2件の殺人事件を携帯電話が解決に導くまで
-
0:00 - 0:05ジャーナリズムの新しい方法について
お話ししましょう -
0:05 - 0:08これを「市民ジャーナリズム」と
呼ぶ人もいれば -
0:08 - 0:10「協同ジャーナリズム」と呼ぶ人もいます
-
0:10 - 0:16しかし実際 この言葉は
私のようなジャーナリストにとって -
0:16 - 0:19全てを知ることはできないという
事実を受け入れ -
0:19 - 0:21テクノロジーを通して
他の人々に あなたの目や耳に -
0:21 - 0:23なってもらうことを意味します
-
0:24 - 0:28そして皆さんのような
一般市民の方でも -
0:28 - 0:31ニュースの受動的な消費者であるだけでなく
共同制作者に -
0:31 - 0:32なり得るということです
-
0:33 - 0:36そして 私はこれが本当に
力となるプロセスだと信じています -
0:37 - 0:42一般の人々が強い組織に対して
説明を求めることを可能にします -
0:42 - 0:46本日は 私が調査した
2つの事件について -
0:46 - 0:47解説していきます
-
0:48 - 0:51どちらも 議論の余地のある死が関連します
-
0:51 - 0:56そしてどちらの事件でも
当局は公式見解を示しましたが -
0:56 - 0:58やや誤解を招くようなものでした
-
0:59 - 1:03私たちは新しいテクノロジー
新しいソーシャルメディア 特にTwitterで -
1:03 - 1:06もう1つの真実を
伝えることができました -
1:06 - 1:10本質的に 私が今ここで話しているのが
「市民ジャーナリズム」です -
1:10 - 1:12では 最初の事件を見てみましょう
-
1:12 - 1:15前景の男性が
イアン・トムリンソンです -
1:15 - 1:18彼はロンドンで新聞を売っていました
-
1:18 - 1:25そして2009年4月1日 ロンドンの
G20抗議運動の現場で亡くなりました -
1:25 - 1:27しかし 彼は抗議者ではなく
-
1:27 - 1:29デモの中を通り抜けて
-
1:29 - 1:31家に帰ろうとしただけですが
-
1:31 - 1:33たどり着きませんでした
-
1:33 - 1:35彼は背後の男と出会いました
-
1:35 - 1:39ご覧の通り その男は目出し帽で
顔を覆っています -
1:39 - 1:42さらにバッジナンバーを
見せていません -
1:42 - 1:45しかし 現在は判明しています
-
1:45 - 1:48彼はロンドン警視庁の
サイモン・ハーウッド巡査でした -
1:48 - 1:51彼はTSG(公安グループ)に属していました
-
1:52 - 1:57そしてこの写真が撮られた後
ハーウッドはトムリンソンを警棒で殴り -
1:57 - 1:59地面に押し付け
-
1:59 - 2:01間もなく トムリンソンは亡くなりました
-
2:03 - 2:05警察にとって
これは広めたい話ではありません -
2:06 - 2:09当初は公式の声明や
オフレコの説明会を通じて -
2:09 - 2:13イアン・トムリンソンは
自然死だと発表しました -
2:14 - 2:17警官との接触もなく
身体的証拠もないと -
2:17 - 2:20彼らは言いました
-
2:20 - 2:26警察の救急士が
彼を蘇生しようとした際 -
2:26 - 2:31抗議者がビンと思われるものを投げ
妨害されたと言ったのです -
2:32 - 2:34この話の結末は以下の通りです
-
2:35 - 2:37このスライドをお見せしましょう
-
2:37 - 2:40なぜならこれは
イアン・トムリンソンが生涯20年間 -
2:40 - 2:42販売していた新聞だからです
-
2:42 - 2:45事件の顛末について
適切な科学調査をする義務を負うべき -
2:45 - 2:47報道機関があるとすれば
-
2:47 - 2:49イヴニングスタンダード紙でしょう
-
2:49 - 2:53しかし彼らは 私たちを含む
他の報道機関と同じように -
2:53 - 2:56警察の公式見解に騙されていました
-
2:56 - 2:58しかしご覧の通り
-
2:58 - 3:01警察に向けて投げられたはずのボトルは
-
3:01 - 3:05新聞に載った時には
レンガに変わっていました -
3:05 - 3:06そこで私たちは不審に思い
-
3:06 - 3:08記事の背景を知りたくなりました
-
3:08 - 3:11まず 写真に写った抗議者を
見つける必要がありました -
3:11 - 3:13でも調査を始めた時には
既に居場所がわかりません -
