治療可能な失明の原因 ー アンドリュー・バストーラス
-
0:07 - 0:13世界中の推定2000万件の
失明の原因が白内障といわれています -
0:13 - 0:19これは 網膜上に結像させる水晶体が
侵される疾患ですが 治癒可能です -
0:19 - 0:24白内障は水晶体中の
タンパク質が正常の分子配列を失い -
0:24 - 0:28凝集し 変色や白濁を起こし
-
0:28 - 0:30最終的には視力のほとんどを
失うことになります -
0:30 - 0:33白内障は目の負傷や
-
0:33 - 0:34ある種の薬剤 紫外線
糖尿病 -
0:34 - 0:36ある種の薬剤 紫外線
糖尿病 -
0:36 - 0:37ある種の薬剤 紫外線
糖尿病 -
0:37 - 0:38喫煙 あるいは
遺伝子異常が原因となります -
0:38 - 0:40喫煙 あるいは
遺伝子異常が原因となります -
0:40 - 0:43しかし 最も一般的な
原因は加齢です -
0:43 - 0:48米国では 80歳以上の人口の
50%以上が白内障を発症します -
0:48 - 0:53白内障は2500年前のインドで
治療されていますが -
0:53 - 0:56それ以前にも
古代エジプトやバビロンにおいて -
0:56 - 0:59同様の処置が
存在していた可能性があります -
0:59 - 1:01かつて一般的に行われていた
カウチング法という治療法は -
1:01 - 1:04鋭い器具を眼球に挿しこみ
-
1:04 - 1:08曇った水晶体を切り離して
押し出します -
1:08 - 1:11この方法によって
目に入る光は増しますが -
1:11 - 1:16水晶体が欠如することで
網膜に焦点を合わせられなくなります -
1:16 - 1:20成功率が低く
感染や損傷のリスクが高いにも拘わらず -
1:20 - 1:23カウチング法は 世界のある地域では
今もなお 行われています -
1:23 - 1:27その後の手法も曇った水晶体を
取り除くことが主眼でした -
1:27 - 1:32例えば角膜を切開し
-
1:32 - 1:35水晶体と その周りの
膜嚢を除去するものでした -
1:35 - 1:40メガネの発明により 視力の矯正が
可能になったものの -
1:40 - 1:43非常に厚いレンズでなければ
役に立ちませんでした -
1:43 - 1:46さらに そのような技術は
-
1:46 - 1:48網膜に傷をつけたり
あるいは不快な縫い目を -
1:48 - 1:51目に残すといった
新たな問題を残しました -
1:51 - 1:54しかし 20世紀になり
予測しないことが起きました -
1:54 - 1:59第二次大戦中 戦傷者を治療していた
眼科医のハロルド・リドレー卿は -
1:59 - 2:04破損した戦闘機のコックピットの
アクリル性プラスチックの破片が -
2:04 - 2:09パイロットの目の中に 有害反応なく
留まっていることに気づきました -
2:09 - 2:16それを機に 手術による
人工レンズのインプラントを -
2:16 - 2:17白内障の治療として提唱しました
-
2:17 - 2:19当初の抵抗にも拘わらず
-
2:19 - 2:23この治療法は1980年代までには
標準的に実践されるようになりました -
2:23 - 2:25リドレイ卿の発見以来
-
2:25 - 2:29眼内レンズに様々な
改善が加えられました -
2:29 - 2:32現在のレンズは 自然の
目の構造を変えることなく -
2:32 - 2:34白内障の水晶体を抜き取った
-
2:34 - 2:38膜嚢の中にぴったり収まります
-
2:38 - 2:41レンズのカーブの
微調整も可能になり -
2:41 - 2:44視力矯正用メガネの必要なく
-
2:44 - 2:46患者の正常な視力を
回復することが可能になりました -
2:46 - 2:50もちろん 外科技術も
進歩しました -
2:50 - 2:53顕微鏡を駆使しての操作で
小さな器具やレーザーを用い -
2:53 - 2:58角膜に1-2ミリ程度の
正確な切り込みを入れる一方 -
2:58 - 3:02眼球へのダメージが最小となるよう
超音波プローブを使い -
3:02 - 3:06白内障になった水晶体を
粉砕し取り除きます -
3:06 - 3:10同様の処置のローテク版は
外科処置の時間を短縮させ -
3:10 - 3:14安価に抑えることで
開発途上国に広く普及しました -
3:14 - 3:17インドの
アラビンド眼科病院などは -
3:17 - 3:21安価で大量の数をこなせる
白内障手術のパイオニアとなり -
3:21 - 3:23最低 6ドルで
手術が受けられます -
3:23 - 3:26このような進歩にもかかわらず
-
3:26 - 3:29失明した人たちが 今なお 世界中に
多くいるのはなぜでしょうか? -
3:29 - 3:32主な問題は
医療へのアクセス性であり -
3:32 - 3:35貧しいインフラと医師の不足が
-
3:35 - 3:38多くの地域で
主な障壁となっています -
3:38 - 3:40しかし 問題はそれだけではありません
-
3:40 - 3:42教育レベルの低い 多くの僻地では
-
3:42 - 3:47年をとれば失明しても仕方がないと
思う人も多く -
3:47 - 3:50治療を求めることなど
考えさえしないのです -
3:50 - 3:52だからこそ情報が重要なのです
-
3:52 - 3:57地域住民の認識を高める活動や
携帯電話の普及によって -
3:57 - 3:59白内障が原因で
-
3:59 - 4:02失明したまま残りの人生を
暮らす可能性のあった多くの人たちに -
4:02 - 4:04手を差し伸べられるようになりました
-
4:04 - 4:06その人達にとっての
明るい未来が見えてきたのです
- Title:
- 治療可能な失明の原因 ー アンドリュー・バストーラス
- Description:
-
世界中の推定2000万件の失明の原因が網膜上に画像の焦点を合わせる水晶体が異常をきたすことで発生する白内障であり、これは治癒可能な疾患です。しかし白内障はどのように発生し、どのように予防できるのでしょうか?アンドリュー・バストーラスが白内障の事実について語ります。
講義:アンドリュー・バストーラス
アニメーション:FOX Animation Domination High-Def
*このビデオの教材 : http://ed.ted.com/lessons/a-curable-condition-that-causes-blindness-andrew-bastawrous - Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TED-Ed
- Duration:
- 04:23
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for A curable condition that causes blindness - Andrew Bastawrous | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for A curable condition that causes blindness - Andrew Bastawrous | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for A curable condition that causes blindness - Andrew Bastawrous | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for A curable condition that causes blindness - Andrew Bastawrous | ||
Masaki Yanagishita accepted Japanese subtitles for A curable condition that causes blindness - Andrew Bastawrous | ||
Masaki Yanagishita edited Japanese subtitles for A curable condition that causes blindness - Andrew Bastawrous | ||
Keiko Marutani edited Japanese subtitles for A curable condition that causes blindness - Andrew Bastawrous | ||
Keiko Marutani edited Japanese subtitles for A curable condition that causes blindness - Andrew Bastawrous |