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理系女子(リケジョ)的生き方のススメ | 美馬 のゆり | TEDxSapporo

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    (拍手)
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    函館から来ました 美馬です
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    今日は私の大好きな絵本を紹介しよう
    と思ってやってきました
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    これは私が高校生の時に出会った絵本です
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    みなさんも何か一冊
    そういった絵本はありますでしょうか
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    『ねずみ女房』
    ちょっとお話を紹介したいと思います
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    家ねずみ 野生ではなく
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    人家に巣くっているねずみのことですが
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    その家ねずみの母親でもある主人公のねずみは
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    毎日夫と赤ん坊の世話に追われています
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    そのことだけで忙しく
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    あっという間に毎日が過ぎていく
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    でもそこに 何か物足りなさを感じています
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    夫はその気持ちが分からず
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    「これ以上 何が欲しいんだ」と言います
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    妻は 何が欲しいのか分からないけれど
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    でも まだ 今持っていない
    何かが欲しかったのです
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    ある日 その家の主が
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    野生の鳩を捕らえて鳥かごで飼い始めました
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    えさを十分与えられているにもかかわらず
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    鳩はえさに口も付けず
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    見る見るうちにやせ衰えていきます
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    それを見て主人公のねずみは
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    私なんかと違い
    毎日えさ探しをする必要もなく
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    贄沢な暮らしをしているのに
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    何が気に入らないのか 不思議に思います
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    鳩はねずみに話します
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    自分がいた世界
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    そこには空が広がり 風が吹き
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    自由に飛び回る森や木々があることを
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    ねずみは外の世界の話が聞きたくて
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    毎日鳩のもとに通います
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    ある日ねずみは 鳥かごの鍵を外し
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    鳩をもといた世界に戻すことにしました
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    そして その飛び立っていくところをみて
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    はじめて「飛ぶ」ということを理解するのです
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    ねずみは もう鳩の話は聞けないのだと思いつつ
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    みんなは知らないけれど
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    外にはすばらしい世界があることを
    私は知っている
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    毎日夜空の星を見上げて
    外の世界に思いを馳せ
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    それを誰に話すこともなく年老いていきます
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    30年経って この絵本を読み返してみました
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    あんなに好きだった絵本なのに
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    なにか違和感があって仕方ないのです
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    その違和感がどこからくるのか
    なぜなのか
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    私には分かりませんでした
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    そしてこの本に出会いました
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    妖精の娘として生まれた主人公のローズマリーは
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    雲の上の金の塔のあるお城で
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    母親から 上品でお行儀よく
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    優雅な妖精になるべく
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    何不自由なく育てられます
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    ところがある日
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    ローズマリーはそんな生活はまっぴらごめんと
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    「魔女になりたい」と宣言します
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    母親の強い反対を押し切って家を出
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    暗くて恐ろしいといわれていた
    魔女の森に飛び込みました
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    一方 母親はすぐに泣いて戻ってくるだろうと
    高をくくっていました
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    ローズマリーがおそるおそる
    魔女の世界にはいってみると
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    意地悪で怖いと教えられていた
    魔女たちはとても親切で
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    おもしろい魔法をたくさん教えてくれます
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    最初のうちは
    毎日楽しく暮らしていましたが
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    妖精の国にいる母親のことも
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    ちょっと気になりはじめ
    戻ってみました
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    するとそこには
    これまで通りの母親がいました
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    ローズマリーが魔女の世界のおもしろさを話しても
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    聞く耳を持ちません
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    相変わらず魔女の世界の悪口をいい
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    自分の住む世界が一番だというのです
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    そこでローズマリーは
    また魔女の森へ戻っていきます
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    母親は心の中をよぎる
    さまざまな葛藤を乗り越え
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    いつになっても帰ってこない娘を
    連れ戻そうと意を決し
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    魔女の森に出かけて行きます
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    そこで見たのは
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    魔女たちと楽しそうに自由關達に暮らす
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    たくましいけれどかわいい娘の姿でした
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    娘に誘われ母親は
    まる一日魔女たちと過ごします
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    魔女の世界も結構いいものだと母親は理解し
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    妖精の世界に戻っていきました
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    そして今では母と娘は互いの世界を
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    ときどき訪れるようになるという話です
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    この魔女の絵本の方が私にはしっくりきました
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    なぜ絵本の好みが変わったのか
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    そこでこの30年間で
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    自分に何が起こったのかを考えてみました
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    高校生の時にコンピュータに出会った私は
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    コンピュータは世界を変えるに違いない
    と思いました
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    コンピュータを学べば学ぶほど
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    今度はこれは教育を変えるに違いないと思い始めました
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    そして 教育学を学びました
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    今度はそれを学んでいるうちに
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    教える道具よりも学ぶという過程を
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    プロセスを支援する道具を作りたいと思い
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    認知心理学を学びました
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    そしていつの間にかこの三つの分野が重なり合ったところが
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    ラーニングサイエンスです
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    学習科学という新しい分野としてできあがっています
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    こういったことを学んできた私は
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    仲間と一緒にいろいろな学習環境を
    デザインし始めました
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    それは 1994年から今に至るまで
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    いろいろなものをデザインしてきました
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    その中で一番最初にやったのが
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    1994年 この
    『不思議缶ネットワークの子どもたち』
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    として本に表したものです
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    これは若手の科学者を集め
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    小学生がもつ 日常にもつ 科学の疑問に
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    ネットを通じて答えていくというものです
