尽きることのない人類の未来
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0:00 - 0:03(拍手)
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0:03 - 0:06(ビデオ) キャスター: ビン・ラディンの死を受けて
テロ脅威への緊張が急増・・・ -
0:06 - 0:08ソマリアでの飢餓が・・・
警察が催涙ガスを・・・ -
0:08 - 0:10悪質なカルテルが・・・
豪華客船の転覆・・・ -
0:10 - 0:13社会の腐敗が・・・
65人の死亡者が・・・ -
0:13 - 0:15津波警報が・・・
サイバーテロが・・・ -
0:15 - 0:17麻薬戦争・・・
大量破壊・・・ 竜巻・・・ -
0:17 - 0:19景気後退・・・ 破綻・・・
破滅・・・ エジプト・・・ シリア・・・ -
0:19 - 0:21危機・・・ 死・・・ 大災害・・・
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0:21 - 0:24なんてひどい・・・
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0:24 - 0:26ディアマンディス: これは ここ6カ月の
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0:26 - 0:28ニュース映像の一部にすぎません
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0:28 - 0:30過去6日分でも
6年分を集めても -
0:30 - 0:32同じようなものになったでしょう
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0:32 - 0:34言いたいのは ニュース報道が
-
0:34 - 0:37悲劇的な出来事ばかりを
見せているということです -
0:37 - 0:40私たちが 悲劇的なものに
注目するからです -
0:40 - 0:42これにはもっともな理由があります
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0:42 - 0:44人間の脳がとても処理しきれないような
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0:44 - 0:46膨大な情報が全感覚を通して
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0:46 - 0:49一瞬たりとも休むことなく
流れ込んできます -
0:49 - 0:51生き残ることが最も大切な為
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0:51 - 0:53この膨大な量の情報が
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0:53 - 0:55最初に向かうのは
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0:55 - 0:57扁桃体と呼ばれる
脳の側頭葉にある -
0:57 - 0:59原始的で小さい組織です
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0:59 - 1:02扁桃体は 早期に警戒すべき状況を
察知する仕組で -
1:02 - 1:04危険を知らせる警報器です
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1:04 - 1:07扁桃体は あらゆる情報を整理して
周囲の環境の中に -
1:07 - 1:10害を及ぼしそうなものが無いか探ります
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1:10 - 1:12私たちは一連のニュースを聞いたら
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1:12 - 1:14まずは悲劇的なニュースに
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1:14 - 1:16目を向けるようにできています
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1:16 - 1:18新聞業界の古い格言の
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1:18 - 1:20「血まみれなら大きく扱う」
に従うのは -
1:20 - 1:22まったくの正解です
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1:22 - 1:25最近ではさらに 24時間365日
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1:25 - 1:27悲劇的なニュースばかりを
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1:27 - 1:30私たちの周りのデジタル機器が
流していることを考えれば -
1:30 - 1:32悲観的になってもしかたがありません
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1:32 - 1:34世界がどんどん悪い方向へ
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1:34 - 1:38進んでいくと人々が考えても
しかたがありません -
1:38 - 1:41しかし おそらく 現実は違います
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1:41 - 1:43おそらく そうではなくて
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1:43 - 1:45現実が歪められて
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1:45 - 1:48伝えられているのです
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1:48 - 1:50さまざまな原動力によって
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1:50 - 1:52この1世紀の間でとげてきた
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1:52 - 1:54膨大な進歩は さらに加速して
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1:54 - 1:57来たる30年間で
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1:57 - 2:00何も尽きることがない世界を
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2:00 - 2:03築ける可能性がある状態まで来ています
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2:03 - 2:05もちろん 一連の問題が無いと
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2:05 - 2:07言っているわけではなく
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2:07 - 2:09気候変動の危機 絶滅危惧種
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2:09 - 2:12水資源やエネルギー資源の枯渇などの
一連の問題があります -
2:12 - 2:14しかし人類は
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2:14 - 2:17問題を十分に余裕をもって
察知することに長けてる上に -
2:17 - 2:21最終的には 問題を
片づけてしまうのです -
2:21 - 2:23将来がどうなるか
理解するために -
2:23 - 2:25この1世紀がどんなものだったか
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2:25 - 2:27振り返って見てみましょう
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2:27 - 2:29この100年間で
