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Lecture 10a: 回帰を使ったメディエーション分析 (18:12)

  • 0:00 - 0:05
    ハイ。Statics Oneへお帰りなさい。
    今日のトピックはメディエーション(媒介)分析。
  • 0:05 - 0:10
    この前の幾つかで重回帰分析について詳細に扱った。
  • 0:10 - 0:15
    最初は概念的に重回帰を学び、
  • 0:15 - 0:20
    そこで回帰方程式に複数の回帰係数がある時に
  • 0:20 - 0:25
    それをどう解釈するかを学んだ。
    そして行列の代数について見ていき、
  • 0:25 - 0:30
    一つの方程式で複数の予測変数の回帰係数を一度に
  • 0:30 - 0:35
    計算出来るようになった。
    今日のレクチャーとこの後の2つのレクチャーでやっていく事は、
  • 0:35 - 0:41
    社会科学の分野で特に人気な特定の種類の重回帰分析について
  • 0:41 - 0:46
    より詳しく見ていく。
    今日のレクチャー10ではメディエーション分析をやっていく。
  • 0:46 - 0:50
    次のレクチャー11ではモデレーション分析をやっていく。
  • 0:50 - 0:56
    そしてレクチャー12では媒介分析とモデレーション分析を両方
  • 0:56 - 1:02
    Rでやっていく。そういう訳で今日のフォーカスはメディエーション分析。
    そして今日のレクチャーは2つのセグメントに分けた。
  • 1:02 - 1:08
    最初のセグメントではメディエーション分析をするのに、
  • 1:08 - 1:13
    いわゆる回帰アプローチを取る。
    2つ目のセグメントではパスモデル、または
  • 1:13 - 1:18
    パス分析と呼ばれるアプローチを取る。
    最初のセグメントでは
  • 1:18 - 1:28
    メディエーション分析をする為に回帰アプローチだけでいく。
    最初にメディエーションとモデレーションの違いを
  • 1:28 - 1:33
    はっきりさせたい。
    というのは、このトピックをこれまで
  • 1:33 - 1:39
    大学院のコースで何度も教えてきたけれど、、、
    そうそう、
  • 1:39 - 1:44
    普段入門コースではこの話はしないけど、
  • 1:44 - 1:50
    Satics Oneでは入れる事にした、とても良く使われる手法だからね。
  • 1:50 - 1:55
    あー、そうだ。で、大学院レベルのコースで何度も教えてきたのだが、
  • 1:55 - 2:00
    多くの院生がメディエーション(媒介)とモデレーションの区別をつけるのに苦労してる。
  • 2:00 - 2:05
    どっちの分析がある種類のデザインや
  • 2:05 - 2:10
    検証したい仮説に適切なのか?
    だから最初にこの区別をクリアにしておきたい。
  • 2:10 - 2:15
    メディエーションとモデレーション。
    既に述べたように、今日は
  • 2:15 - 2:20
    メディエーションについて話す。次のレクチャーでモデレーション。
    その次に両方を一緒にRでやる。
  • 2:20 - 2:26
    その区別をする為に、これら2つの丁度よい絵がある。
  • 2:26 - 2:32
    メディエーション(媒介)やメディエータという言葉の意味について考えてみてくれ。
  • 2:32 - 2:38
    この絵が描いているのは、この真ん中の所、メディエータ(調停人)の人がいる。
  • 2:38 - 2:44
    これら2つの異なる意見を持つ人がコミュニケートして、
  • 2:44 - 2:50
    この真ん中の人がこの二人の人の仲を取り持つ。
  • 2:50 - 2:56
    統計的には、我々がやるのは、2つの相関があるかもしれない変数を
  • 2:56 - 3:02
    調べる、という事。例えばXとYとする。
    そんな例をここまでたくさん見てきた。
  • 3:02 - 3:09
    そこではXとYの相関を見てきた。
  • 3:09 - 3:14
    そこからさらに、もう一つの変数が見つけられるかを見てみる、という所が新しい。
    それをMと呼ぼう。それがXとYの関係を
  • 3:14 - 3:21
    メディエート(仲介)している。
    もしそれが見つけられるなら、XとYをつなぐメカニズムについて、
