最高の統計を披露
-
0:01 - 0:0310年ほど前 私は
スウェーデンの学生に -
0:03 - 0:07世界の発展について
教える仕事に就きました -
0:07 - 0:10私がアフリカの機関と一緒に
20年ほど -
0:10 - 0:13アフリカの飢餓の研究を
していたので -
0:13 - 0:17世界のことを少しは知っていると
期待したのでしょう -
0:17 - 0:21医科大である
カロリンスカ研究所で -
0:21 - 0:24「世界保健」という学部の授業を
持つことになりました -
0:24 - 0:27しかしやる段になって
不安になりました -
0:27 - 0:32スウェーデンでも最も成績優秀な
学生たちが相手です -
0:32 - 0:36私が教える事なんか みんな
知っているのではないかと思いました -
0:36 - 0:38そこで最初に小テストを
やることにしました -
0:38 - 0:41その時の質問は 私に多くのことを
教えてくれました -
0:41 - 0:47“この5組のそれぞれについて
乳幼児死亡率が高い方を選べ” -
0:47 - 0:50各組は 一方が他方よりも
2倍以上 -
0:50 - 0:54乳幼児死亡率が高くなるように
選んであります -
0:54 - 0:59差異が データの誤差より
ずっと大きくなるようにしたのです -
0:59 - 1:01別に皆さんを
テストはしません -
1:01 - 1:06答えは トルコ、ポーランド、ロシア、
パキスタン、南アフリカです -
1:06 - 1:09これがスウェーデンの
学生の成績です -
1:09 - 1:13信頼区間はごく狭く
私にはありがたい結果でした -
1:13 - 1:165点満点で平均1.8です
-
1:16 - 1:19これなら世界保健の教授の
居場所があります -
1:19 - 1:21私の授業も安泰です (笑)
-
1:21 - 1:26しかしその結果について
本当に理解したのは -
1:26 - 1:28夜遅く その答案を
まとめている時でした -
1:28 - 1:34スウェーデンの学生の
世界の知識は 統計的有意に -
1:34 - 1:36チンパンジーより
低い ということです -
1:36 - 1:38(笑)
-
1:38 - 1:42チンパンジーはバナナを2本もやれば
スリランカかトルコか -
1:42 - 1:46半分の場合は正しい方を
選ぶでしょう -
1:46 - 1:48スウェーデンの学生は
もっと下です -
1:48 - 1:52問題は無知ではなく
先入観です -
1:52 - 1:56私はカロリンスカ研究所の教授にも
非倫理的な調査を行いました -
1:56 - 1:57(笑)
-
1:57 - 1:59ノーベル医学賞を
授与する人たちが -
1:59 - 2:02チンパンジー並み
だったのです -
2:02 - 2:04(笑)
-
2:04 - 2:09コミュニケーションの必要性を
実感しました -
2:09 - 2:12世界各国の子供の
健康水準については -
2:12 - 2:15よく整ったデータが
あるからです -
2:15 - 2:17それで ご覧のような
ソフトを作りました -
2:17 - 2:20丸はそれぞれ国を
表しています -
2:20 - 2:26これは中国で
これはインドです -
2:26 - 2:31円の大きさは人口を表し
横軸は出生率です -
2:31 - 2:34学生たちが 世界を
どう捉えているのか -
2:34 - 2:36彼らに聞いてみました
-
2:36 - 2:39“世界を実際
どう思っているの?” -
2:39 - 2:43彼らの知識は「タンタンの冒険旅行」から
来ているのが分かりました -
2:43 - 2:44(笑)
-
2:44 - 2:46学生たちは いまだ世界を
「我々」と「彼ら」に分け -
2:46 - 2:50我々「西欧世界」
彼ら「第三世界」と考えています -
2:50 - 2:53私は聞きました
“その「西欧世界」というのは何?” -
2:53 - 2:57“長生きで小家族なのがそうです
短命で大家族なのが第三世界です” -
2:57 - 3:04これをご覧ください 横軸は出生率
女性1人当たりの子どもの数です -
3:04 - 3:071人、2人、3人、4人から
8人まで -
3:07 - 3:131962年以降の 各国の家族の大きさについては
とても良いデータがあります -
3:13 - 3:15誤差はわずかです
-
3:15 - 3:17縦軸は出生時平均余命です
-
3:17 - 3:2030歳くらいから
上は70歳くらいまであります -
3:20 - 3:241962年には 実際こういう
国のグループがありました -
3:24 - 3:29工業国は 小家族で長寿です
-
3:29 - 3:31そしてこっちは発展途上国
-
3:31 - 3:34大家族で比較的短命でした
-
3:34 - 3:38そして1962年以降何が起きたのか?
