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エコノミック・ヒットマンの告白とアクションへの呼びかけ |ジョン・パーキンス | TEDxTraverseCity

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    拍手でお迎えください
    ジョン・パーキンスさんです
  • 0:15 - 0:16
    ありがとう
  • 0:17 - 0:20
    私は イラン国王や
  • 0:20 - 0:24
    インドネシア エクアドル
    パナマの 大統領たち
  • 0:24 - 0:27
    サウジアラビアの
    皇族方などの前に立ち
  • 0:27 - 0:28
    こんな風に 話を持ちかけました
  • 0:29 - 0:32
    ここに 数百万ドルあります
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    もし商談に応じて下されば
    これはあなたや ご友人のものです
  • 0:37 - 0:40
    一方 こちらには
  • 0:41 - 0:44
    銃を手にしています
    あなたが拒まれた時のために
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    まぁ 実際には もっと外交的な表現ですが
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    私のメッセージは こんな感じでした
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    私は エコノミック・ヒットマンでした
  • 0:55 - 1:00
    私たちが 創ったのはまさに
    新しい グローバル経済でした
  • 1:00 - 1:03
    私が 「略奪的 資本主義」と
    呼ぶ 資本主義の形です
  • 1:04 - 1:07
    もはや 機能していません
    すべての人にとって 明らかでしょう
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    海面上昇はすすみ
  • 1:09 - 1:11
    氷河は溶けつつある
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    世界人口の5%以下である
    アメリカに住む私たちが
  • 1:14 - 1:17
    世界中の資源の 約30%を
    消費しています
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    世界の半数が 飢餓に瀕し
    あるいは 餓死しかけているのに
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    お手本にはなりません
  • 1:24 - 1:25
    中国でも実現不可能でしょうし
  • 1:25 - 1:28
    インドでも同様です
    努力しているかもしれませんが
  • 1:28 - 1:31
    この現状を 変えなくてはなりません
    私たちには 改革が必要なのです
  • 1:33 - 1:34
    このシステムを 変えなくてはいけません
  • 1:35 - 1:39
    その話をする前に 私がエコノミック・
    ヒットマンになった経緯を 話しましょう
  • 1:39 - 1:41
    ビジネス・スクールの 学生だった頃
  • 1:41 - 1:44
    NSA(アメリカ国家安全保障局)の
    面接を受けました
  • 1:45 - 1:48
    たくさんの 心理テストを受けました
  • 1:49 - 1:50
    嘘発見器もね
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    話せばキリがありませんが
  • 1:52 - 1:55
    顛末から話すと 最後には
    (アメリカ版)青年海外協力隊に参加し
  • 1:55 - 1:57
    (笑)
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    アマゾンの熱帯雨林に派遣されました
  • 2:01 - 2:04
    私は ニュー・ハンプシャーの田舎にある
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    とても裕福な家庭の子が通う私立高校の
    教師の家庭に生まれました
  • 2:08 - 2:13
    冬には ここと同じく
    とても寒く 雪の多い土地です
  • 2:13 - 2:15
    そんな私が 突然
  • 2:16 - 2:19
    湿気でむせかえるジャングルで
    草葺き小屋生活を始めたんです
  • 2:19 - 2:22
    すぐに慣れたと思います?
