リサ・クリスティン:現代奴隷の目撃写真
-
0:01 - 0:07ここはガーナの違法鉱山の地下50mです
-
0:07 - 0:11空気は熱気と埃で重苦しく
-
0:11 - 0:15息をするのさえ困難です
-
0:15 - 0:18暗闇の中を汗だくの男達が
-
0:18 - 0:22すり抜けていくのを感じる以外 何も見えません
-
0:22 - 0:26話し声が聞こえますが あとは男たちが咳き込む
-
0:26 - 0:30不快な音と 粗野な道具で石を切り出す音だけが
-
0:30 - 0:34縦穴の中に満ちています
-
0:34 - 0:38他の人と同じように 私は ちゃちな懐中電灯を
-
0:38 - 0:43ぼろぼろなゴム紐で頭に縛りつけています
-
0:43 - 0:46何十メートルもの深さの
幅約1mの四角い穴の壁面には -
0:46 - 0:49昇り降り用に滑りやすい木材が設置されていますが
-
0:49 - 0:54それさえも はっきりは見えません
-
0:54 - 0:57手が滑った瞬間
頭をよぎったのは -
0:57 - 1:01数日前に 手を滑らせて
止めどもなく落下していった -
1:01 - 1:06鉱夫の姿でした
-
1:06 - 1:08今 皆さんにお話している間も
-
1:08 - 1:12男達は その穴の奥深くへと潜り
-
1:12 - 1:15報酬も補償もないまま 自らを危険に晒しています
-
1:15 - 1:19命を落とすことも珍しくありません
-
1:19 - 1:24私は穴から這い上がり 家に帰れました
-
1:24 - 1:30しかし彼らは一生帰れません
彼らは奴隷の身なのです -
1:30 - 1:3328年間に渡り 私は6大陸の
-
1:33 - 1:3570カ国以上で先住民文化を記録してきました
-
1:35 - 1:39そして 2009年にはバンクーバー平和サミットで
-
1:39 - 1:44単独の展示を行う名誉を与えられました
-
1:44 - 1:47そこでお会いした多くのすばらしい人々の中に
-
1:47 - 1:50現代の奴隷撲滅に献身的に取り組む
-
1:50 - 1:56NGO フリー・ザ・スレーブ の支援者がいました
-
1:56 - 1:59私達は奴隷問題について話を始めました
-
1:59 - 2:01それから奴隷問題を学び始めました
-
2:01 - 2:05世界にこの問題があることは知っていましたが
-
2:05 - 2:08そこまで深くは知りませんでした
-
2:08 - 2:11話を終えて私は自己嫌悪に陥りました
-
2:11 - 2:15自分が生きている時代に
起きている残虐行為について -
2:15 - 2:18無知な自分を恥ずかしく思いました そして
-
2:18 - 2:23自分が知らないのなら 他にも
知らない人は大勢いるはずだと思いました -
2:23 - 2:27胃に穴があくほど思いは強まり
-
2:27 - 2:30数週間後には 私はロサンゼルスに飛び
-
2:30 - 2:33フリー・ザ・スレーブの役員に手伝いを申し出ました
-
2:33 - 2:38そうして 私は現代の奴隷の旅を始めたのです
-
2:38 - 2:41奇妙なことに行き先は前にも訪れた場所です
-
2:41 - 2:44幾つかは第二の故郷と思っていた場所です
-
2:44 - 2:52しかし今回は隠された事実に
直面することになりました -
2:52 - 2:54控え目な推定でも 現在世界では
-
2:54 - 2:582千7百万人以上の人々が奴隷として扱われています
-
2:58 - 3:02この数字は大西洋横断奴隷貿易時代に
-
3:02 - 3:06アフリカから移送された人の倍です
-
3:06 - 3:09150年前 農場に送り込まれた
-
3:09 - 3:13奴隷の値段はアメリカ人労働者の
-
3:13 - 3:15年収の3年分でした
-
3:15 - 3:19現在の貨幣価値ならば約5万ドルです
-
3:19 - 3:24ところが今日では わずか18ドル程度の借金のせいで
-
3:24 - 3:29一家族が何世代にも渡って奴隷になってしまうのです
-
3:29 - 3:32驚くべきことに奴隷制度は世界全体で
-
3:32 - 3:37年間130億ドル以上の利益を生み出しています
-
3:37 - 3:40奴隷の多くは良い教育や仕事等の
-
3:40 - 3:45嘘の約束にだまされた人々で