  • 3:21 - 3:28
    何かが言える。
    そんな訳でこれは社会科学で人気の手法だ。
  • 3:28 - 3:33
    何故ならたくさんの社会科学の領域で、
  • 3:33 - 3:38
    彼らは観察研究に依拠せざるを得ない。
    彼らはランダム化実験が出来ない。
  • 3:38 - 3:44
    だからこの相関から因果を推測する問題がある。
  • 3:44 - 3:49
    もし、メディエーションを示す事が出来たら、ちょっとだけ
  • 3:49 - 3:55
    強い因果の議論に近づける。
    それがただの相関だけなら、まだそこまでは行けない。
  • 3:55 - 4:03
    でもそれは、モデレーションと区別するのには役に立つ。
  • 4:03 - 4:10
    ここに、画像の下の所でモデレートしている絵がある。
  • 4:10 - 4:16
    モデレータ(議長)は議論の全体をコントロールする。
    モデレータはこの人間達の
  • 4:16 - 4:22
    一人の人に直接影響を与える。
  • 4:22 - 4:29
    統計的に変数同士の関係と同様に。
    だからもしXとYに相関がある、と我々が言っても、
  • 4:29 - 4:36
    モデレータは、
  • 4:36 - 4:42
    いや、私の屋根の下ではそんなの無い、と言ったり出来る。
    または、その相関を増加させよう、
  • 4:42 - 4:47
    その関係はとても重要と私が思うから、と言ったりも出来る。
    つまりモデレータは他の関係に影響を与えたり、
  • 4:47 - 4:56
    制御したりする。
    たくさんの院生はこのメディエーション分析や
  • 4:56 - 5:01
    モデレーション分析で頭を悩ませるが、私の考えではそれは、
  • 5:01 - 5:06
    それはたくさんの要素を詰めすぎるからだ。
    だから私はこのナイスで短い省略形、
  • 5:06 - 5:11
    高校のサッカーコーチが良く私に言った、KISS (Keep It Simple, Stupid, シンプルにしておく方が良いという諺)
  • 5:11 - 5:16
    に立ち戻る。
    試合を大げさにやり過ぎたり、何かについて喧嘩しすぎたときには
  • 5:16 - 5:21
    彼はいつも、「KISSの法則を使え」と言った。
    シンプルにしておきなさい。
  • 5:21 - 5:25
    KISSの法則を使え。
    ここでは我々は四つの変数しか扱わない。
  • 5:25 - 5:30
    これはそんなに複雑じゃない。
    コースの後半では四つの変数よりももっと多くの
  • 5:30 - 5:33
    デザインをする事になる。
    Statics Oneより先のコースまで行くと、
  • 5:33 - 5:39
    もっと複雑なデータセットを扱う事になる。
  • 5:39 - 5:46
    でもここでは多くとも4つの変数だけ。
    このメディエーション分析では三変数のみ。
  • 5:46 - 5:52
    シンプルに保て。
    4つの変数だけある。XとYをこれまで同様
  • 5:52 - 5:57
    予測変数と結果変数を表すのに使う。
    この例で、このセグメントでは、
  • 5:57 - 6:02
    予測変数と結果変数を使っていくが、
  • 6:02 - 6:07
    Xを本当の意味での独立変数、
  • 6:07 - 6:12
    ランダム化実験の物として使い、その上でメディエーション分析を行う、という事も考えられるのは
  • 6:12 - 6:17
    心にとめておきなさい。
    そして実際Rでメディエーション分析を実演するレクチャーでは、そうする。
  • 6:17 - 6:22
    しかしここでは、それらを予測変数と結果変数に留めておく。
    Mをメディエーターとして使う。
  • 6:22 - 6:29
    Zはモデレータ変数。
    この最初のセグメントで扱う例は、
  • 6:29 - 6:35
    Xを何らかの心理学的特性、たとえば外向性として、
  • 6:35 - 6:40
    それが幸福と相関しているか、という物。
    実際多くの研究で真と出てる。
  • 6:40 - 6:45
    正の相関が見て取れる。
    つまりより外向的な方が、
  • 6:45 - 6:50
    より幸せ、と異なる種類の尺度で出てる。
    ではどんなメディエーターや
  • 6:50 - 6:56
    メカニズムが考えられるか?