3:13 - 3:15どうしたら目撃者が見つかるでしょう
-
3:15 - 3:18これは私にとって大変興味あるものでした
-
3:18 - 3:20そこでインターネットに注目しました
-
3:20 - 3:22Twitterです
今日この言葉を何度も聞いたでしょう -
3:22 - 3:25私が調査を始めた頃は
まったく馴染みがありませんでした -
3:25 - 3:28登録したのは その2日前でしたから
-
3:28 - 3:31Twitterがマイクロブログサイトだと
わかりました -
3:31 - 3:35140文字という
短いメッセージを送れます -
3:35 - 3:38同時に 素晴らしい検索の道具です
-
3:38 - 3:43一方 それは
共通の目的を持った人々が集まる -
3:43 - 3:44社交場でした
-
3:44 - 3:47そこで人々は
ジャーナリストとは無関係に -
3:47 - 3:52イアン・トムリンソンの最後の30分間に
一体 何が起こったかの -
3:52 - 3:56情報を集めていました
-
3:57 - 3:58例えばこの2人の男
-
3:59 - 4:02彼らはイアン・トムリンソンが倒れた後
助けに行き -
4:03 - 4:05救急車を呼びました
-
4:05 - 4:08彼らはビンも見ていませんし
レンガも見ていません -
4:09 - 4:12そのため彼らは 警察が主張するほど
説明が正確ではないことを -
4:12 - 4:14気にかけていました
-
4:14 - 4:17我々は さらに
ソーシャルメディアを通して -
4:17 - 4:20写真や証拠を持つ人を見つけ始めました
-
4:21 - 4:24さて この写真はイアン・トムリンソンに
対する攻撃は見えませんが -
4:24 - 4:26彼の苦痛の様子がうかがえます
-
4:27 - 4:29彼は酔っぱらっていた? 彼は転んだ?
-
4:29 - 4:32それとも彼の隣にいる警官と何か関係が?
-
4:32 - 4:34ここでは 警官と話していたようです
-
4:34 - 4:39私たちにとってこれは
さらに深く調査を進めるのに十分でした -
4:41 - 4:45結果は自分たちで記事にしました
-
4:45 - 4:47インターネットの最も凄いことの一つは
-
4:47 - 4:51人々が発信する情報が
誰でも自由に利用できることです -
4:51 - 4:54それは市民ジャーナリストや
-
4:54 - 4:57FacebookやTwitterの利用者に
届くだけではありません -
4:57 - 5:00それは私のような
ジャーナリストにも届くのです -
5:00 - 5:04あなたのニュースが有料コンテンツの右側
つまり無料である限り -
5:04 - 5:06誰でもそこにアクセスできます
-
5:06 - 5:07そして こういった
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5:07 - 5:10公式の説明を疑問視する記事
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5:10 - 5:11懐疑的な論調の記事によって
-
5:11 - 5:15人々は 私たちが疑問を
持っていることに気付きました -
5:15 - 5:17オンラインでは
記事に引力があったのです -
5:17 - 5:20私たちの助けになる 何らかの素材を持つ人は
重力のような力で -
5:20 - 5:22私たちの方に引き寄せられました
-
5:24 - 5:28そして6日後
およそ20人の証人を突き止め -
5:29 - 5:31地図に位置を示しました
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5:31 - 5:33これはイアン・トムリンソンの死の現場
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5:33 - 5:35ロンドンのイングランド銀行です
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5:35 - 5:37地図上に印をした証人のそれぞれが
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5:37 - 5:40これら小さな黒い点をクリックすると
-
5:40 - 5:43彼らの証言を聞いたり
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5:43 - 5:44写真を見たり
-
