受賞の為でなく人々のためのデザイン|ティム・プレステロ|TEDxBoston
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0:11 - 0:14すごくいいアイディアがあるんです!
世界を変えるもの! -
0:14 - 0:16すごくて 皆衝撃を受けるでしょう
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0:16 - 0:18このアイディアは僕の可愛い赤ちゃんです
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0:18 - 0:21誰もが 可愛い赤ちゃん大好きです
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0:21 - 0:23僕だって可愛い赤ちゃんでした
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0:23 - 0:25これは僕のお父さんと僕
生まれて数日後 -
0:26 - 0:28プロダクト・デザインの世界では
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0:28 - 0:30可愛い赤ちゃんはコンセプトカーみたいです
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0:30 - 0:32それは素晴らしい
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0:32 - 0:36見た瞬間に「今すぐ買わないと!」
って思っちゃうようなやつです -
0:36 - 0:38するとなぜ 今年の新車は
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0:38 - 0:41去年の新車とほとんど同じに見えるのか?
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0:41 - 0:43(笑)
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0:43 - 0:46デザイン・スタジオと工場の間で
何を間違えたのだろう? -
0:46 - 0:48今日私は可愛い赤ちゃんの話ではなく
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0:48 - 0:51デザイン世界の
ぎくしゃくした「思春期」についての話です -
0:51 - 0:56かっこ悪い十代のあの年頃のこと
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0:56 - 0:59世界の仕組みを理解しようと
頑張っている時です -
1:00 - 1:01新生児の健康についての研究から
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1:01 - 1:04例を挙げてみます
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1:04 - 1:05こういう問題です
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1:05 - 1:09毎年世界中の 主に途上国で
400万の乳児が -
1:09 - 1:12一歳になる前に
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1:12 - 1:14いや 満一か月を迎える前に亡くなります
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1:14 - 1:15なんとこの乳児の半分
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1:15 - 1:18約180万の新生児が
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1:18 - 1:20生まれて3日から7日ほどの間
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1:20 - 1:23暖められているだけで 生存できることが
判明しました -
1:23 - 1:27この写真はネパールのカトマンズにある
新生児の集中治療室(NICU) -
1:27 - 1:30毛布にくるまれただけの赤ちゃんは
このような保温器に入るべきなんです -
1:30 - 1:31毛布にくるまれただけの赤ちゃんは
このような保温器に入るべきなんです -
1:31 - 1:34これはカトマンズのNICUで見た
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1:34 - 1:37寄付された日本のアトム保温器
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1:37 - 1:39こういうのが必要なんです
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1:39 - 1:42おそらくこれは
日本の病院が医療機器を更新した時に -
1:42 - 1:45古いものをネパールに寄付したんだと思います
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1:46 - 1:49けれどエンジニアとか スペアパーツがないと
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1:49 - 1:52すぐにガラクタになってしまいます
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1:53 - 1:57この問題は僕たちが
どうにか手助けできそうなのです -
1:57 - 2:01赤ちゃんを一週間暖かい環境で守ることに
複雑な科学技術は必要ではありません -
2:01 - 2:02だから僕たちは
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2:02 - 2:06ボストンで医学研究を行っている組織と協同で
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2:06 - 2:09外国での使用者に関する研究を
何か月も行い -
2:09 - 2:12デザイナーのように
人間を中心に考えました -
2:12 - 2:14「人々が必要にしているものは何だろう」
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2:15 - 2:17ポストイットを何千枚も使って
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2:18 - 2:21原型を何十も作ってやっとできたのが
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2:21 - 2:24これです
ネオナーチャー幼児保温器 -
2:24 - 2:28たくさんの工夫が施されていて
満足な出来上がりです -
2:28 - 2:30コンセプトカーとは違って
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2:30 - 2:33美しい物と
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2:33 - 2:35機能的なものを組み合わせようとします
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2:35 - 2:37で このデザインで
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2:37 - 2:41製造会社や影響力のある人に
インスピレーションを与えて -
2:41 - 2:44この器械を使ってみてほしいんです
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2:45 - 2:47けれど困ったこともあります
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2:47 - 2:51この保温器に入ったことがある赤ちゃんは
まだ1人しかいません -
2:51 - 2:54「タイム」のために写真を撮ったときだけ
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2:55 - 2:58おかげで世間には知られています
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2:58 - 3:00このデザインをみんなに見てもらいたいのです
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3:00 - 3:02いろんな賞ももらったけれど
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3:02 - 3:05ブービー賞をもらった気分でした
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3:05 - 3:07私たちは美しいものを作りたかったんです
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3:07 - 3:10世界をより良いところにするために
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3:10 - 3:14けど唯一この保温器に一瞬だけ入った子どもは
暖まりもしなかっただろうね -
3:14 - 3:20これで分かったのが
インスピレーションのためにデザインするのは -
3:20 - 3:23なんだか う〜ん
僕が目指していたものとしては -
3:23 - 3:27スピードが足りないか うまくいかない
つまり効果的じゃないんです -
3:27 - 3:30そうすると 本当は僕は成果を出す為に
デザインをしたいことに気づきました -
3:30 - 3:33美しいものを作りたいわけではない
世界を良い場所にしたいんです -