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2:29 - 2:32平均寿命は 2倍以上になり
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2:32 - 2:351人当たりの平均収入は
インフレを差し引いても -
2:35 - 2:373倍になっています
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2:37 - 2:39乳幼児の死亡率は
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2:39 - 2:4110分の1に低下しました
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2:41 - 2:43これに加えて 食糧コスト
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2:43 - 2:45電力 輸送 移動 伝達手段のコストは
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2:45 - 2:49それぞれ10分の1程度から
1,000分の1程度に低下しました -
2:49 - 2:51スティーブ・ピンカーの発表によれば
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2:51 - 2:54実は 人類は歴史上
もっとも平穏な時代を -
2:54 - 2:56過ごしています
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2:56 - 2:58また チャールス・ケニーによれば
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2:58 - 3:01この130年間で 25パーセントだった
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3:01 - 3:04世界の識字率は80パーセントに増加しています
-
3:04 - 3:08私たちは 本当に
たぐいまれな時代を過ごしています -
3:08 - 3:10多くの人がこれを忘れて
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3:10 - 3:13期待する目標を
より高く変え続けているのです -
3:13 - 3:16実際 私たちは貧困の意味を
再定義しています -
3:16 - 3:18考えてみてください
今アメリカでは -
3:18 - 3:21政府が決めた貧困水準以下で
暮らす人でさえ -
3:21 - 3:24大部分の人が 電気
水道 トイレ 冷蔵庫 テレビ -
3:24 - 3:26携帯電話 エアコン そして
-
3:26 - 3:29車までも持っています
-
3:29 - 3:32前世紀では世界級の富豪『泥棒男爵』や
皇帝たちでさえも -
3:32 - 3:35こんな贅沢な状況は
夢にも思わなかったでしょう -
3:38 - 3:41これを支えた大きなものは
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3:41 - 3:43新技術でした
-
3:43 - 3:45とくに最近では
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3:45 - 3:47指数関数的に
成長する技術です -
3:47 - 3:49親しい友人のレイ・カーツワイルが
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3:49 - 3:52情報技術で扱うことになれば
どんな装置でも ムーアの法則の -
3:52 - 3:55この曲線に従って
伸びていくと教えてくれました -
3:55 - 3:57対価格性能が
-
3:57 - 4:0012カ月から24カ月毎に
倍になるという経験をします -
4:00 - 4:02みなさんのポケットにある携帯電話は
-
4:02 - 4:0470年代のスーパーコンピュータよりも
-
4:04 - 4:06まさに 百万倍も安く
千倍も速いのです -
4:06 - 4:08この曲線を見てみてください
-
4:08 - 4:10ここ100年間の
ムーアの法則の表です -
4:10 - 4:122つのことに注目してください
-
4:12 - 4:161つ目は なだらかな
乱れのない曲線ということです -
4:16 - 4:19良い時も悪い時も
戦時も平時も -
4:19 - 4:22景気後退や恐慌
ブームやバブル時もです -
4:22 - 4:24これは速いコンピュータを設計するのに
-
4:24 - 4:27法則の想定よりも速いコンピュータを
使ったからです -
4:27 - 4:31地球規模の課題に直面した時でも
成長速度は落ちていません -
4:31 - 4:332つ目は 縦軸は対数で目盛をとって
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4:33 - 4:35線を引いたにも関わらず
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4:35 - 4:37線が直線よりも上向きに上っています
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4:37 - 4:39技術が向上する速度までも
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4:39 - 4:42さらに速くなっていくのです
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4:42 - 4:45ムーアの法則の通りにうまくいくなら
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4:45 - 4:48常に桁はずれの強力な技術が出現しつづけることを
-
4:48 - 4:50この曲線が示しています
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4:50 - 4:52クラウドコンピューティング
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4:52 - 4:54オートデスクが呼ぶには インフィニットコンピューティング
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4:54 - 4:57センサー、ネットワーク、ロボット
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4:57 - 5:003D プリンタ技術 これは
生産作業を大衆化し -
5:00 - 5:02個別生産を広げる力があります
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5:02 - 5:04合成生物学
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5:04 - 5:07多様な燃料 ワクチン 食品
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5:07 - 5:10デジタル医療 ナノテク素材 そして人工知能
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5:10 - 5:13人工知能の例です クイズの
ジョパディでIBMのワトソンが -
5:13 - 5:15勝つのを見た人は
どれくらいいますか? -
5:15 - 5:18それは 素晴らしい瞬間でした
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5:18 - 5:20実は 一番響く新聞の見出しを
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5:20 - 5:22全力で探していました
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5:22 - 5:26この一文です「ワトソン が
人間の対戦相手を打ち負かした」 -
5:27 - 5:29ジョパディは簡単なゲームではありません
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5:29 - 5:32人が使う言語のニュアンスがわかる必要があります
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5:32 - 5:34想像してください みなさんが
