パンデミックを乗り越え、公衆衛生を再考する上でテック企業にできること
-
0:00 - 0:02(ホイットニー・ペニントン・ロジャース)
より具体的に -
0:03 - 0:06Google による接触追跡の
取り組みについて伺う前に -
0:06 - 0:10公衆衛生とテック企業の関係性について
確認をさせてください -
0:10 - 0:14多くの人々は Google と聞けば
巨大なテック企業や -
0:14 - 0:16検索エンジンを思い浮かべるでしょう
-
0:16 - 0:17もしかすると Googleに
-
0:18 - 0:20最高健康責任者がいるのを
疑問に思うかもしれません -
0:21 - 0:24ご自身のお仕事と
チームの役割を教えてください -
0:24 - 0:27(カレン・デサルヴォ)
そうですね 私自身が -
0:27 - 0:29公衆衛生とテックを足した
存在かもしれません -
0:29 - 0:33私の経歴について言うと
20年間 医療に携わりましたが -
0:34 - 0:37常に公衆衛生には
関わってきました -
0:37 - 0:40大学時代にしていた
最初の仕事は -
0:40 - 0:43マサチューセッツの
州立研究所の仕事でした -
0:43 - 0:46ジョイアと再会したという話が
あったように -
0:46 - 0:48マサチューセッツで
一緒だったんです -
0:48 - 0:53私が患者さんと関わる中では
-
0:53 - 0:55情報を提供したり
-
0:55 - 0:56適切な処置を施して
-
0:56 - 1:00医学的に様子を把握したり
していたことが -
1:00 - 1:04ニューオーリンズの衛生局長を
務めていた時の業務や -
1:04 - 1:08その後の 公衆衛生に関する
他の役職での業務に活かされました -
1:08 - 1:11これは人々や
地域コミュニティに寄り添って -
1:11 - 1:14生活状況を考えに入れることで
-
1:14 - 1:16最適な情報やリソースや
-
1:16 - 1:19文化的・言語的に
適切なサービスを提供する方法を -
1:19 - 1:21考えるということでした
-
1:21 - 1:24Googleのチームに入る機会が
巡ってきたときには -
1:24 - 1:25とてもわくわくしました
-
1:25 - 1:29というのも それまでの道のりで
学んだことのひとつが -
1:29 - 1:32必要な時に必要な情報を
得られることによって -
1:32 - 1:34大きな違いが生まれる
ということでしたから -
1:34 - 1:35文字通り 命を救えるんです
-
1:35 - 1:38何十億人もの人々が
日々Googleを頼って -
1:38 - 1:39情報を求めてやってきます
-
1:39 - 1:44ですから 適切な情報やリソースを
人々に届けるための -
1:44 - 1:46非常に大きな機会だと思います
-
1:46 - 1:48人々が適切な選択をしたり
-
1:48 - 1:50正しい情報を得られたり
-
1:50 - 1:52自分の健康に関与できたり
するようになります -
1:53 - 1:55さらに この歴史的な
パンデミックという文脈では -
1:55 - 1:57感染拡大を抑えつつ前進する上で
-
1:57 - 2:01コミュニティ全体の医療にも
関わることにもなります -
2:02 - 2:06(ホイットニー)話をお聞きすると
公衆衛生と -
2:07 - 2:11公衆教育や情報提供において
Googleが果たす役割には -
2:11 - 2:13つながりがある
ということのようですね -
2:13 - 2:16公衆衛生と公衆教育
そしてGoogleの関係性について -
2:16 - 2:19もう少しお話しくださいますか?
