「朝4時」のミュージアム
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0:01 - 0:04大体 何でもそうですが
私がオンライン上で経験した ― -
0:04 - 0:06一番ロマンチックな出来事は
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0:06 - 0:10私がいない
オフラインから始まりました -
0:10 - 0:131896年12月10日
アルフレッド・ノーベルが -
0:13 - 0:15亡くなりました
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0:15 - 0:17その ちょうど100年後 —
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0:17 - 0:181996年12月10日に
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0:18 - 0:20この魅力的な女性
ヴィスワヴァ・シンボルスカが -
0:20 - 0:23ノーベル文学賞を受賞しました
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0:23 - 0:24彼女はポーランドの詩人で
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0:24 - 0:26偉大な人物ですが
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0:26 - 0:28当時の私は名前すら
知りませんでした -
0:28 - 0:30でも作品を読んでみて
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0:30 - 0:31こんな素敵な詩を見つけたんです
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0:31 - 0:33『朝の4時』
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0:33 - 0:34「夜が昼になる時間 —
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0:34 - 0:35右から左に移る時間 —
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0:35 - 0:3730歳を過ぎた人々の時間・・・」
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0:37 - 0:39こんな風に続きますが
読んだ瞬間に -
0:39 - 0:41すっかりはまってしまい
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0:41 - 0:44以前どこかで
出会ったのではないかと -
0:44 - 0:46思うほどでした
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0:46 - 0:48エレベーターで
一緒になった? -
0:48 - 0:49どこかの喫茶店でこの詩を
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0:49 - 0:51口説いた?
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0:51 - 0:52思い出せず
イライラしましたが -
0:52 - 0:541〜2週間後に
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0:54 - 0:55古い映画を見ていると
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0:55 - 0:57こんな場面に遭遇しました
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0:57 - 0:58(グルーチョ・マルクス)
パーティーに来ればよかったのに -
0:58 - 1:00朝の4時頃まで盛り上がったよ
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1:00 - 1:03ルームメイトが
テレビをつけると -
1:03 - 1:04こんなシーンでした
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1:04 - 1:06(『となりのサインフェルド』の
テーマ音楽) -
1:06 - 1:08(ジョージ・コスタンザ)
『オーメン』3部作を -
1:08 - 1:10朝の4時まで見てたよ
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1:10 - 1:12音楽を聴くと
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1:12 - 1:13こんな曲が・・・
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1:13 - 1:16(エルトン・ジョン)♪ クソ!
もう朝の4時じゃないか ♪ -
1:16 - 1:18もうわかったでしょう
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1:18 - 1:21きっと「偶然」という半神が
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1:21 - 1:23私をからかっていたんです
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1:23 - 1:24数字が頭から離れない人もいるし
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1:24 - 1:27それが名前や音楽だという人もいます
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1:27 - 1:29何も感じない人もいるけれど
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1:29 - 1:32私の中では
「朝の4時」がうずいていました -
1:32 - 1:34まるで股間を
蹴られた後みたいに -
1:34 - 1:36放って置けば そのうち
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1:36 - 1:37消えるだろうと思って
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1:37 - 1:39誰にも言いませんでしたが
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1:39 - 1:42消えないので
全部話すことにしました -
1:42 - 1:442007年に2度目のTEDに
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1:44 - 1:45招かれましたが
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1:45 - 1:48これといった専門もなかったので
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1:48 - 1:51こう考えたのです
すごく限られた 取るに足らない -
1:51 - 1:53つまらないものについて
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1:53 - 1:55マルチメディアのプレゼンを
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1:55 - 1:56するのはどうだろう?
