ツイッターが必要としている変革
-
0:01 - 0:04(クリス・アンダーソン)
どんな懸念がありますか? -
0:04 - 0:06Twitterの抱える問題について
あなたはオープンに話してますが -
0:06 - 0:09現状に関して
-
0:09 - 0:111番の懸念は何ですか?
-
0:11 - 0:14(ジャック・ドーシー)
現在は 対話の健全性です -
0:14 - 0:18私たちの目的は
公共の場での対話に寄与することですが -
0:19 - 0:23そこでたくさん攻撃を
目にしています -
0:23 - 0:26誹謗中傷や嫌がらせ行為
-
0:26 - 0:28情報操作もあります
-
0:29 - 0:33機械によるもの 組織的活動
誤った情報もありました -
0:34 - 0:38こうした動きの数々は
13年前に起業したときには -
0:38 - 0:42予想していなかった事柄です
-
0:42 - 0:45しかし それが
規模を増しています -
0:45 - 0:501番の懸念は
我々がそういった問題に対し -
0:50 - 0:54大きな規模で体系的に
対処できるかということで -
0:54 - 1:00取り組みへの深い理解―
-
1:00 - 1:03取り組みについての
クリアな理解と -
1:03 - 1:06過ちが起きた際の
厳格な是正手続きが必要です -
1:06 - 1:08過ちは起きるものですから
-
1:09 - 1:11(ウィットニー・ペニントン・ロジャース)
懸念されていると聞けて -
1:11 - 1:13うれしく思います
-
1:13 - 1:14これまでに多くの人々が
-
1:14 - 1:18Twitter で誹謗中傷や
嫌がらせを受けており -
1:18 - 1:23女性や 有色人種の女性
黒人女性は特にそうです -
1:23 - 1:25データにも示されています
-
1:25 - 1:28アムネスティ・インターナショナルの
数か月前の報告では -
1:28 - 1:33黒人女性の活発なユーザーの一部が
受け取るツイートの -
1:33 - 1:38平均1割が何らかの
ハラスメントだということでした -
1:38 - 1:42だから Twitter コミュニティの
健全性について— -
1:42 - 1:46「すべての人にとっての健全さ」について
伺いたいものですが -
1:46 - 1:50具体的には 女性や有色人種の女性
黒人女性のグループについて -
1:50 - 1:54Twitterをどう安全な場に
変えていくのですか? -
1:54 - 1:55(ジャック)そうですね
-
1:55 - 1:57かなりひどい状況ですよね
-
1:57 - 1:59何かのサービスを利用していて
-
1:59 - 2:03理想的には 世界について
何か学びたいのに -
2:03 - 2:09ほとんどの時間を
誹謗中傷や嫌がらせを受け -
2:09 - 2:11その報告に費やしているなんて
-
2:11 - 2:18今 最も深く掘り下げているのは
プラットフォームとサービスが -
2:18 - 2:22自然に生み出す
動機そのものについてです -
2:22 - 2:26現在は サービスを通じて
他者に誹謗中傷をしたり -
2:26 - 2:31嫌がらせ行為をしたりするのが
非常に容易なシステムになっています -
2:31 - 2:34残念ながら
これまでのシステムはもっぱら -
2:34 - 2:39人々が嫌がらせや誹謗中傷を
報告してくれるのに頼っていました -
2:39 - 2:45なので 昨年の中頃に
もっと機械学習を使おう -
2:45 - 2:49この問題に深層学習を
適用しようと決め -
2:49 - 2:53誹謗中傷が起きる場で
もっと積極的な対策を講じようとしています -
2:53 - 2:57被害者の負担を
完全になくすのが目的です -
2:57 - 3:00最近 進歩も見られました
-
3:00 - 3:05約38%の誹謗中傷ツイートが
機械学習アルゴリズムで -
3:05 - 3:08自動的に検出されるようになり
-
3:08 - 3:10報告する必要がなくなりました
-
3:10 - 3:14しかし 検出されたものは
人の目で確認しており -
3:14 - 3:19人による確認なしに
内容やアカウントの凍結はしていません -
3:19 - 3:22とはいえ 1年前の0%からは
進歩でしょう -
3:22 - 3:24つまり 0%であったときは
-
3:24 - 3:28誹謗中傷を受けた人が
皆 報告する必要があり -
3:28 - 3:31当事者にとっても
私たちにとっても大きな負担で -