3:33 - 3:35ネオナーチャーを設計しているとき
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3:35 - 3:39僕らは保温器を使う人に一番気を配りました
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3:39 - 3:41例えば貧しい家族
地方のお医者さん -
3:41 - 3:44忙しい看護師さん
それに修理するエンジニアのこととかを -
3:44 - 3:48だから全てにちゃんと気を使って
きちんとしたつもりでした -
3:48 - 3:51うまくいく製品を作るには
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3:51 - 3:53関わってくる人の繋がりが
もっと広いとわかってきました -
3:53 - 3:56製造、財務、流通、法規制
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3:56 - 3:58PATHのマイケル・フリーは
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3:58 - 4:01こういう製品は
誰が「選び、使い、費用を払う」のか -
4:01 - 4:02考えるべきだ と言います
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4:02 - 4:05ベンチャー資本家のいつもの質問が
大事です -
4:05 - 4:08「あなたの事業は何ですか?
そしてお客は誰ですか?」 -
4:08 - 4:09僕らのお客は誰か...
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4:10 - 4:11よく見てみましょう
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4:11 - 4:14バングラデシュの病院の院長です
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4:14 - 4:17なんと彼は医療器具を買わないのです
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4:17 - 4:20そういう選択は保健省や
海外の寄贈者が決め -
4:20 - 4:21そういう選択は保健省や
海外の寄贈者が決め -
4:21 - 4:22病院に送り込まれてきます
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4:23 - 4:26あらゆる国に医療器具を提供している
この製造会社 -
4:26 - 4:29魚を釣るためには
魚がいるところに行かなきゃいけないんです -
4:29 - 4:33新しい市場は ―
そこに魚がいるのですが -
4:33 - 4:36こんな国に出現してくる中流階級の
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4:36 - 4:39贅沢病
心臓病と不妊症なのです -
4:39 - 4:44これで分かるのは
成果をあげるデザインというのは -
4:45 - 4:48製造と流通を配慮したデザインだ
ということです -
4:48 - 4:50これはすごく重要なことでした
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4:51 - 4:55次にこの教訓を
新しいプロジェクトで実践しようとしました -
4:55 - 4:57まず製造者から最初に考えはじめました
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4:57 - 5:00ベトナムのMTTSという
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5:00 - 5:03東南アジアの新生児のための製造企業
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5:03 - 5:05もう一つのパートナーは
「イースト・ミーツ・ウェスト」 -
5:05 - 5:08アメリカを基盤にしてその技術を
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5:08 - 5:10地域の貧しい病院に流通させている組織です
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5:10 - 5:13彼らに「何が欲しいんですか?」と
まず聞きました -
5:13 - 5:15「どういう問題を解決したいの?」
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5:15 - 5:17彼らは「新生児黄疸についての仕事をしよう」
と言いました -
5:17 - 5:21これは複雑な世界全体の問題です
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5:21 - 5:25黄疸は世界中の新生児の
3分の2がかかる病気です -
5:25 - 5:30かかった新生児の約10人の中の1人は
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5:30 - 5:32治療しないで黄疸が悪くなると
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5:32 - 5:35一生障害を残すか
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5:35 - 5:37死ぬこともあります
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5:38 - 5:40黄疸を治療するには一つの方法があります
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5:40 - 5:42交換輸血といって
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5:42 - 5:46危険性を伴い 高額な治療費が必要になります
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5:46 - 5:48もう一つ方法があります
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5:48 - 5:54技術が必要で
とても複雑 少々手ごわい方法です -
5:54 - 5:56青い光で子供を照らすのです
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5:56 - 5:57(笑)
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5:57 - 6:01明るい青色の光で
乳児の皮膚の広範囲を照らすのです -
6:01 - 6:03なぜこれが難しいのでしょう
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6:05 - 6:08僕はMITに行ってみて
助けてもらうことにしました -
6:08 - 6:10(笑)
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6:10 - 6:11この写真を見て下さい
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6:11 - 6:16これはアメリカの病院のためにデザインされた
オーバーヘッド・フォトセラピー装置 -
6:16 - 6:18こうやって使われるはずなんです
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6:18 - 6:22一人の赤ちゃんの真上に置いて照らす
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6:24 - 6:26アメリカの病院以外ではどうか
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6:26 - 6:28海を越えてアジアの混んだ施設に送ってみたら
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6:28 - 6:30こうやって使われていたのです
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6:31 - 6:34フォトセラピーは光の強さで効果が出ます
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6:34 - 6:37この画面に見える濃い青の四角が
効果のある箇所です -
6:37 - 6:39けど本当に使われている時は
このような感じです -
6:39 - 6:43端っこにいる新生児は
効果的なフォトセラピーを受けていません -
6:44 - 6:47けれどもトレーニングや光度計がなかったら
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6:47 - 6:49わからなくて当然でしょう
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6:49 - 6:51他にも同じような例があります
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6:51 - 6:53これはNICUです
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6:53 - 6:55お母さんが赤ちゃんに会うために来ています
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6:55 - 6:57お母さんは帝王切開したばかりかもしれません
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6:57 - 6:59それでもう疲れていて