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5:34 - 5:36クラウド上にあり
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5:36 - 5:39こんな高性能の人工知能を
携帯電話で使えます -
5:39 - 5:414年前 まさにこの TED で 私と
-
5:41 - 5:43レイ・カーツワイルは
シンギュラリティ大学 -
5:43 - 5:45という新しい大学を
作りました -
5:45 - 5:48大学で教えるのは
最先端技術ですが 同時に -
5:48 - 5:50これらの技術が
人類全体の課題を -
5:50 - 5:53解決するのに
どう使えるかを教えます -
5:53 - 5:55また 毎年生徒に
-
5:55 - 5:5810年以内に 10億の人の生活に
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5:58 - 6:01影響を及ぼせるような
会社や製品やサービスを -
6:01 - 6:03創るよう課題を出しています
-
6:03 - 6:06考えてみてください ただの学生の集団が
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6:06 - 6:0910億人の生活に影響を
与える可能性があるという現状は -
6:09 - 6:1130年前にはただの冗談だったでしょう
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6:11 - 6:14こんにちでは それを
成し遂げた会社を -
6:14 - 6:16数十社は数えられるでしょう
-
6:16 - 6:22尽きることのない状態を創り出す
ということで私が考えているのは -
6:22 - 6:25地球上にすむ全員に
贅沢なものを与えることではなく -
6:25 - 6:28可能性のあることを
試みようとすることです -
6:28 - 6:31希少だったものを 尽きることのないものに
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6:31 - 6:33することです
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6:33 - 6:36ご存知のように 希少かどうかは
その背景によります -
6:36 - 6:41新技術は資源を自由に使えるようにする
原動力になります -
6:41 - 6:44例をご紹介します
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6:44 - 6:46これは 1800年代半ばの
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6:46 - 6:48ナポレオン3世の話です
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6:48 - 6:51この写真の左のひとです
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6:51 - 6:53シャムの王を
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6:53 - 6:55夕食に招待しました
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6:55 - 6:57ナポレオンの兵は
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6:57 - 7:00銀食器で食事を取りました
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7:00 - 7:02ナポレオン本人は金食器でした
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7:02 - 7:04しかし シャム王は
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7:04 - 7:06アルミニウムの食器で食事しました
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7:06 - 7:08ご存知のように アルミニウムは
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7:08 - 7:11当時 地球上でもっとも価値ある金属でした
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7:11 - 7:14金よりもプラチナよりも価値があるとされていました
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7:14 - 7:17価値があったが故に ワシントン記念塔の冠石が
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7:17 - 7:19アルミニウムで出来ているのです
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7:19 - 7:21わかりますか アルミニウムは
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7:21 - 7:24地球全体の8.3パーセントを
占めているにも関わらず -
7:24 - 7:26純粋な金属としては存在していません
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7:26 - 7:29アルミニウムはケイ素と酸素に
結合してしまっています -
7:29 - 7:32しかし ある時 電気分解の技術が
使えるようになって -
7:32 - 7:35アルミニウムをすごく安いものにしたので
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7:35 - 7:38文字通り 湯水のように使える程になりました
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7:38 - 7:42この類推を今後の人類の姿に例えて
予想してみましょう -
7:42 - 7:44人類は エネルギーの枯渇を考えますが
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7:44 - 7:46よろしいですか
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7:46 - 7:48私たちがいるこの地球は
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7:48 - 7:511年で私たちが使用するエネルギーの
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7:51 - 7:545千倍のエネルギーを
浴びています -
7:54 - 7:5688分ごとに
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7:56 - 8:0016テラワットのエネルギーが
地球の表面に降り注いでいます -
8:00 - 8:02つまり 何が希少かということではなく
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8:02 - 8:04利用可能かどうかということなのです
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8:04 - 8:06ここで いいお知らせがあります
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8:06 - 8:08これまでで初めて
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8:08 - 8:11今年インドでは 太陽光発電費用が
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8:11 - 8:15ディーゼル発電費用の半分になったのです
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8:15 - 8:18太陽光 8.8 ルピー対
ディーゼル17 ルピーです -
8:18 - 8:20去年 太陽光の費用が
半値になりました -
8:20 - 8:22先月 MIT が発表した研究では
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8:22 - 8:242020年迄には アメリカでは