-
3:45 - 3:48報酬もなく暴力に怯えながら
-
3:48 - 3:54逃げ出せない状況で労働を強いられています
-
3:54 - 3:57今日の奴隷を駆り立てるのは商業です
-
3:57 - 4:01奴隷扱いされる人々が作る商品には価値がありますが
-
4:01 - 4:06商品を作る人々は使い捨てです
-
4:06 - 4:11奴隷制度は世界中どこでも違法ですが
-
4:11 - 4:18奴隷は世界中至る所に存在します
-
4:18 - 4:22インドとネパールでレンガを焼く窯を訪れました
-
4:22 - 4:25その奇妙で恐ろしい景色はあたかも
-
4:25 - 4:29古代エジプトかダンテの地獄篇に
足を踏み入れたようでした -
4:29 - 4:33気温50℃を超す現場では
-
4:33 - 4:37男 女 子供を含めた家族全員が
-
4:37 - 4:40埃まみれになりながら
-
4:40 - 4:43頭の上に機械的にレンガを載せていました
-
4:43 - 4:46多い時には18個も載せて 焼け付く窯から
-
4:46 - 4:51数百メートル離れたトラックまで運ぶのです
-
4:51 - 4:55単調さと疲労のため
-
4:55 - 5:00彼らは物言わず黙々と一日16~17時間
-
5:00 - 5:04この作業を繰返すのです
-
5:04 - 5:07食事や飲み水の休憩すらありません
-
5:07 - 5:10皆 重度の脱水症状を起こし
-
5:10 - 5:13放尿すらままなりません
-
5:13 - 5:15あまりの暑さと埃のため
-
5:15 - 5:19私のカメラは触れない程熱くなり
-
5:19 - 5:21動かなくなりました
-
5:21 - 5:24私は20分おきに車に駆け戻っては自分の
-
5:24 - 5:27機材の埃を掃い エアコンにあてて甦らせました
-
5:27 - 5:31そうしている間に自分のカメラの方が
-
5:31 - 5:35あの人々よりも余程ましな扱いを受けていることに
-
5:35 - 5:37気づきました
-
5:37 - 5:40窯に戻ると泣出したい気持ちでした
-
5:40 - 5:44すると隣の廃止活動家が
私をつかんで言いました -
5:44 - 5:48“泣かないで ここで泣いちゃだめだ”
-
5:48 - 5:52彼が明言したのはこの様な場所で
-
5:52 - 5:54感情を表現すると私のみならず彼らにも
-
5:54 - 5:58大変危険だということでした
-
5:58 - 6:02私が直接 彼らを助けることはできません
-
6:02 - 6:05お金を与えることも 何もできません
-
6:05 - 6:06私はその国の人間ではありません
-
6:06 - 6:09私が 彼らを今よりさらにひどい状況に
-
6:09 - 6:12追い込んでしまう可能性がありました
-
6:12 - 6:14フリー・ザ・スレーブがその活動を通して
-
6:14 - 6:17彼らを解放してくれるのを信じました
-
6:17 - 6:21彼らならばきっとやってくれると思いました
-
6:21 - 6:24私は家に帰るまで
-
6:24 - 6:28自分の気持ちが張り裂けるのを我慢しました
-
6:28 - 6:31ヒマラヤでは子供たちが石を背負って
-
6:31 - 6:34ふもとの道で待っているトラックまで
-
6:34 - 6:37山岳地帯を何キロも運ぶのを見ました
-
6:37 - 6:39大きな石板の重さは
-
6:39 - 6:42担いでいる子供たち以上でした
-
6:42 - 6:44棒とロープと布で作った
-
6:44 - 6:48手作りのハーネスで 石を頭から
-
6:48 - 6:50吊り下げていました
-
6:50 - 6:54これほどの衝撃的な現場を
目撃するのは辛いことです -
6:54 - 6:57ここまで横行する悪行に
どうやって立ち向かえるでしょうか? -
6:57 - 7:00ここまで横行する悪行に
どうやって立ち向かえるでしょうか? -
7:00 - 7:02報酬もなく一日 16~17時間も働かされているのに
-
7:02 - 7:07中には自分が奴隷だと知らない人さえいます
-
7:07 - 7:11生まれた時から同じ状況だからです
-
7:11 - 7:15他と比べようがないのです
-
7:15 - 7:18このような村人が自由を主張したら
-