5:44 - 5:47時にはビデオ映像も見ることができます
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5:48 - 5:50しかしまだこの段階では
-
5:50 - 5:54イアン・トムリンソンが死ぬ前に
警察に暴行を受けたという目撃者の証言を -
5:54 - 5:58警察は認めようとしませんでした
-
5:58 - 6:01彼の死についての公式の捜査は
行われませんでした -
6:02 - 6:04ですがその後 何かが変わりました
-
6:04 - 6:08ニューヨークの投資ファンドマネージャーから
メールが来ました -
6:08 - 6:12イアン・トムリンソンが亡くなった日
彼は仕事でロンドンにいました -
6:12 - 6:14そこで彼はデジタルカメラを取り出し
-
6:15 - 6:17これを記録しました
-
6:23 - 6:25(ビデオ)ナレーター:
こちらは4月1日の午後7時20分頃 -
6:25 - 6:27G20抗議運動の群衆です
-
6:28 - 6:30彼らはイングランド銀行近くの
コーンヒルにいました -
6:30 - 6:33この映像はこの男の死について
警察による捜査の -
6:33 - 6:35基礎になるでしょう
-
6:35 - 6:37イアン・トムリンソンは
職場から帰宅するため -
6:37 - 6:39この地域を歩いていました
-
6:40 - 6:42(人々の叫び声)
-
6:55 - 6:58映像をスローにすると
警察の行動に重大な問題が -
6:58 - 7:00あることがわかります
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7:00 - 7:03イアン・トムリンソンは
機動隊や警察犬訓練士に背を向け -
7:03 - 7:05歩き去ろうとしていました
-
7:05 - 7:07ポケットに手を入れています
-
7:07 - 7:10ここで機動隊員がトムリンソンの脚を
警棒で殴打しているように見えます -
7:11 - 7:13そして隊員は背後から
トムリンソンに突進します -
7:15 - 7:18彼は前方に飛ばされ地面に倒れます
-
7:23 - 7:25(人々の叫び声)
-
7:33 - 7:34(ポール) 衝撃的ですね
-
7:35 - 7:36はっきりした動画ではありませんが
-
7:36 - 7:39最初に見た時のことは覚えています
-
7:39 - 7:42私は NYの投資ファンドマネージャーに
連絡を取っていました -
7:42 - 7:44私はこの事件に夢中でした
-
7:44 - 7:48実際に現場を見たと言う
沢山の人と話しましたが -
7:48 - 7:50その男性は電話で
こう言うのです -
7:50 - 7:52「ビデオに写っています」
-
7:52 - 7:55私は自分の目で見るまで
彼を信じられませんでした -
7:55 - 7:57午前2時 私はIT担当者と
そこにいました -
7:57 - 7:59ビデオは届いていませんでした
-
7:59 - 8:01やっと到着したビデオをクリックして
-
8:01 - 8:04これが本当に重要なものだと
気付きました -
8:04 - 8:0715時間以内に
それをウェブサイトに掲載しました -
8:07 - 8:09警察がすぐに
私たちの事務所に来て— -
8:09 - 8:10来たのは上級警官です—
-
8:10 - 8:13ビデオの削除を求めましたが
-
8:13 - 8:14拒否しました
-
8:14 - 8:15どのみち遅すぎでした
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8:15 - 8:17もう世界中に広まっていましたから
-
8:17 - 8:21そしてその機動隊員は
2日後にロンドンで -
8:21 - 8:23検死陪審の前に
出頭することになります -
8:23 - 8:26トムリンソンの事件が不法な殺人か
判断する権限を持つ機関です -
8:27 - 8:29これが1つ目の事件です
2つの事件があると言いましたよね -
8:29 - 8:312つ目の事件はこの男です
-
8:31 - 8:35彼にもイアン・トムリンソンのように
子供がおり ロンドンに住んでいました -
8:35 - 8:39ただ彼はアンゴラからの政治難民でした
-
8:39 - 8:41そして6か月前
イギリス政府は彼をアンゴラに -
8:41 - 8:44送還することを決めました
-
8:44 - 8:45亡命に失敗したのです
-
8:45 - 8:49そこで政府はヒースロー発の
飛行機の座席を予約しました -
8:50 - 8:54ジミー・ムベンガの死について