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6:59 - 7:01お母さんは自分の子どもに会いにきます
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7:01 - 7:04彼女は我が子が
裸で青いライトの下で寝ているところをみて -
7:04 - 7:06十分保護されていないように見えます
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7:06 - 7:09だから母親が毛布を赤ちゃんに
かけてしまうことはよくあることです -
7:10 - 7:14フォトセラピーの立場からは良くないことだし
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7:14 - 7:16なんとも馬鹿げた話です
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7:16 - 7:19しかし よく考えてみると
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7:19 - 7:22僕にとっては一番
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7:27 - 7:30難しい教訓だったんだけど
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7:30 - 7:34結果に焦点を当てると
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7:35 - 7:39馬鹿な使用者なんて存在しません
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7:39 - 7:40あるのは馬鹿な製品だけ
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7:40 - 7:42実存主義者のように考えるべきです
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7:42 - 7:44描けたかもしれない絵画ではなくて
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7:44 - 7:46本当に描いた絵画が問題なのです
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7:46 - 7:49実用的にデザインすること
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7:49 - 7:51人はどうやってこれを使うのか
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7:51 - 7:55同じく
パートナーのMTTSについて考えてみると -
7:55 - 7:58彼らは今まで素晴らしい製品を
新生児の病気を治療するために作ってきました -
7:58 - 8:01これは上から子どもを暖める製品と
CPAPです -
8:01 - 8:03安くてしっかりしています
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8:03 - 8:06ベトナムで5万人もの子供を治療してきました
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8:06 - 8:08しかしまたここで問題があります
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8:08 - 8:10世界中の医者と病院の管理者は
テレビを見ているんです -
8:10 - 8:15“ER” とか勘弁してください
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8:15 - 8:19医療器具の外見が
どうあるべきか みんな知っています -
8:20 - 8:23彼らは実用性より
SF ばりの機器が欲しいんです -
8:23 - 8:25馬鹿らしくて信じがたいですが
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8:25 - 8:28世界には安っぽくておんぼろに見える
器具を置くぐらいだったら -
8:28 - 8:30何もない方がいいと考える病院もあるんです
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8:30 - 8:33使用者に製品を使ってもらうには
信用されないといけません -
8:33 - 8:35信頼性が表に見える物です
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8:35 - 8:36成果を得るためには
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8:36 - 8:39デザインの見た目も重要だ
ということが分かります -
8:39 - 8:41今までのこの情報を取り入れて
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8:41 - 8:44今度こそ完璧な装置を作りたいと思いました
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8:44 - 8:45そしてこれを開発しました
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8:45 - 8:47これはファイアーフライ・フォトセラピー装置
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8:47 - 8:50今回はコンセプトカーでは止めませんでした
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8:51 - 8:54最初から製造者と話しました
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8:54 - 8:57僕らの目標は
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8:57 - 9:00パートナーのMTTSが本当に作れる
最新式装置を製造することです -
9:00 - 9:04彼らの仕事の仕方を見て
経営資源も考え -
9:04 - 9:06本当に製造できる装置を提案するのです
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9:06 - 9:10それが製造におけるデザインの問題です
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9:10 - 9:11実用性については
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9:11 - 9:14ファイアーフライには
かごが一つあるのが見えます -
9:14 - 9:161人の赤ちゃんしか入れられません
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9:16 - 9:20この装置をどのように使わなければならいかが
すぐに分かります -
9:20 - 9:222人以上子どもを入れようとしたら
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9:22 - 9:24積み重ねるしかない
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9:24 - 9:25(笑)
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9:25 - 9:30間違えにくいような構造にしました
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9:31 - 9:34言い換えると 一番正しい使い方が
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9:34 - 9:35一番簡単な方法でもないといけないんです
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9:37 - 9:40お母さんの例に戻ります
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9:41 - 9:45お母さんは赤ちゃんが
寒そうだから毛布をかけてしまいます -
9:45 - 9:48この装置は光が赤ちゃんの
上と下に設置してあります -
9:48 - 9:50もしお母さんが毛布をかけたとしても
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9:50 - 9:53効果的なフォトセラピーを下から受けられます
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9:54 - 9:55最後に
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9:56 - 9:57インドの友達が教えてくれました
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9:57 - 10:00もし電子装置を
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10:01 - 10:03アジアで販売したいんだったら
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10:03 - 10:05ゴキブリを訓練してすべての部品に
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10:05 - 10:07おしっこをかけさせてみないと
いけないということです -
10:08 - 10:09(笑)
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10:09 - 10:11面白い冗談だと思うでしょう?