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8:24 - 8:26太陽光電力費用の国内平均が
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8:26 - 8:281ワット当たり15セントになり
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8:28 - 8:30太陽が良く当たる場所なら
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8:30 - 8:326セントになると予測しています
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8:32 - 8:35もし エネルギーが尽きないとすれば
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8:35 - 8:38水資源も尽きないのです
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8:38 - 8:43今度は 水資源獲得の争いや論争について話しましょう
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8:43 - 8:451990年にボイジャーが
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8:45 - 8:47土星を通過した直後
カール・セーガンが -
8:47 - 8:49探査機の向きを変えさせて
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8:49 - 8:51地球を撮らせたのを
覚えていますか? -
8:51 - 8:54その時有名な写真を撮りました
なんて呼んでいましたか? -
8:54 - 8:56「淡く青い点」
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8:56 - 8:59水に満ちた惑星にいるからです
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8:59 - 9:0270パーセントが水に包まれた
惑星の上に生きています -
9:02 - 9:04もちろん 97.5パーセントは海水で
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9:04 - 9:062パーセントは氷です
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9:06 - 9:09この惑星の残りの 0.5 パーセントの水を
争っています -
9:09 - 9:11しかし ここにも希望があります
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9:11 - 9:14技術がオンラインで広まってきています
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9:14 - 9:1610年後20年後というのではなく
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9:16 - 9:18今存在しているのです
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9:18 - 9:21ナノテクもあります ナノテク素材です
-
9:21 - 9:24また こんな話もあります
今朝 自作発明家のひとり -
9:24 - 9:26ディーン・ケーメンと話しました
-
9:26 - 9:29彼も許可してくれたので
彼が発明したスリングショットという -
9:29 - 9:31技術を紹介したいと
思います -
9:31 - 9:33皆さんもご存知かもしれませんが
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9:33 - 9:35独り暮らし用冷蔵庫くらいの
大きさです -
9:35 - 9:37これは 塩水 汚染水
トイレの水などの -
9:37 - 9:39どんなものの水分でも
-
9:39 - 9:421リットルあたり2セント以下の費用で
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9:42 - 9:45一日1000 リットルの速度で
飲み水に変えられます -
9:47 - 9:49つい最近 コカ・コーラの会長が
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9:49 - 9:51開発途上国で 何百ものこの機械を
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9:51 - 9:54使う大規模な実用化実験に合意しました
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9:54 - 9:56もし 実験がうまくいけば -- もちろん
-
9:56 - 9:58うまくいくと信じていますが --
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9:58 - 10:00コカ・コーラは
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10:00 - 10:02この機械を世界206 ヶ国に
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10:02 - 10:04グローバル展開します
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10:04 - 10:07これは 現在存在している
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10:07 - 10:11技術の力を借りて実現できた技術革新といえるでしょう
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10:11 - 10:13人類は携帯電話でも同じ現象を見てきました
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10:13 - 10:15すごいのは 2013年末には
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10:15 - 10:17開発途上国での携帯電話の普及率が
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10:17 - 10:1970 パーセントにも到達します
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10:19 - 10:21考えてみてください
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10:21 - 10:24ケニヤのどまんなかの マサイ族の戦士は
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10:24 - 10:26レーガン大統領が 25年前に
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10:26 - 10:29持っていたよりも良い携帯装置を持つのです
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10:29 - 10:31スマートフォンでグーグルが使えれば
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10:31 - 10:33マサイ族は15年前のクリントン大統領よりも
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10:33 - 10:35多くの知識や情報を利用できます
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10:35 - 10:38誰もこれまで予見してこなかったような
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10:38 - 10:41情報や伝達手段にあふれた世界に
彼らは生きています -
10:42 - 10:44もっと素晴らしいのは
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10:44 - 10:46みなさんや私が