公式の説明は -
8:54 - 8:55病気になったという
-
8:55 - 8:57単純なものでした
-
8:58 - 9:01彼はフライトの途中で気分が悪くなり
飛行機がヒースローに戻ると -
9:01 - 9:04その後 病院に移され
死亡を宣告されました -
9:04 - 9:06しかしジミー・ムベンガの
身に起きたことは -
9:06 - 9:09同僚のマシュー・テイラーと私が
知った範囲で言うと こうです -
9:09 - 9:133人の警備員が
ムベンガを座席に -
9:13 - 9:14拘束しようとしたのです
-
9:14 - 9:17彼は国外追放に抵抗したため
警備員が座席に拘束しました -
9:17 - 9:20しかも危険な姿勢で
-
9:21 - 9:24その姿勢だと拘留者は静かになるはずが
彼は叫んでいました -
9:24 - 9:27それは 窒息の一種である
体位性窒息を -
9:27 - 9:28招く可能性がありました
-
9:28 - 9:31想像してください
飛行機の中には他の乗客がいて -
9:31 - 9:34「息ができない!殺される!」
という叫びを -
9:34 - 9:36聞いていたのです
-
9:36 - 9:37そして呼吸は止まりました
-
9:37 - 9:39では 目撃者をどう見つけるか?
-
9:39 - 9:41トムリンソンの場合
目撃者はまだロンドンにいました -
9:41 - 9:44一方 乗客の多くは
既にアンゴラに帰っています -
9:44 - 9:46どうやって見つけましょう?
-
9:46 - 9:48我々は再びインターネットに頼りました
-
9:48 - 9:51私たちは記事を書きました
記事はオンラインの引力ですから -
9:51 - 9:56中にはジャーナリズムの教授が
眉をひそめそうな懐疑的な論調の記事もあり -
9:56 - 9:59憶測にすぎない疑惑を書いていて
たぶんジャーナリストが -
9:59 - 10:00すべきことではなかったでしょう
-
10:00 - 10:04でも私たちには その必要がありました
またTwitterも必要でした -
10:04 - 10:07私は あるアンゴラ人男性が
機内で死んだとツイートします -
10:07 - 10:09これは大きな話題になり得ます
推測の段階ですが -
10:09 - 10:11次のツイートで
「RTしてください」と言います -
10:11 - 10:15RTとは「リツイート」つまり
拡散してくださいということです -
10:15 - 10:18Twitterの魅力的な事の1つは
情報の流れが -
10:18 - 10:20これまで見たことのあるものとは
-
10:20 - 10:23全く違っている点です
-
10:23 - 10:24私たちは十分理解できませんが
-
10:24 - 10:27一度 情報を発信すると
それは風のように -
10:27 - 10:28動いていきます
-
10:28 - 10:30どこまで行きつくかは決められません
-
10:31 - 10:33しかし不思議なことに
-
10:33 - 10:36ツイートは 意図した目的地に達する
不思議な力を持っています -
10:36 - 10:40そしてこの時の目的地は
ある男性でした -
10:40 - 10:44「私もBA77に乗っていた」と言うのです
BA77はフライトナンバーです -
10:44 - 10:46「その男は助けを求めていましたが
-
10:46 - 10:48何もできなかったことに
罪悪感を感じています」と続けます -
10:48 - 10:50彼の名はマイケル
-
10:50 - 10:54私にこのツイートを送った時
彼はアンゴラの油田にいました -
10:54 - 10:56私はロンドンにある
自分のオフィスでした -
10:56 - 10:59彼はフライト中に何が起きたのか
気にかけて -
11:00 - 11:02ノートパソコンに
フライトナンバーを打ち込みました -
11:02 - 11:06彼は私たちのツイートに出会い
私たちの話に出会いました -
11:06 - 11:11私たちが出来事を別の角度から
伝えようとしていることに 彼は気付きました -
11:11 - 11:13疑問を投げかけていたのです
-
11:13 - 11:14彼は私に接触してきました
-
11:15 - 11:17これがマイケルの言ったことです
-
11:17 - 11:20(音声)マイケル:間違いなく
あれは窒息だと判明するでしょう -
11:20 - 11:24最後に聞こえたのは
「息ができない」という男性の声でした -
11:24 - 11:28それぞれ体重が100kg以上ありそうな
-