3:31 - 3:33非常に不公平だったのです
-
3:35 - 3:38もうひとつの取り組みは
企業として -
3:38 - 3:41あらゆるコミュニティが
参画できるよう努めることです -
3:41 - 3:44ビジネスを成功に導くには
-
3:44 - 3:47こうした問題を
日々実感している人々の -
3:47 - 3:51多様な視点を
内部に持たねばなりません -
3:51 - 3:55作業をしているチームだけではなく
-
3:55 - 3:57上層部についても そうです
-
3:57 - 4:03人々の経験に対して
共感を高め続ける必要があるし -
4:03 - 4:06行動を起こすのに役立つツールを
提供する必要があります -
4:06 - 4:10ユーザーが目にしているものに
もっとうまく容易に対処できる方法を -
4:10 - 4:13提供する必要もあります
-
4:13 - 4:16ですから 技術面での取り組みが
多いですが -
4:16 - 4:20サービスが人々に与える
動機についても考えています -
4:20 - 4:25Twitter を開いたときに
何をしたいと思わせるのか? -
4:25 - 4:27過去には
-
4:29 - 4:34怒りや 群衆行動
集団的嫌がらせも -
4:34 - 4:37多く誘発していました
-
4:37 - 4:39大きな変革をするには
-
4:39 - 4:43サービスが何をしているのか本質的なことを
深く理解する必要があります -
4:43 - 4:47先ほど言った通り 技術面で
小さな変更は多くできますが -
4:47 - 4:52最終的には ネットワークそのものの
力学を深く理解する必要があり -
4:52 - 4:53それが今取り組んでいることです
-
4:53 - 4:55(クリス)ですが 実感としては―
-
4:55 - 4:59実際に人々の行動を
根本的に変えるために -
4:59 - 5:02どんなことができると
思いますか? -
5:03 - 5:05(ジャック)始めた当初は
-
5:05 - 5:10このサービスの基本に
「アカウントのフォロー」がありました -
5:10 - 5:12これは ひとつの例ですが
-
5:12 - 5:16でもそれは 人々がTwitterを使う
理由ではないと思うんです -
5:16 - 5:21Twitter は関心に基づいた
ネットワークとして優れています -
5:21 - 5:25特定の関心を持って
利用されているんです -
5:25 - 5:28今は各自の関心に関係のあるアカウントを
探してフォローして回るのに -
5:28 - 5:30手間がかかります
-
5:30 - 5:33そうではなく
関心をフォローしたり -
5:33 - 5:36ハッシュタグやトレンドや
コミュニティを -
5:36 - 5:38フォローするようにするのです
-
5:38 - 5:42そうすれば特定の話題や関心に
関係するアカウントや -
5:42 - 5:46トピックや「モーメント」や
ハッシュタグなどを -
5:46 - 5:50すべて表示することが
できるようになり -
5:50 - 5:54目に入ってくる視野が
大きく広がります -
5:54 - 5:57とはいえ アカウント中心から
-
5:57 - 6:00トピックや関心を中心にするよう
ネットワーク全体を移行するのは -
6:00 - 6:03大々的で根本的な変更です
-
6:03 - 6:06(クリス)それほどまでに
-
6:07 - 6:11コンテンツが
豊富である理由のひとつは -
6:11 - 6:15世界中の何百万人もの人々に
-
6:15 - 6:20フォロワーや注目の争奪戦を
させたからではありませんか? -
6:20 - 6:24Twitter で情報を得るだけの人には
その変更は -
6:24 - 6:25問題ないでしょうが
-
6:25 - 6:29コンテンツを生み出す人々は
皆 こう考えていますよね -
6:29 - 6:32「いいねや フォロワーや
リツイートをもっと増やしたい!」と -
6:32 - 6:34彼らは それを実現しようと
-
6:34 - 6:36試行錯誤しています
-
6:36 - 6:40そして1番効果的だと
分かったのは -
6:40 - 6:44少し挑発的になったり
-
6:44 - 6:47不快なことを言い立てたりすることです
-
6:47 - 6:50声高な侮辱は Twitter で
注目されます -
6:50 - 6:53すごい速さで反応が来ますから
-
6:53 - 6:57炎上を自ら招く手法が
できてしまうわけです -
6:57 - 7:00それには どう対処しますか?
