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言葉のアイロニー(皮肉)って何だろう? ― クリストファー・ウォーナー

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    とてもいい天気だね!
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    素晴らしいね!
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    すごいアスリートだね!
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    ほめ言葉だと思うよね?
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    さて どうだろう
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    これらの言葉の裏にある
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    態度や声の調子によっては
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    ほめ言葉であるかもしれない
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    でも 同じように
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    鋭い攻撃的な言葉でもありうるんだ
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    言葉の裏にある態度の
    ほんの少しの違いで
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    言葉のアイロニー(皮肉)と
    呼ばれるものがあらわになる
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    誰かが「とてもいい天気だね」
    と言ったら
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    その人は本当に
    そう思っているのかもしれない
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    太陽が輝き
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    鳥が歌い
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    風が穏やかならば
    の話だけどね
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    もしも 実はひどい天気で
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    雲がかかって
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    風が嵐のように荒れ狂っているときに
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    誰かが「とてもいい天気だね」
    と言ったとしたら
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    その人は実際は
    そうは思っていないだろう
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    本当は ひどい天気だと言いたいのに
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    反対のことを言ったんだ
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    これが言葉のアイロニー(皮肉)
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    話し手が本当のことと
    反対のことを言うことだ
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    こう思っているんだろう―
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    それって当てこすりじゃないの
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    話し手がいやみを言っているのでは?
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    その通り
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    話し手が本当のことと
    反対のことを言うのは
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    言葉のアイロニー(皮肉)であり
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    話し手が さらに一歩進んで
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    反対のことを言って
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    少しばかり辛辣に
    意地悪に
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    からかっているときには
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    当てこすりであると言える
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    2つ目の例を見てみよう
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    「素晴らしいね!」
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    誰かが生涯かけた夢を
    かなえたときに
  • 1:44 - 1:45
    「素晴らしい!」
  • 1:45 - 1:47
    誰かがスポーツの大会で
    優勝したときに
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    「素晴らしい!」
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    誰かが車で後ろから
    追突してきたときに
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    「素晴らしい」わけないよね
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    だから 乗っている人が
    「素晴らしいね!」と言ったら
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    実際と反対のことを
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    少しふざけて言っているんだ
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    これは言葉のアイロニー(皮肉)であり
    当てこすりでもある
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    「才能があるアスリートだね」と
    オリンピック選手に言ったとしたら
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    本心だろうし
    言葉のアイロニーは見られない
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    不器用な子が英語の授業に
    やってくるなり
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    つまづいて 本や鉛筆を
    部屋中にばらまいたら
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    辛辣な皮肉っぽい言葉になるんだ
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    だって本当はそう思っていないんだから
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    これは言葉のアイロニー(皮肉)
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    実際に思っていることと
    反対のことを言うことだよ
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    さらに その気の毒な人を
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    からかおうという気持ちがあるので
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    皮肉めいているだけでなく
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    いやみでもある
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    でも 気を付けて
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    当てこすりは全て
    言葉のアイロニーに含まれるけど
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    言葉のアイロニーが全て
    当てこすりであるわけではないんだ
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    言葉のアイロニーは
    思っていることが
  • 2:44 - 2:47
    言っていることの反対であること
  • 2:47 - 2:50
    一方 当てこすりには
    態度がひねりを効かせている
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    もうひとつの意味合いがあっても
  • 2:51 - 2:54
    当てこすりのように
  • 2:54 - 2:57
    響かないこともある
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    さあ 実際に
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    言葉のアイロニーと当てこすりの
    実例を探してごらん
  • 3:03 - 3:04
    がんばって!
  • 3:04 - 3:07
    いや 本当に 頑張ってね
  • 3:07 - 3:08
    いやいや 本当に
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    この難しい課題を
    頑張ってほしいと思っているんだよ
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    うん わかった
    心から頑張ってね
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    君ならできる!
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    ここには言葉のアイロニーは
    ないからね
Title:
言葉のアイロニー(皮肉)って何だろう? ― クリストファー・ウォーナー
Speaker:
Christopher Warner
Description:

額面通りでは、言葉のアイロニー(皮肉)と当てこすり、そしてほめ言葉を分ける境界線はぼんやりしていることがあります。つまり、「それはいいね」という言葉が状況によって、3通りの意味を持ちうるのです。アイロニー(皮肉)に関する三部作の最後であるこのレッスンで、クリストファー・ウォーナーが最もよく普段から使うアイロニー(皮肉)である、言葉のアイロニー(皮肉)について説明します。
講師:クリストファー・ウォーナー
アニメーション:ベン・ピアース

*レッスンの全編はこちら:http://ed.ted.com/lessons/what-is-verbal-irony-christopher-warner

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TED-Ed
Duration:
03:29
TED Translators admin edited Japanese subtitles for What is verbal irony?
Natsuhiko Mizutani commented on Japanese subtitles for What is verbal irony?
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for What is verbal irony?
Misaki Sato accepted Japanese subtitles for What is verbal irony?
Moe Shoji edited Japanese subtitles for What is verbal irony?
Moe Shoji edited Japanese subtitles for What is verbal irony?
Moe Shoji edited Japanese subtitles for What is verbal irony?
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  • メモ書き
    人名は ウォーナーと表記するケースの方が多いと思われる
    企業名だとワーナーでブランディングされている模様

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