  • 2:23 - 2:26
    そして その経験を終えて
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    仕事につきました
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    私がありついた仕事は
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    NSAやCIAとも 深いつながりを持った
    ボストンの国際コンサルティング・ファームで
  • 2:34 - 2:38
    エコノミストの仕事でした
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    私のトレーナーは クロディーン・
    マーティンという女性でした
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    彼女の仕事は 私をエコノミック・
    ヒットマンに仕立て上げること
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    NSAの面接記録を見た彼女は
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    私の興味が 3点に絞られるのを
    知っていました
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    高校の友達も皆 同じだったでしょう
    金持ちの子供が欲しがるものと言えば
  • 2:58 - 3:01
    お金 権力 そしてsexです
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    クラウディンは 優秀なトレーナーでして
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    最初の二つが 手に入ることを
    確約してくれました
  • 3:08 - 3:09
    (笑)
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    お金と権力です
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    三つ目についても かなり
    指導してくれました
  • 3:14 - 3:15
    (笑)
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    私の仕事に 必然的に何が伴うかも
    彼女は教えてくれました
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    企業が 喉から手が出るほど求めている
    石油などの資源を持つ国に行き
  • 3:26 - 3:28
    世界銀行や 下部組織からの
  • 3:28 - 3:30
    多額のローンをその国に貸付ける
  • 3:30 - 3:32
    けれど そのお金は実際には
    その国には落ちません
  • 3:32 - 3:34
    お金は アメリカの会社に入るのです
  • 3:34 - 3:37
    ベクテル ハリバートン ブラウン&ルート
    など おなじみの会社が
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    巨大なインフラ・プロジェクトを
    それらの国に建設します
  • 3:40 - 3:42
    そして 当たり前のように
    巨額の利益を上げていく
  • 3:42 - 3:44
    彼らは 発電所や
    工業団地など
  • 3:44 - 3:47
    ごく一部の 富裕層だけに
    富をもたらすものを建設する
  • 3:47 - 3:49
    それらの産業のオーナーたちです
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    その一方で 大勢の人が苦しみます
  • 3:52 - 3:55
    返済できないような
    多額の借金を押し付けられて
  • 3:55 - 3:58
    そこに追い打ちをかけて こう言うのです
    負債を払えないなら 石油でもなんでも
  • 3:58 - 4:01
    おたくの資源を 安価で
    私たちの会社に売りなさい と
  • 4:01 - 4:02
    民営化し
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    電力会社や 学校や 刑務所など
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    なんでも 私たちの会社に売れと
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    クロディーンは こうも言いました
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    相手国の指導者が 申し出を断るなら
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    彼女の言葉で「ジャッカル」が
    私の背後に控えている と
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    私自身は 銃を持ってはいきません
    けれど ジャッカル達は持っています
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    私の最初の赴任先は インドネシア
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    ひどい内乱が 終わったばかりでした
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    百万人以上が 殺されました
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    恐怖の場所として知られていました
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    私がジャカルタに着いた時
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    私の足は 震えが止まりませんでした
    そこから 3年の任期が待っていました
  • 4:41 - 4:44
    胸もドキドキするばかりで
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    何をしたらよいか 全く分かりませんでした
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    経験のない 若僧でしたから