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1:56 - 1:59そこで私が集めた「朝4時」の例を
いくつか話したんです -
1:59 - 2:01その年の出演者の
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2:01 - 2:03作品からも取り上げました
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2:03 - 2:04イサベル・アジェンデの小説にも
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2:04 - 2:05朝の4時を見つけました
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2:05 - 2:07ビル・クリントンの自伝にも
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2:07 - 2:09素晴らしい例を見つけました
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2:09 - 2:11マット・グレイニングの作品にも
2つ見つけました -
2:11 - 2:12ただ彼から後で聞いたのですが
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2:12 - 2:13私の講演が
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2:13 - 2:15午前のセッションだったせいで
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2:15 - 2:17見られなかったそうです
早起きは苦手なんでしょう -
2:17 - 2:21でも もしマットが来ていたら
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2:21 - 2:24何とも奇妙でまとまらない
陰謀論もどきの話を -
2:24 - 2:27聞くはめになっていたでしょう
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2:27 - 2:28その話は その会場 —
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2:28 - 2:30その瞬間のためだけに
作られたものでした -
2:30 - 2:32TED.com が現れるまでは
みんなそうだったんです -
2:32 - 2:35すごく楽しかった
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2:35 - 2:38ところが私が家に帰ると
参加していた人達から -
2:38 - 2:39メールが届き始めたんです
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2:39 - 2:41初めの1通は
今でもお気に入りです -
2:41 - 2:43「コレクションに加えてください
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2:43 - 2:46『朝の4時に呼び出せるのが親友』」
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2:46 - 2:47マレーネ・ディートリッヒの言葉です
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2:47 - 2:50このメールの送り主も
セクシーな -
2:50 - 2:52ヨーロッパ風の人物 —
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2:52 - 2:55TEDキュレーターの
クリス・アンダーソンでした -
2:55 - 2:56(笑)
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2:56 - 2:58コーヒーカップか何かに
-
2:58 - 2:59書いてあったそうです
-
2:59 - 3:02この人は
価値のあるアイデアの感染源ですが -
3:02 - 3:04私が彼を感染させたんです
-
3:04 - 3:05私の感染力は
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3:05 - 3:081週間も経たないうちに
証明されました -
3:08 - 3:10ホールマーク社の社員が
同じ引用がのった — -
3:10 - 3:11グリーティングカードを
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3:11 - 3:13スキャンして送ってきたんです
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3:13 - 3:16おまけに会社が作った
別バージョンも教えてくれました -
3:16 - 3:18「朝の4時に電話してもいいと
-
3:18 - 3:19わかっているだけで
電話なんか -
3:19 - 3:20しなくてもよくなる」
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3:20 - 3:222つ合わせると
こんな感じでしょう -
3:22 - 3:23「ホールマーク 自分の気持ちを
-
3:23 - 3:25微妙に違う言葉で
2度送るくらい -
3:25 - 3:27大切なあの人へ」
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3:27 - 3:31TEDの参加者が
ニューヨーカー誌を読んでいても -
3:31 - 3:33驚きはしません
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3:33 - 3:35発行された途端
大勢 送ってくれました -
3:35 - 3:38「午前4時 — 買っちまえば
よく眠れたのに」 -
3:38 - 3:42ただTEDの参加者が『ラグラッツ』を
見ていたとは驚きでした -
3:42 - 3:44数人がこれを送ってくれました
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3:44 - 3:46(ディディ・ピクルス)
まだ朝の4時よ -
3:46 - 3:48なんでチョコ・
プディングなんか作ってるの? -
3:48 - 3:50(ステュ・ピクルス)
人生が思い通りにならないからさ -
3:50 - 3:52(笑)
-
3:52 - 3:54それから
あるTED参加者は -
3:54 - 3:55古典と言ってもよいシーンを
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3:55 - 3:58私が見落としたことに怒っていました
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3:58 - 4:00(ロイ・ニアリー)起きろよ!本気だ
(ロニー・二アリー)事故? -
4:00 - 4:04(ロイ)いや 事故じゃない
どのみち家から出たかったんだろ? -
4:04 - 4:06(ロニー)朝の4時よ かんべんして
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4:06 - 4:07これは『未知との遭遇』