-
2:19 - 2:21(カレン)もちろんです
-
2:21 - 2:23重要な公衆衛生サービスには
-
2:23 - 2:26コミュニケーションと
データが関わっています -
2:26 - 2:30この2つの領域は
テック企業一般とGoogleが -
2:30 - 2:34公衆衛生システムと
手を取り合うことのできる機会ですし -
2:34 - 2:37より広い意味で 人々の健康に関して
手を差し伸べられる領域です -
2:37 - 2:41このパンデミックの
初期の頃を振り返ってみると -
2:41 - 2:441月下旬頃にかけて
-
2:44 - 2:50Googleは まず地域コミュニティでの
リソースの探し方について -
2:50 - 2:54人々に情報を提供できるように
取り組み始めました -
2:54 - 2:58米疾病対策予防センター(CDC)や
信頼性のあるリソースから得られた情報です -
2:58 - 3:00そこで 検索ページに
-
3:00 - 3:02「情報パネル」というものを設置して
-
3:02 - 3:04「SOSアラート」を開発しました
-
3:04 - 3:07過去に 他の危機的状況でも
提供したツールです -
3:07 - 3:10特にこの歴史的な危機に際しては
-
3:10 - 3:13人々が検索をした場合に
目にするものが -
3:13 - 3:16確実に信頼性のある情報で
あるようにしました -
3:16 - 3:19どのみち見つけられるにせよ
目立って表示されるようにしたんです -
3:19 - 3:23これは公衆衛生サービスと
協力して実行しました -
3:23 - 3:27ですから 当初の取り組みは
情報に特化したものと言っていいでしょう -
3:27 - 3:31命を救えるよう
正しい情報が適切なときに -
3:31 - 3:33得られるようにしたんです
-
3:33 - 3:36ここ数か月の間に行ったのは
-
3:36 - 3:42地域の公衆衛生サービスと
協力しながら -
3:42 - 3:46積極的に情報提供の方法を
探り続けたほか -
3:46 - 3:50特定の州の人々を
州の保健当局へと手引きして -
3:50 - 3:53検査についての情報を
得られるようにしたことです -
3:53 - 3:55その他にも
-
3:55 - 3:59医療コミュニティへの
リソース供給も行いたかったので -
3:59 - 4:04個人防護具(PPE)が
不足している医療機関に対しては -
4:04 - 4:05例えば
-
4:05 - 4:07CDCと協力しました
-
4:07 - 4:09弊社の規模も手伝って
-
4:09 - 4:12私たちにとって良い機会になったのは
公衆衛生サービスと協力しながら -
4:12 - 4:18感染拡大を防ぐための
ソーシャルディスタンシングに関する -
4:18 - 4:20あまり丁寧でない政策によって
実際に地域での行動に -
4:20 - 4:23効果が出ているか理解するのに
手を貸したことです -
4:23 - 4:25コミュニティ・モビリティ・
レポートですね -
4:25 - 4:29ここアメリカにいる仕事仲間も含めて
-
4:30 - 4:32世界各地の公衆衛生当局から
依頼を受けたのは -
4:32 - 4:36ソーシャルディスタンシングや
自己隔離の政策について -
4:36 - 4:39根拠を以て よりよく理解できる方法を
提供してほしいというものです -
4:39 - 4:42これについては後でお話しします
-
4:42 - 4:46それに加えて
公衆衛生サービスの -
4:46 - 4:50非常に重要な接触追跡に
関する仕事を支援しています -
4:50 - 4:53人材も多く投入せねばならず
-
4:53 - 4:54非常に複雑で
-
4:54 - 4:57感染者数を増やさず
今後の感染拡大を防ぐために -
4:57 - 4:59大変重要なことです
-
4:59 - 5:04また これによって
医療で そして科学の面で -
5:04 - 5:07治療法を生み出したり
重要なワクチンを開発するのに -
5:07 - 5:09必要な時間を捻出できます
-
5:09 - 5:15追加でデジタルツールを提供して
-
5:15 - 5:18接触追跡を行っている地域での
接触確認の通知をすることなどは -
5:18 - 5:21弊社が公衆衛生サービスを支援する
他の分野のひとつです -
5:21 - 5:24このパンデミックについて言えば
-
5:24 - 5:27消費者である
ユーザーの支援があります -
5:27 - 5:29それから協力関係にある
医療システムと -
5:29 - 5:31科学コミュニティ
-
5:31 - 5:33それからもちろん
公衆衛生サービスです -
5:33 - 5:38私にとっては 巨大テック企業が
公衆衛生のインフラと -
5:38 - 5:42協調できるという
またとない機会なんです -
5:43 - 5:45公衆衛生サービスというのは
ジョイアが先程 明言していたように -
5:45 - 5:48陰で活躍するヒーローです
-
5:48 - 5:50日々 命を救われているのに
その存在に気づきません -
5:50 - 5:55また公衆衛生は医療システムの中でも
資金が不足している分野で -
5:55 - 5:57世界的にそうですが
アメリカは特にそうです -
5:57 - 6:00Googleに入る前に
そういった仕事をしていました -
6:00 - 6:02ですから 協力関係を結んで
-
6:02 - 6:06企業としてできることに
すべて取り組み -
6:06 - 6:09接触追跡については
Appleと協力することで -
6:09 - 6:12プライバシーをしっかり保護しつつ
役に立つ製品を生み出して -
6:12 - 6:14接触追跡に大いに貢献できることは
-
6:15 - 6:17大変誇りに思えることですし
-
6:17 - 6:19公衆衛生サービスと今後も
協力していくのを望んでいます -
6:19 - 6:23実際に つい今朝も
全米の公衆衛生グループと -
6:23 - 6:24電話で話して
-
6:24 - 6:27今問うべきことは何か
再び耳を傾けました -
6:27 - 6:30システムを展開することを考えると
-
6:30 - 6:33Googleでは何か月も
そうしてきたわけですが -
6:33 - 6:36私はただ...
