プレゼンテーション思考 | 杉本真樹 | TEDxSapporoSalon
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0:10 - 0:13まず最初に プレゼンテーションはプレゼントだと
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0:13 - 0:15私は普段言っています
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0:15 - 0:18これは皆さんに与えるギフトという意味と
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0:18 - 0:22もう一つ プレゼント 現在 その場
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0:22 - 0:24この環境 空気
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0:24 - 0:28これを共有するというのが重要だ
という風に考えています -
0:28 - 0:31私が サンフランシスコに留学した時に
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0:31 - 0:34最初に撮った写真に
たまたま これはスタンフォード大学で -
0:34 - 0:38結婚式を挙げる その卒業生です
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0:38 - 0:40そこに集まる卒業生の皆さん
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0:40 - 0:45ここには人と人の愛が形になっていました
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0:45 - 0:47これはもうまさにプレゼントだと思うんですね
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0:47 - 0:50幸せをみんなに共有してもらいたい
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0:50 - 0:52それを祝ってあげたい
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0:52 - 0:54この思いをプレゼントする
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0:54 - 0:56物ではないのです
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0:56 - 0:58空間とか思い出とか時間 環境
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0:58 - 1:01こういったものをプレゼントする
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1:01 - 1:04そしてこの場 時間 これを共有する
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1:04 - 1:08これがまさに人と人がコミュニケーションを取る時に
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1:08 - 1:12非常に重要なところだという風に私は考えます
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1:12 - 1:15つまり ギフト モーメント
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1:15 - 1:18この二つの意味があると思うんですね
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1:18 - 1:22では素晴らしいプレゼンテーションとは なんでしょうか
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1:22 - 1:24こういった立ち振る舞いでしょうか
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1:24 - 1:26スライドのデザインでしょうか
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1:27 - 1:29では良いプレゼンターというのは
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1:29 - 1:33どういうプレゼンターが 良いプレゼンターなんでしょうか
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1:33 - 1:36私も数々のTEDx あるいはTED イベントに参加し
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1:36 - 1:39スタッフとして関わり そして スピーカーをさせていただき
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1:39 - 1:41感じたものがありました
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1:41 - 1:43それは 自然にみなさんが
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1:43 - 1:46スタンディングオベーションができるようなもの
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1:46 - 1:50これはTED のトークの内容だけではなくて
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1:50 - 1:52その人の思いであるとか背景
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1:52 - 1:56そして来た皆さんの背景 そして生活環境
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1:56 - 2:00そういったものとどこまでマッチするか
コミュニケーションが取れるか -
2:00 - 2:03そういうことだと 思うんですね
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2:03 - 2:07日本の皆さんはなかなかシャイで
後ろの人にちょっと邪魔になるんじゃないか -
2:07 - 2:10ということでなかなか
スタンディングオベーションができません -
2:10 - 2:14でも そういった ちょっとした勇気
ちょっとした垣根を取り払えば -
2:14 - 2:16素晴らしいアイデアは
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2:16 - 2:18"Ideas worth spreading"
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2:18 - 2:20広がるという風に思うんですね
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2:20 - 2:24それを私に印象づける出来事がありました
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2:24 - 2:272004年に田舎の病院に赴任した時に
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2:27 - 2:30最先端治療のプレゼンテーションというのを
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2:30 - 2:33してしまったんですね
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2:33 - 2:35観客は皆さん80歳以上でした
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2:35 - 2:38感想は「よく分からない」
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2:38 - 2:42TED トークでももしかしたら
こういうことがありえるかもしれない -
2:42 - 2:45「どうだ 私は凄いだろう」という振る舞いで
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2:45 - 2:47観客に響かないこともあるんです
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2:47 - 2:50ここにはコミュニケーションは存在しません
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2:50 - 2:54つまり プレゼンターだけでなくて
オーディエンスとコミュニケーションを取れる -
2:54 - 2:58というのがまさにプレゼンテーションであり
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2:58 - 3:00プレゼントだと思うんですね