-
7:01 - 7:04(ジャック)ええ その通りで
-
7:04 - 7:05それは動機の話に戻ります
-
7:06 - 7:08初期に下した選択のひとつに
-
7:08 - 7:13フォロワーの数を表示する
というものがあります -
7:13 - 7:16その数字を大きい太字で
表示することにしました -
7:16 - 7:20大きく太字で表示されているものは
重要なわけで -
7:20 - 7:22もっと上を目指そうとします
-
7:22 - 7:24当時として正しい判断だったか?
-
7:24 - 7:25違うかもしれません
-
7:25 - 7:27サービスを最初から
作り直すなら -
7:27 - 7:29フォロワー数は
そこまで強調しないと思います -
7:29 - 7:32「いいね」の数も強調しません
-
7:32 - 7:35「いいね」をする機能を
そもそも作りませんね -
7:35 - 7:38現在 最も重要だと考えていることを
-
7:38 - 7:41後押しはしてくれませんから
-
7:41 - 7:44ネットワークに健全な貢献をしたり
-
7:44 - 7:47ネットワークに対話をもたらしたり
-
7:47 - 7:49対話への参加を促したり
-
7:49 - 7:52対話から何かを学ぶことには
つながりません -
7:52 - 7:54こうしたことを 13年前には
考えていませんでしたが -
7:54 - 7:57今は非常に重要だと思っています
-
7:57 - 8:00ですから フォロワー数を
どう表示するか -
8:00 - 8:02リツイート数や「いいね」を
-
8:02 - 8:04どう表示するかを考え
-
8:04 - 8:06深く問いかけねばなりません
-
8:06 - 8:09本当にこの数字を
追求させたいのか? -
8:09 - 8:12Twitter を開いたときに
-
8:12 - 8:14「この数字を増やそう」と
思わせたいのか? -
8:14 - 8:16今は そうではないと思います
-
8:16 - 8:19(拍手)
-
8:19 - 8:21(ウィットニー)ここで客席からのツイートも
-
8:21 - 8:23少し見てみましょうか
-
8:24 - 8:26(クリス)皆さんの質問を見ましょう
-
8:26 - 8:30これは Twitter の
素晴らしい点のひとつですね -
8:30 - 8:32みんなの知恵を借りて
-
8:32 - 8:38想像しないほど多くの
知識や問いや視点を活用でき -
8:38 - 8:42その多くはとても
健全なものです -
8:42 - 8:45(ウィットニー)今 流れていきましたが
-
8:45 - 8:48「2020年の米大統領選挙で
外国の介入にどう対処するのか?」 -
8:48 - 8:51インターネットで一般的に
-
8:51 - 8:53多く見られる問題ですね
-
8:53 - 8:56自動化された悪意ある活動が
多く見られます -
8:56 - 9:00たとえば Twitter については
-
9:00 - 9:05Zignal Lab による
調査結果が手元にありますが -
9:05 - 9:07今 お話ししていることの
-
9:07 - 9:09良い例として見てみましょう
-
9:09 - 9:12「ボット」というか
-
9:13 - 9:17組織的な悪意ある
自動化されたアカウントが -
9:17 - 9:20選挙などを左右するのに
使われたりしています -
9:20 - 9:24Zignal Lab 提供の
こちらの例は -
9:24 - 9:26Twitter から抽出した
データを使っていますが -
9:26 - 9:28ここから実際に分かるのは—
-
9:28 - 9:33ひとつひとつの点がアカウントで
白が人間のユーザーで -
9:33 - 9:34赤みが強いものほど
-
9:34 - 9:36自動化傾向の強いアカウントです
-
9:36 - 9:42ボットと関わっている人間のユーザーが
いくらか見られます -
9:42 - 9:46このケースは
イスラエルの選挙に関連したもので -
9:46 - 9:49ベニー・ガンツに関する
虚偽の情報が広められています -
9:49 - 9:52ご存じの通り
最終的に選挙結果は -
9:52 - 9:56ネタニヤフが僅差で
勝利しましたが -
9:56 - 9:59これに影響された部分も
あるかもしれません -
9:59 - 10:01Twitter 上の こうした活動について
-
10:01 - 10:04具体的には 何をされていますか?