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4:07 - 4:09主人公は興奮しています
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4:09 - 4:10だって宇宙人が
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4:10 - 4:12姿を現した時間が まさに
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4:12 - 4:13午前4時 ―
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4:13 - 4:14そのせいで真実味が増しています
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4:14 - 4:16どれも素晴らしい例です
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4:16 - 4:18でも私が あの詩に
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4:18 - 4:21見覚えがあった理由は
明らかになりません -
4:21 - 4:23ただ どの例も
パターンをなぞっています -
4:23 - 4:26だって あらゆる劇的な出来事が
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4:26 - 4:28この時刻のせいで
-
4:28 - 4:30起こったことに
なっているんですから -
4:30 - 4:32おそらく今まで
分類されたことのない -
4:32 - 4:33お決まりの表現なのでしょう
-
4:33 - 4:35たぶん私は新しい伝承の流れに
-
4:35 - 4:36のっていたのでしょう
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4:36 - 4:39物事に興味がわいてくると
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4:39 - 4:41面白くなってくるものです
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4:41 - 4:43その年にTED.comが始まり
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4:43 - 4:45私の過去の講演も
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4:45 - 4:46公開され
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4:46 - 4:49私の元に「朝4時」にまつわる
引用が集まり始めました -
4:49 - 4:51地球上のあらゆる地域からです
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4:51 - 4:54そのほとんどは
仮に一人で探したとしても -
4:54 - 4:55見つけられなかったでしょうし
-
4:55 - 4:57探してもいませんでした
-
4:57 - 4:58若年性糖尿病の
知り合いなどいないので -
4:58 - 5:00こんなブックレットなど
気づかないでしょう -
5:00 - 5:02『朝4時のチーズサンド』
-
5:02 - 5:05(笑)
-
5:05 - 5:07『今日の編み物』誌だって
購読していません -
5:07 - 5:12面白そうですが (笑)
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5:12 - 5:13時計の時刻を見てください
-
5:13 - 5:15こちらは
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5:15 - 5:16ある大学生が教えてくれた ―
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5:16 - 5:19朝の4時を表すギャング・サインです
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5:19 - 5:21雑誌の広告を送ってくれた人や
-
5:21 - 5:23スーパーで写真を
撮ってくれた人もいました -
5:23 - 5:26グラフィックノベルや
コミックもたくさん集まりました -
5:26 - 5:28レベルの高い作品も多いです
-
5:28 - 5:30『サンドマン』や『ウォッチメン』 ―
-
5:30 - 5:32『カルヴィン&ホッブス 』の
愛らしい場面もあります -
5:32 - 5:35投稿の中で
一番時代が古いのは -
5:35 - 5:38石器時代のマンガです
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5:38 - 5:39ご覧ください
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5:39 - 5:41(ウィルマ・フリントストーン)
朝早くって どの位? -
5:41 - 5:44(フレッド・フリントストーン)
朝の4時とかだよ -
5:44 - 5:46時間を逆方向に進めて
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5:46 - 5:4831世紀からの引用です
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5:48 - 5:49千年たっても
-
5:49 - 5:52やっていることは今と同じです
-
5:52 - 5:54(アナウンサー)時刻は午前4時
-
5:54 - 5:55(笑)
-
5:55 - 5:56変化に富んでいますね
-
5:56 - 6:00私の元には駄作から名作まで
大量の歌や -
6:00 - 6:02テレビ番組や映画が集まりました
-
6:02 - 6:044時間分のプレイリストだって作れます
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6:04 - 6:07ただ 現代の映画俳優に限れば
-
6:07 - 6:08CMくらいの
-
6:08 - 6:09長さに収められます
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6:09 - 6:11一部をご覧ください
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6:11 - 6:14(映画の場面 「午前4時だ」)
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6:38 - 6:40(笑)
-
6:40 - 6:43いつの間にやら
-
6:43 - 6:44趣味になっていましたが
-
6:44 - 6:46本当にやりたかったのかは微妙です
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6:46 - 6:49しかもクラウドソーシングを
使った趣味です -
6:49 - 6:51一方 誰でも考えそうなことを
私も考えました -
6:51 - 6:53別の時刻で 同じことを
-
6:53 - 6:54できないだろうか?
