< Return to Video

最高の統計を披露

  • 0:00 - 0:04
    10年ほど前 私はスウェーデンの学生に 世界の発展について
  • 0:04 - 0:08
    教える仕事に就きました 私がアフリカの機関と一緒に
  • 0:08 - 0:12
    20年ほどアフリカの飢餓の研究をしていたので
  • 0:12 - 0:16
    世界のことを少しは知っていると期待したのでしょう
  • 0:16 - 0:21
    医科大であるカロリンスカ研究所で「世界保健」という
  • 0:21 - 0:25
    学部の授業を持つことになりました しかしやる段になって
  • 0:25 - 0:28
    不安になりました スウェーデンでも最も成績優秀な
  • 0:28 - 0:31
    学生たちが相手です 私が教える事なんか
  • 0:31 - 0:34
    みんな知っているのではないかと思いました
  • 0:34 - 0:38
    そこで最初に小テストをやることにしました
  • 0:38 - 0:41
    その時の質問は 私に多くのことを教えてくれました
  • 0:41 - 0:45
    “この5組のそれぞれについて 乳幼児死亡率が高い方を選べ”
  • 0:45 - 0:49
    各組は 一方が他方よりも2倍以上
  • 0:49 - 0:54
    乳幼児死亡率が高くなるように選んであります
  • 0:54 - 0:59
    差異が データの誤差よりずっと大きくなるようにしたのです
  • 0:59 - 1:01
    別に皆さんをテストはしません
  • 1:01 - 1:06
    答えは トルコ、ポーランド、ロシア、パキスタン、南アフリカです
  • 1:06 - 1:09
    これがスウェーデンの学生の成績です
  • 1:09 - 1:12
    信頼区間はごく狭く 私にはありがたい結果でした
  • 1:12 - 1:16
    5点満点で平均1.8です これなら
  • 1:16 - 1:19
    世界保健の教授の居場所があります
  • 1:19 - 1:21
    私の授業も安泰です (笑)
  • 1:21 - 1:25
    しかしその結果について 本当に理解したのは
  • 1:25 - 1:29
    夜遅く その答案をまとめている時でした
  • 1:29 - 1:34
    スウェーデンの学生の世界の知識は 統計的有意に
  • 1:34 - 1:36
    チンパンジーより低い ということです
  • 1:36 - 1:38
    (笑)
  • 1:38 - 1:42
    チンパンジーはバナナを2本もやれば スリランカかトルコか
  • 1:42 - 1:45
    半分の場合は正しい方を選ぶでしょう
  • 1:45 - 1:49
    スウェーデンの学生はもっと下です 問題は無知ではなく
  • 1:49 - 1:52
    先入観です
  • 1:52 - 1:56
    私はカロリンスカ研究所の教授にも 非倫理的な調査を行いました
  • 1:56 - 1:57
    (笑)
  • 1:57 - 1:59
    ノーベル医学賞を授与する人たちが
  • 1:59 - 2:01
    チンパンジー並みだったのです
  • 2:01 - 2:04
    (笑)
  • 2:04 - 2:08
    コミュニケーションの必要性を実感しました
  • 2:08 - 2:11
    世界各国の子供の健康水準については
  • 2:11 - 2:14
    よく整ったデータがあるからです
  • 2:14 - 2:19
    それで ご覧のようなソフトを作りました 丸はそれぞれ国を表しています
  • 2:19 - 2:25
    これは中国で これはインドです
  • 2:25 - 2:31
    円の大きさは人口を表し 横軸は出生率です
  • 2:31 - 2:34
    学生たちが 世界をどう捉えているのか
  • 2:34 - 2:36
    彼らに聞いてみました
  • 2:36 - 2:38
    “世界を実際どう思っているの?”
  • 2:38 - 2:42
    彼らの知識は「タンタンの冒険旅行」から来ているのが分かりました
  • 2:42 - 2:43
    (笑)
  • 2:43 - 2:46
    学生たちは いまだ世界を「我々」と「彼ら」に分け
  • 2:46 - 2:49
    我々「西欧世界」 彼ら「第三世界」と考えています
  • 2:49 - 2:52
    私は聞きました “その「西欧世界」というのは何?”