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10:46 - 10:48数万やら数十万ドルを使ってきた
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10:48 - 10:51GPS HDビデオや高解像度写真
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10:51 - 10:54書籍や音楽のコレクション 医療診断技術などのものが
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10:54 - 10:56今度は
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10:56 - 10:59文字通り姿を消し お金を出さなくてもよいものになり
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10:59 - 11:02携帯電話に組み込まれるのです
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11:04 - 11:06携帯電話の技術革新で今1番すごいのは
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11:06 - 11:09健康について起ころうとしているこの出来事です
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11:09 - 11:13先月 クアルコム財団と一緒に
1,000万ドルが賞金の -
11:13 - 11:17クアルコム トライコーダー X賞という
コンテストを始めました -
11:17 - 11:19世界中のグループに挑戦しているのです
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11:19 - 11:21様々な先端技術を組み合わせて
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11:21 - 11:23携帯装置に組み込む方法を競います
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11:23 - 11:25人工知能付なので 話しかけたり
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11:25 - 11:28咳を診てもらったり
指先からの採血で検査を行えます -
11:28 - 11:30競争に勝つには そのチームの装置が
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11:30 - 11:34専門医による医療チームよりも
正しく診断できなければなりません -
11:34 - 11:37新開発の装置がこんな場所にあったらと想像してください
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11:37 - 11:40開発途上国のまっただなかで 医者がいなくて 人口の
-
11:40 - 11:4225パーセントが病気に苦しみ
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11:42 - 11:451.3パーセントが医療従事者というそんな場所にあったら
-
11:45 - 11:47この装置がRNAやDNA ウィルスの
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11:47 - 11:49塩基配列を調べても 認識できない時は
-
11:49 - 11:51CDC(疾病対策センター)に通報し
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11:51 - 11:54大流行が起きないように根本から防止します
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11:56 - 11:59しかし これこそが尽きることがない世の中を
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11:59 - 12:01作りだす最大の原動力です
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12:01 - 12:04これを昇り来る 10 億と呼んでいます
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12:04 - 12:07グラフの白棒は人口を表しています
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12:07 - 12:10地球の人口は70億人の線を超えたところです
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12:10 - 12:12ちょっとしたことですが
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12:12 - 12:14人口の爆発を防ぐ最大の手段は
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12:14 - 12:16世界の人々をもれなく
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12:16 - 12:19教養のある健康な人々にすれば良いのです
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12:19 - 12:212010年 ネット接続できて
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12:21 - 12:23オンラインになっている人は
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12:23 - 12:25たった20億人ほどです
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12:25 - 12:272020年には
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12:27 - 12:29インターネット利用者は
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12:29 - 12:3120億人から50億人へと増加します
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12:31 - 12:33これまで世界から尋ねられてこなかった
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12:33 - 12:3530億人の新しい頭脳が
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12:35 - 12:39世界で議論されていることや
話されてることに参加し始めます -
12:39 - 12:41この人たちは何を欲しがるだろうか?
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12:41 - 12:43何を消費して 何を望むだろうか?
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12:43 - 12:45経済が停止してしまうのではなく
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12:45 - 12:48経済に かつてない最大の注入が起ころうとしています
-
12:48 - 12:50グローバル経済にとって
-
12:50 - 12:52数十兆ドルの注入を
-
12:52 - 12:55意味することになるのです
-
12:55 - 12:57そして トライコーダーを使い
-
12:57 - 12:59これらの人々はより健康になり
-
12:59 - 13:01カーンアカデミーを使い
-
13:01 - 13:04よりよい教育を受け
3D プリンタ技術や -
13:04 - 13:07制限なくコンピューターが
使用できるようになって -
13:07 - 13:10これまでにない より高い
生産性を持つようになるのです -
13:10 - 13:13とすれば 健康で教養もあり
-
13:13 - 13:16生産的になって昇り来る30億人は
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13:16 - 13:18何をもたらしてくれるでしょうか?
