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CSP
(コンピューター・サイエンスの基礎)
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「ちょビットだけ ピクセル について」
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いいね
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私がマイクとインスタグラムを設立したのは
モバイルに新たな機会を見いだしたからです
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はじめて日常的にコンピューターを
携帯するようになったわけですから
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中でも 画像の共有 が近い将来 有望で
またやりがいのあることだと思ったのです
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なんでもできるアプリは
一見魅力的かもしれません
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でも現実的な問題を解決しないと
誰も利用しないでしょう
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そこで考えなければならいのは
「あなたは何を解決するか」です
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「画面上に画像を表示する」という問題の
解法は 絵をデータにする ことでした
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1957年 エンジニアのカーシュは
自分で撮った写真をスキャンしました
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この荒い白黒の赤ん坊が 世界初のデジタルイメージ
こうしてピクセルは生まれたのです
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「ピクセル」は興味深い概念です
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ちょっと見ただけではわかりませんが 画面を
ズームすると小さな光る ドット(点) が見えます
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さらにズームすると ドットがさらに小さな
赤 緑 青 に光るドットなのがわかります
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ピクセルが組み合わされると1枚の画像ですが
近くで見るとただの点滅するライトです
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普段目にするコンピューター画像は
すべてこうしてできているのです
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最近「解像度(レゾリューション)」という
言葉をいたる所で耳にしますよね
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解像度は 基本的に画面上の
ピクセル数のことです
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私が学生の頃は ヨコ640個タテ480個 ぐらい
でもいまはもっと大きくなっています
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近年「密度」の重要度も増しています
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スマホとノートPCでは ピクセル数は
同じでも密度がちがうのです
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この例では スマホの密度が高いので
画像はよりシャープです
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ではピクセルの値はどうファイル化
されているのでしょう
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赤 緑 青 の3つの値があり
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その3つが組み合わさって
ピクセル1つを表しています
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値は0〜255の範囲で
0は暗く 255に近づくほど明るく
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3つの値1組で 1つのピクセルを表します
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画像ファイルの JPEG も GIF も PNG も中身は
すべて<3つの値>の集合体からできたデータです
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デジタルの世界のデータは
すべて ビットで表されます
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ビット は常に オン か オフ
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それをコンピューターは
1 か 0 のバイナリー(2進法)として扱います
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つまり画像ファイルは
たくさんの 1 と 0 でできているわけです
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でも 赤 緑 青 の値は0~255だったはず
どうしてでしょう?
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じつはそれぞれ ビット8個の値だったのです
ビット8個で 1バイト になります
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2進法でビット8個の最大値は1が8個
(11111111)で10進法の255となり
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すべてが0(00000000)のゼロが最小値になります
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そういうわけで0から255まで
256の濃淡が存在することになります
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ターコイズ(青緑)色のピクセルの例です
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10進法ではそれぞれ
赤64 緑224 青208 です
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でもコンピューター内では2進法なのでーー
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01000000 11100000 11010000
ーーと扱います
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この例では1つのピクセルに
24ビット分もの数字がつかわれています
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そこでプロは16進数を代わりに用います
すると同じ色でも 40 E0 D0 と表せます
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すごく短縮できたでしょ
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画像の色を変えるには
どうすればいいのでしょう
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基本的には、色の値を変更する
関数(ファンクション)を用います
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ある色のピクセルが入力され 関数を通過し
新たな色として出力されます
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色を暗くする一例です
決まった数(定数)を赤緑青から引きます
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例として定数を50にします
もちろん0以下にはできませんが
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赤 ー 50 緑 ー 50 青 ー 50
とそれぞれ引いていくと
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暗くなったのがわかると思います
[ビフォー] [アフター]
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インスタグラムは レトロ調のフィルター
機能など 見た目が注目されがちですが
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もっと大切な存在になれたと思っています
それはひとびとを互いにつなげた ことです
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家族や友達とだけ画像をシェアするだけでなく
世界中の出来事に触れる場になりました
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さまざまな社会的な出来事やムーブメントを
画像を通して体験しているのです
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だからこそ我々は急成長し
世界中で利用されているのだと思います