  • 2:52 - 2:57
    “長生きで小家族なのがそうです 短命で大家族なのが第三世界です”
  • 2:57 - 3:03
    これをご覧ください 横軸は出生率 女性1人当たりの子どもの数です
  • 3:03 - 3:07
    1人、2人、3人、4人から8人まで
  • 3:07 - 3:13
    1962年以降の 各国の家族の大きさについては とても良いデータがあります
  • 3:13 - 3:16
    誤差はわずかです 縦軸は出生時平均余命です
  • 3:16 - 3:20
    30歳くらいから 上は70歳くらいまであります
  • 3:20 - 3:23
    1962年には 実際こういう国のグループがありました
  • 3:23 - 3:28
    工業国は 小家族で長寿です
  • 3:28 - 3:30
    そしてこっちは発展途上国
  • 3:30 - 3:33
    大家族で比較的短命でした
  • 3:33 - 3:37
    そして1962年以降何が起きたのか? 変化を見てみましょう
  • 3:37 - 3:40
    学生たちは正しく 今も2種類の国があるのでしょうか?
  • 3:41 - 3:44
    それとも発展途上国が小家族になって この辺にいるのか?
  • 3:44 - 3:46
    あるいは長寿になって この上にいるのか?
  • 3:46 - 3:49
    見てみましょう データには利用可能な 国連の
  • 3:49 - 3:52
    統計を使っています では見てみましょう
  • 3:52 - 3:55
    これは中国 より健康な社会へと改善していきます
  • 3:55 - 3:58
    緑のラテンアメリカ諸国が 小家族に向かっています
  • 3:58 - 4:01
    黄色いのはアラブ諸国です
  • 4:01 - 4:05
    寿命が延びています
  • 4:05 - 4:08
    緑色のアフリカは この場に留まったままです
  • 4:08 - 4:11
    インドに インドネシア とても速く動いています
  • 4:11 - 4:12
    (笑)
  • 4:12 - 4:15
    80年代に入ります バングラデシュはずっと
  • 4:15 - 4:18
    アフリカ諸国と一緒でしたが ここで奇跡が起きます
  • 4:18 - 4:21
    イマームが家族計画を推進し
  • 4:21 - 4:26
    左上に上がっていきます 90年代にひどいHIVの流行があり
  • 4:26 - 4:29
    アフリカ諸国の平均余命が下がります
  • 4:29 - 4:33
    残りの国はみな 左上へと進んでいきます
  • 4:33 - 4:37
    長寿で小家族 私たちの世界は全く違ったものになったのです
  • 4:37 - 4:50
    (拍手)
  • 4:50 - 4:55
    米国とベトナムとを比較してみましょう
  • 4:55 - 5:00
    1964年 米国は小家族で長寿
  • 5:00 - 5:04
    一方ベトナムは大家族で短命です その後こうなります
  • 5:04 - 5:10
    戦争中のデータを見ると 戦争による多くの死者にも関わらず
  • 5:10 - 5:13
    平均余命が伸びています 戦争が終わる頃に
  • 5:13 - 5:16
    ベトナムで家族計画が始まり 小家族に向かいます
  • 5:16 - 5:19
    米国は長寿で小さな家族を保っています
  • 5:19 - 5:22
    ベトナムは80年代に
  • 5:22 - 5:25
    計画経済を捨てて市場経済になり
  • 5:25 - 5:29
    社会水準の向上が加速します そして今日
  • 5:29 - 5:34
    2003年のベトナムの平均余命と 家族の大きさは
  • 5:34 - 5:41
    ベトナム戦争末 1974年の米国と同じ水準になりました
  • 5:41 - 5:45
    データを見なければ 我々は
  • 5:45 - 5:49
    アジアの著しい変化を 過小評価することになります
  • 5:49 - 5:53
    アジアでは 経済の変化の前に 社会の変化が現れています
  • 5:53 - 5:58
    別な見方をしてみましょう 世界の所得の分布です
  • 5:58 - 6:05
    これは世界の人々の所得の分配を示しています
  • 6:05 - 6:10
    世帯1日当たり 1ドル、10ドル、100ドルです
  • 6:10 - 6:14
    もはや豊かな国と貧しい国の間にギャップはありません 神話です
  • 6:14 - 6:18
    小さな谷がありますが ずっと途切れなく分布しています
  • 6:19 - 6:23
    所得がどういう配分になっているか見てみましょう
  • 6:23 - 6:29
    これが世界の年間所得の100%です 最も豊かな20%が
  • 6:29 - 6:36
    74%を手にしています そして最も貧しい20%が
  • 6:36 - 6:41
    2%を手にしています これを見ると 発展途上国という概念は
  • 6:41 - 6:45
    非常に疑わしいことが分かります 援助について考えるとき
  • 6:45 - 6:50
    私たちは ここの人たちが ここの人たちを助けていると思っています しかし真ん中の
  • 6:50 - 6:54
    最も人口の多い部分が 今や24%の所得を得ているのです
  • 6:54 - 6:58
    この人たちは誰なのでしょう?