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6:54 - 6:56でも「夕方の4時」だと
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6:56 - 6:57こんな映像は手に入らないでしょう
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6:57 - 6:59さらに興味があったので
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6:59 - 7:00少し調べてみました
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7:00 - 7:03これを先入観のせいと言うなら
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7:03 - 7:05大量の証拠が
先入観の源です -
7:05 - 7:07一番はっきりしているのは文学です
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7:07 - 7:09シェイクスピアには
朝の3時が2回 ― -
7:09 - 7:10朝の5時は1回登場します
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7:10 - 7:11朝の4時は7回登場し
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7:11 - 7:12どれも恐ろしい場面です
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7:12 - 7:16『尺には尺を』では
死刑執行人が現れる時間です -
7:16 - 7:18トルストイの『戦争と平和』では
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7:18 - 7:20ナポレオンは戦闘直前の
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7:20 - 7:22朝4時に不眠症になります
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7:22 - 7:24シャーロット・ブロンテの
『ジェーン・エア』でも -
7:24 - 7:25エミリー・ブロンテの
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7:25 - 7:28『嵐が丘』でも
朝の4時は重要な場面です -
7:28 - 7:31『ロリータ』では
不気味な朝4時 — -
7:31 - 7:35『ハックルベリー・フィン』では
なまりのきつい 朝4時が登場します -
7:35 - 7:38ある人はH.G.ウェルズの
『透明人間』を -
7:38 - 7:41別の人はラルフ・エリソンの
『見えない人間』を送ってくれました -
7:41 - 7:44『グレート・ギャツビー』は
人生最後の -
7:44 - 7:45朝4時を
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7:45 - 7:47現れない恋人を待ちながら過ごします
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7:47 - 7:50そして おそらく文学上
最も有名な目覚めは -
7:50 - 7:52カフカの『変身』です
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7:52 - 7:54最初の段落で
主人公が目を覚ますと -
7:54 - 7:56巨大なゴキブリになっていますが
-
7:56 - 7:59それを抜きにしても この男に
-
7:59 - 8:01何かが起きていることがわかります
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8:01 - 8:04朝の4時に目覚まし時計が
セットされているからです -
8:04 - 8:07そんなことを
誰がするでしょうか? -
8:07 - 8:09こういう人達です
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8:09 - 8:13(音楽)
-
8:13 - 8:19(午前4時に鳴る
目覚まし時計のモンタージュ) -
8:19 - 8:21(ニュースキャスター)4時ちょうどだよ
朝のニュースの時間だけど -
8:21 - 8:23ニュースなんて
あるはずないよね -
8:23 - 8:26まだ みんなベッドで
気持ちよく眠っているんだから -
8:26 - 8:27そうなんです
-
8:27 - 8:29『ピーナッツ』のルーシーも
-
8:29 - 8:32『愛と憎しみの伝説』でも
トレーニング初日のロッキーも -
8:32 - 8:34初登庁日のネルソン・マンデラも
-
8:34 - 8:36バート・シンプソンも
例のゴキブリとともに -
8:36 - 8:39素晴らしい例を
大量に提供してくれたので -
8:39 - 8:41私の巨大なデータベースに
-
8:41 - 8:43「目覚める人」という
新ジャンルができたほどです -
8:43 - 8:46想像してください
ぬいぐるみの白クマを -
8:46 - 8:49あなたが集めていると
家族や友人が聞いて -
8:49 - 8:50送ってくれたとします
-
8:50 - 8:53たとえ あなたは本気でなくても
-
8:53 - 8:56白クマが大量に集まれば
すごいコレクションに -
8:56 - 8:59なっていることでしょう
-
8:59 - 9:00私は そうなった時点で
すべてを受け入れました -
9:00 - 9:03学芸員のように
事実関係を調査し -
9:03 - 9:06ダウンロードし
違法にスクリーンショットを撮り -
9:06 - 9:08アーカイブしはじめました
-
9:08 - 9:10単なる趣味は習慣へと変わり
-
9:10 - 9:13その習慣のせいで
宅配DVDのレンタルカートは -
9:13 - 9:15たぶん世界で一番
バラエティに富んだものになりました -
9:15 - 9:18こんな映画が並んだこともあります
『野郎どもと女たち』 -