-
10:04 - 10:07虚偽の情報がいたずらに広まり
人々に影響して -
10:07 - 10:12民主主義を左右しないように
何をしていますか? -
10:12 - 10:13(ジャック)少し補足しますが
-
10:13 - 10:16私たちも自問しました
-
10:16 - 10:20実際に対話の健全性を
測ることはできるのか? -
10:20 - 10:22それがどういうことなのか?
-
10:22 - 10:25自分が健康かを測る上で
-
10:25 - 10:28体温や顔色などの尺度を
-
10:28 - 10:33人間として持っているのと
同じように -
10:33 - 10:38対話の健全性についても
尺度を見いだせると思います -
10:38 - 10:42MIT の Cortico という
ラボと共同して -
10:42 - 10:49手始めに4つの指標案を出しました
-
10:49 - 10:52最終的には システム上で
測れるものだと思います -
10:53 - 10:591つめは「関心の共有度」です
-
10:59 - 11:02ある対話において
どれほどが同じ話題に -
11:02 - 11:05収斂しているかどうかを測ります
-
11:06 - 11:092つめは「事実の共有度」です
-
11:09 - 11:11これは ある対話において
同じ事実を -
11:12 - 11:14共有している割合を測ります
-
11:14 - 11:17その事実が真実かどうかではなく
-
11:17 - 11:20対話において 同じ事実が
共有されているかどうかです -
11:20 - 11:233つめは「受容性」です
-
11:23 - 11:27ある対話のどれほどが
受容的かつ礼儀にかなったものか -
11:27 - 11:30あるいは逆に不快なものかを測ります
-
11:30 - 11:334つめは「視点の多様性」です
-
11:33 - 11:37フィルターバブルや
エコーチェンバー現象が起きているか -
11:37 - 11:41それとも 対話において
様々な意見が見られるかを測ります -
11:41 - 11:45この4つに共通するのは
それが大きいほどに -
11:45 - 11:49対話がより健全なものになる
ということです -
11:49 - 11:54第一歩はこれらをその場で
測れるかを試すことですが -
11:54 - 11:55できると思います
-
11:55 - 11:58「受容性」について
特に力を入れています -
11:58 - 12:03不快度のモデルを
システム上に構築していて -
12:03 - 12:07不快であるとの理由から
Twitter 上での対話から -
12:07 - 12:09立ち去る可能性を
-
12:09 - 12:11実際に測定できます
-
12:11 - 12:13かなりの精度です
-
12:14 - 12:17その他についても取り組んでおり
-
12:17 - 12:19次の段階は
-
12:19 - 12:22解決策を講じるとともに
-
12:22 - 12:25これらの指標が時の経過とともに
どう変化するかを観察し -
12:25 - 12:27実験を続けることです
-
12:27 - 12:31目標はこれらをバランスよく
運用することです -
12:31 - 12:35どれかを増やすと
他が減少することもあるでしょう -
12:35 - 12:37「視点の多様性」を上げることで
-
12:37 - 12:40「事実の共有度」が下がる
かもしれません -
12:40 - 12:45(クリス)多く寄せられた質問に
言及しますね -
12:45 - 12:46(ジャック)質問攻めですね
-
12:47 - 12:51(クリス)多くの人が
疑問に思っているのは -
12:51 - 12:55Twitter からネオナチを駆逐するのが
どれだけ難しいのかということです -
12:56 - 12:58(ジャック)(笑)
-
12:58 - 13:05暴力的な過激派集団に対する
方針があります -
13:05 - 13:09私たちの仕事や
サービス規約のほとんどは -
13:09 - 13:13コンテンツではなく
行動を対象にしています -
13:13 - 13:15ですから 行動に着目しています
-
13:15 - 13:18つまり サービスを通じて
-
13:18 - 13:22繰り返し あるいは散発的に
嫌がらせ行為をしたり -
13:22 - 13:25KKK やアメリカ・ナチ党に
関連するような― -
13:25 - 13:30不愉快な画像を使ったり
といったことです -
13:30 - 13:34そういったものには
即 対処します -
13:35 - 13:40現状では この規約は
緩やかに運用されていて -
13:40 - 13:46誰かを責めるのに
そういう言葉を -
13:46 - 13:48ひと言使ったからといって
-
13:48 - 13:52プラットフォームから
除外することはしません -
13:52 - 13:54ですから 私たちのモデルが
基づいているのは まず -
13:54 - 13:58暴力的な過激派集団に
関連するアカウントかどうか? -
13:58 - 14:00そうであれば 対処します
-
14:00 - 14:03KKK やアメリカ・ナチ党などについては