-
6:37 - 6:41私はGoogleで働き始めたのが
ほんの数か月前ですが -
6:41 - 6:45世界中の人々の持っている情報に
影響を及ぼせる立場に -
6:45 - 6:46あるのだなと思います
-
6:46 - 6:48公衆衛生の専門家として
また医師として -
6:48 - 6:50これは非常に重要なことです
-
6:50 - 6:53人々が健康な生活を送れるには
-
6:53 - 6:55正しい情報が必要ですが
-
6:55 - 6:59このパンデミックでは
生死を分けるので特にそうです -
7:00 - 7:02(ホイットニー)なるほど
-
7:02 - 7:06もう少し この接触追跡システムと
-
7:06 - 7:08接触通知アプリについて
聞きたいのですが -
7:08 - 7:10これについては
様々な記事を読みました -
7:10 - 7:13アプリがどのように機能して
-
7:13 - 7:16ユーザーは何を目にするのか
-
7:16 - 7:18どんな情報が収集されるか
教えてください -
7:18 - 7:22このアプリの機能について
おおまかにお話しくださいますか -
7:22 - 7:23(カレン)はい
-
7:23 - 7:26まず 何なのかお話しします
-
7:26 - 7:29実はアプリですらなくて
-
7:29 - 7:30これは APIなんです
-
7:30 - 7:35このシステムを使うことで
-
7:35 - 7:40公衆衛生当局はアプリを作れるのですが
-
7:40 - 7:44このAPIは 携帯電話システムに
アクセスする「扉」なのですが -
7:44 - 7:46公衆衛生当局しか使えないので
-
7:46 - 7:48他の目的には使われません
-
7:48 - 7:52公衆衛生当局と 当局が行っている
COVID-19関連の接触追跡に -
7:52 - 7:54役立てるためだけのものです
-
7:54 - 7:582つ目に重要なのは
我々が構築するシステムでは -
7:58 - 7:59プライバシー保護を重視し
-
7:59 - 8:01ユーザーを第一に考え
-
8:01 - 8:05システムを利用するかどうかについても
-
8:05 - 8:07いつでもユーザーが選べるようにし
-
8:07 - 8:11世界中で感染拡大を防ぐ一環として
-
8:11 - 8:14どうアプリと携帯電話を
用いるのかについて -
8:14 - 8:18ユーザーの意思を
ある程度反映できるようにしました -
8:18 - 8:22このシステムが構築されたのは
テクノロジーの中でも -
8:22 - 8:27特にスマートフォンが
接触追跡にどう役立つのかと -
8:27 - 8:30問い合わせがあったことに
対応してのことです -
8:31 - 8:35このアイデアを検討し
公衆衛生の専門家や研究者や -
8:35 - 8:37プライバシーの専門家と話すうちに
-
8:37 - 8:41接触追跡というのは
明らかに複雑な試みであり -
8:41 - 8:43人材も必要だとはっきりしました
-
8:43 - 8:47というのも 接触追跡調査の一環として
-
8:47 - 8:52人々から話を聞くにあたって
する必要のある特定の事柄が多くあるからです -
8:52 - 8:53その一方で
-
8:53 - 8:59接触確認調査を行う人々に
もっと上手に情報提供する機会があり -
8:59 - 9:03例えば 接触追跡ログなどを
提供することもできます -
9:03 - 9:06接触追跡調査員から
電話で連絡が来たり -
9:06 - 9:08訪ねてきたりしたときに
聞かれるのは -
9:08 - 9:10「過去これこれの期間に―」
-
9:10 - 9:14COVIDに関しては
発症までに数日かかりますから -
9:14 - 9:17「どんな行動をしたか
教えてもらえませんか? -
9:17 - 9:21食料品店や教会など
あなたが訪れた場所や -
9:21 - 9:24行った活動や接触した相手を
お伺いして -
9:24 - 9:26検証したいので」
というようなことです -
9:26 - 9:29ある程度は「想起バイアス」といって