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    分かっていることと言えば
    インドネシア政府が
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    アメリカの会社が 請け負って
    非常に高価な
  • 4:55 - 4:57
    電力供給システムを
    作ることを納得するような
  • 4:57 - 5:00
    報告書の作成が
    期待されていることでした
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    クロディーンは さも簡単そうに言い
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    ジェームズ・ボンドさながらの
    ロマンスさえ匂わせていたのに
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    今 現実に衝撃を受け
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    世間知らずで
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    準備不足で
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    弱々しい 自分を感じていました
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    幸いなことに 内乱を制した
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    スハルト大統領は
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    独裁者で
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    私の提案した プロジェクトを
    必要としてくれました
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    彼は CIAやペンタゴンからの
    保護も 必要としていたのです
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    私が 躓きそうになると・・
    実際 なんども躓きましたが
  • 5:34 - 5:36
    そのつど誰かが 引き起こしてくれました
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    官僚がどんな懸念も吹き飛ばすような
  • 5:39 - 5:42
    素晴らしい報告書を持って現れ
  • 5:42 - 5:46
    国を大きく成長させるための
    電気事業の必要性を 提示してくれたり
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    ハーバード卒の数学者が
    計算式を携えてきて
  • 5:50 - 5:54
    この電力供給システムさえあれば
  • 5:54 - 5:55
    全てがうまくいくと 証明してくれました
  • 5:57 - 6:02
    最終的には 私は
    報告書を首尾よく仕上げ
  • 6:02 - 6:07
    前代未聞の年19%という率での
    電力需要予測を提示して
  • 6:08 - 6:10
    インドネシア政府は ローンを認可され
  • 6:10 - 6:12
    アメリカ企業に 膨大な
    利益をもたらしたのです
  • 6:13 - 6:16
    私も この業績のおかげで エコミストから
    チーフ・エコノミストへと出世しました
  • 6:17 - 6:18
    とてつもないレッスンでした
  • 6:19 - 6:23
    この時期は 冷戦が急激に
    加速した時でもありました
  • 6:23 - 6:25
    アメリカ政府は キューバが
  • 6:26 - 6:29
    世界規模の 共産主義拡大を
    謀っていると考えて
  • 6:30 - 6:34
    CIAがコンドル作戦と呼ぶ
    プログラムを企画し
  • 6:34 - 6:38
    これは ブラジルやアルゼンチン
    チリなどの 右派独裁政権を
  • 6:38 - 6:41
    支援するプログラムでした
  • 6:41 - 6:45
    エクアドル大統領として 民主的に
    選ばれたハイメ・ロルドス氏や
  • 6:45 - 6:48
    パナマの指導者 オマール・トリホス氏らは
  • 6:48 - 6:50
    コンドル作戦に 強硬に反対していました
  • 6:51 - 6:54
    彼らの姿勢を 変えるために
    私は派遣されました
  • 6:54 - 6:56
    彼らは 変わるはずもなく
    提案は拒否されました
  • 6:57 - 6:58
    そして ロルドス氏は殺されたのです
  • 6:59 - 7:03
    彼が飛行機事故にあった時 それを
    単なる事故と信じた人は いませんでした
  • 7:05 - 7:06
    トリホス氏は こう語りました
  • 7:07 - 7:12
    「CIAが私の友人ハイメを殺した
    次はたぶん 私だろう」
  • 7:12 - 7:15
    3ヶ月も経たないうちに
    彼もまた 死にました
  • 7:16 - 7:19
    とても似たような状況で
    飛行機事故にあったのです
  • 7:20 - 7:21
    後になって
  • 7:21 - 7:25
    当時パナマに派遣されていた
    海兵隊の将軍に聞いたのですが
  • 7:25 - 7:27
    彼の見解も 私と同じで
  • 7:29 - 7:32
    少なくとも トリホス氏は
    暗殺されたと 考えています
  • 7:32 - 7:34
    何者の仕業か 実際にはわかりません
  • 7:34 - 7:38
    私は 決して陰謀論者ではなく
  • 7:39 - 7:43
    世界をまたにかけて支配しようとする
    という類の陰謀論を信じてはいませんが
  • 7:44 - 7:48
    報道には目を通しています
    陰謀論検証家 と言えるかもしれません
  • 7:49 - 7:51
    目にした方もいるでしょう
  • 7:51 - 7:54
    最近になって CIAのウェブサイトで
    機密指定が解かれた情報があり
  • 7:55 - 7:59
    アメリカ政府が いくつかの暗殺や
    政権転覆への 関与を認めています
  • 7:59 - 8:04
    イランのモサデック首相や
  • 8:05 - 8:07
    チリのアジェンデ大統領