変化を見てみましょう -
3:38 - 3:41学生たちは正しく
今も2種類の国があるのでしょうか? -
3:41 - 3:44それとも発展途上国が小家族になって
この辺にいるのか? -
3:44 - 3:47あるいは長寿になって
この上にいるのか? -
3:47 - 3:48見てみましょう
-
3:48 - 3:51データには利用可能な
国連の統計を使っています -
3:51 - 3:56これは中国 より健康な社会へと
改善していきます -
3:56 - 3:59緑の中南米諸国が
小家族に向かっています -
3:59 - 4:02黄色いのはアラブ諸国です
-
4:02 - 4:06寿命が延びています
-
4:06 - 4:08緑色のアフリカは
この場に留まったままです -
4:08 - 4:11インドに インドネシア
とても速く動いています -
4:11 - 4:1280年代に入ります
-
4:12 - 4:15バングラデシュはずっと
アフリカ諸国と一緒でしたが -
4:15 - 4:18ここで奇跡が起きます
-
4:18 - 4:23イマームが家族計画を推進し
左上に上がっていきます -
4:23 - 4:2690年代にひどい
HIVの流行があり -
4:26 - 4:30アフリカ諸国の
平均余命が下がります -
4:30 - 4:33残りの国はみな
左上へと進んでいきます -
4:33 - 4:36長寿で小家族
-
4:36 - 4:38私たちの世界は
全く違ったものになったのです -
4:38 - 4:42(拍手)
-
4:51 - 4:55米国とベトナムとを
比較してみましょう -
4:55 - 5:001964年 米国は小家族で長寿
-
5:00 - 5:03一方ベトナムは大家族で短命です
-
5:03 - 5:05その後こうなります
-
5:05 - 5:10戦争中のデータを見ると
戦争による多くの死者にも関わらず -
5:10 - 5:12平均余命が伸びています
-
5:12 - 5:14戦争が終わる頃に
-
5:14 - 5:17ベトナムで家族計画が始まり
小家族に向かいます -
5:17 - 5:20米国は長寿で小さな家族を
保っています -
5:20 - 5:22ベトナムは80年代に
-
5:22 - 5:26計画経済を捨てて
市場経済になり -
5:26 - 5:29社会水準の向上が
加速します -
5:29 - 5:35そして今日 2003年のベトナムの
平均余命と家族の大きさは -
5:35 - 5:42ベトナム戦争末 1974年の米国と
同じ水準になりました -
5:42 - 5:46データを見なければ 我々は
-
5:46 - 5:49アジアの著しい変化を
過小評価することになります -
5:49 - 5:53アジアでは 経済の変化の前に
社会の変化が現れています -
5:53 - 5:57別な見方をしてみましょう
-
5:57 - 6:02世界の所得の分布です
-
6:02 - 6:06これは世界の人々の所得の
分布を示しています -
6:06 - 6:11世帯1日当たり
1ドル、10ドル、100ドルです -
6:11 - 6:15もはや豊かな国と貧しい国の間に
ギャップはありません 神話です -
6:15 - 6:19小さな谷がありますが
ずっと途切れなく分布しています -
6:19 - 6:23所得がどういう配分になっているか
見てみましょう -
6:23 - 6:27これが世界の年間所得の
100%です -
6:27 - 6:34最も豊かな20%が
74%を手にしています -
6:34 - 6:39そして最も貧しい20%が
2%を手にしています -
6:39 - 6:42これを見ると
発展途上国という概念は -
6:42 - 6:44非常に疑わしいことが
分かります -
6:44 - 6:45援助について考えるとき
-
6:45 - 6:49私たちは ここの人たちが ここの人たちを
助けていると思っています -
6:49 - 6:52しかし真ん中の
最も人口の多い部分が -
6:52 - 6:54今や24%の所得を
得ているのです -
6:54 - 6:59この人たちは
誰なのでしょう? -
6:59 - 7:01それぞれの国は
どこにあたるのでしょう? -
7:01 - 7:03まずアフリカです
-
7:03 - 7:08世界の人口の10%で