-
9:29 - 9:31行った場所を
忘れることもありますし -
9:31 - 9:34相手のわからない接触状況も
一定数はあるでしょう -
9:35 - 9:37外出しているときに
-
9:37 - 9:39バスの中や店の中にいて
-
9:39 - 9:44誰かと長い時間
近くで接触したにもかかわらず -
9:44 - 9:45相手がわからないこともあります
-
9:45 - 9:47接触通知システムによって
-
9:47 - 9:50データを拡大できるおかげて
-
9:50 - 9:52そういった空白を埋めて
-
9:52 - 9:54陽性反応を示した人について
-
9:54 - 9:57公衆衛生サービスに
通知されるプロセスを早めます -
9:57 - 9:59本人に通知が行くことで
-
9:59 - 10:01公衆衛生サービスに
知らせる機能が働き -
10:01 - 10:06それ以前の接触状況の空白を
埋めることになるのです -
10:06 - 10:12とはいえ この機能ではGPS
つまり位置情報は使われません -
10:12 - 10:14このシステムで使われているのは
-
10:14 - 10:16Bluetooth Low Energyで
-
10:16 - 10:18これはプライバシー保護に長けていて
-
10:18 - 10:20消費電力も少ないです
-
10:20 - 10:26Apple と Androidの異なるOSで
互換的に利用できるので -
10:26 - 10:29アメリカ国内だけでなく
世界的にも利用しやすいものです -
10:29 - 10:32このシステムを開発したのは
接触追跡システムを -
10:32 - 10:35拡大してほしいという
要請を受けたためです -
10:35 - 10:39ユーザーが自分の手で管理でき
プライバシーが保護され -
10:39 - 10:41公衆衛生サービスが
接触追跡ログを -
10:42 - 10:47拡大できるような機能が
あるものを目指しました -
10:47 - 10:50そうすることで
公衆衛生サービスが感染拡大を防いだり -
10:50 - 10:54R値を1未満に
とどめたりするのに役立ち -
10:54 - 11:00リスク算出について 公衆衛生サービスと
協力できるようにしたのです -
11:00 - 11:03これらについては
もっとくわしいお話もできますが -
11:03 - 11:05私が思うに
-
11:05 - 11:08お伝えしたい
一番重要なことは -
11:08 - 11:12Apple と Google からの感謝です
-
11:12 - 11:15Apple の同僚たちに代わって
申し上げますが -
11:15 - 11:20世界中の公衆衛生サービスや
研究者の皆さんのご協力に感謝します -
11:21 - 11:23おかげで 私たちは
開発のあり方についてや -
11:23 - 11:25接触確認システムが
-
11:25 - 11:28より広い意味での接触追跡に
いかに役立つのかについて -
11:28 - 11:31そしてプライバシーを尊重・保護しながらも
いかに公衆衛生に役立てるかを -
11:31 - 11:33考えることができました
-
11:33 - 11:36まだ協力関係は続いており
道は長いですが -
11:36 - 11:38役立てるだろうと
強く信じていますし -
11:39 - 11:41公衆衛生サービスが
最前線で日々行っている -
11:41 - 11:45素晴らしい仕事に
寄与できるのが楽しみです -
11:45 - 11:47まだできることはありますから
-
11:48 - 11:51(ホイットニー)とてもくわしい説明を
どうもありがとうございました -
11:51 - 11:55TEDコミュニティからの質問を
クリスが伝えてくれますので -
11:55 - 11:57ちょっと聞いてみましょう
-
11:58 - 12:01(クリス)どんどん質問が来ています
-
12:01 - 12:04ヴィシャル・グルブサーニさんからです
-
12:04 - 12:05ええっと グルブ...