    今このデータを作り上げた。
  • 6:56 - 7:02
    私はRでデータをシミュレートした。
    一つ考えられるメカニズムは、
  • 7:02 - 7:08
    単に人生経験が多様なだけ、という物。
    もしあなたが外向的なら、より幅広い経験を得るかもいれない。
  • 7:08 - 7:13
    より多様な人生経験。
  • 7:13 - 7:19
    それらは相関があるかもしれず、それが結果としてより幸福なのかも。
  • 7:19 - 7:24
    次のレクチャーでやる事としては、今日はこの変数には関与しませんが、
  • 7:24 - 7:29
    それは、その関係にモデレータ変数を考えてみる事だ。
  • 7:29 - 7:35
    つまり、社会経済的なステータスがその関係をモデレートしてるかもしれない。
  • 7:35 - 7:40
    つまり、この絵に描いたように、外向性が
  • 7:40 - 7:46
    幸福と正に相関するのは、SCS(社会経済的ステータス)が高い人だけにあてはまるのかもしれない。
  • 7:46 - 7:50
    SCSが低い、もの凄く低いと、
  • 7:50 - 7:56
    外向的で様々な人生の経験を積んでいると、
  • 7:56 - 8:01
    負の人生経験を積む事になり、より低い幸福度になるかも。
    だから社会経済的なステータスは、
  • 8:01 - 8:07
    その関係をモデレートするかもしれない、メディエートではなく。(モデレートは仕切る感じでメディエートは調整する感じ)
  • 8:07 - 8:12
    さて、メディエーション分析をする時は、
  • 8:12 - 8:18
    XとYが相関する事を知っていて、しかしより踏み込んで何故その相関が存在するかを
  • 8:18 - 8:24
    知りたい時だ。
    それらの変数が何故相関しているか?
  • 8:24 - 8:30
    何故それらの変数が相関しているかのメカニズムを説明出来るか?
    我々は既に単回帰から、少し前の講義でやったように、
  • 8:30 - 8:35
    XとYが相関していると、XからYが予測出来る。
  • 8:35 - 8:43
    そしてここに単回帰の方程式がある。
    今メディエータ変数を追加すると、
  • 8:43 - 8:50
    結果として3つの回帰式を得る事になる。
  • 8:50 - 8:56
    その内2つを見ていく。
    最初の式で、メディエータ変数「から」
  • 8:56 - 9:02
    予測出来る。
    二番目はメディエータ変数「を」Xから予測出来る。
  • 9:02 - 9:08
    つまり最初の回帰式ではこの部分を取り除いた。
  • 9:08 - 9:14
    Yをメディエータから予測出来る、と言っている。
    二番目の回帰式では、
  • 9:14 - 9:19
    この部分を取り除いた。
    この式で言っているのは、
  • 9:19 - 9:25
    メディエータをXから予測出来る、という事。
    しかしこの、パス図の全体を取り込む為には、
  • 9:25 - 9:32
    そしてそれは次のセグメントでやる事でもあるが、しなくてはいけない事は、
  • 9:32 - 9:41
    両方の予測変数を一つの回帰方程式に入れる事。
    これがいわば、フルのモデルだ。
  • 9:41 - 9:48
    メディエーターと元の予測変数が両方入ってる。
  • 9:48 - 9:55
    そこで質問は、メディエータを追加した後には
  • 9:55 - 10:02
    Xの予測の妥当性または予測の価値に、何が起こるか?という事。
    もしXとYがメディエータの為に相関していたのなら、
  • 10:02 - 10:09
    このスライドで言ったように、という事だが、もしそうなら、Xはもはや有意では無いはず。
  • 10:09 - 10:15
    何故ならYの変動の内Xが寄与している部分は全て
  • 10:15 - 10:22
    メディエータが説明しているはずだから。
    だからXはもはやYの有意な予測変数では無くなっているはず。
  • 10:22 - 10:29
    質問に答える為にこの下を見る。
    回帰係数B2はもはや、
  • 10:29 - 10:39
    有意では無い、もしフルのメディエーションのケースなら。
    しかし、こういう可能性も考えられる。
  • 10:39 - 10:45
    B2、つまりXの回帰係数はいまだ有意だが、
  • 10:45 - 10:51
    より小さく、弱くなっている、というケース、
  • 10:51 - 10:56