7:18 - 7:24奴隷所有者は彼らの家を焼き払ってしまいました
-
7:24 - 7:26彼らには何もなかったのです
-
7:26 - 7:29彼らは恐れるあまり あきらめていました
-
7:29 - 7:33しかし中央の女性は自分たちの
ために立ち上がり耐え抜きました -
7:33 - 7:35そして現地の廃止活動家の
支援を受け採掘権を獲得しました -
7:35 - 7:38そして現地の廃止活動家の
支援を受け採掘権を獲得しました -
7:38 - 7:41今でも同じ過酷な仕事ですが
-
7:41 - 7:45自分たちのために働き
報酬を得ることができるのです -
7:45 - 7:49そして何より自由の身です
-
7:49 - 7:51奴隷という言葉を聞けば
-
7:51 - 7:53性の不正売買を連想するほど
-
7:53 - 7:55世界中に知れ渡っています
-
7:55 - 7:58この業界を取材する際には
身の安全を保証できないと -
7:58 - 8:00忠告されました
-
8:00 - 8:03カトマンズでは以前に性の奴隷を
-
8:03 - 8:07経験した女性たちに付き添ってもらいました
-
8:07 - 8:09案内された 狭い階段は
-
8:09 - 8:15薄暗い蛍光灯が照らす汚い地階に続いていました
-
8:15 - 8:17いわゆる売春宿ではなく
-
8:17 - 8:19どちらかと言えばレストランです
-
8:19 - 8:21業界ではキャビン・レストランと呼ばれる
-
8:21 - 8:24強制売春の温床です
-
8:24 - 8:27それぞれに小さな個室があり 奴隷の身の女性は
-
8:27 - 8:30― 少女や少年や7歳の子さえいるのですが ―
-
8:30 - 8:32― 少女や少年や7歳の子さえいるのですが ―
-
8:32 - 8:34客に料理や酒をたくさん注文させながら
-
8:34 - 8:38客の相手をしなければなりません
-
8:38 - 8:41部屋は薄暗く汚れています
-
8:41 - 8:45壁に識別用の番号があり
-
8:45 - 8:49ベニヤ板とカーテンで仕切られています
-
8:49 - 8:53客の手による 悲劇的な性的暴行に
-
8:53 - 8:55耐えなければならないこともあります
-
8:55 - 8:58ほぼ暗闇の中に立っていると
-
8:58 - 9:02瞬時に激しい恐怖が湧き上がりました
-
9:02 - 9:05あの地獄に囚われた身を
-
9:05 - 9:07想像するだけで身の毛がよだちます
-
9:07 - 9:12出口は一か所しかありません 入ってきた階段です
-
9:12 - 9:14裏口はありません
-
9:14 - 9:16抜け出せるほど大きな窓もありませんでした
-
9:16 - 9:21この人たちに逃げ道は全くないのです
-
9:21 - 9:24この厳しい状況に触れると同時に
-
9:24 - 9:28性の不正売買を含めた奴隷取引が
私たちの裏庭でも行われていることを -
9:28 - 9:31お伝えしなければなりません
-
9:31 - 9:36何万人もの人々が農園 レストラン 家事等の
-
9:36 - 9:39何万人もの人々が農園 レストラン 家事等の
-
9:39 - 9:41様々な労働を強制されています
-
9:41 - 9:44最近のニューヨークタイムズ紙の報道によると
-
9:44 - 9:50毎年10~30万人のアメリカ人の子供が
-
9:50 - 9:54性の奴隷として売買されています
-
9:54 - 10:00我々の身近にあるのです
ただ目にしないだけです -
10:00 - 10:04繊維業もまた強制労働で連想する業種です
-
10:04 - 10:06繊維業もまた強制労働で連想する業種です
-
10:06 - 10:11インドの村では家族全員が絹取引で
-
10:11 - 10:13奴隷扱いされている様子を見ました
-
10:13 - 10:16これは家族の写真です
-
10:16 - 10:20黒く染まった手が父親で
-
10:20 - 10:22青と赤の手が息子たちです
-
10:22 - 10:25彼らは大きな樽で染料をかき混ぜ
-
10:25 - 10:29絹を液体の中に肘の深さまで沈めます
-
10:29 - 10:34ですが染料は有毒です
-
10:34 - 10:37通訳が彼らの物語を伝えてくれました
-