すでにそうしています -
14:03 - 14:082点目としては そういった団体に
関連付けられるような― -
14:08 - 14:10画像の使用や行動を
しているかどうかです -
14:10 - 14:15(クリス)コンテンツ・モデレーションには
何人くらい関わっていますか? -
14:15 - 14:16(ジャック)色々ですね
-
14:16 - 14:18フレキシブルにしたいんです
-
14:18 - 14:20まず 人員をたくさん
雇い入れるのではなく -
14:20 - 14:25アルゴリズムを構築したいと
思っているからです -
14:25 - 14:28大規模に行えなければ
いけませんし -
14:28 - 14:31人海戦術では
追いつきません -
14:31 - 14:38ですから 誹謗中傷を自動検出して
人がそれを確認できるよう -
14:38 - 14:39努力してきました
-
14:39 - 14:42望ましい状況は
-
14:42 - 14:46アルゴリズムに常時
ツイートを精査させて -
14:46 - 14:48最も注意を引くものを
トップに表示させることで -
14:48 - 14:52利用規約に基づいて
除去するかどうかを -
14:52 - 14:54人が判断できるというものです
-
14:54 - 14:57(ウィットニー)問題の規模に
人手では対応できないとのことですが -
14:57 - 15:00アカウントの監視は
現在何人がしているんですか? -
15:00 - 15:03それが十分であるかを
決める方法は何ですか? -
15:03 - 15:05(ジャック)まったくフレキシブルです
-
15:05 - 15:08スパムの対処を
してもらうこともありますし -
15:08 - 15:12誹謗中傷や嫌がらせ行為に
対処してもらうこともあります -
15:12 - 15:15人員について柔軟性を保つことで
-
15:15 - 15:17最も必要なことに
従事してもらえます -
15:17 - 15:18選挙であることもあります
-
15:19 - 15:23メキシコで一連の選挙があり
今度インドでもあります -
15:23 - 15:28もちろん 昨年の
米国中間選挙もありましたね -
15:28 - 15:30だから 人員については
柔軟にしたいと思っています -
15:30 - 15:33誰かが―
-
15:33 - 15:39たとえばですが
現在の利用規約にアクセスし -
15:39 - 15:41ページを開いて
-
15:41 - 15:44今受けたばかりの
嫌がらせ行為について -
15:44 - 15:48利用規約に反していると
報告できるかと調べるとします -
15:48 - 15:51ページを開いて
まず目に入るのは -
15:51 - 15:54知的財産権についてです
-
15:55 - 16:00下にスクロールしていくと
誹謗中傷や嫌がらせ行為など -
16:00 - 16:02他の事柄について書かれています
-
16:02 - 16:05うちの企業史で いつそうなったかは
定かではないですが -
16:05 - 16:10人々が最も情報を求めていて
行動を望んでいるものよりも上に -
16:12 - 16:15そういうのがきています
-
16:15 - 16:21その順序自体が 何を重んじているかを
世界に示してしまっています -
16:21 - 16:24ですから 変えようと思っています
-
16:24 - 16:25順序をあるべきものに変えて
-
16:25 - 16:29ルールも簡潔にして
普通に読んで分かるものにします -
16:29 - 16:36規約違反かどうかを 利用者が
実際に理解できるようにしたいのです -
16:36 - 16:38それから取り組んでいるのは―
-
16:38 - 16:44被害者の負担を取り除くよう
注力するということです -
16:44 - 16:47もっとテクノロジーの
裁量を増やして -
16:47 - 16:49人間の作業を減らします
-
16:49 - 16:52誹謗中傷を受けた人の負担も
-
16:52 - 16:55検証する人の負担も
減らすということです -
16:55 - 16:56努力しているのは
-
16:56 - 16:59非常にネガティブなものに対する
-
16:59 - 17:02対処を進めるだけでなく
-
17:02 - 17:05テクノロジーと
人間が創造性を発揮できる場の -
17:05 - 17:08バランスをうまく取るということです
-
17:08 - 17:11ただ違反を見つけて報告する
機械的な部分だけでなく -
17:11 - 17:14規則に基づいて
判断するという部分でも -
17:14 - 17:15そう考えています
-
17:15 - 17:18(クリス)今の発言を
掘り下げたいのですが -
17:18 - 17:21システムの基本デザインを
見直すための方法を -
17:21 - 17:24探っているのは
とても良いことだと思います -
17:24 - 17:29反射的な行動を
やめさせたり あるいは― -
17:29 - 17:32トリスタン・ハリス風に言えば
-
17:32 - 17:36人々の内省的な思考に
訴えるということでしょうか -
17:36 - 17:38それはどこまで進んでいますか?