  • 6:58 - 7:02
    それぞれの国はどこにあたるのでしょう? まずアフリカです
  • 7:02 - 7:07
    これがアフリカ 世界の人口の10%で 大部分が貧困です
  • 7:07 - 7:12
    これはOECD諸国 豊かな国々 国連のカントリークラブです
  • 7:12 - 7:17
    この部分で アフリカとOECDの間に 結構重なりがあります
  • 7:17 - 7:20
    これは南アメリカ
  • 7:20 - 7:23
    最貧から最富裕まで 全部そろっています
  • 7:23 - 7:28
    さらに重ねて 東欧、東アジア、
  • 7:28 - 7:33
    南アジア 時間を1970年までを戻します
  • 7:33 - 7:38
    谷が深くなっています
  • 7:38 - 7:42
    極貧生活をしている人はアジアに多くいました
  • 7:42 - 7:49
    世界の問題はアジアの貧困だったのです 時間を進めていくと
  • 7:49 - 7:52
    人口が増加していき アジアでは
  • 7:52 - 7:55
    何億という人々が貧困から抜け出し 別なところで
  • 7:55 - 7:58
    貧困が進みます これが現在のパターンです
  • 7:58 - 8:02
    世界銀行による最良の予測では この後こうなります
  • 8:02 - 8:06
    世界は分断されておらず ほとんどの人が真ん中にいます
  • 8:06 - 8:08
    これはもちろん対数目盛です
  • 8:08 - 8:13
    私たちの経済の概念では 成長をパーセントで計ります
  • 8:13 - 8:19
    発展の割合として見るのです
  • 8:19 - 8:23
    横軸を世帯収入から 1人当たりのGDPに変えましょう
  • 8:23 - 8:29
    それぞれのデータを 地域のGDPに変えます
  • 8:29 - 8:33
    円の大きさは人口です
  • 8:33 - 8:36
    OECDがここで サハラ以南のアフリカがここです
  • 8:36 - 8:39
    アラブ諸国を
  • 8:39 - 8:43
    アフリカやアジアと分けて別にしましょう
  • 8:43 - 8:48
    横軸を引き伸ばし 次元をもう1つ追加します
  • 8:48 - 8:51
    子供の生存率です
  • 8:51 - 8:56
    横軸がお金で 縦軸が子どもの生き残る可能性です
  • 8:56 - 9:00
    ある国々では99.7%の子どもが5歳以上まで生きられます
  • 9:00 - 9:04
    一方70%の国々もあります ここにギャップがあるように見えます
  • 9:04 - 9:08
    OECD、南アメリカ、東欧、東アジア
  • 9:08 - 9:12
    アラブ諸国、南アジア、サハラ以南のアフリカ
  • 9:12 - 9:17
    子どもの生存率とお金の間には強い相関があります
  • 9:17 - 9:25
    サハラ以南のアフリカをバラしてみましょう 縦軸が保健の水準で 上に行くほど良いということです
  • 9:25 - 9:30
    サハラ以南アフリカを国に分けました
  • 9:30 - 9:35
    それぞれの円の大きさは国の人口を表しています
  • 9:35 - 9:39
    シエラレオネがここ モーリシャスがあそこにあります
  • 9:39 - 9:42
    モーリシャスは貿易障壁を最初に解除した国で
  • 9:43 - 9:48
    砂糖や繊維製品を 欧米と対等な条件で売ることができます
  • 9:48 - 9:52
    アフリカの国の間にも大きな差があるのです ガーナは真ん中あたり
  • 9:52 - 9:55
    シエラネオネは人道的支援を受けています
  • 9:55 - 10:00
    ウガンダは開発支援を受けています この辺は投資できます
  • 10:00 - 10:03
    ここでは休暇を過ごせます
  • 10:03 - 10:08
    アフリカには大きな幅があるのに 私たちは一緒くたにしています
  • 10:08 - 10:12
    南アジアを分割してみましょう 真ん中の大きな円がインドです
  • 10:12 - 10:16
    アフガニスタンとスリランカでは 大変大きな違いがあります
  • 10:16 - 10:20
    アラブ諸国を分割してみましょう どうなるでしょう?