11:28 - 11:32警備員が3人
-
11:32 - 11:36その人を押さえつけていました
私からは 床に押し付けているように -
11:36 - 11:37見えました
-
11:37 - 11:423人の男が 彼を座席の下に
押さえ込もうとしていたのです -
11:42 - 11:45そして私に見えたのは
席の上に頭だけが出ていて -
11:45 - 11:49「助けてくれ!」と叫んでいる光景です
-
11:49 - 11:52「助けてくれ!助けてくれ!」と
ただ繰り返していました -
11:52 - 11:56そして席の下に見えなくなりました
-
11:56 - 12:003人の警備員が彼の上に乗っているのが
そこから見えました -
12:01 - 12:03この先ずっと
-
12:03 - 12:07心の奥に残るでしょう
-
12:07 - 12:08私に何ができただろうか と
-
12:08 - 12:12眠ろうとするたびに
私を悩ますことになります -
12:12 - 12:14私は手を出しませんでした
-
12:14 - 12:18飛行機から追い出され
仕事もクビになると思ったからです -
12:18 - 12:22もし1人の男を
普通の乗客もいる飛行機に乗せるのに -
12:22 - 12:243人がかりで押さえる必要があるなら
-
12:24 - 12:28それは行き過ぎです
-
12:29 - 12:30そうでしょ
-
12:30 - 12:33もし男性が死んだなら
-
12:33 - 12:36それは まさに過剰です
-
12:38 - 12:41(ポール)これが飛行機の中で
起こったことに対する彼の解釈です -
12:41 - 12:44マイケルは私たちが
最終的に突き止められた -
12:44 - 12:475人の目撃者の1人です
ほとんどの人は 前に言ったように -
12:47 - 12:51インターネットやソーシャルメディアで
見つけた人でした -
12:51 - 12:53彼らを飛行機の中に配置して
-
12:53 - 12:55正確にどこに座っていたかが分かります
-
12:55 - 12:56私がこの場で言うべきことは
-
12:57 - 12:59ソーシャルメディアを利用する
ジャーナリストや -
12:59 - 13:02市民ジャーナリズムを使う
ジャーナリストにとって -
13:02 - 13:04すべてのことの内で本当に重要なことは
-
13:04 - 13:06私たちの事実が正しいことを
確かめることです -
13:06 - 13:09検証することは絶対に不可欠です
-
13:09 - 13:11従ってイアン・トムリンソンの目撃者の場合
-
13:11 - 13:14私は彼らに死の現場に戻らせ
-
13:14 - 13:16私を実際のように歩かせ
-
13:16 - 13:18見たことを正確に話してもらいました
-
13:19 - 13:21それは絶対に不可欠です
-
13:21 - 13:23ムベンガの場合
私たちはそれができませんでしたが -
13:23 - 13:25使用済みの搭乗券を送ってくれました
-
13:25 - 13:27そして彼らが何を言っているかを聞きとり
-
13:27 - 13:30それが他の乗客の言ったことと
一致しているか確認できました -
13:30 - 13:34ジャーナリストや私たち全員にとって
危険なことは -
13:34 - 13:36私たちは偽装の被害者であること
-
13:36 - 13:40また 意図的に誤った情報が
流布されていることです -
13:40 - 13:42だから私たちは慎重になるべきなのです
-
13:42 - 13:46しかし 誰も市民のジャーナリズムの力を
否定することはできません -
13:46 - 13:492年前 ハドソン川に
飛行機が墜落したとき -
13:49 - 13:531人の男がフェリーの近くにいたため
世界がこの事故について知りました -
13:53 - 13:56彼は自分のiPhoneを取り出し
飛行機を撮影して -
13:56 - 13:58世界中に発信しました
-
13:58 - 14:00そのように 多くの人々は
-
14:00 - 14:04飛行機がハドソン川に墜落して
数分 数時間の内に事故のことを知りました -
14:05 - 14:08それでは 今年の2大ニュースについて
考えてみましょう -
14:08 - 14:11まず 日本で起きた地震と津波についてです
-
14:12 - 14:15皆さんがテレビで見た光景を
-
14:15 - 14:17心の中で思い起こしてください
-
14:17 - 14:20海岸から8kmも内陸に
打ち上げられた何艘ものボート -