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    グアテマラのアルベンス大統領
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    ベトナムのジエム氏に
    コンゴのルムンバ氏
  • 8:12 - 8:13
    チリのアジェンデ大統領は
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    極めて残忍な独裁者である
    ピノチェト将軍に 取って代わられました
  • 8:18 - 8:21
    熱烈な コンドル作戦支持者です
  • 8:21 - 8:26
    何万人という市民の殺戮を 指揮しました
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    そんな彼を 偉大な資本主義の擁護者として
    称賛したのが
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    ヘンリー・キッシンジャー国務長官です
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    私は 国家安全保障を信じますが
  • 8:38 - 8:44
    私たちの政府機関が 他国の指導者を
    我々の政策に従わないからと言って
  • 8:44 - 8:49
    暗殺したり転覆させたりすることで
    アメリカの安全保障が保たれるとは思いません
  • 8:49 - 8:52
    むしろ危険に晒されています
  • 8:53 - 8:54
    私は 資本主義者です
  • 8:55 - 9:01
    資本主義が 素晴らしい技術や
  • 9:02 - 9:04
    芸術 科学 医学をもたらしました
  • 9:05 - 9:07
    そこには 未来への
    希望があると信じています
  • 9:08 - 9:10
    しかし それとは違う形の
    資本主義が存在しています
  • 9:11 - 9:13
    私はそれを 略奪的資本主義と呼びます
  • 9:13 - 9:16
    真の資本主義にとっての
    敵といえるでしょう
  • 9:17 - 9:18
    少し 説明しましょう
  • 9:19 - 9:23
    ビジネス・スクールで こう教わりました
  • 9:24 - 9:26
    良いCEOは会社に 適切な
    割合の収益をもたらし
  • 9:27 - 9:29
    会社が 良き市民として
    存在するよう 努めると
  • 9:30 - 9:32
    社員に 公正な給料を支払い
  • 9:32 - 9:36
    健康保険や 退職金を提供し
  • 9:36 - 9:37
    税金を収める
  • 9:38 - 9:39
    想像してみてください
  • 9:40 - 9:43
    そして 地域の学校や
    リクリエーション施設を支援し・・
  • 9:44 - 9:46
    様々なことを行い・・
    言うなれば
  • 9:46 - 9:50
    良きCEOは 自分の会社が
    公益に仕えることを実現する
  • 9:51 - 9:53
    それが変わったのは 1976年
  • 9:53 - 9:56
    ミルトン・フリードマンが
    ノーベル経済学賞を取った時からです
  • 9:56 - 9:58
    彼は 様々なことを言いましたが
  • 9:58 - 10:03
    ビジネスの果たす 唯一の責任は
    社会的 環境的コストに関係なく
  • 10:03 - 10:06
    利益を最大化させることだと 言ったのです
  • 10:06 - 10:07
    これが 全てを変えました
  • 10:07 - 10:10
    そして 世界規模の問題を生み出したのです
  • 10:10 - 10:14
    私たちの多くは その悲劇に向かって
    まっすぐに進んでいると思います
  • 10:14 - 10:17
    気候変動など 私たちの周りで
    起こっている全てのことがらです
  • 10:17 - 10:19
    私たちは これを変えなくてはなりません
  • 10:20 - 10:22
    そして 変えることができます
  • 10:23 - 10:24
    どうやって?
  • 10:24 - 10:29
    アメリカ独立革命が
    興味深い例となります
  • 10:30 - 10:32
    1773年
  • 10:33 - 10:37
    アメリカに住むみんなが
    イギリスは無敵だと信じていました
  • 10:38 - 10:40
    しかし ジョージ・ワシントンが
    進み出て
  • 10:40 - 10:44
    彼は その20年前に起きた フランスと
    インディアンの戦争を記憶していました
  • 10:44 - 10:47
    彼は モノンガヒーラの戦いを
    その目で見ていたのです
  • 10:47 - 10:51
    強大なイギリス軍が 少数の
    インディアンたちに打ち負かされました
  • 10:52 - 10:54
    ワシントンは こう言いました
    「彼らは 無敵ではない」
  • 10:55 - 10:58
    「私たちは 木の陰に
    隠れていれば良いのだ」と
  • 10:59 - 11:00
    ルールを 変えるのだ!
  • 11:01 - 11:03
    私たちも今日 同じ所にいます
  • 11:04 - 11:05
    ルールを変えることです
  • 11:05 - 11:08
    私は 自分がビジネス・スクールで
    学んだルールが好きです
  • 11:08 - 11:10
    良い企業 良いCEOは
  • 11:10 - 11:13
    会社を 公益に仕えさせ
  • 11:14 - 11:15
    良き市民でなければいけない
  • 11:16 - 11:21
    私たちが次のような企業に投資すべきだ
    という考えに賛同します
  • 11:22 - 11:27
    私たちの経済の基盤である
    自然資源を破壊させる 代わりに
  • 11:28 - 11:31
    企業が 環境汚染をきれいにしたり
  • 11:31 - 11:34
    破壊された環境を 修復したり
  • 11:34 - 11:37
    より効率の良い エネルギーや
    運輸 コミュニケーションなどの
  • 11:37 - 11:40
    新しい技術を開発したりする会社です
  • 11:40 - 11:41
    突き詰めると
  • 11:42 - 11:43
    企業たちに
  • 11:45 - 11:47
    それ自体 再生可能な資源となりうる
  • 11:47 - 11:50
    経済のシステムを 創り上げさせるのです
  • 11:51 - 11:52
    そんなことが できると思えますか?