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10:11 - 10:13平和部隊でノートパソコンを持っていました
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10:13 - 10:15スクリーンに黒いピクセルがたくさんあって
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10:15 - 10:18よく見てみたら全部アリの死骸だったんです
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10:18 - 10:20パソコンに入り込んで死んじゃった
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10:20 - 10:21かわいそうなアリさん
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10:21 - 10:23(笑)
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10:23 - 10:26「ファイアーフライ」は電子機器だから
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10:26 - 10:29熱くなる電子機器を冷やすために
通気口かファンをつけるのが普通です -
10:29 - 10:30熱くなる電子機器を冷やすために
通気口かファンをつけるのが普通です -
10:30 - 10:35通気口の横に「入らないでね」
と書いても意味がないし -
10:35 - 10:37通気口をつけないことにしました
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10:37 - 10:39「ファイアーフライ」は
完全に内部が密閉されています -
10:41 - 10:42こういう教訓を
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10:44 - 10:46ネオナーチャーを作っているとき
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10:46 - 10:49思春期の若者みたいだと思っていたけれど
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10:49 - 10:51デザイナーとして悩む方がもっと大変でした
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10:53 - 10:56僕は「世界を変えたい
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10:56 - 10:59もっと製造と流通について考えて
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10:59 - 11:03もっと実用性について考えないと
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11:03 - 11:07失敗したら言い訳はもうダメ!
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11:08 - 11:09実存主義者のように考えると
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11:09 - 11:13馬鹿な使用者はいなくて
馬鹿な製品だけが存在するんです -
11:13 - 11:15難しい質問を自分に投げかけるんです
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11:15 - 11:17私たちが望む世界のためのデザインか
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11:18 - 11:21今ある世界のためにデザインをしているのか
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11:21 - 11:23これからの世界のために
デザインをしているのか -
11:23 - 11:25準備ができていようがいまいが
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11:25 - 11:28ぼくはプロダクト・デザインの世界に入って
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11:28 - 11:30世界を変えたいんだったら
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11:30 - 11:33成果をデザインしなくてはいけないことを
学びました -
11:33 - 11:35そういうデザインこそ 意味があります
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11:35 - 11:36ありがとうございました
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11:36 - 11:40(拍手)
- Title:
- 受賞の為でなく人々のためのデザイン|ティム・プレステロ|TEDxBoston
- Description:
-
ティム・プレステロは発展途上国の新生児に最適な保温器を設計したと思っていました。しかし問題があり製造過程にこぎつけなかったのです。称賛を目的とした設計ではなく、現実の社会に適した設計をすることの重要性についてのマニフェストです。
このビデオはTEDカンファレンスとは独立して運営されるTEDxイベントにおいて収録されたものです。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 11:45
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for Design for people, not awards | Tim Prestero | TEDxBoston | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for Design for people, not awards | Tim Prestero | TEDxBoston | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for Design for people, not awards | Tim Prestero | TEDxBoston | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for Design for people, not awards | Tim Prestero | TEDxBoston | ||
Masaki Yanagishita accepted Japanese subtitles for Design for people, not awards | Tim Prestero | TEDxBoston | ||
Masaki Yanagishita edited Japanese subtitles for Design for people, not awards | Tim Prestero | TEDxBoston | ||
Retired user edited Japanese subtitles for Design for people, not awards | Tim Prestero | TEDxBoston | ||
Retired user edited Japanese subtitles for Design for people, not awards | Tim Prestero | TEDxBoston |