大部分が貧困です -
7:08 - 7:13これはOECD諸国 豊かな国々
国連のカントリークラブです -
7:13 - 7:18この部分で アフリカとOECDの間に
結構重なりがあります -
7:18 - 7:19これは中南米
-
7:19 - 7:24最貧から最富裕まで
全部そろっています -
7:24 - 7:30さらに重ねて 東欧、
東アジア、南アジア -
7:30 - 7:35時間を1970年まで戻します
-
7:35 - 7:38谷が深くなっています
-
7:38 - 7:43極貧生活をしている人は
アジアに多くいました -
7:43 - 7:46世界の問題は
アジアの貧困だったのです -
7:46 - 7:52時間を進めていくと
人口が増加していき -
7:52 - 7:55アジアでは何億という人々が
貧困から抜け出し -
7:55 - 7:57別なところで貧困が進みます
-
7:57 - 7:59これが現在のパターンです
-
7:59 - 8:03世界銀行による最良の予測では
この後こうなります -
8:03 - 8:07世界は分断されておらず
ほとんどの人が真ん中にいます -
8:07 - 8:09これはもちろん対数目盛です
-
8:09 - 8:12私たちの経済の概念では
成長をパーセントで計ります -
8:12 - 8:18発展の割合として見るのです
-
8:18 - 8:22横軸を 世帯収入から
1人当たりのGDPに変えましょう -
8:22 - 8:29それぞれのデータを
地域のGDPに変えます -
8:29 - 8:33円の大きさは人口です
-
8:33 - 8:37OECDがここで サハラ以南の
アフリカがここです -
8:37 - 8:39アラブ諸国を
-
8:39 - 8:43アフリカやアジアと
分けて別にしましょう -
8:43 - 8:48横軸を引き伸ばし
次元をもう1つ追加します -
8:48 - 8:52子供の生存率です
-
8:52 - 8:56横軸がお金で
縦軸が子どもの生き残る可能性です -
8:56 - 9:00ある国々では99.7%の子どもが
5歳以上まで生きられます -
9:00 - 9:02一方70%の国々もあります
-
9:02 - 9:04ここにギャップが
あるように見えます -
9:04 - 9:09OECD、中南米、
東欧、東アジア -
9:09 - 9:13アラブ諸国、南アジア、
サハラ以南のアフリカ -
9:13 - 9:17子どもの生存率とお金の間には
強い相関があります -
9:17 - 9:21サハラ以南のアフリカを
バラしてみましょう -
9:21 - 9:26縦軸が保健の水準で
上に行くほど良いということです -
9:26 - 9:30サハラ以南アフリカを
国に分けました -
9:30 - 9:35それぞれの円の大きさは
国の人口を表しています -
9:35 - 9:38シエラレオネがここ
モーリシャスがあそこにあります -
9:38 - 9:42モーリシャスは貿易障壁を
最初に解除した国で -
9:42 - 9:48砂糖や繊維製品を 欧米と
対等な条件で売ることができます -
9:48 - 9:51アフリカの国の間にも
大きな差があるのです -
9:51 - 9:52ガーナは真ん中あたり
-
9:52 - 9:55シエラネオネは
人道的支援を受けています -
9:55 - 9:59ウガンダは開発支援を
受けています -
9:59 - 10:00この辺は投資できます
-
10:00 - 10:03ここでは休暇を過ごせます
-
10:03 - 10:08アフリカには大きな幅があるのに
私たちは一緒くたにしています -
10:08 - 10:10南アジアを分割してみましょう
-
10:10 - 10:12真ん中の大きな円が
インドです -
10:12 - 10:17アフガニスタンとスリランカでは
大変大きな違いがあります -
10:17 - 10:19アラブ諸国を分割してみましょう
どうなるでしょう? -
10:19 - 10:24気候、文化、宗教が同じでも
大きな違いがあります 隣国同士でも -
10:24 - 10:26イエメンは内戦
-
10:26 - 10:32アラブ首長国連邦では 外国人労働者の子どもも含め
お金が平等にうまく使われています -
10:32 - 10:37私たちが信じているのとは