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    子どもたちに科学の世界の広がりを
    見せてあげたい
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    そして 将来来るであろう
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    ネットワークが コンピュータが
    学校の中に入ってきたときに
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    新しいそこになにができるか
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    というその可能性を探りたい
    ということもありました
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    子どもたちからきた質問には
    こんなものがありました
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    「うさぎはなんではねるの?」
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    科学者たちは悩み
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    このように答えます
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    「動物はそれぞれの生活の仕方に適した
    体の構造をしています
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    例えば うさぎと羊
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    どちらも同じように4本の足を持っているけど
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    その足に違いがあるのに気付くかな
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    答えは 羊は4本の足がほとんど同じ大きさだけど
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    うさぎは前の2本と後ろの2本の大きさが
    全然違うということ
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    だから羊は4本の足を使って
    歩き方が上手にできるけど
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    うさぎは大きな後ろ足を使って
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    跳ねた方が早く動く
    ということができて便利なわけだ
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    他にも前の足に比べて
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    後ろの足が大きい生き物が
    いるのだけれどわかるかな」
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    そこで子どもの返事はこんなのでした
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    「私 うさぎ大好きです
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    うちの弟もよく跳ねます」
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    こんなことで会話が続きません
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    一生懸命 答えを考えたのにこんな返事
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    例えば 「どうして人間は死ぬのか?」
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    これについても一生懸命一生懸命考えて答えましたが
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    返ってきた言葉は
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    「僕は死にたくない!」
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    それだけなんです
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    さて もう一つ
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    「宇宙は果てしないのか?」
    これも一生懸命考えました
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    子どもは「果てを見せてくれ!」
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    それだけなのです
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    そういうやりとりが 噛み合わないやりとりが
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    9ヶ月続きました
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    そういう中で 変化が生まれてきました
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    その変化とは 自分が変化したこと
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    自分が成長してきたことに
    気付き始めた人がでてきました
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    これは子どもだけではありませんでした
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    若手科学者の方にも出てきました
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    子どもは感想として述べた言葉にこんなことがあります
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    「自分でもどうしてこんなにたくさんの疑問を
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    考えられるなんて思っていませんでした
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    自分でも少し感心しています」
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    また 別の子は
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    「今までやってきて不思議なことがたくさんあり
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    世界は大きいと思いました
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    調べたことを積み重ねて調べていくととても楽しい」
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    一方 科学者の方はこんな言葉です
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    「質問に答えるとき
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    既成の概念を説明している自分を発見した
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    そんなことを聞きたいのでは
    ないんだろうな と思いながら
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    かつ 自分はよく分かっていないんだろう
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    ということも発見しつつ
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    対話しているうちに
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    話が横にそれていくことにより
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    話題が膨らんでいった気がする
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    模範解答をするよりも
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    ところでそれについては
    こんなこともあるんだけど
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    という風に面白さが移っていった」
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    このプロジェクトを通して
    私は理解しました
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    「学びは双方向で起こる」ということです
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    話す相手がいるということ
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    自分が何を伝えたいのか
    ということを考えるということ
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    それは まさに TEDxSapporo のテーマである
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    YOU x I
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    他者の存在が自己の問い直しを起こします
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    このプロジェクトを通して
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    私は学ぶとはどういうことか
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    どういう風に人は学ぶのか
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    と一生問い続ける
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    根源的な問いが私の中に生まれました
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    そのあと 仲間と一緒に
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    いろいろなものを作ってきました
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    一つはここにある1998年から始めた
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    今私が勤めている公立はこだて未来大学
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    これを一から仲間と一緒に
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    デザインをしてきました
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    2003年からは東京にある日本科学未来館
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    という科学館の学習環境や
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    そのあと 函館に戻ってからは
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    はこだて国際科学祭
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    という子どもからお年寄りまでが学ぶ
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    科学と社会を考えるような
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    そういったイベントを企画するようになりました
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    そして最近では
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    地域ブランドの開発まで手がけています
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    これは農家の方やパン屋さん
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    酪農家 研究者の人
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    そういう人たちと集まって
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    函館の近郊に自生するハーブを使って
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    地域のブランド品を作るということで
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    昨年夏 アイスクリームを発売することができました
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    こうやっていろいろなものを
    デザインしてきた私が思うのは
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    これらは全てコミュニケーションと学びに
    関するプロジェクトであった
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    ということです
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    コミュニケーションがあるところに
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    学びは生まれます
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    一方 コミュニケーションが断たれたところに
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    問題は生じています
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    学びの場をデザインすること
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    すなわち それは
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    コミュニケーションをデザインすることです
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    こういった経験をした私が
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    今日皆さんにお話ししたいのは
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    「理系女子的生き方のススメ」です
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    理系とありますが理系に限りません
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    もちろん女子とありますが女子に限りません
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    「的」とついている