9:18 - 9:20『ラストタンゴ・イン・パリ』
-
9:20 - 9:21『グレッグのダメ日記』
-
9:21 - 9:23『ポルノ・スター
ロン・ジャーミーの伝説』・・・ -
9:23 - 9:25なぜ『ロン・ジャーミーの伝説』かというと
-
9:25 - 9:27こんな場面があると
誰かが教えてくれたからです -
9:27 - 9:29(ロン・ジャーミー)俺は
-
9:29 - 9:30クイーンズのフラッシングで生まれた
-
9:30 - 9:331953年3月12日の
-
9:33 - 9:35朝の4時だ
-
9:35 - 9:37当然ですね
(笑)(拍手) -
9:37 - 9:40納得しただけでなく
-
9:40 - 9:42こんな疑問にも答えが出せます
-
9:42 - 9:45「ロン・ジャーミーと
ボーヴォワールの -
9:45 - 9:47共通点は?」
-
9:47 - 9:49ボーヴォワールの自叙伝は
最初の文はこうです -
9:49 - 9:51「私は朝4時に生まれた」
-
9:51 - 9:54これはメールをもらって
知ったのですが -
9:54 - 9:56おかげで私のコレクションの
-
9:56 - 9:59レベルが1段上がりました
ポルノ男優のロン・ジャーミーと -
9:59 - 10:01フェミニストのボーヴォワールは
-
10:01 - 10:02違う世界の人間ではない
-
10:02 - 10:05違いはあっても
この1点でつながっていたのです -
10:05 - 10:09これが雑学なのか
知識なのか それとも -
10:09 - 10:11いつの間にか得た専門知識なのか
わかりませんが -
10:11 - 10:13これをクールにまとめる方法を
考えました -
10:13 - 10:18それで去年の10月に
学問の伝統に則って -
10:18 - 10:20コレクションを全部
ネットで公開しました -
10:20 - 10:21「朝4時のミュージアム」です
-
10:21 - 10:23赤いリロードボタンをクリックすると
-
10:23 - 10:26数百件の引用から
-
10:26 - 10:28ランダムに見ることができます
-
10:28 - 10:30これはビリー・コリンズ作の
-
10:30 - 10:32鮮烈な詩 『忘却』です
-
10:32 - 10:34(ビリー・コリンズ)夜中に
-
10:34 - 10:35目を覚まし
-
10:35 - 10:38戦争の本を開いて
有名な戦闘の日付を -
10:38 - 10:39探すのも無理はない
-
10:39 - 10:42窓から見える月が
-
10:42 - 10:45かつては
そらで言えた恋愛詩から -
10:45 - 10:48抜け出したかのように
見えるのも無理はない -
10:48 - 10:51(リーヴス)このプロジェクトの
出だしには -
10:51 - 10:52満足しました
-
10:52 - 10:57カフェで流れるDVDで
ボリウッド俳優が歌う様子を -
10:57 - 10:59地球の裏側にいる1人の若者が
-
10:59 - 11:02インスタグラムでビデオにして
見も知らぬ私に -
11:02 - 11:03送ってくれたりしました
-
11:03 - 11:04ところが1週間もしないうちに
-
11:04 - 11:07ちょっとした幸運に恵まれました
-
11:07 - 11:12胸を打つような
ツイートを受け取ったんです -
11:12 - 11:14短いツイートでした
-
11:14 - 11:18「昔のミックステープみたいね」
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11:18 - 11:20名前はニックネームを
さらにひねったものでした -
11:20 - 11:23でもイニシャルと
プロフィールの写真を見た瞬間 ― -
11:23 - 11:25送り手の正体を
-
11:25 - 11:28全身で感じとりました
-
11:28 - 11:30彼女が言っていた —
-
11:30 - 11:33ミックステープのことも・・・
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11:33 - 11:37(音楽)
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11:37 - 11:39L.D.は大学時代の
ロマンスそのものでした -
11:39 - 11:42時は90年代初頭
私は学部生で -
11:42 - 11:45彼女は図書館学部の大学院生
-
11:45 - 11:47メガネをとって髪を下ろすと
-
11:47 - 11:49急にセクシーになる
タイプではなく -
11:49 - 11:51最初からセクシーで
-
11:51 - 11:53とてつもなく美人でした
-
11:53 - 11:55私達は「12月~5月」の恋をしました
-
11:55 - 11:5712月につき合い始め
-
11:57 - 11:595月に彼女が卒業して
-
11:59 - 12:03私の元を
去って行ったのです -
12:03 - 12:07でも彼女がくれたミックステープは
手元に残りました -
12:07 - 12:10私はそれをメモや絵はがきと一緒に
箱にしまっています -
12:10 - 12:12L.D.からのものだけでなく
-
12:12 - 12:15人生を通じて集めたもので
数十年分あります -
12:15 - 12:16ガールフレンドには
-
12:16 - 12:18きっと隠すでしょうが
-
12:18 - 12:20妻がいたら一緒に見るでしょうね
-
12:20 - 12:24さて ― (笑)
テープの話ですが -
12:24 - 12:25片面に7曲ずつ入っていて
-
12:25 - 12:27タイトルは書いてありません
-
12:27 - 12:31L.D.は その代わりに
米国議会図書館分類表の -
12:31 - 12:33記号とページ数を書いて
-
12:33 - 12:36ヒントを残してくれました
-
12:36 - 12:37このテープをもらった私は
-
12:37 - 12:39カセットプレイヤーに入れ
-
12:39 - 12:42彼女の図書館である
大学図書館に持って行って -
12:42 - 12:44本棚から14冊の本を見つけました
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12:44 - 12:46私は本を全部
お気に入りの -
12:46 - 12:47隅のテーブルに持っていき