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3:00 - 3:04アメリカではショー・アンド・テルという
訓練を子供の頃から受けます -
3:04 - 3:08私もアメリカに在住してた時に
ショー・アンド・テルという作業が -
3:08 - 3:12最も人の心をつかむ ということを実感しました
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3:12 - 3:17ものを見せ それについて語り
みんなの意見をフラットな立場で聞く -
3:17 - 3:21それをシェアする
これがまさに「プレゼント」だという風に感じます -
3:21 - 3:24それには物事とか事象 考えを
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3:24 - 3:28可視化 ビジュアライゼーションする必要があるんです
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3:28 - 3:32そこで 私は外科医として
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3:32 - 3:36患者さんの状態や病気を可視化する研究を始めました
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3:36 - 3:40例えばこのようなパソコンで 誰でも見られる
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3:40 - 3:43患者さんでも自分で自分の体が見られるようなシステム
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3:43 - 3:45この開発の研究をしました
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3:45 - 3:47例えばこうです
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3:47 - 3:50従来平面だったレントゲンは 立体画像になり
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3:50 - 3:52好みの臓器 好みの血管 好みの骨
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3:52 - 3:55こういったものを的確に表現できるようになります
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3:55 - 3:59しかも簡単 安い 早い です
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4:00 - 4:03このソフトはOsiriX(オザイリックス)といいます
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4:03 - 4:05これは世界中に無料で
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4:05 - 4:09オープンソースで 現在でも配布されているソフトです
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4:09 - 4:12これを私はインターネットで偶然見つけました
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4:12 - 4:15そしたらここに「オープンソース 100%フリー」
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4:15 - 4:17と書いてありました
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4:17 - 4:19これは衝撃でしたね
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4:19 - 4:21この「オープンソース」という概念
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4:21 - 4:25ソフトのすべてを公開し 誰でも改変ができるようにする
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4:25 - 4:28そうすることによって 例えばプレゼンターに対して
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4:28 - 4:30オーディエンスが
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4:30 - 4:33自分の状況に合った形に
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4:33 - 4:35変えていけるんです
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4:35 - 4:38こういった双方向性 展開性
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4:38 - 4:42そして インタラクション 交差性
というのが必要になってくるわけです -
4:42 - 4:45レントゲン画像を立体にするというソフトです
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4:45 - 4:47しかも無料なので
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4:47 - 4:51医師だけではなくて 学生や看護師
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4:51 - 4:54医療に関わる全ての人 さらに健康な人でも
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4:54 - 4:57自分の体を手に取るように分かるわけです
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4:57 - 4:59特に外科医はそれを手術室に持ち込み
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4:59 - 5:01実際の患者さんの手術中に
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5:01 - 5:05その人の内蔵をあたかもカーナビのように
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5:05 - 5:08見ることができるわけです
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5:08 - 5:12手術中という厳しい環境では
マウスを動かしたりはできません -
5:12 - 5:16そこで日本には非常に良いものがありました
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5:18 - 5:20こういったものを使うと
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5:20 - 5:23この加速度センサーを腹腔鏡
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5:23 - 5:25お腹に刺さったカメラにくっつければ
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5:25 - 5:29カメラの動きにナビゲーションが 同期してくれるんです
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5:29 - 5:32わずか4千円です
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5:32 - 5:36こういったものこそ 人の命を救うのではないでしょうか
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5:37 - 5:41この画面を見ながら手術をするのに
一つ問題がありました -
5:41 - 5:45若いドクターは画面ばっかり見てしまって
手術野を見てくれない -
5:45 - 5:48手術が止まってしまうという現象がありました
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5:48 - 5:50これを解決する簡単な手段がありました
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5:50 - 5:53お腹に投影をするんです
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5:53 - 5:55患者さんの実際のデータを
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5:55 - 5:58手術中に投影をし濃度を変化させます
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5:59 - 6:01内蔵 血管 病気 ガン
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6:01 - 6:04こういったものが全て手術中に