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    理系女子「的」と付いているのがミソなんです
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    これ 分解してみます
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    理系的とは 好奇心にあふれ
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    ものごとを論理的
    分析的に考える態度のことです
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    科学する心とは
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    なんか変だな 不思議だな
    と感じる心
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    なぜ どうして と問う心
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    そして じゃあ それ 変えてみよう
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    という行動する力のことです
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    これが世界を変える力
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    未来を作る力になると考えています
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    一方 女子的ですが
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    これは 周囲を巻き込んで互いを尊重しながら
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    わいわいと楽しんでしまえること
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    これ みなさんの中にも
    こういう気持ちありませんか
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    またその女子的とは
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    巻き込み力でもあります
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    巻き込み力とは物語る力です
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    私はその時大事なのは
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    アイディア、ビジョン、インパクト
    だと思っています
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    つまり なにかアイディアを思いついたら
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    そこに至った背景や動機
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    そして それを行った後どうするかの展望
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    そして それが社会に与える影響
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    これを一つの物語として語りながら
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    仲間を集めていくんです
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    すなわち 理系女子的生き方とは
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    自分のやりたいことを見つけて
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    まわりを巻き込みながら
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    楽しく生きる生き方のことです
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    これを英語の単語で考えてみました
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    RIKEJO的
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    RがRespectful 互いを尊重し
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    さぁ 次はなんでしょう
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    I Investigative 知りたがり
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    さぁ K 難しいですよ
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    Knowledgeable 知識が豊かで
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    さぁ 次わかるかな
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    Enthusiastic 熱心で
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    さぁ 次はわかりますね きっとね
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    Joyful 楽しく
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    最後は Open 開放的で 公平で
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    偏見などなく
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    人の意見に耳を傾ける力
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    これが RIKEJO的
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    さぁ こういったことを考えている私が
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    じゃあどうやって物語を作って
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    人を集めて 仲間を集めてきたのか
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    一つの例は はこだて国際科学祭です
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    これを始める前には
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    英国エジンバラですでに
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    科学フェスティバルが行われていました
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    一方で函館市民はお祭り好きなんです
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    これを合わせたらなにかできるかも
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    というわけで 科学は楽しいということから
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    科学と社会の関係を考える
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    未来を考えるということをしたかったのです
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    そして それは科学館のない函館においても
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    みんなで力を合わせて
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    知恵を出し合えば
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    こういったことができるということを
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    全国の皆さんに知ってほしい
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    そういう思いがありました
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    これが私の物語
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    アイディア、ビジョン、インパクト
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    もう一つの物語
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    これは地域ブランドの開発です
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    クルマバソウという函館に自生するハーブがあります
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    これはドイツでとても有名なんだそうです
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    それを使って地域ブランドの開発が
    できないかと思いました
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    そして このクルマバソウの香りが
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    函館の香りとして市民の中に根付くこと
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    全国の皆さんに知っていただくこと
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    そして そういったやり方が
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    単なる産学連携を超え
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    市民を巻き込みながら
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    このブランドが根付いていくことを考えました
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    アイディア、ビジョン、インパクト
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    30年前にあんな好きだった絵本
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    『ねずみ女房』
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    英語のタイトルは
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    “Mousewife” です
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    みなさんお気付きですか
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    これは1951年に出た本です
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    ハウスワイフですね
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    当時高校生だった私は
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    外の世界が見てみたい
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    もっと広がりある世界が知りたいと思った
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    それに重なったんだと思います
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    でも30年経って
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    私はそれだけでは物足りなかった
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    つまりそこから一歩踏み出して出たい
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    もうすでに出ていたのかもしれません
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    つまり新しいことが知りたい
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    そこで留まるのではなく
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    人の役に立ちたい
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    そしてそれを形にしたい
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    ということが自分の中に生まれてきたのです
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    それを今 函館の仲間と活動しています
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    これは地域でやっている活動が
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    日本が抱えている問題
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    世界が抱えている課題を解決する
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    糸口を示すことになるかもしれないからです
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    最後に今日は皆さんと
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    この言葉を共有して終わりたいと思います
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    未来を創る合言葉です
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    アイディア
  • 20:37 - 20:39
    ビジョン
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    インパクト
  • 20:42 - 20:44
    アイディア
  • 20:45 - 20:47
    ビジョン
  • 20:48 - 20:50
    インパクト
  • 20:51 - 20:54
    (拍手)
Title:
理系女子(リケジョ)的生き方のススメ | 美馬 のゆり | TEDxSapporo
Description:

美馬のゆり先生が語る「理系女子(リケジョ)的生き方のススメ」。アイディア、ビジョン、インパクトで未来への創り方について3つのキーワードを提案します。

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Video Language:
Japanese
Team:
closed TED
Project:
TEDxTalks
Duration:
21:05

Japanese subtitles

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