  • 10:20 - 10:24
    気候、文化、宗教が同じでも 大きな違いがあります 隣国同士でも
  • 10:24 - 10:29
    イエメンは内戦 アラブ首長国連邦では 外国人労働者の子どもも含め
  • 10:29 - 10:36
    お金が平等にうまく使われています 私たちが信じているのとは異なっています
  • 10:36 - 10:40
    データはみんなが思うより有効なのです 不確実な部分があるにしても
  • 10:41 - 10:43
    はっきりした差が見られます
  • 10:43 - 10:46
    このカンボジアとシンガポールの差は
  • 10:46 - 10:49
    データの問題を はるかに超えています
  • 10:49 - 10:55
    東欧は長い間ソビエト経済下にありましたが 離脱して10年
  • 10:55 - 10:58
    大きく変わっています 南米も
  • 10:58 - 11:02
    今や健康な国はキューバだけではありません
  • 11:02 - 11:07
    チリは数年のうちに 子供の死亡率の低さでキューバを抜きそうです
  • 11:07 - 11:10
    こちらは高所得なOECD諸国です
  • 11:10 - 11:14
    これが世界全体のパターンです
  • 11:14 - 11:19
    だいたいこんな感じになっています
  • 11:19 - 11:25
    1960年の世界を見てみましょう 動き始めます
  • 11:25 - 11:28
    これは毛沢東です 中国に健康をもたらしました
  • 11:28 - 11:33
    彼の死後 鄧小平が出てきて 中国にお金をもたらし 中国を本流に引き戻しました
  • 11:33 - 11:37
    このようにそれぞれの国が違った方向に動いています
  • 11:37 - 11:41
    ですから 世界の典型的なパターンを示す
  • 11:41 - 11:46
    国の例を挙げるというのは難しいのです
  • 11:46 - 11:52
    また1960年に戻しましょう
  • 11:52 - 12:02
    ここにある韓国と こちらにあるブラジルを比較してみましょう
  • 12:02 - 12:07
    比較のためウガンダも入れましょう
  • 12:07 - 12:12
    ここにあります 時間を進めます
  • 12:12 - 12:21
    韓国がいかに速く進歩しているか 分かるでしょう
  • 12:21 - 12:24
    それに比べるとブラジルはずっとゆっくりです
  • 12:24 - 12:30
    また最初に戻って 航跡表示をオンにして
  • 12:30 - 12:34
    もう一度実行すると 発展の速度が
  • 12:34 - 12:40
    大きく異なるのが分かります そして経済と保健は
  • 12:40 - 12:44
    だいたいのところ同じ割合で変化しています
  • 12:44 - 12:48
    しかし経済より保健が先に来る場合に 動きがずっと速いのが分かります
  • 12:49 - 12:53
    それが良くわかるように アラブ首長国連邦を加えてみましょう
  • 12:53 - 12:56
    資源の豊かな国です 石油でお金はできましたが
  • 12:56 - 13:00
    健康をスーパーマーケットで買うことはできません
  • 13:00 - 13:04
    健康に投資し 子どもたちを学校で教えなければなりません
  • 13:04 - 13:07
    医療スタッフを育て 国民を教育しなければなりません
  • 13:07 - 13:10
    首長ザーイドはこれをかなりうまくやりました
  • 13:10 - 13:14
    石油価格の下落にも関わらず この国をここまで引き上げたのです
  • 13:14 - 13:18
    だから世界の主流の状況としては
  • 13:18 - 13:20
    各国は昔に比べて
  • 13:20 - 13:25
    お金をうまく使うようになっています
  • 13:25 - 13:32
    これは各国をその平均で見た場合です
  • 13:32 - 13:37
    でも平均データを使うのは危険があります
  • 13:37 - 13:43