14:20 - 14:23まるで海上に浮かんでいるように
-
14:23 - 14:25押し流される家々
-
14:26 - 14:30居間に押し寄せる水
振動するスーパーマーケット — -
14:30 - 14:32これらは市民ジャーナリストが撮った写真で
-
14:32 - 14:34すぐにインターネットで共有されました
-
14:34 - 14:39もう1つは 政治危機です
-
14:39 - 14:41中東での政治的な大変動です
-
14:42 - 14:46それがエジプトかリビアかシリアか
イエメンかは問題ではありません -
14:47 - 14:51人々は自分たちの周囲を記録し
インターネット上で -
14:51 - 14:53自分たちの話をすることで
-
14:53 - 14:55これらの政権による抑圧的な制約を
-
14:55 - 14:57乗り越えることができました
-
14:57 - 15:00繰り返しますが 確認することは
-
15:00 - 15:03常にとても困難ですが
時に 大きな責任を伴います -
15:04 - 15:06このような画像
そしてお見せ出来た同様の写真も -
15:06 - 15:07YouTubeにたくさんあります
-
15:07 - 15:12この画像はバーレーンの抗議者ですが
丸腰に見えます -
15:12 - 15:15そして彼は治安部隊に撃たれています
-
15:15 - 15:20その人が虐待され
殺されたかもしれないことや -
15:20 - 15:22バーレーンか ロンドンかは
-
15:22 - 15:23問題ではありません
-
15:24 - 15:27ただ市民ジャーナリズムと
こういったテクノロジーが -
15:27 - 15:31私たちの世界に
新たな説明責任を加えました -
15:31 - 15:32私はそれは良いことだと思っています
-
15:32 - 15:36最後に このカンファレンスのテーマは
「Why not(やってみよう)」です -
15:37 - 15:39ジャーナリストにとってそれは
単純明快です -
15:39 - 15:41可能性の限界を大幅に広げる技術を
-
15:41 - 15:45是非 利用してみようではありませんか
-
15:45 - 15:49今や 私たちの世界で起きた多くの事が
記録されソーシャルメディアを通して -
15:49 - 15:52その情報を取得できることを
受け入れようではありませんか -
15:53 - 15:54それはジャーナリストにとって
新たなものです -
15:54 - 15:58皆さんにお話ししたことは
-
15:58 - 16:0110年前なら あるいは5年前でも
調査不可能だったでしょう -
16:01 - 16:04イアン・トムリンソンと
ジミー・ムベンガの2人の死について -
16:04 - 16:07実際の事件の様子が
-
16:07 - 16:10今もわからなかったかもしれないという
十分な理由があります -
16:10 - 16:13皆さんが「Why not?」と
問うことも重要です -
16:13 - 16:16非常に単純だと思います
-
16:16 - 16:19もし あなたが問題ありと思うもの
あるいは -
16:19 - 16:23あなたを困惑させ 心配させるもの
何らかの不正義 -
16:23 - 16:26何か不審に思うものに
出会ったら -
16:26 - 16:31証拠となるよう目撃し 記録し
共有しようではありませんか? -
16:32 - 16:37目撃 記録 共有のプロセスこそが
ジャーナリズムなのです -
16:38 - 16:40それは誰にでもできます
ありがとうございました
- Title:
- 2件の殺人事件を携帯電話が解決に導くまで
- Speaker:
- ポール・ルイス
- Description:
-
2件の殺人事件が説明も解決もされないままになっていました。記者ポール・ルイスが、携帯電話に証拠を捉えていた目撃者から話を聞き始めるまでは。ルイスは少しずつ、犠牲者の正義のために証拠と物語の断片をつなげ合わせました。それは群衆の力を借りた調査ジャーナリズムの未来です。
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 16:53
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Retired user approved Japanese subtitles for How mobile phones helped solve two murders | |
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