異なっています -
10:37 - 10:39データはみんなが思うより
有効なのです -
10:39 - 10:43不確実な部分があるにしても
はっきりした差が見られます -
10:43 - 10:46このカンボジアと
シンガポールの差は -
10:46 - 10:48データの問題を
はるかに超えています -
10:48 - 10:55東欧は長い間ソビエト経済下に
ありましたが 離脱して10年 -
10:55 - 10:57大きく変わっています
-
10:57 - 11:03中南米も 今や健康な国は
キューバだけではありません -
11:03 - 11:07チリは数年のうちに 子供の死亡率の低さで
キューバを抜きそうです -
11:07 - 11:10こちらは高所得な
OECD諸国です -
11:10 - 11:14これが世界全体のパターンです
-
11:14 - 11:17だいたいこんな感じに
なっています -
11:17 - 11:251960年の世界を見てみましょう
動き始めます -
11:25 - 11:28これは毛沢東です
中国に健康をもたらしました -
11:28 - 11:33彼の死後 鄧小平が出てきて 中国にお金をもたらし
中国を本流に引き戻しました -
11:33 - 11:38このようにそれぞれの国が
違った方向に動いています -
11:38 - 11:41ですから 世界の典型的な
パターンを示す -
11:41 - 11:46国の例を挙げるというのは
難しいのです -
11:46 - 11:52また1960年に戻しましょう
-
11:52 - 12:02ここにある韓国と こちらにある
ブラジルを比較してみましょう -
12:02 - 12:08比較のためウガンダも
入れましょう -
12:08 - 12:10ここにあります
-
12:10 - 12:13時間を進めます
-
12:13 - 12:22韓国がいかに速く進歩しているか
分かるでしょう -
12:22 - 12:24それに比べるとブラジルは
ずっとゆっくりです -
12:24 - 12:30また最初に戻って
航跡表示をオンにして -
12:30 - 12:36もう一度実行すると
発展の速度が大きく異なるのが分かります -
12:36 - 12:40
そして経済と保健は
だいたいのところ -
12:40 - 12:44同じ割合で
変化しています -
12:44 - 12:49しかし経済より保健が先に来る場合に
動きがずっと速いのが分かります -
12:49 - 12:53それが良くわかるように
アラブ首長国連邦を加えてみましょう -
12:53 - 12:56資源の豊かな国です
石油でお金はできましたが -
12:56 - 13:01健康をスーパーマーケットで
買うことはできません -
13:01 - 13:05健康に投資し 子どもたちを
学校で教えなければなりません -
13:05 - 13:08医療スタッフを育て
国民を教育しなければなりません -
13:08 - 13:10首長ザーイドはこれを
かなりうまくやりました -
13:10 - 13:14石油価格の下落にも関わらず
この国をここまで引き上げたのです -
13:14 - 13:18だから世界の主流の状況としては
-
13:18 - 13:20各国は昔に比べて
-
13:20 - 13:24お金をうまく使うように
なっています -
13:24 - 13:32これは各国を
その平均で見た場合です -
13:32 - 13:36でも平均データを使うのは
危険があります -
13:36 - 13:40国の中にも
大きな差があるからです -
13:40 - 13:49これを見ると 現在のウガンダは
1960年に韓国がいた場所にいます -
13:49 - 13:53ウガンダを分けると
国内に大きな差があります -
13:53 - 13:59ウガンダで最も富裕な20%がここ
最も貧しい層はここです -
13:59 - 14:01南アフリカを分けると
こんな感じです -
14:01 - 14:07最近ひどい飢饉のあった
ニジェールを見てみましょう -
14:07 - 14:12ニジェールの最貧の20%はここで
-
14:12 - 14:14南アフリカの最も豊かな20%はここです
-
14:14 - 14:19それなのに私たちは アフリカに対する解決策は