    それのみで回帰式に入っていた時よりも。
  • 10:56 - 11:02
    その場合は、パーシャルなメディエーションだという証拠を得た事になる。
    つまりメディエーション分析をした時には、
  • 11:02 - 11:07
    3通りの結果の可能性がある。
    メディエーションの証拠が全く得られない場合、
  • 11:07 - 11:12
    またはフルの証拠が得られる場合、
    そうでなければ、部分的な証拠だけが得られる場合がある。
  • 11:12 - 11:18
    その例をお見せしよう。
    繰り返しになるが、ここに赤文字で注意を置いた。
  • 11:18 - 11:24
    次のセグメントでは、これらのパスモデルを描いていくが、
  • 11:24 - 11:30
    そこでは矢印は普通は因果関係を表す。
    でも少なくともこの例に関しては、
  • 11:30 - 11:35
    単にデータの相関を扱っているに過ぎない。
    だから
  • 11:35 - 11:41
    相関関係が因果関係を意味しない、という標語は引き続き当てはまる。
    さらに、この大学院レベルのクラスで言っておきたいのは、
  • 11:41 - 11:47
    統計的なメディエーションと真の因果的なメディエーションには
  • 11:47 - 11:52
    大きな違いがあるということである。
    したがって、統計的な意味で完全なメディエーションの
    証拠を得られたかもしれない。
  • 11:52 - 11:57
    しかし、単なるクロスセクションの相関データを
    扱っているにすぎないのであれば、
  • 11:57 - 12:03
    因果性に関する強い主張を何かできている、
    というわけではない。
  • 12:03 - 12:10
    オーケー。
    では実際にどうメディエーションをどう検証して
  • 12:10 - 12:16
    実装するか?それは3つの回帰モデルを実行していく事によって。
    レクチャー12で
  • 12:16 - 12:22
    ステップバイステップでRでスクリプトを書きながらやる。
    ここでは、ただ駆け足で軽く見ていくだけに留める。
  • 12:22 - 12:28
    これらが実行したい3つの回帰方程式だ。
  • 12:28 - 12:33
    lmはRの関数で、LinearModel(線形モデル)を表す。
    一つは、ただ単純に
  • 12:33 - 12:38
    XとYの直接の関係を示す。
    明らかにメディエートとは
  • 12:38 - 12:43
    関係が無くてはならない。
    それを確認する為、Xとメディエータの関係を見る。
  • 12:43 - 12:50
    その後、このフルのモデルを実行する。
    問題は予測変数の妥当性、つまり
  • 12:50 - 13:02
    Xの予測における価値が、Mを加えた後でどうなるか。
  • 13:02 - 13:07
    フルのメディエーションを得る為に、最初はこの2つを見る。
    この最初の2つの単回帰の方程式。
  • 13:07 - 13:12
    明らかに、Xは有意な予測変数であって欲しい。
  • 13:12 - 13:17
    メディエーション分析をするには、まずXが有意な予測変数でなくてはならない。
  • 13:17 - 13:23
    XはYの有意な予測変数でなくてはならない。
    XはMの有意な予測変数である必要もある。
  • 13:23 - 13:28
    それらが前提条件。
    もし成り立たなければ、メディエーション分析は出来ない。
  • 13:30 - 13:37
    この最後の回帰方程式では、Mは有意であるべき。
    Xがどうあるべきかは、いろいろ有り得る。
  • 13:37 - 13:42
    Xが有意で無くなるなら、
  • 13:42 - 13:48
    0になるなら、それはフルのメディエーションである、という証拠となる。
  • 13:48 - 13:54
    つまり、Xの直接効果は完全に消えてしまった。
  • 13:54 - 13:59
    だが有意なメディエーターに対してもXは有意のままたりえる。
    その場合はパーシャル(部分的)なメディエーションである、という証拠となる。
  • 13:59 - 14:07
    この例に戻って、幾つかの数字を実際に見て、
  • 14:07 - 14:14
    もっと具体的にしていこう。
    前にも言った通り、
  • 14:14 - 14:19
    Rでデータを作った。
    これらはシミュレートしたデータ。188人の被験者が居て、
  • 14:19 - 14:24