  • 11:52 - 11:54
    準備はもう できているのです
  • 11:54 - 11:56
    この 再生可能な資源は
    実現できるのです
  • 11:57 - 12:00
    今日の企業は 文字取り
    世界を動かしています
  • 12:00 - 12:03
    この国の政治の ほぼ全てを
    コントロールしています
  • 12:03 - 12:05
    この国だけでは ないでしょう
  • 12:05 - 12:06
    しかし 忘れてはいけません
  • 12:08 - 12:09
    彼らには 私たちが必要なのです
  • 12:09 - 12:14
    彼らのために働き 彼らを管理し
    所有し 動かしていく
  • 12:15 - 12:17
    彼らは 私たちがその商品やサービスを
    購入することに依存しています
  • 12:17 - 12:21
    彼らに投資し 彼らのために働き
    税金を通して彼らを支えている
  • 12:22 - 12:23
    私たちには 力があるのです
  • 12:23 - 12:25
    あなたには 力があるのです
  • 12:25 - 12:31
    先ほど 私たちの情熱や力についての
    素晴らしい 音楽演奏を聞いたばかりです
  • 12:31 - 12:32
    私たちの情熱を 燃え立たせましょう
  • 12:33 - 12:34
    ここで 大切なのは あなたです
  • 12:35 - 12:38
    ここにいる 一人ひとり
    あなたは 何ができますか?
  • 12:38 - 12:39
    私たちには 何ができるでしょうか?
  • 12:40 - 12:43
    おそらく 最も大切なことは
    この点を確認することからです
  • 12:43 - 12:47
    私たちが 生きているこの時代ほど
  • 12:47 - 12:52
    一人ひとりが力を持っている時代は
    過去にはなかった ということです
  • 12:53 - 12:55
    私は 世界中を旅して周り
  • 12:55 - 12:58
    このような 講演の機会を持ちますが
  • 12:58 - 13:02
    それが アジアであれ アフリカであれ
    南米やヨーロッパであれ 私が行くところ全て
  • 13:02 - 13:04
    中東やアメリカであれ
  • 13:05 - 13:06
    人々は 目覚めつつあります
  • 13:07 - 13:11
    私たちが この小さくもろい宇宙基地に
    脱出手段すらなしに住んでいるという事実にです
  • 13:12 - 13:15
    そして 大惨事に向かっていて
    向きを変えなくては ならないことに
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    私たちには できます
  • 13:17 - 13:20
    会場でも販売している 私の新著
  • 13:20 - 13:22
    「The New Confessions of
    an Economic Hitman」では
  • 13:22 - 13:24
    私たちにできる事のアイデアやリストを
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    まとめたセクションを 設けています
  • 13:26 - 13:30
    しかしここでは まとめとして
    3つの点をお伝えします
  • 13:31 - 13:32
    先ほど
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    私たちに力があるとお伝えしましたが
    特に顕著なのが インターネットです
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    第一のポイント
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    探し出し
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    拡散し
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    明るみに出すことです
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    物語の背後に存在する物語を
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    エコノミック・ヒットマンとして
    私の人生から明らかになったことは
  • 13:52 - 13:55
    物語が語られるときに いつでも
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    その背後に別の物語がある という事実です
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    近年 告発や事実を明らかにする
    行動が多く取られています
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    ウィキリークスやスノーデン
    そしてパナマ文書
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    ブロガーなど 素晴らしい
    人たちが拡散する情報