10:37 - 10:41“僕らに自由はない” と彼らは言いました
-
10:41 - 10:44“でも いつかは ここを出て
-
10:44 - 10:46染物をして稼げる場所に行きたいんだ” と
-
10:46 - 10:52染物をして稼げる場所に行きたいんだ” と
-
10:52 - 10:574千人を超える子供たちが
-
10:57 - 10:59世界最大の人造湖
-
10:59 - 11:04ヴォルタ湖で奴隷になっていると言われています
-
11:04 - 11:07初めて訪れた際に 私は様子を見に行きました
-
11:07 - 11:10船から魚を取っているのは家族だと思いました
-
11:10 - 11:142人のお兄さんと弟たちに見えませんか?
-
11:14 - 11:18いいえ 彼らはみんな奴隷でした
-
11:18 - 11:21子供たちは家族から取り上げられ
-
11:21 - 11:23売買されて姿を消すのです
-
11:23 - 11:26そして このような船での
長時間労働を強いられます -
11:26 - 11:31しかも彼らは泳げません
-
11:31 - 11:33この子は8歳です
-
11:33 - 11:36私達のボートが近づくと震えていました
-
11:36 - 11:39彼の小さなカヌーに衝突すると思ったのです
-
11:39 - 11:42水中に突き落とされることを怖がっていたのです
-
11:42 - 11:45ヴォルタ湖に水没した木々によく漁網が絡みます
-
11:45 - 11:49ヴォルタ湖に水没した木々によく漁網が絡みます
-
11:49 - 11:53すると網を外すために怖がっている子供たちを
-
11:53 - 11:55水の中に放り込みます
-
11:55 - 11:58多くが溺れます
-
11:58 - 12:01この青年は物心ついたときから
強制労働を強いられています -
12:01 - 12:03この青年は物心ついたときから
強制労働を強いられています -
12:03 - 12:07主人が恐ろしくて逃げ出せません
-
12:07 - 12:10彼はこれまでずっと
残忍な扱いを受けてきたので -
12:10 - 12:13仕切っている年下の奴隷たちを
同じように扱います -
12:13 - 12:16仕切っている年下の奴隷たちを
同じように扱います -
12:16 - 12:18彼らに出会ったのは朝5時です
-
12:18 - 12:20最後の漁網を引き揚げている所でした
-
12:20 - 12:23冷たい風が吹く夜中の1時から働きづめでした
-
12:23 - 12:27冷たい風が吹く夜中の1時から働きづめでした
-
12:27 - 12:30しかも 大漁だと漁網は
-
12:30 - 12:34500キロ以上の重さになります
-
12:34 - 12:39コフィを紹介します
-
12:39 - 12:42コフィは漁村から救出されました
-
12:42 - 12:45彼に出会ったのはフリー・ザ・スレーブの
-
12:45 - 12:49奴隷被害者リハビリ施設でした
-
12:49 - 12:51井戸で入浴している所です
-
12:51 - 12:54大きなバケツで頭から水を浴びていました
-
12:54 - 12:56すばらしいことに
-
12:56 - 12:58こうしてお話ししている今まさに
-
12:58 - 13:01コフィは家族と共にいます
-
13:01 - 13:04さらに良いことに彼の家族には
-
13:04 - 13:10生活の糧となり 子供たちの安全を守る
道具が支給されました -
13:10 - 13:14コフィは可能性の象徴です
-
13:14 - 13:19立ち上がった人物がいたおかげで
-
13:19 - 13:22彼の人生は変わりました
-
13:22 - 13:25ガーナの道をフリー・ザ・スレーブの
スタッフと一緒に車で走っていた時 -
13:25 - 13:27ガーナの道をフリー・ザ・スレーブの
スタッフと一緒に車で走っていた時 -
13:27 - 13:30突然バイクに乗った廃止活動家が
-
13:30 - 13:33我々の車に近づき窓を叩き 指示しました
-
13:33 - 13:37ジャングルに続く泥道を先導するから付いてこいと
-
13:37 - 13:40道の行き止まりで我々をクルマから降ろすと
-
13:40 - 13:43彼は運転手に立ち去るよう言いました