-
17:38 - 17:42「いいね」に代わるものは
何になるのでしょう? -
17:44 - 17:47(ジャック)そうですね
まず何よりも -
17:47 - 17:51このサービスについての
個人的な目標であり -
17:51 - 17:56私が信じていることは
公共の場での対話の重要性です -
17:56 - 17:58世界が直面している
人間の存在に関わる問題― -
17:58 - 18:02特定の国だけでなく
世界全体が直面している問題には -
18:02 - 18:05公共の場での議論に
利するものがあります -
18:05 - 18:08Twitter 独特の力強さのひとつは
-
18:08 - 18:09完全にオープンで
-
18:09 - 18:11完全に公に開かれていて
-
18:11 - 18:12完全に流動的なことです
-
18:12 - 18:16誰でも あらゆる対話を目にでき
参加することができます -
18:16 - 18:19気候変動に関する話題もあるでしょう
-
18:19 - 18:21人工知能によって
労働力が代替されることに関する -
18:21 - 18:23話題もあるでしょう
-
18:23 - 18:26経済格差に関する話題もあります
-
18:26 - 18:29ひとつの国家が何をしようが
-
18:29 - 18:32単独では解決し得ない問題です
-
18:32 - 18:34世界全体での協力が必要ですし
-
18:34 - 18:37Twitter はそれに
役立てると思います -
18:37 - 18:432つめは 現状では
Twitter にアクセスしても -
18:43 - 18:47何かを学んだとは 必ずしも
感じないということです -
18:47 - 18:48学んでいる人もいます
-
18:48 - 18:51中には 非常に
豊かなネットワークを持っていて -
18:51 - 18:54日々学びを得ている人もいると思います
-
18:54 - 18:58しかし その段階に到達するには
手間も時間もかかります -
18:58 - 19:02ですから 人々がそういう
トピックや関心事項にもっと早く -
19:02 - 19:03到達できるようにしたいのです
-
19:03 - 19:06それから 人々が必ず何かを
見付けられるようにしたい -
19:07 - 19:09どれだけの時間を
Twitter 上で過ごすにせよ― -
19:09 - 19:11利用時間を
最大化したいのではなく -
19:11 - 19:15そこから得られるもの—
そこから学べるものを -
19:15 - 19:16最大化したいんです
-
19:18 - 19:19(クリス)本当ですか?
-
19:19 - 19:22多くの人が聞きたい
核心的な問いはそこなんです -
19:22 - 19:26「ジャック いろいろ制約が
あるのは分かる -
19:26 - 19:28公開企業であるわけだし
-
19:28 - 19:30出資者のプレッシャーもあるだろう
-
19:30 - 19:33最大の収入源は広告であって
-
19:33 - 19:36ユーザーの利用度合いに
依存してもいる -
19:36 - 19:41本当に 必要とあれば
ユーザーの利用時間を失ってでも -
19:41 - 19:45内省的な対話を促そうと
考えているのか?」と -
19:45 - 19:48(ジャック)関連性を高めると
利用時間が減るというなら -
19:48 - 19:50それはそれで構いません
-
19:50 - 19:53Twitter を利用したときに
すぐに何かを学べて -
19:53 - 19:57追求できるものが
見つかるようにしたいと思いますし -
19:57 - 20:00それに広告をつけることはできます
-
20:00 - 20:04広告を見てもらうために
長くいてもらう必要はありません -
20:04 - 20:052つめの取り組みは―
-
20:05 - 20:08(クリス)1日あたりの
利用についてですが -
20:08 - 20:11それがそのまま
人々が価値を見いだしている内容の -
20:11 - 20:13量であるとは限りません
-
20:13 - 20:14おそらくは
-
20:14 - 20:18火に集まる蛾のように 引き寄せられただけ
ということもあるでしょう -
20:18 - 20:21中毒的になって
腹が立つ内容を目にして -
20:21 - 20:24火にさらに油を注ぐことをします
-
20:24 - 20:26すると 1日あたりの利用が増えて
-
20:26 - 20:28広告料はもっと入ってきますが
-
20:28 - 20:30皆 お互いに対して
もっと腹を立てるばかりです -
20:30 - 20:33どう定義するんですか?