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6:04 - 6:08外科医の必要な分だけ 表示することができるんです
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6:08 - 6:12さらにお腹にカメラを入れ 小さな傷で手術をすれば
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6:12 - 6:14このスクリーンが保たれるので
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6:14 - 6:18絶えず直感的な手術が 可能になるわけですね
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6:18 - 6:21これを高価なシステムでやっては意味がないんです
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6:21 - 6:23これは先ほどのオープンソースの
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6:23 - 6:26無料のソフトを 市販のプロジェクターで
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6:26 - 6:28投影してるだけなんです
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6:28 - 6:31これがアイデアなんです
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6:31 - 6:34広げる価値あるアイデアなんです
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6:34 - 6:39誰もが使えなければ意味がない という風に私は思います
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6:39 - 6:41さらにこのソフトも
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6:41 - 6:44最も誰でも使えるようなマニュアルを
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6:44 - 6:47私が作りました
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6:47 - 6:49しかもこういったアプリケーションの形にし
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6:49 - 6:52日本語版 英語版 両方用意し
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6:52 - 6:54世界中に配布をしました
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6:54 - 6:58そうすることによって誰でも気軽に扱える
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6:59 - 7:03例えば このような携帯音楽プレイヤー
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7:03 - 7:07この中でも立体画像が誰でも 指を動かすだけで
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7:07 - 7:10直感的に操作ができるようなシステムを開発しました
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7:10 - 7:13これこそが コンシューマライゼーション
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7:13 - 7:17消費者 使う人の立場に立った
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7:17 - 7:21ユーザビリティというものだという風に考えます
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7:23 - 7:26さらにこのオープンソースというところが
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7:26 - 7:28発展に非常に大きな貢献をしました
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7:28 - 7:31ソフトウェアが全て公開されているので
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7:31 - 7:33誰でも好きなように改変ができ
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7:33 - 7:36どんどん新しく展開ができるのです
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7:36 - 7:40その内容を開発した本部にフィードバックをすれば
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7:40 - 7:44本体の開発が非常に促進されるんです
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7:44 - 7:47よくオープンソースではビジネス化されないと言われます
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7:47 - 7:49似たようなものが作られてしまうから
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7:49 - 7:52ではなくて 世界中のみんなが仲間になれば
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7:52 - 7:55世界中のみんなが開発者になるんです
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7:55 - 7:59こういった味方につけるぐらいの魅力があれば
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7:59 - 8:01オープンソースは成り立つという風に考えます
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8:01 - 8:06私は2006年 この開発者に会いにシカゴにいきました
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8:06 - 8:09そこで彼らのプレゼンテーションを聞くだけではなくて
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8:09 - 8:11私がプレゼンテーションをしました
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8:11 - 8:16彼らは放射線科医で診断のために
このソフトを作ったのですが -
8:16 - 8:20私は外科医として治療のために
こんなに役に立つ方法があるよと -
8:20 - 8:22私がプレゼントしたんです
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8:22 - 8:26そうすることによって 彼らと意気投合し
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8:26 - 8:29開発チームに加わることになったのです
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8:29 - 8:31彼らにとって新しい視点だったそうです
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8:31 - 8:35外科医の立場で治療に役立てるということを
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8:35 - 8:37これが彼らがオープンソースにした
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8:37 - 8:39最も顕著な理由なんです
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8:39 - 8:42その理由を私が見つけ
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8:42 - 8:45それに応えることが できたんですね
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8:45 - 8:47非常に嬉しいことにこのストーリーを
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8:47 - 8:50Apple の本社のアメリカのサイトに
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8:50 - 8:53紹介していただく機会がありました
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8:53 - 8:54こういった人との繋がりというのは