-
13:43 - 13:46それから 彼は道なき道を指さして言いました
-
13:46 - 13:50“この道だ この道を行け” と
-
13:50 - 13:54道を遮る植物をかき分けて約1時間進むと
-
13:54 - 13:58道を遮る植物をかき分けて約1時間進むと
-
13:58 - 14:03小道は最近の雨で完全に水に浸かっていました
-
14:03 - 14:05そこで私は写真用機材を頭の上に持ち上げ
胸まで水に浸かりながら進みました -
14:05 - 14:10そこで私は写真用機材を頭の上に持ち上げ
胸まで水に浸かりながら進みました -
14:10 - 14:13更に歩くこと2時間
-
14:13 - 14:18曲がりくねった小道は突然終わり
-
14:18 - 14:20目の前に サッカー場ほどの
-
14:20 - 14:23穴だらけの採掘場が広がりました
-
14:23 - 14:29穴の中では 大勢の奴隷が働いていました
-
14:29 - 14:32女性の多くは子供を背中に背負ったまま
-
14:32 - 14:34金を選鉱していました
-
14:34 - 14:39足が浸かっている水は水銀で汚染されています
-
14:39 - 14:43採取工程で水銀が使われるのです
-
14:43 - 14:47こちらの鉱夫たちはガーナの
-
14:47 - 14:50別の地域の鉱山で働く奴隷です
-
14:50 - 14:52縦穴から出てくる時
-
14:52 - 14:55彼らは汗でびっしょりです
-
14:55 - 14:59彼らの疲れ果てて充血した眼を思い出します
-
14:59 - 15:04彼らの多くは72時間も地下に潜ったままでした
-
15:04 - 15:08縦穴の深さは90mあります
彼らは重い石が入った袋を -
15:08 - 15:12外に運び出します 次にその石は
-
15:12 - 15:15別の場所に運ばれて砕かれ
-
15:15 - 15:19金が採取されます
-
15:19 - 15:23一見 力持ちの男達が大勢いるように見えますが
-
15:23 - 15:28すぐに崖っぷちな状態に置かれた
-
15:28 - 15:32不幸な人々であることに気づきます
-
15:32 - 15:35そして子供もいます
-
15:35 - 15:42彼らは怪我 病気 そして暴力の被害者です
-
15:42 - 15:46実際このとても筋肉質な人ですら
-
15:46 - 15:50あと数年で結核と水銀中毒のせいで
-
15:50 - 15:55こうなってしまう危険が高いのです
-
15:55 - 15:59彼はマヌルといいます 父親が死んだ時に
-
15:59 - 16:03叔父が彼を 自分が働く鉱山に売りました
-
16:03 - 16:07叔父が死ぬと 叔父の借金を背負わされました
-
16:07 - 16:12そして彼は 鉱山の奴隷労働から
逃れられなくなりました -
16:12 - 16:15この時 彼は14年も鉱山で働いていました
-
16:15 - 16:20足の怪我は採掘中の事故のせいです
-
16:20 - 16:22足の怪我は採掘中の事故のせいです
-
16:22 - 16:27かなりの重傷で 医師は
切断すべきだと言いました -
16:27 - 16:31しかもマヌルは結核にかかっています
-
16:31 - 16:34それでも彼は連日 縦穴での作業を
-
16:34 - 16:36強いられています
-
16:36 - 16:41それでも彼は いつの日か
フリー・ザ・スレーブ等の活動家の援助を得て -
16:41 - 16:44自由の身になり教育を受けることを夢見ています
-
16:44 - 16:47自由の身になり教育を受けることを夢見ています
-
16:47 - 16:49絶望的な状況に置かれながらも
-
16:49 - 16:53希望を捨てない人々を見ると
-
16:53 - 17:00私の胸は 畏敬の念にあふれます
-
17:00 - 17:04奴隷問題に光を当てたいと思います
-
17:04 - 17:06現地で作業する際に
-
17:06 - 17:09ろうそくをたくさん持っていきました
-
17:09 - 17:11通訳に助けてもらいながら
-
17:11 - 17:14撮影した人たちに分け与え
-
17:14 - 17:17彼らの物語と窮状に光を当てたいと思いました
-