-
20:33 - 20:37「1日あたりの利用」は最適化するには
非常に危険なものだと思いますよ -
20:37 - 20:42(拍手)
-
20:42 - 20:43(ジャック)単独では そうです
-
20:44 - 20:46もうひとつの指標について
まだお話ししていません -
20:46 - 20:52対話や関連する一連のツイートにも
注目しています -
20:52 - 20:57ネットワークに健全な貢献が
自発的にされるよう促したいんです -
20:57 - 21:02それは 先程お話しした
4つの指標で定義されるような -
21:02 - 21:07健全な対話に参加する
ということだと考えています -
21:07 - 21:101つの指標についてだけ
最適化はできません -
21:10 - 21:13バランスを取って
常に見守る必要があります -
21:13 - 21:19ネットワークへの健全な貢献や
健全な体験を生み出すのは何であるかを -
21:19 - 21:21最終的には 人々が
-
21:21 - 21:25「Twitter から何かを学んで
価値のある経験をした」と -
21:25 - 21:27思えるための指標を
目指しています -
21:27 - 21:29それが最終的な目標ですが
-
21:29 - 21:31時間はかかるでしょう
-
21:31 - 21:36(クリス)多くの人は あなたを
謎めいていると思っていると思います -
21:36 - 21:41ちょっとひどいかもしれませんが
先日夜にふと目覚めて -
21:41 - 21:45あなたを取り巻く状況を
こんな風にイメージしたんです -
21:45 - 21:52私たちはあなたと一緒に
客船「ツイッタニック」号に乗っていて― -
21:52 - 21:53(笑)
-
21:53 - 21:57三等船室の乗客たちが
-
21:57 - 22:00不安を表明していると
-
22:00 - 22:02あなたは 他の船長とは違って
-
22:02 - 22:06「教えてくれ 話をしよう
君たちの話を聞きたい」と言う -
22:06 - 22:09人々が「前方にある氷山が
気がかりなんだ」と告げると -
22:09 - 22:11あなたは「非常に良い指摘だ
-
22:11 - 22:14この船は 正直に言って
うまく操舵できるように -
22:14 - 22:16作られてはいない」と言う
-
22:16 - 22:17「どうにかしてくれ」と言うと
-
22:17 - 22:19あなたは船橋に行くが
-
22:19 - 22:21みんな やきもきして待っているのに
-
22:21 - 22:26あなたは やたらに落ちついた様子で
-
22:26 - 22:30私たちは外から「頼むから
舵を切ってくれ!」と叫んでいる— -
22:30 - 22:31わかりますか?
-
22:31 - 22:32(笑)
-
22:32 - 22:34(拍手)
-
22:34 - 22:36つまり―
-
22:36 - 22:37(拍手)
-
22:37 - 22:42危険にさらされているのは
民主主義であり -
22:42 - 22:45私たちの文化であり 世界なんです
-
22:45 - 22:50Twitter は素晴らしいもので
役立ってもいます -
22:50 - 22:52他のプラットフォームに比べれば
小さくても -
22:52 - 22:55影響力のある人々が
方向を示すのに使っています -
22:55 - 23:01これ以上に世界で重要な役割は
ないと思います― -
23:02 - 23:05あなたは 人々の言葉に
耳を傾けていて素晴らしいけれど― -
23:05 - 23:10実際に緊急性をもって
物事を実行するという重要な役割を -
23:10 - 23:12あなたは実行するんですか?