-
12:05 - 12:08発音が違っていそうですが
すみません -
12:08 - 12:11ヴィシャル 後で正しい発音を
教えてくださいね -
12:11 - 12:15(カレン)かっこいい苗字ですね
スクラブルで高得点が取れそうです -
12:15 - 12:17(クリス)「現状を考えると
-
12:17 - 12:19通勤を再開することを
どう考えれば良いでしょう? -
12:19 - 12:22情報が錯綜していますが?」
-
12:24 - 12:28(カレン)このことは ここ数か月
私が取り組んできた重要な仕事です -
12:28 - 12:31私が12月にGoogleに入って
まもなく この事態が始まりました -
12:31 - 12:36世界的なパンデミックのそもそもの発端は
11月のことですが -
12:36 - 12:40ここ数か月で 世界各地で
問題が拡大してきました -
12:40 - 12:44Google の社員を
そしてコミュニティをいかに守るかを -
12:44 - 12:45考えてきました
-
12:45 - 12:48外に向けて行ってきたことは
すでにお話ししてきましたね -
12:48 - 12:51内部の状況について言えば
Google では -
12:51 - 12:53かなり早い段階で
在宅勤務を決めました -
12:53 - 12:54可能であると思われたからです
-
12:54 - 12:59世界各地の支社がある
すべての場所で -
12:59 - 13:02在宅勤務が実現できれば
模範としてだけでなく -
13:02 - 13:05感染拡大防止に寄与することができ
-
13:05 - 13:08市民として良い行いだと考えたのです
-
13:08 - 13:12ですから 弊社ではかなり―
-
13:12 - 13:15「保守的」と「積極的」のどちらが
適切な言葉か分かりませんが -
13:15 - 13:19できることはすべて
実行したかったので -
13:19 - 13:23人々を隔離したり
ソーシャルディスタンシングを行いました -
13:23 - 13:26多くの企業も同様にしています
-
13:26 - 13:28どのように判断するかは
-
13:28 - 13:32様々な要因に
基づいていることと思います -
13:32 - 13:34地域の感染拡大率や
-
13:34 - 13:36政府による要請や
-
13:36 - 13:40在宅勤務が可能かどうかや
-
13:40 - 13:43個人の性質にもよります
-
13:43 - 13:44その人のリスクは高いのか
-
13:44 - 13:47家に持ち帰ってしまうリスクはどうか
-
13:47 - 13:49その人の家庭内に
-
13:49 - 13:53COVIDに感染した場合の
重症化および死亡する確率の高い人が -
13:53 - 13:55同居しているかどうかなど
-
13:55 - 13:58これらは個人によっても
地域によっても様々です -
13:58 - 14:05いち企業としては
公の場でお話ししてきたように -
14:05 - 14:11私たちはソーシャルディスタンシングを行って
公衆衛生に寄与したいと考えています -
14:11 - 14:16ですから 弊社の従業員には
在宅勤務を推奨し -
14:16 - 14:20職場にいることが不可欠な場合に限り
出社することにしています -
14:20 - 14:23公表しているとおり この状況は
この先 何か月も続くでしょう -
14:23 - 14:28ここで ひとつお伝えしたいのは
-
14:28 - 14:33在宅勤務には
確実に利点があります -
14:33 - 14:36パンデミック対策としてだけでなく
-
14:36 - 14:43通勤にかかる時間など
他の側面の解決になる人もいるでしょう -
14:43 - 14:46一方で 欠点があることも
分かってきています -
14:46 - 14:48より広範な負の側面もあります
-
14:48 - 14:50在宅勤務だけでなく
ホームスクーリングや -
14:51 - 14:52単に在宅であることの
-
14:52 - 14:53負の側面は社会的孤立です
-
14:54 - 14:55うつを引き起こし
-
14:55 - 14:57身体的な影響もあることが
-
14:57 - 14:59科学的に分かっています
-
14:59 - 15:02世界中で検討中であるように
-
15:02 - 15:03パンデミック以後も―
-
15:03 - 15:10ワクチンが開発されて
世界的にワクチンが行き渡り -
15:10 - 15:13集団免疫が達成された後
ということですが -
15:13 - 15:15おそらくは 多くの職場が
-
15:15 - 15:17在宅勤務を推奨するでしょう
-
15:17 - 15:21しかし 人間を人間たらしめているのは
コミュニティですから -
15:21 - 15:26そういった活動のバランスを
どう取るかについては考える必要があります -
15:26 - 15:29(クリス)もちろん在宅では
働けないような仕事も -
15:29 - 15:31非常に多くありますね
-
15:31 - 15:34そうできる私たちは