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8:54 - 8:58またさらにたくさんの人を呼ぶという風に思います
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8:58 - 9:03これがきっかけでこのOsiriX ソフトの
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9:03 - 9:06公式のプロモーター
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9:06 - 9:09そしてトレーナーとして認定していただき
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9:09 - 9:14今世界中にこれを普及する活動を
させていただいています -
9:14 - 9:18さらにApple の本社に このソフトの開発
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9:18 - 9:21さらに普及を進めるためのこのホームページ
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9:21 - 9:24これを一緒にデザインしようと 声をかけていただきました
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9:24 - 9:26さらにそこのすぐ近くの
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9:26 - 9:31スタンフォード大学の付属の アメリカ退役軍人局病院
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9:31 - 9:33そこに招いていただき
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9:33 - 9:36軍の施設としてこのインフラ構築
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9:36 - 9:39画像を誰でも気軽に共有できるようなシステム
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9:39 - 9:41これを一緒に作ろうと 声をかけていただき
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9:41 - 9:44留学にいたったわけです
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9:44 - 9:48ここで全ての人にオープンマインド
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9:48 - 9:52心を開くという準備がないと
こういったことが達成できません -
9:52 - 9:56いつかこういったステージで
このソフトウェア そして我々のコンセプトを -
9:56 - 9:59紹介する日がくるということを夢見て
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9:59 - 10:01それからジュネーヴ大学に渡り
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10:01 - 10:05彼らの開発チームに 菅野氏と一緒に加わることができ
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10:05 - 10:06(ビデオ)
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10:06 - 10:09これは開発者です
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10:09 - 10:11(ビデオ)
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10:11 - 10:13ジュネーヴの教授のオスマン・ラティブ氏
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10:13 - 10:16彼と一緒にこのさらに先の開発をしよう
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10:16 - 10:19という約束をつけました
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10:19 - 10:23そしてこういった教材を作り 世界中に無料で配布し
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10:23 - 10:25さらに今ではこういったタブレット端末で
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10:25 - 10:29簡単に立体画像が誰でも見れるようなシステムを構築したり
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10:29 - 10:33そしてそれを教育として 学生の授業に使ったり
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10:33 - 10:363D画像を手の中で見入ることによって
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10:36 - 10:39彼らは笑顔で楽しみを持って
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10:39 - 10:42学習に勤しむことができるのです
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10:42 - 10:46彼らはディスカッションを始め こんなに楽しい学習はないと
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10:46 - 10:48自主的に始めるんですよね
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10:48 - 10:53これが教育の醍醐味というものだというのを感じました
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10:55 - 10:59更に看護婦さんたちは この立体画像であるからこそ
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10:59 - 11:03簡単に理解ができ
病棟業務という厳しい業務の中でも -
11:03 - 11:07スムーズにこういった業務の進行ができます
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11:07 - 11:09患者さんの説明にも 非常に有用です
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11:09 - 11:13難しい専門用語の並んだ同意書ではなくて
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11:13 - 11:15自分の体を触ってもらう
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11:15 - 11:18例えばこれはドクターヘリです
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11:18 - 11:21厳しい環境でも 患者さんに向き合うことができる
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11:21 - 11:24これはもう既に医療の壁を越えます
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11:24 - 11:27ちょっとしたエレベーター あるいは廊下の搬送時間でも
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11:27 - 11:31医師同士 医療従事者同士が コミュニケーションがとれ
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11:31 - 11:33的確な情報伝達ができます
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11:33 - 11:35(ビデオ)すごい
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11:35 - 11:40(ビデオ)1枚1枚 見るよりいいですよね
部分的に見られるから -
11:40 - 11:43患者さんサイドに立つということが 非常に重要だったんです
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11:43 - 11:45それをこれは成し遂げました
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11:45 - 11:49こういったものは非常に一般の方々に 受け入れられます
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11:50 - 11:53さらにここで一つ問題がありました