-
23:13 - 23:17(ジャック)ええ 大きな行動を
起こしています -
23:17 - 23:20Twitter の歴史には
いくつか転換点がありました -
23:20 - 23:22私が会社に復帰したとき
-
23:23 - 23:30将来の見通しは
かなり悲惨なものでした -
23:30 - 23:34プラットフォームの
利用のされ方だけでなく -
23:34 - 23:36企業のあり方としてもです
-
23:36 - 23:40ですから 企業としての
基礎を修正して -
23:40 - 23:42方向転換をしました
-
23:42 - 23:452度 大規模なリストラもしました
-
23:45 - 23:49企業として大きくなりすぎていたんです
-
23:49 - 23:51それから 全エネルギーを
-
23:51 - 23:54公共の場での対話に役立つという
理念に向けました -
23:54 - 23:56努力も必要でした
-
23:56 - 23:58実際に深く取り組んでみて
-
23:58 - 24:01根本的な部分の問題にも
気づきました -
24:02 - 24:07今 話に出たことに対処するため
表層的なことは色々できても -
24:07 - 24:09変化は持続するもので
なければなりません -
24:09 - 24:11だからこそ 深く掘り下げて
-
24:11 - 24:1513年前に始めたことに
しっかり目を向けて -
24:15 - 24:18問いかけなければなりません
-
24:18 - 24:20システムや枠組みが
どう機能しているのか -
24:20 - 24:24また 物事も利用の仕方も
どんどん変わっていく中で -
24:24 - 24:28現在の世界は
何を必要としているのか -
24:28 - 24:35できるだけ迅速に対応していますが
迅速さだけでは成し遂げられません -
24:35 - 24:37重点の置き方や
優先順位も重要ですし -
24:37 - 24:40このネットワークの本質を理解し
-
24:40 - 24:43規模の大きさや変化に
柔軟に対応できる枠組みを -
24:43 - 24:46構築しなければなりません
-
24:46 - 24:51現状についてオープン
かつ透明性を保って -
24:51 - 24:53信頼を得ることも必要です
-
24:54 - 24:57実現にこぎつけた枠組みについては
誇りに思っていますし -
24:57 - 25:00方向性についても そうです
-
25:01 - 25:04もっと速く前進もできるでしょうが
-
25:04 - 25:08過去のばかげた過ちの数々を
止めねばなりませんでしたので -
25:09 - 25:10(クリス)なるほど
-
25:10 - 25:14この場にいる多く人が
機会さえあれば -
25:14 - 25:18変革へのアジェンダについて
手助けしたいと思っているでしょう -
25:18 - 25:20ウィットニーもそうでしょう
-
25:20 - 25:23ジャック 登壇してオープンに
語ってくれてありがとう -
25:23 - 25:24勇気が要ったと思います
-
25:24 - 25:28非常に良いことを言ってくれました
うまくいくことを願っています -
25:28 - 25:30(ジャック)ありがとうございました
-
25:30 - 25:33(拍手)
-
25:33 - 25:34ありがとう
- Title:
- ツイッターが必要としている変革
- Speaker:
- ジャック・ドーシー
- Description:
-
Twitter(ツイッター)を救うことはできるのか? TEDのクリス・アンダーソンとウィットニー・ペニントン・ロジャースとともに多岐にわたる話をする中で、Twitterの最高経営責任者であるジャック・ドーシーが、Twitterの未来について語ります。彼は嫌がらせ行為とその調停というTwitterが抱える問題を認めつつ、健全かつ互いを尊重し合う対話を促すような抜本的な変革を提案します。「Twitterは人々が日々価値を見いだせるようなものを提供できているのだろうか?」とドーシーは自問します。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 25:47
Yasushi Aoki approved Japanese subtitles for How Twitter needs to change | ||
Yasushi Aoki accepted Japanese subtitles for How Twitter needs to change | ||
Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for How Twitter needs to change | ||
Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for How Twitter needs to change | ||
Moe Shoji edited Japanese subtitles for How Twitter needs to change | ||
Moe Shoji edited Japanese subtitles for How Twitter needs to change | ||
Moe Shoji edited Japanese subtitles for How Twitter needs to change | ||
Yasushi Aoki declined Japanese subtitles for How Twitter needs to change |