恵まれています -
15:34 - 15:37その件に関して
オソ・カーさんからの質問です -
15:37 - 15:39「弱い立場に置かれた
コミュニティでは -
15:39 - 15:42不公平なまでに
誤った情報が広がっています -
15:42 - 15:44Google では
こうしたコミュニティに -
15:44 - 15:48フェイクではなく正確なニュースが
伝わるよう 策を講じていますか?」 -
15:48 - 15:50(カレン)弱い立場に置かれた
コミュニティには -
15:50 - 15:52これまでの仕事で
長年目を向けてきました -
15:52 - 15:56このパンデミックを通じて
社会が学んだ事柄の多くは -
15:56 - 15:58率直に言って
-
15:58 - 16:00すでに知っていて
然るべきことばかりです -
16:00 - 16:04情報の前に 利用できるサービスについて
お話ししたいと思いますが -
16:04 - 16:09私の故郷であるニューオーリンズを
ちょっと自慢させてください -
16:09 - 16:13ニューオーリンズで
初期の段階で気づいたのは -
16:13 - 16:15というか 思い出したのは
-
16:15 - 16:18車がなければ ドライブスルー検査が
できないということでした -
16:18 - 16:22近所に徒歩で
検査に行ける必要があったんです -
16:22 - 16:24人々のいる場所を
中心に考えるというのは -
16:24 - 16:29ハリケーン・カトリーナ以後の
ニューオーリンズでの復興のテーマであり -
16:29 - 16:32コミュニティを中心にした
医療と公衆衛生サービスを再建しました -
16:32 - 16:36コミュニティのためではなく
コミュニティと共に再建がなされました -
16:36 - 16:41このパンデミック以後も続いてほしい
多くの事柄のひとつは -
16:41 - 16:44弱い立場に置かれたコミュニティに
-
16:44 - 16:48もっと意識を向けて
-
16:48 - 16:51できる限り取り残される者を
生まないような -
16:52 - 16:55政策とプロセスを考えることです
-
16:55 - 16:59Google の情報提供については
-
16:59 - 17:03検索プラットフォームから
取り組みを始めています -
17:03 - 17:05情報パネルを追加して
-
17:05 - 17:09言語的にも文化的にも
適切かどうかを確認しています -
17:09 - 17:12たいていは世界規模から始めます
-
17:12 - 17:15世界的に権威のある
世界保健機関や -
17:15 - 17:18イギリスの国民保健サービスや
CDCなどです -
17:18 - 17:23そこから より狭い管轄に
取り組み始めます -
17:23 - 17:26YouTube のような
他のプラットフォームでは -
17:26 - 17:28特別なチャンネルを作り
-
17:28 - 17:32コンテンツを自ら提供もしています
-
17:32 - 17:34クリエイターと提携して―
-
17:34 - 17:35合ってますかね?
-
17:35 - 17:38私は医師ですから
これは新しい試みなもので -
17:38 - 17:41クリエイターや
インフルエンサーと提携して -
17:41 - 17:44コミュニティに声が
届くようにしています -
17:44 - 17:45特化した番組作りもしています
-
17:45 - 17:48例えば 高齢者向けや
アフリカ系アメリカ人向けなど -
17:48 - 17:50「弱い立場にある」というのは
世界的にもアメリカ国内でも -
17:50 - 17:52様々な意味を持ち得ます
-
17:52 - 17:54まだ仕事は終わっておらず
-
17:54 - 17:58日々 もっとできることはないかと
考え続けています -
17:58 - 18:01情報が手に入りやすくし
-
18:01 - 18:03正確で
-
18:03 - 18:06また人々が耳を傾けるよう
興味深いものにしたいと考えています -
18:06 - 18:08(クリス)ええ
-
18:08 - 18:09ありがとうございます
-
18:09 - 18:12また後ほど質問を
紹介しますね -
18:13 - 18:14(ホイットニー)
ありがとうございました -
18:16 - 18:19テック企業と公衆衛生サービスの
向かう方向性について― -
18:19 - 18:23特に 弱い立場に置かれた
コミュニティについて -
18:23 - 18:26より広範なお話が聞けるのは
素晴らしいです -
18:26 - 18:29Google の枠を超えて
ひとつお聞きしたいのは -
18:29 - 18:32テック企業一般が公衆衛生に
-
18:32 - 18:36貢献できる部分についての
あなたのご意見です -
18:36 - 18:38特定の企業の話ではなく
-
18:38 - 18:41私たち皆が協力して
コミュニティに貢献できるような -
18:41 - 18:44そういった余地はあると思われますか?
