description:
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イラクで戦う兵士たちにカメラを託して撮影されたドキュメンタリー作品『ザ・ウォー・テープス』。映画監督デボラ・スクラントンがこの作品について映像を交えて語ります。
(一部に残虐映像があります) - Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 17:19
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Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for An Iraq war movie crowd-sourced from soldiers | |
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Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for An Iraq war movie crowd-sourced from soldiers | |
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Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for An Iraq war movie crowd-sourced from soldiers | |
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Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for An Iraq war movie crowd-sourced from soldiers | |
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Tamami Inoue accepted Japanese subtitles for An Iraq war movie crowd-sourced from soldiers | |
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Tamami Inoue edited Japanese subtitles for An Iraq war movie crowd-sourced from soldiers | |
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Tamami Inoue edited Japanese subtitles for An Iraq war movie crowd-sourced from soldiers | |
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Tamami Inoue edited Japanese subtitles for An Iraq war movie crowd-sourced from soldiers |
Chiyoko Tada
I'm new to TED/Amara so I'm still learning the navigation. This video was shown as needing Japanese subtitles, but I see that another translator is in the midst of doing the work. What does this mean? Is this an unfinished job that needs finishing? The dashboard shows that it is now assigned to me so I am confused.
Tracey J. Evans
Hi Chiyoko-san,
This may happen when the original translator abandoned the task. Ocasionally, for example, the initial translator does not have the time to clean up the subtitles before submitting them to review.
You could check the translation already there, edit, where necessary (red exclamation marks for length, mistakes, typos and so on) and review it, before submitting it for approval.
Then, contact the Japanese language coordinator (for example, through the Japanese TED Facebook group at https://www.facebook.com/groups/147815055347534/ or from the coordinator page at https://www.ted.com/participate/translate/our-translators/language-coordinators/japanese), and ask him/her to credit the initial translator for translation and you for the review. :-)
Best,
Tracey
Tracey J. Evans
Hi Chiyoko-san,
This may happen when the original translator abandoned the task. Ocasionally, for example, the initial translator does not have the time to clean up the subtitles before submitting them to review.
You could check the translation already there, edit, where necessary (red exclamation marks for length, mistakes, typos and so on) and review it, before submitting it for approval.
Then, contact the Japanese language coordinator (for example, through the Japanese TED Facebook group at https://www.facebook.com/groups/147815055347534/ or from the coordinator page at https://www.ted.com/participate/translate/our-translators/language-coordinators/japanese), and ask him/her to credit the initial translator for translation and you for the review. :-)
Best,
Tracey