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    ピュリッツアー賞を獲得した
    プロパブリカ
  • 14:13 - 14:16
    コモン・ドリームズなど
    本当にたくさんの団体が
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    真実に光を当てています
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    政治家たちの腐敗
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    税金逃れをする億万長者たちなど
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    ご承知でしょう 民主主義は
    透明性によって成り立ちます
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    それは 物語の背後にある物語を
    理解することにかかっているのです
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    私やあなたが 物語を
    見つけ出すことが求められます
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    私たちが 問いを発することが
    求められています
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    政治的指導者や 政策に対して
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    それは 愛国的行為なのです
  • 14:48 - 14:52
    第一のポイント:物語の背後にある
    物語を見い出し 拡散する 第二のポイントは
  • 14:53 - 14:57
    地域や個人 コミュニティの力
    つまり あなたの力を使うことです
  • 14:57 - 15:01
    政治を変え 政治システムを変え
  • 15:01 - 15:03
    法律を変えるために
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    「我々人民」が しなければなりません
    大統領がするのを待ってはいられません
  • 15:04 - 15:08
    次の大統領が誰だろうと
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    それは 民主主義が機能するために
    私たちに求められる仕事なんです
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    この前 バーモントという
    アメリカ人口の0.2%にも満たない州の
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    小さなグループの人々が
  • 15:21 - 15:26
    企業に 遺伝子組み換え食品の
    ラベル明示を義務付ける法律を通させました
  • 15:27 - 15:31
    その結果 主要食品メーカーの
  • 15:31 - 15:33
    コナグラ、ゼネラル・ミルズ、ケロッグ
  • 15:34 - 15:37
    キャンベルスープ、マーズの5社が
  • 15:37 - 15:41
    GMO 表記を約束したんです
    ここ ミシガン州など
  • 15:41 - 15:44
    アメリカ中全土で
  • 15:44 - 15:49
    私は最近ヒュー・グラントの話を聞きました
    俳優じゃなくて モンサントCEOの方ですよ
  • 15:50 - 15:53
    彼は この出来事がいかに大きな
    衝撃となったかを語りました
  • 15:53 - 15:57
    モンサントは GMOに対する態度を
    見直す必要に迫られています
  • 15:58 - 16:00
    バーモント州での出来事が
    それを引き起こしたんです
  • 16:00 - 16:05
    「我々人民」の力が企業を動かし
  • 16:05 - 16:07
    南アフリカの アパルトヘイトを
    終わらせました
  • 16:07 - 16:11
    河川をきれいにし それを義務付ける
    法律の成立をもたらしました
  • 16:11 - 16:14
    女性やマイノリティの人々の
    扉を広げることも できました
  • 16:14 - 16:17
    あなたには そして私たちには
    彼らを男性に近づける力があります
  • 16:17 - 16:20
    政治から巨額の資金を取り除くのに
    これは とても重要なことです
  • 16:20 - 16:24
    第二のポイント:市民団体に加わったり
  • 16:25 - 16:28
    自分で始めることで
    地域や国、国際法に影響を与えることです
  • 16:28 - 16:32
    どうか その動きに加わってください
    私たち誰にもできる 大切なことです
  • 16:32 - 16:33
    第三のポイント
  • 16:34 - 16:38
    企業に 自分たちが 公益に仕える
    必要があると 理解させること
  • 16:38 - 16:43
    企業は あなたの言葉に耳を傾けます 私は
    いくつもの有力企業のCEOを知っていますが
  • 16:44 - 16:46
    彼らは 顧客からの沢山のメールや