    国の中にも大きな差があるからです これを見ると
  • 13:43 - 13:49
    現在のウガンダは 1960年に韓国がいた場所にいます
  • 13:49 - 13:54
    ウガンダを分けると 国内に大きな差があります
  • 13:54 - 13:57
    ウガンダで最も富裕な20%がここ
  • 13:57 - 14:01
    最も貧しい層はここです 南アフリカを分けるとこんな感じです
  • 14:01 - 14:06
    最近ひどい飢饉のあったニジェールを見てみましょう
  • 14:06 - 14:11
    ニジェールの最貧の20%はここで
  • 14:11 - 14:14
    南アフリカの最も豊かな20%はここです
  • 14:14 - 14:19
    それなのに私たちは アフリカに対する解決策は どうあるべきかと議論しています
  • 14:19 - 14:22
    アフリカには世界の全てがあります
  • 14:22 - 14:26
    HIV対策について こっちの20%と一緒の議論を
  • 14:26 - 14:30
    こっちの20%にはできないのです
  • 14:30 - 14:35
    世界の改善は それぞれのコンテキストに合わせる必要があり
  • 14:35 - 14:38
    大きな地域でくくるのは不適切です 細かくやらなきゃいけません
  • 14:38 - 14:42
    このツールを使わせると 学生がとてもワクワクするのに気づきました
  • 14:42 - 14:47
    政策立案者や企業もまた 世界の変化を知りたがっています
  • 14:47 - 14:51
    ではなぜ それが実現しないのでしょう?
  • 14:51 - 14:55
    なぜ 既に持っているデータを使おうとしないのか?
  • 14:55 - 14:57
    国連も 国の統計機関も
  • 14:57 - 15:01
    大学も その他の非政府組織も データを持っているというのに
  • 15:01 - 15:03
    それはデータが隠されているからです
  • 15:03 - 15:08
    一般の人々が使えるインターネットがあるというのに データは有効に使われていません
  • 15:08 - 15:11
    私たちが見てきた 世界の変化を示す情報に
  • 15:11 - 15:15
    公的にアクセスできるものはありません ある種のウェブページはあります
  • 15:15 - 15:21
    データベースから養分を取っているわけですが
  • 15:21 - 15:26
    高い値段を付け 変なパスワードをかけ 退屈な統計データを表示するだけです
  • 15:26 - 15:29
    (笑と拍手)これではうまくいきません
  • 15:29 - 15:33
    何が必要なのか? データベースはあります 新しいデータベースが
  • 15:33 - 15:37
    必要なわけではありません 素晴らしいデザインツールもあり
  • 15:37 - 15:40
    どんどん増えています ですから私たちは
  • 15:40 - 15:45
    データをデザインに結び付ける 非営利のベンチャーを始めました
  • 15:45 - 15:48
    Gapminderです ロンドン地下鉄の“MIND THE GAP”
  • 15:48 - 15:51
    (隙間にご注意ください)から名前を取りました
  • 15:51 - 15:55
    私たちはデータをつなげられる ソフトを作り始めました
  • 15:55 - 16:01
    そんなに難しくはありません 数人年です それでデータを引き出し
  • 16:01 - 16:03
    アニメーションできるようになりました
  • 16:03 - 16:08
    いくつか国連機関のデータも解放しました
  • 16:08 - 16:12
    いくつかの国は データを世界に公開することに同意しています
  • 16:12 - 16:15
    しかし本当に必要なのは検索機能です
  • 16:15 - 16:20
    データを検索可能な形にして公開し 自由に検索できるようにしなければなりません
  • 16:20 - 16:23
    そのために世界を回って どんな言葉を耳にするでしょう?