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11:53 - 11:57バーチャルリアリティは あくまでバーチャルで平面です
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11:57 - 12:003Dにみてもこれはバーチャルであって
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12:00 - 12:02リアルじゃないんです
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12:02 - 12:06人は直接手で触れて温もりを感じて
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12:06 - 12:09命というものを感じるんです
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12:09 - 12:12子供が小さな頃ものを口に入れるのは
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12:12 - 12:15まず触覚で ものを確かめるためなんです
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12:15 - 12:17こういった原始的な触覚が
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12:17 - 12:20今までの画像診断にはありませんでした
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12:20 - 12:25だったら触覚をつければ良いんです
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12:25 - 12:293Dプリンタという技術を使うと
このオープンソースのソフトウェアならこそ -
12:29 - 12:33臓器が立体コピーできるんです
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12:33 - 12:37二種類の異なる 固い 柔らかい樹脂を
スプレー状に噴射し -
12:37 - 12:41髪の毛の半分の細さずつ 積層していきます
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12:41 - 12:44そうすると様々な臓器 様々な人体が
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12:44 - 12:46立体コピーできるんです
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12:46 - 12:49サイズも等身大 大きく小さく
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12:49 - 12:51自由に変えることができます
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12:51 - 12:55ここで重要なのは
ただ臓器をコピーするだけではないんです -
12:55 - 13:00この出来上がったものには触感 柔らかさがあるので
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13:00 - 13:04命を感じることができるんですね
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13:04 - 13:09これがもし固いものだと 命を感じることはないんです
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13:10 - 13:12手に持つ 自分で自由に触れることによって
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13:12 - 13:16この中に命を吹き込むことができました
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13:16 - 13:19例えばこの臓器の模型を作る際に
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13:19 - 13:23あらかじめ例えばこのような多発する骨盤骨折
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13:24 - 13:27折れてる所を認定するだけではなくて
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13:27 - 13:31正常な方を 未来イメージにデータを作れば
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13:31 - 13:34治療のあと つまり未来が作れるんです
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13:34 - 13:36この未来に対して
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13:36 - 13:39例えばプレートをカスタマイズすれば
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13:39 - 13:43個人個人の違いを 均一化することができるんです
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13:43 - 13:46これがオーダーメイド医療ということになると思います
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13:46 - 13:50さらにこのような多発するガンの症例
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13:50 - 13:54たくさんガンがありすぎて どこをとっていいか分かりません
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13:54 - 13:56画像だけでは難しいところを
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13:56 - 14:01立体画像にし このまま触感を付け加えます
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14:01 - 14:03そうすることによって
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14:03 - 14:06手術の前に既にガンを持ち 臓器を持ち
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14:06 - 14:09柔らかい臓器なので切る練習ができるのです
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14:09 - 14:12人体を練習台にするわけにはいかないんです
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14:13 - 14:17実際にこれを手術室に持ち込むと
一度やった手術を もう一回するので -
14:17 - 14:20外科医は安心して治療が提供できるのです
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14:20 - 14:23こういった簡易で しかも安いシステムは
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14:23 - 14:26どこでも応用が利く という風に考えてます
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14:26 - 14:29特にロボット手術のような最先端医療では
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14:29 - 14:33模型で ロボットの練習をするという新しい展開
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14:33 - 14:35こういったものが可能になるわけですね
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14:35 - 14:39実際私は既に5つの病院で このシステムを導入し
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14:39 - 14:42ロボット手術を行っております
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14:43 - 14:46こういったテクノロジーは特に 健康な人だったり
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14:46 - 14:48医療以外に役立てるべきだと 考えております
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14:48 - 14:50例えば妊婦さん
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14:50 - 14:52不安を抱えた妊婦さんの