  • 16:46 - 16:49
    ツイッターやフェイスブックなどに
  • 16:50 - 16:52
    応えなければいけないことを
    嫌という程 理解しているのです
  • 16:52 - 16:55
    ですから私の提案は
    一つ企業を選んで
  • 16:55 - 16:57
    あなたが関心を持つ企業なら
    何でもいい
  • 16:58 - 16:59
    メールを送ることです
  • 16:59 - 17:02
    彼らを敵として扱わず こう伝えます
    あなたの会社も商品も 大好きです
  • 17:03 - 17:06
    けれど もう商品は買いません
    あなたの会社が環境汚染をやめるまで
  • 17:07 - 17:11
    または 除染すること
    適切な賃金を払うこと 何でもいいのです
  • 17:11 - 17:16
    企業にメールを送り SNSの
    コミュニティに拡散してください
  • 17:16 - 17:19
    SNS のコミュニティや仲間にも
    拡散するよう 求めてください
  • 17:20 - 17:25
    問題に関わっていくことが
    それに光を当て 法律を変え
  • 17:25 - 17:30
    企業に 公益に仕える必要を
    理解させることができる
  • 17:30 - 17:34
    そうすることで 機能しなくなった
    経済システムを
  • 17:34 - 17:36
    変えることができるんです
  • 17:37 - 17:40
    疲弊した経済 私たちの基盤である
    自然資源を破壊する経済から
  • 17:40 - 17:42
    再生可能な資源へと変えるのです
  • 17:43 - 17:44
    あなたも 私も
  • 17:46 - 17:50
    驚愕に値する そして人類史上
    最も重要な時代に 生きています
  • 17:50 - 17:53
    私たちは 変容の時代を生きています
    今は 意識が変容する時です
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    地球上いたるところで
    人々が目覚めています
  • 17:56 - 17:59
    私たちは 一緒になって
  • 17:59 - 18:03
    世界を創出するのです
    8歳になる 私の孫や
  • 18:03 - 18:07
    地球上の 鋭い感覚の
    すべての子ども達が
  • 18:07 - 18:09
    いずれ過去を振り返りこう言うでしょう
  • 18:10 - 18:13
    TEDxに ミシガンに 感謝しよう
  • 18:13 - 18:15
    一つになって 力を合わせてくれた
    人々に 感謝しよう
  • 18:15 - 18:17
    それ自体が 再生可能な資源であるような
    経済システムを創ることに
  • 18:17 - 18:20
    コミットし 進み続けたことに
    感謝しよう と
  • 18:21 - 18:22
    ありがとう ございました
  • 18:22 - 18:25
    この旅路を 共に歩むことを
    楽しみにしています 本当にありがとう
  • 18:25 - 18:28
    (拍手)
Title:
エコノミック・ヒットマンの告白とアクションへの呼びかけ |ジョン・パーキンス | TEDxTraverseCity
Description:

世界帝国を築き上げるために、4大陸をまたにかけて国々の首長達に賄賂を贈ったり脅したりしてきたその方法を、ジョン・パーキンス自身が語っています。そのゲームを「プレイしなかった」指導者達がどのように殺害されたり政権転覆させられたかの挿話も交えて。彼はエコノミック・ヒットマンの仕組みが発展途上国からアメリカやヨーロッパ、そして他の世界中の国々に広がっている現状を訴え、これを覆すための方法を提供してくれます。彼は言います「私たち一人ひとりが、この刺激的な変革に参加することができます。自分自身を絶滅に至るまで消費し続けるようなシステムを変革して、持続可能かつ再生可能なものに変えることができるのです。」

ジョンは、100万部以上を売り上げ70週以上に渡ってニューヨークタイムズのベストセラーリストに入っていた著書「The New Confessions of an Economic Hit Man」を含む数々の著書を執筆し、その著作は30以上の言語に翻訳されています。主要コンサルティング・ファームのチーフエコノミストとして世界銀行や国連、IMF、合衆国政府、フォーチュン500企業、各国首長らに助言を行った経験を生かし、今彼は、社会的、政治的、そして経済的システムの変革や意識の変容を促進する活動に、その人生を捧げています。彼は高い成功をおさめた代替エネルギー企業を創設しCEOを勤めた経歴を持ち、ドリームチェンジやパチャママ・アライアンスと言った非営利団体の創設者、理事メンバーとして持続可能で公正で、平和と豊かさに満ちた世界の創出に尽力しています。
ジョンが以前の上役達に対しても臆することなく声をあげ執筆をした勇気は、イギリス帝国を前に立ち上がった建国の父や母達の勇気を継承していることの証明とも言えるでしょう。彼らのように、ジョンも賄賂や脅しに屈することなく行動を起こしたのです。

このビデオトークは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDxTalks
Duration:
18:36

Japanese subtitles

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