どうあるべきかと議論しています -
14:19 - 14:22アフリカには
世界の全てがあります -
14:22 - 14:27HIV対策について
こっちの20%と一緒の議論を -
14:27 - 14:30こっちの20%には
できないのです -
14:30 - 14:34世界の改善は それぞれのコンテキストに
合わせる必要があり -
14:34 - 14:39大きな地域でくくるのは不適切です
細かくやらなきゃいけません -
14:39 - 14:42このツールを使わせると
学生がとてもワクワクするのに気づきました -
14:42 - 14:49政策立案者や企業もまた
世界の変化を知りたがっています -
14:49 - 14:52ではなぜ それが
実現しないのでしょう? -
14:52 - 14:54なぜ 既に持っているデータを
使おうとしないのか? -
14:54 - 14:59国連も 国の統計機関も
大学も その他の非政府組織も -
14:59 - 15:01データを持っているというのに
-
15:01 - 15:03それはデータが
隠されているからです -
15:03 - 15:08一般の人々が使えるインターネットがあるというのに
データは有効に使われていません -
15:08 - 15:11私たちが見てきた
世界の変化を示す情報に -
15:11 - 15:14公的にアクセスできるものは
ありません -
15:14 - 15:16ある種のウェブページはあります
-
15:16 - 15:21データベースから養分を
取っているわけですが -
15:21 - 15:27高い値段を付け 変なパスワードをかけ
退屈な統計データを表示するだけです -
15:27 - 15:29これではうまくいきません
-
15:29 - 15:31(拍手)
-
15:31 - 15:33何が必要なのか?
データベースはあります -
15:33 - 15:37新しいデータベースが必要なわけではありません
素晴らしいデザインツールもあり -
15:37 - 15:40どんどん増えています
-
15:40 - 15:46ですから私たちは データをデザインに結び付ける
非営利のベンチャーを始めました -
15:46 - 15:47Gapminderです
-
15:47 - 15:52ロンドン地下鉄の“MIND THE GAP”
(隙間にご注意ください)から名前を取りました -
15:52 - 15:56私たちはデータをつなげられる
ソフトを作り始めました -
15:56 - 15:59そんなに難しくはありません
数人年です -
15:59 - 16:04それでデータを引き出し
アニメーションできるようになりました -
16:04 - 16:08いくつか国連機関のデータも
解放しました -
16:08 - 16:13いくつかの国は データを世界に
公開することに同意しています -
16:13 - 16:16しかし本当に必要なのは
検索機能です -
16:16 - 16:22データを検索可能な形にして公開し
自由に検索できるようにしなければなりません -
16:22 - 16:24そのために世界を回って
どんな言葉を耳にするでしょう? -
16:24 - 16:29私は統計機関の人類学に詳しくなりました
みんな同じことを言います -
16:29 - 16:32“不可能です
うちの情報は特殊ですから” -
16:32 - 16:36“よそのデータのように
検索可能にするのは無理です” -
16:36 - 16:40“学生や世界の起業家に
データを無料で提供はできません” -
16:40 - 16:43しかし私はそうしたいのです
-
16:43 - 16:47公的資金によるデータが
ここにあり -
16:47 - 16:50それがネット上で
花開くのを見たいのです -
16:50 - 16:53肝心なのは
データを検索可能にし -
16:53 - 16:57様々なデザインツールを使い
絵として見られるようにすることです -
16:57 - 17:00良い報せがあります
-
17:00 - 17:05国連統計局の新局長は
不可能だとは言いません -
17:05 - 17:08彼はただ “我々には無理です”
と言うだけです -
17:08 - 17:11(笑)
-
17:11 - 17:13なかなか頭の良い人ですよね?