-
13:18 - 13:21これまで尋ねられなかった
人々の意見がもたらすものは? -
13:21 - 13:23それが世界のどこだったにせよ
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13:23 - 13:25これまで抑圧されてきた人たちが
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13:25 - 13:27ここで初めて 発言する権利を持ち
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13:27 - 13:30行動する権利を持つとしたら?
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13:30 - 13:33この30億の人々は
何をもたらすでしょうか? -
13:33 - 13:36まったく予見できなかった貢献でしょうか?
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13:36 - 13:38X 賞でひとつ分かったことは
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13:38 - 13:40明確な目標の持って 情熱に
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13:40 - 13:43突き動かされている少人数のチームが
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13:43 - 13:45並はずれたことをできるということです
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13:45 - 13:47これまでは大企業や政府でしか
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13:47 - 13:50できなかったようなことを成し遂げます
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13:50 - 13:52最後に 私が本当に興奮した話を
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13:52 - 13:55お話して締めくくりたいと思います
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13:55 - 13:57ご存知かもしれませんが
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13:57 - 13:59オンラインゲームで
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13:59 - 14:03フォールド・イットというシアトルのワシントン大学が
考えられたゲームがあります -
14:03 - 14:05このゲームは 個人個人が
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14:05 - 14:09アミノ酸の配列を選んで
タンパク質がどのように折りたたまれるのかを -
14:09 - 14:13解くというパズルゲームです
タンパク質では折りたたまれ方によって -
14:13 - 14:15構造と機能を決定します
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14:15 - 14:18これは医学の研究にとって
非常に重要なことです -
14:18 - 14:21これまでは この解析は
スーパーコンピューターで解く程難解でした -
14:21 - 14:23このゲームは大学教授や
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14:23 - 14:25もろもろの人たちが遊んでいました
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14:25 - 14:28ほんとうに 何十万人もの人々が
オンラインで -
14:28 - 14:30遊ぶようになっていきました
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14:30 - 14:32なにが起こったかというと 今のところ
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14:32 - 14:34最強のコンピュータよりも
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14:34 - 14:37人間のパターン認識力の方が
上手く折りたためると分かりました -
14:37 - 14:39このオンライン解析に参加して
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14:39 - 14:42タンパク質折りたたみで
誰が最強なのかを見ると -
14:42 - 14:44MIT の教授でもなく
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14:44 - 14:46カリフォルニア工科大生でもなく
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14:46 - 14:49英国のマンチェスターに住む女性とわかりました
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14:49 - 14:53昼間はリハビリ病院の
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14:53 - 14:56事務補佐として働いて
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14:56 - 15:00夜は タンパク質折りたたみで
世界最強なのでした -
15:01 - 15:03皆さん よろしいでしょうか
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15:03 - 15:05私に 未来への
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15:05 - 15:09とてつもない自信を与えてくれるのは
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15:09 - 15:13地球規模の課題に対して
個人としてでも取り組める力を -
15:13 - 15:16持つようになったという
事実があるからです -
15:16 - 15:19私たちには 飛躍的に進歩する新技術を
使った手段があります -
15:19 - 15:22私たちには 発明家が持つ
自作してでも進める情熱があります -
15:22 - 15:25私たちには 技術を活かした
博愛的事業を行う資源があります -
15:25 - 15:27さらに 私たちが解決しなければならない
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15:27 - 15:29地球規模の課題を
-
15:29 - 15:31一緒に解くことができる
-
15:31 - 15:3530億人の新しい頭脳が
オンラインで繋がるようになります -
15:35 - 15:37とてつもない数十年が待っています
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15:37 - 15:39ありがとうございました
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15:39 - 15:53(拍手)
- Title:
- 尽きることのない人類の未来
- Speaker:
- ピーター・ディアマンディス
- Description:
-
TED2012 のステージで、ピーター・ディアマンディスは楽観できる理由をうったえます。私たちが発明し、技術革新をおこし、私たちにのしかかる山積みの課題を解決する方法を見つけ出すといいます。「一連の課題がないとはいっていません。もちろん課題はありますが、最終的には片づけてしまう」と伝えています。
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 15:53
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Akinori Oyama approved Japanese subtitles for Abundance is our future | |
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Masaki Yanagishita accepted Japanese subtitles for Abundance is our future | |
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