    これはナイスな大きな例だ、で、彼らを調査している。
    このレクチャーでは社会経済的なステータスは
  • 14:24 - 14:29
    空白のままにしてある。
    それは次のレクチャーで。
  • 14:29 - 14:35
    この時点では3つの指標だけある。
    幸福、外向性、人生経験の多様性。
  • 14:35 - 14:40
    それらのスコアは単純に1から5までの尺度とする。
  • 14:40 - 14:46
    より高いスコアはより幸せ、より外向的、より多様な人生経験。
  • 14:46 - 14:52
    これら3つが全て正の相関だと想定している。
    最初の2つの単回帰のモデルの結果は、
  • 14:52 - 14:59
    こうなる。
    幸福を外向性から予測すると、
  • 14:59 - 15:04
    標準化していない回帰係数は0.28となる。
  • 15:04 - 15:10
    それが意味する所は一単位の外向性の上昇に対して、
  • 15:10 - 15:17
    幸福度の尺度で0.28だけの上昇を予測している。
    そして外向性が0だと、
  • 15:17 - 15:24
    幸福度は2.19となると予測している。
    例えば外向性が4の誰かを考えてみよう。
  • 15:24 - 15:29
    その人は、4掛ける0.28が1をちょっと越える位で、そこに2.19を足すのだから、
  • 15:29 - 15:35
    3.3とか3.4くらい。
    だから外向性が高ければ、
  • 15:35 - 15:41
    少しだけ幸福度が高い、または幸福度の予測されるスコアは高くなる。
  • 15:41 - 15:47
    それらは正の相関を持っている。
    人生経験の多様さも同様。
  • 15:47 - 15:52
    だから最初の2つの条件は満たしている。
    Xが結果変数に対して有意な予測変数で、
  • 15:52 - 16:00
    しかもメディエータ変数も有意に予測している。
    ではフルのモデルを見てみよう。
  • 16:00 - 16:07
    それは下のここにある。
    見て取れる事として、外向性と人生経験の多様性の
  • 16:07 - 16:13
    回帰係数はどちらも有意。
    そしてそれらを
  • 16:13 - 16:19
    単回帰にそれぞれ入れた場合と比較すると、
  • 16:19 - 16:25
    そんなには低下していない。
  • 16:25 - 16:32
    外向性は0.28から0.22へ、多様性は、、、
  • 16:32 - 16:39
    他の方を持ってないや。それが0.19になった。
    これら予測変数と結果変数の関係の傾きは、
  • 16:39 - 16:45
    それらを個々に予測変数として入れた場合と比較して、
  • 16:45 - 16:52
    そんなに落ちてない。
    ここで見ているのは、パーシャルなメディエーションの証拠という事になる。
  • 16:52 - 16:58
    何故ならダイレクトなパスは0には落ちてない。
  • 16:58 - 17:04
    実の所ちょっとしか落ちてない。
    当初のナイスな正の傾きから、
  • 17:04 - 17:09
    僅かしか落ちていない。
  • 17:09 - 17:16
    この結果を解釈する為に、まず回帰式に戻る。
    外向性と幸福度は
  • 17:16 - 17:22
    正の相関。
    人生経験の多様性はその関係を部分的にだけ
  • 17:22 - 17:29
    メディエートしている。
    何故ならここの値、0.22は、
  • 17:29 - 17:36
    0.28からちょっとしか落ちていない。
    もしこれが0まで落ちていたら、
  • 17:36 - 17:44
    それはフルなメディエーションの証拠となるのだが。
    次のセグメントでは、同じ例を、
  • 17:44 - 17:49
    パスモデル形式で行う。
    そしてそれを全部グラフィカルに示す。
  • 17:49 - 17:54
    その事は関係を見て理解するのに役に立つと思う。
  • 17:54 - 17:59
    それを私のお気に入りのモデル達の中に見る事になる。
  • 17:59 - 18:04
    その為に、もう一度この例をパス分析のアプローチでやる。
  • 18:04 - 18:07
    それが次のセグメントのトピック。
Title:
Lecture 10a: 回帰を使ったメディエーション分析 (18:12)
Video Language:
English

Japanese subtitles

Revisions