-
18:44 - 18:46ご意見をお聞かせくださいますか?
-
18:47 - 18:51(カレン)この話題については
何時間でも話せそうですが -
18:51 - 18:55まずお伝えしたいのは
-
18:56 - 19:01私がテック企業に
携わるようになるまでに -
19:01 - 19:05臨床の現場での仕事や
-
19:05 - 19:08地域社会での
公衆衛生サービスを経て -
19:08 - 19:12その後 合衆国政府で
医療ITの全国コーディネーターを -
19:12 - 19:14務めることになった後のことです
-
19:14 - 19:16この職務は
私の経歴を考えると -
19:16 - 19:19正直 意外だなと思いました
-
19:19 - 19:21私はテクノロジーに
明るいわけではありませんが -
19:21 - 19:22当時の国務長官によると
-
19:22 - 19:26「テクノロジーの応用が必要なので
あなたこそ適任だ」ということでした -
19:26 - 19:30長官は不幸にも私の憂える声を
耳にしてしまったんです -
19:30 - 19:34公衆衛生当局が コミュニティのために
根拠に基づいた政策を立案するためには -
19:34 - 19:38時宜を得たデータが必要である
という趣旨の意見です -
19:38 - 19:41地域社会での公衆衛生担当者としては
障害だと感じていたのです -
19:41 - 19:44入ってくるデータは
質が良いものであっても -
19:44 - 19:47判断が必要なときには
すでに古びていました -
19:47 - 19:50担当地域内での
慢性疾患やメンタルヘルスの治療や -
19:50 - 19:54パートナーによる暴力への
介入についての判断です -
19:54 - 19:57ですから 地域の人々を支えるために
-
19:57 - 20:00データを役に立ち
使いやすいものにしたいというのは -
20:00 - 20:03長いこと願っていたことでした
-
20:03 - 20:07シリコンバレーに来てから
知ったのは -
20:07 - 20:12その思いは Google や Appleをはじめ
様々な企業で働く人々の -
20:12 - 20:16胸の内でも燃えているということでした
-
20:16 - 20:20ですから 非常に嬉しく思いましたね
-
20:20 - 20:23パンデミックという
この恐ろしい時代に -
20:23 - 20:28エンジニアやプログラマーなどの
非常に優秀な人々が -
20:28 - 20:30Google のような企業で
-
20:30 - 20:34どのように消費者や
公衆衛生サービスと協力して -
20:34 - 20:36正しいことができるかに
意識を向けて -
20:36 - 20:38リソースを提供しようと
しているのです -
20:38 - 20:41何時間でも
お話しできそうだと言ったのは -
20:41 - 20:45Google での仕事だけでも
たくさんの事例を知っているからです -
20:45 - 20:482つだけお話ししますね
-
20:48 - 20:51ひとつには
-
20:51 - 20:57かなり初期に取り組んだもので
人々が自分の身やコミュニティを守るためや -
20:57 - 21:00R値を1未満にするために
何ができるかを -
21:00 - 21:03明快に示す方法を
見つけることでした -
21:03 - 21:07「5つの習慣」というキャンペーンが
マーケティング班はじめ -
21:07 - 21:09様々な人々の協力を得て
行われました -
21:09 - 21:12様々な才能を結集しないと
-
21:12 - 21:16ランディングページや
検索で表示されるようにして -
21:16 - 21:19より広く展開することは
できませんでした -
21:19 - 21:21世界保健機関とも協力しましたし
-
21:21 - 21:24CDC や世界中の国々の協力を得て
-
21:24 - 21:27できるだけ家の中にとどまり
咳を止めるのにひじを使って -
21:27 - 21:29手洗いをするという
簡単なメッセージを届けました -
21:29 - 21:32これは公衆衛生の
基本的なメッセージで -
21:32 - 21:37インフルエンザの季節にも
広めようとしていたものでしたが -
21:37 - 21:40それが―
-
21:40 - 21:42Google のような
企業におけるリソースで -
21:42 - 21:44何十億人規模で
届けられるからこそ -
21:44 - 21:46プラットフォームとなり
才能を生かせたのです -
21:46 - 21:51テクノロジーと聞いて