17:17 - 17:19彼らの物語と窮状に光を当てたいと思いました
-
17:19 - 17:22彼らと私の安全が確認できた時に
-
17:22 - 17:26撮影した写真です
-
17:26 - 17:28彼らは自分たちの写真が世界中の
人々に見られるのを知っています -
17:28 - 17:30彼らは自分たちの写真が世界中の
人々に見られるのを知っています -
17:30 - 17:34私は彼らに伝えようと思いました
-
17:34 - 17:37私達が彼らの目撃者となり 彼らの人生を
-
17:37 - 17:42変えるためにできる限りの手を尽くすと
-
17:42 - 17:46私は本当に信じているのです
-
17:46 - 17:50私たちがお互いを同じ人間として
見ることができれば -
17:50 - 17:55奴隷のような残虐行為はなくなると
-
17:55 - 17:59写真に映っているのは社会問題ではなく
-
17:59 - 18:02私たちと同じ生きている人間です
-
18:02 - 18:06権利 尊厳 そして尊敬に値する人々です
-
18:06 - 18:08権利 尊厳 そして尊敬に値する人々です
-
18:08 - 18:11私が光栄にも出会うことができた
-
18:11 - 18:16虐げられた大勢の素晴らしい人々のことを
-
18:16 - 18:21一日たりとも忘れることはありません
-
18:21 - 18:25これらの写真が あなた方のような
-
18:25 - 18:28見る人々の力を呼び起こし
-
18:28 - 18:32その力が結集して火となり
-
18:32 - 18:37その燃え盛る火が奴隷問題に
光を当てることを願います -
18:37 - 18:41その光がなければ束縛という野獣は
闇の中で生き続けます -
18:41 - 18:44その光がなければ束縛という野獣は
闇の中で生き続けます -
18:44 - 18:47たいへんありがとうございました
-
18:47 - 19:00(拍手)
- Title:
- リサ・クリスティン:現代奴隷の目撃写真
- Speaker:
- Lisa Kristine
- Description:
-
この2年あまり写真家のリサ・クリスティンは世界中を旅して、我慢できないほど過酷な現代の奴隷の現実を記録してきました。彼女はガーナの鉱夫やネパールでレンガを運び出す人々等、心に残る写真を紹介しながら、世界中で奴隷扱いされる2千7百万人に上る人々の窮状を訴えます。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 19:21
Yasushi Aoki approved Japanese subtitles for Photos that bear witness to modern slavery | ||
Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for Photos that bear witness to modern slavery | ||
Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for Photos that bear witness to modern slavery | ||
Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for Photos that bear witness to modern slavery | ||
Mieko Akai accepted Japanese subtitles for Photos that bear witness to modern slavery | ||
Mieko Akai edited Japanese subtitles for Photos that bear witness to modern slavery | ||
Mieko Akai edited Japanese subtitles for Photos that bear witness to modern slavery | ||
Mieko Akai edited Japanese subtitles for Photos that bear witness to modern slavery |