  • 16:23 - 16:27
    私は統計機関の人類学に詳しくなりました みんな同じことを言います
  • 16:28 - 16:32
    “不可能です うちの情報は特殊ですから”
  • 16:32 - 16:35
    “よそのデータのように検索可能にするのは無理です”
  • 16:35 - 16:40
    “学生や世界の起業家に データを無料で提供はできません”
  • 16:40 - 16:43
    しかし私はそうしたいのです
  • 16:43 - 16:46
    公的資金によるデータがここにあり
  • 16:46 - 16:49
    それがネット上で花開くのを見たいのです
  • 16:49 - 16:54
    肝心なのは データを検索可能にし 様々なデザインツールを使い
  • 16:54 - 16:56
    絵として見られるようにすることです
  • 16:56 - 17:01
    良い報せがあります 国連統計局の新局長は
  • 17:01 - 17:05
    不可能だとは言いません 彼はただ
  • 17:05 - 17:07
    “我々には無理です”と言うだけです
  • 17:07 - 17:11
    (笑)
  • 17:11 - 17:13
    なかなか頭の良い人ですよね?
  • 17:13 - 17:15
    (笑)
  • 17:15 - 17:19
    今後数年で データの方面で 多くのことが起こるでしょう
  • 17:19 - 17:23
    所得分布を まったく違った方法で見られるようになるでしょう
  • 17:23 - 17:28
    紫は1970年の中国の所得分布で
  • 17:29 - 17:34
    水色は1970年の米国の所得分布です
  • 17:34 - 17:38
    ほとんど重なりはありません その後どうなったでしょう?
  • 17:38 - 17:43
    こうなります 中国は成長し 平等ではなくなっていきます
  • 17:43 - 17:47
    そしてこのような位置に 米国のすぐ背後に迫っています
  • 17:47 - 17:49
    なんだか お化けのようですね
  • 17:49 - 17:51
    (笑)
  • 17:51 - 18:01
    結構怖い感じです このような情報を持つのは大変重要だと思います
  • 18:01 - 18:07
    本当に見る必要があります 最後に
  • 18:07 - 18:12
    1000人当たりの インターネットユーザ数を ご覧いただきましょう
  • 18:12 - 18:17
    このソフトを使うと 世界の国々の500種のデータに 容易にアクセスできます
  • 18:17 - 18:21
    画面の切り替えに若干時間がかかりますが
  • 18:21 - 18:26
    縦軸と横軸に 好きなデータを選択できます
  • 18:26 - 18:31
    必要なのはデータベースを無料化し 検索可能にすることで
  • 18:31 - 18:34
    そうすれば クリックするだけで
  • 18:34 - 18:39
    グラフに変えて 即座に理解できるようになります
  • 18:39 - 18:42
    統計学者はこういうのを気に入りません
  • 18:42 - 18:51
    現実を表していないと言います 統計的 分析的手法を使うべきだと言います
  • 18:51 - 18:54
    しかし これで仮説生成ができるのです
  • 18:54 - 18:58
    インターネットが現れ インターネットにアクセスする
  • 18:58 - 19:02
    ユーザ数が増えていきます 横軸は1人当たりのGDPです
  • 19:02 - 19:07
    新しく登場した技術ですが それが驚くほど
  • 19:07 - 19:12
    国の経済力に対応しています だからこそ100ドルPCが
  • 19:12 - 19:15
    重要なのです ここには良い傾向が見えます
  • 19:15 - 19:18
    世界がフラットになっているかのようです
  • 19:18 - 19:21
    これらの国々は 経済以上に上昇しており
  • 19:21 - 19:25
    今後どうなるか興味深いところです みんながすべての公的データを
  • 19:25 - 19:27
    使えるようになることを願っています
  • 19:28 - 19:31
    (拍手)
Title:
最高の統計を披露
Speaker:
Hans Rosling
Description:

統計データをこんな風に見せられたことはないでしょう。スポーツ実況者張りのドラマ性と緊迫感を込めて、統計の達人ハンス・ロスリングが「発展途上国」の神話を打ち崩します。

more » « less
Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDTalks
Duration:
19:33
Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for The best stats you've ever seen
Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for The best stats you've ever seen
TED added a translation

Japanese subtitles

Revisions Compare revisions