イメージするようなものとは -
21:51 - 21:53異なるような才能も含まれています
-
21:53 - 21:56シリコンバレーの多くの企業が
同じように協力しました -
21:56 - 21:59同様に 検討されているのは
-
21:59 - 22:05コミュニティ・モビリティ・レポートのような
ツールの利用の仕方です -
22:05 - 22:09レストランのようなビジネスを
支えるためのツールです -
22:09 - 22:12エンジニアや科学者は
-
22:12 - 22:17これを小売業や食料品店や
交通機関にも応用して -
22:17 - 22:19コミュニティの様子を
知ることができる― -
22:19 - 22:23人々がこうしたサービスの利用を
控えているのかどうか -
22:23 - 22:27地域の公衆衛生当局の要請や
自宅待避の指示に -
22:27 - 22:29きちんと従っているのかどうかを測り
-
22:29 - 22:32この情報を
公衆衛生当局にだけでなく -
22:32 - 22:33人々にも公開して
-
22:33 - 22:36自分たちの利益だけでなく
コミュニティのために -
22:36 - 22:38行動するよう促せると
考えています -
22:38 - 22:41ですから ここで言いたいのはですね
-
22:41 - 22:43自然な協力関係だということです
-
22:43 - 22:48COVIDによって どう機能しうるかが
より迅速に明らかになっただけです -
22:48 - 22:55私が望むのは
Google のような企業が -
22:55 - 22:58医療に携わることを使命と感じる
私のような者はもちろん -
22:58 - 23:01この取り組みを進め続けることです
-
23:01 - 23:06今回のパンデミックで
なし得たことだけに役立つのではなく -
23:06 - 23:09公衆衛生と予防医療は
-
23:09 - 23:12世界中のあらゆるコミュニティにおいて
-
23:12 - 23:16機会と平等をもたらすために
必要なことですから -
23:16 - 23:18公衆衛生にも
このパートナーシップにも -
23:18 - 23:20私は情熱を持って取り組んでいます
-
23:20 - 23:21もうひとつ いいですか?
-
23:22 - 23:23(ホイットニー)もちろん
-
23:23 - 23:28(カレン)パンデミック以前に
最初に行ったことのひとつは― -
23:28 - 23:3012月に着任してすぐの1月に
-
23:30 - 23:34消費者の希望の
聞き取りをしました -
23:34 - 23:36そこで聞いたのは
今言われたようなことだったと -
23:37 - 23:38お伝えしたかったんです
-
23:38 - 23:40それは何かと言うと
-
23:40 - 23:43協力体制と透明性でした
-
23:43 - 23:47そして 一般にテクノロジーが
健康に関してできることが -
23:47 - 23:49もっとあるのではないか
ということでした -
23:49 - 23:53それを透明性を保った方法で
-
23:53 - 23:56協力的な方法で実践してほしい
ということでした -
23:56 - 23:59パンデミックが収束に向かう中で
もっと消費者について考えています -
23:59 - 24:03予防と支援を行うという精神を
持ち続けたいと思っていますし -
24:03 - 24:09日々 人々に提供し続けるものに
透明性を保ちたいと思っています
- Title:
- パンデミックを乗り越え、公衆衛生を再考する上でテック企業にできること
- Speaker:
- カレン・デサルヴォ、ホイットニー・ペニントン・ロジャース、クリス・アンダーソン
- Description:
-
Googleの最高健康責任者を務めるカレン・デサルヴォが、COVID-19の感染拡大を抑える上で、巨大テック企業と公衆衛生が結びうるパートナーシップについて説明し、GoogleとAppleの協力によって最近完成した新たな接触追跡テクノロジーについて話します。このテクノロジーは、医療関係者の負担を軽減し、科学者らがワクチンを生み出すために必要な時間を捻出することを目的として作られたものです。(この対話映像は、時事問題のキュレーターであるホイットニー・ペニントン・ロジャースと、TEDの代表であるクリス・アンダーソンが司会を務め、2020年5月27日に録画されたものです)
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 24:23
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