-
17:13 - 17:15(笑)
-
17:15 - 17:19今後数年で データの方面で
多くのことが起こるでしょう -
17:19 - 17:24所得分布を まったく違った方法で
見られるようになるでしょう -
17:24 - 17:29紫は1970年の
中国の所得分布で -
17:29 - 17:34水色は1970年の
米国の所得分布です -
17:34 - 17:37ほとんど重なりはありません
-
17:37 - 17:39その後どうなったでしょう?
-
17:39 - 17:43こうなります 中国は成長し
平等ではなくなっていきます -
17:43 - 17:47そしてこのような位置に
米国のすぐ背後に迫っています -
17:47 - 17:50なんだか お化けのようですね
-
17:50 - 17:51(笑)
-
17:51 - 17:52結構怖い感じです
-
17:52 - 17:55(笑)
-
17:58 - 18:02このような情報を
持つのは大変重要だと思います -
18:02 - 18:05本当に見る必要があります
-
18:05 - 18:13最後に 1000人当たりの インターネット
ユーザ数をご覧いただきましょう -
18:13 - 18:18このソフトを使うと 世界の国々の500種のデータに
容易にアクセスできます -
18:18 - 18:21画面の切り替えに
若干時間がかかりますが -
18:21 - 18:27縦軸と横軸に 好きなデータを
選択できます -
18:27 - 18:33必要なのはデータベースを無料化し
検索可能にすることで -
18:33 - 18:36そうすれば クリックするだけで
グラフに変えて -
18:36 - 18:39即座に理解できるようになります
-
18:39 - 18:43統計学者はこういうのを
気に入りません -
18:43 - 18:49現実を表していないと言います
-
18:49 - 18:52統計的 分析的手法を
使うべきだと言います -
18:52 - 18:54しかし これで仮説生成ができるのです
-
18:54 - 18:57インターネットが現れ
-
18:57 - 19:01インターネットにアクセスする
ユーザ数が増えていきます -
19:01 - 19:03横軸は1人当たりのGDPです
-
19:03 - 19:10新しく登場した技術ですが
それが驚くほど国の経済力に対応しています -
19:10 - 19:14だからこそ100ドルPCが
重要なのです -
19:14 - 19:15ここには良い傾向が見えます
-
19:15 - 19:18世界がフラットになって
いるかのようです -
19:18 - 19:21これらの国々は
経済以上に上昇しており -
19:21 - 19:24今後どうなるか
興味深いところです -
19:24 - 19:28みんなが すべての公的データを
使えるようになることを願っています -
19:28 - 19:32(拍手)
- Title:
- 最高の統計を披露
- Speaker:
- ハンス・ロスリング
- Description:
-
統計データをこんな風に見せられたことはないでしょう。スポーツ実況者張りのドラマ性と緊迫感を込めて、統計の達人ハンス・ロスリングが「発展途上国」の神話を打ち崩します。
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 19:33
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Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for The best stats you've ever seen | |
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