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14:52 - 14:54母体を透明 赤ちゃんを白い樹脂で造形し
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14:54 - 14:57へその緒をいれてあげます
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14:57 - 14:59生まれる前に赤ちゃんが抱けるんです
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14:59 - 15:04このお母さんは この子のためなら頑張ろうと言いました
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15:04 - 15:05この模型を持って初めて
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15:05 - 15:09命というものを可視化し 感触化するんです
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15:09 - 15:11このプロジェクトは素晴らしいことに
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15:11 - 15:15ディスカバリーチャンネルに紹介していただいたんです
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15:15 - 15:19これは国境を越えるということなんです
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15:19 - 15:22こうして人と人は温もりを持って
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15:22 - 15:24繋がっていくんだと思います
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15:24 - 15:29ドイツのある会社はこのように
ブログで私を紹介してくれました -
15:29 - 15:33アメリカの企業も一緒に手を取り合って
やろうと言ってくれました -
15:33 - 15:35世界中でこういった展開を今 させていただいてます
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15:35 - 15:38我々は誰でもどこでも使えるように
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15:38 - 15:40インターナショナルなランゲージで
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15:40 - 15:43このOsiriX のハンズオンコースというのをやってます
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15:43 - 15:46世界各地で実際にソフトを触り
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15:46 - 15:50実際に体験していただくという活動をしております
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15:50 - 15:52しかもノンプロフィットで
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15:52 - 15:54これは台湾ですね
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15:54 - 15:58このマニュアルは 開発した本家からも
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15:58 - 16:01本当に偉大な貢献だという風に 評価していただきました
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16:01 - 16:05こうして人は温もりを持って繋がっていくんです
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16:06 - 16:10我々医者は病気を健康まで戻します
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16:10 - 16:14でも健康は本来0であり
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16:14 - 16:17マイナスから0までなんです
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16:17 - 16:20だったら医師は医療の技術と
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16:20 - 16:24医療の知識で健康をさらに引き上げる
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16:24 - 16:26プラスに持っていくべきだという風に考えてます
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16:26 - 16:28これが教育です
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16:28 - 16:31教育に温もりと触感を加えます
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16:31 - 16:34これはまさに次元が一つ加わるので
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16:34 - 16:36世の中の価値観を変える
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16:36 - 16:39これがイノベーションということになるでしょう
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16:39 - 16:44これは例えば中学校 高校の授業でも
もう既に活用させていただき -
16:44 - 16:47特に子供は一発で理解をするんですね
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16:47 - 16:52こうして笑顔というのが
伝搬していくんだと思います -
16:52 - 16:56自分自身を自然にありのままで プレゼントすれば
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16:56 - 16:58思いというのは伝わるんじゃないでしょうか
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16:58 - 16:59どうもありがとうございました
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16:59 - 17:03(拍手)
- Title:
- プレゼンテーション思考 | 杉本真樹 | TEDxSapporoSalon
- Description:
-
プレゼンテーションとはプレゼントだと杉本真樹は言います。学生や看護師の教育、病状の説明にも有用なオープンソースの医療用ソフトウェアOsirix の開発に貢献してきた彼は、3Dプリンタの使用が人間の健康を促進するというアイディアを「プレゼント」の中で提示し、ありのままの自分をプレゼントすることの大切さを伝えます。
- Video Language:
- Japanese
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 17:18
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for プレゼンテーションの思考 | 杉本真樹 | TEDxSapporoSalon | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for プレゼンテーションの思考 | 杉本真樹 | TEDxSapporoSalon | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for プレゼンテーションの思考 | 杉本真樹 | TEDxSapporoSalon | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for プレゼンテーションの思考 | 杉本真樹 | TEDxSapporoSalon | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for プレゼンテーションの思考 | 杉本真樹 | TEDxSapporoSalon | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for プレゼンテーションの思考 | 杉本真樹 | TEDxSapporoSalon | ||
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for プレゼンテーションの思考 | 杉本真樹 | TEDxSapporoSalon | ||
Ayana Ishiyama accepted Japanese subtitles for プレゼンテーションの思考 | 杉本真樹 | TEDxSapporoSalon |