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12:47 - 12:51曲に対応する詩を読んでいきました
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12:51 - 12:53食事に合わせたワインのように
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12:53 - 12:55あるいは
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12:55 - 12:57サドルシューズに合わせた
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12:57 - 13:00コバルトブルーの
ヴィンテージのコットンドレスのように・・・ -
13:00 - 13:02去年の10月にもう一度やってみました
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13:02 - 13:04席につき 新しいイヤホンを
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13:04 - 13:07古いウォークマンにつけて
気付いたんです -
13:07 - 13:09私は贅沢過ぎるほど贅沢で
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13:09 - 13:11それを当然と思っていたんです
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13:11 - 13:14当時の自分が
うらやましく思えました -
13:14 - 13:18「PG」はスラヴ文学の記号で
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13:18 - 13:217000番台はポーランド文学
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13:21 - 13:23「Z9A24」は70編からなる詩集で
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13:23 - 13:2631ページは
ヴィスワヴァ・シンボルスカの作品でした -
13:26 - 13:29曲はポール・サイモンの
『平和の流れる街』でした -
13:29 - 13:32(音楽 ポール・サイモン
『平和の流れる街』) -
13:32 - 13:34(ポール・サイモン)♪ 朝の4時に ♪
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13:34 - 13:39♪ ぼくは夢から覚めた ♪
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13:39 - 13:44どうもありがとう
(拍手)
- Title:
- 「朝4時」のミュージアム
- Speaker:
- リーヴス
- Description:
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気をつけて。リーヴズが抱く「午前4時」への執着には感染力があります。詩人である彼はTED2007で、どこにでも現れる午前4時という時間へのちょっとしたこだわりを披露しました。ところがその後、メールがどんどん届き始めます。それは、目立たないけれど笑いを誘う、編み物専門誌から『原始家族フリントストーン』と『宇宙家族ジェットソンズ』に至る引用の数々でした。彼の「朝4時のミュージアム」をのぞくと、そこは宝物であふれているのです。
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 14:04
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Retired user edited Japanese subtitles for The Museum of Four in the Morning | |
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Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for The Museum of Four in the Morning | |
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Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for The Museum of Four in the Morning | |
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Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for The Museum of Four in the Morning | |
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Mari Arimitsu accepted Japanese subtitles for The Museum of Four in the Morning | |
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Mari Arimitsu edited Japanese subtitles for The Museum of Four in the Morning | |
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Mari Arimitsu edited Japanese subtitles for The Museum of Four in the Morning | |
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Mari Arimitsu edited Japanese subtitles for The Museum of Four in the Morning |