ゴス(ゴート)の歴史を手短に ― ダン・アダムス
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0:09 - 0:12独特な雰囲気のポストパンク・ファンと
古代ゲルマン民族に -
0:12 - 0:15共通点はあるでしょうか?
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0:15 - 0:17たいしてありません
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0:17 - 0:19なのに どちらも「ゴス(ゴート)」と
呼ばれるのはなぜ? -
0:20 - 0:21不思議な偶然の一致?
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0:21 - 0:25それとも 何世紀も時代を隔てながらも
深いつながりが? -
0:26 - 0:28物語は古代ローマから
始まります -
0:28 - 0:32ローマ帝国が拡大するにつれ
その周縁部は -
0:32 - 0:36半遊牧民の襲撃や侵入に
脅かされていました -
0:37 - 0:41とりわけ強大だったのが
ゲルマン民族のゴート人で -
0:41 - 0:442つグループがありました
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0:44 - 0:45西ゴート人と
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0:45 - 0:47東ゴート人です
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0:47 - 0:50ゲルマン民族の一部は
ローマと敵対し続けましたが -
0:50 - 0:55帝国の軍隊に組み込まれた
民族もあります -
0:55 - 0:58ローマ帝国が2つに分裂すると
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0:58 - 1:01国境の警備や
国内の権力争いに -
1:01 - 1:04こうした傭兵が大きな役割を
担うようになりました -
1:04 - 1:095世紀に オドアケルが傭兵を
率いて反乱を起こし -
1:09 - 1:13ローマを占領して
西ローマ皇帝を追放しました -
1:13 - 1:16オドアケルも 続いて権力を握った
東ゴート人のテオドリックも -
1:16 - 1:19表面的には東ローマ皇帝の
権威に服従し -
1:19 - 1:22ローマの伝統を維持しました
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1:22 - 1:26しかし 西ローマ帝国は
二度と復活しませんでした -
1:26 - 1:29その領土は いくつもの
小王国に断片化し -
1:29 - 1:31ゴート人や その他の
ゲルマン民族が支配しました -
1:31 - 1:34彼らは地方の文化に
同化しましたが -
1:34 - 1:37多くの民族の名前は
今も地図上に見られます -
1:38 - 1:40古典古代はこうして終わり
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1:40 - 1:44いわゆる暗黒時代が
始まりました -
1:44 - 1:47ローマの文化が完全に
消え去ることはなかったものの -
1:47 - 1:50その影響は低下し
新しい芸術様式が現れました -
1:50 - 1:54均整やリアリズムよりも
宗教的象徴や -
1:54 - 1:56寓意が重視される様式です
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1:56 - 1:59様式の変化は建築にも及び
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1:59 - 2:04フランスでは1137年に
サン・ドニ大聖堂が造られました -
2:04 - 2:08尖ったアーチや飛梁
大きな窓などが -
2:08 - 2:11建物の骨格と装飾性を
際立たせています -
2:11 - 2:14この構造のため
内部は明るく開放的で -
2:14 - 2:19頑丈な壁や太い柱のある
古典建築とは対照的です -
2:20 - 2:21それから数世紀の間
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2:21 - 2:25これがヨーロッパ中の大聖堂の
モデルになりました -
2:25 - 2:26しかし 流行は移りゆくもの
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2:26 - 2:31イタリア・ルネッサンスでは
古代ギリシャ・ローマが再評価され -
2:31 - 2:37近年の様式は荒削りで
劣ったものと見なされました -
2:37 - 2:401550年に『芸術家列伝』の中で
ジョルジョ・ヴァザーリが -
2:40 - 2:45最初にゴシックという
言葉を使ったのは -
2:45 - 2:48古典文明を破壊した
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2:48 - 2:51蛮族を貶めようという
意図からでした -
2:51 - 2:55ゴシックという名称は定着し
まもなく中世期全体の -
2:55 - 3:00暗さ、迷妄、単純さを
連想させるようになりました -
3:01 - 3:06しかし 時代が移ると
新しさの感覚も変わります -
3:06 - 3:0918世紀の啓蒙主義の時代には
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3:09 - 3:13科学的理性が何よりも
重視されました -
3:13 - 3:17ゲーテやバイロンなど
ロマン主義の著作家はこれに反発し -
3:17 - 3:21古代の自然景観や
謎めいた超自然の力に -
3:21 - 3:24理想化されたビジョンを
追い求めました -
3:24 - 3:28ここでゴシックという言葉が
再び取り上げられ -
3:28 - 3:33ロマン主義の中の陰鬱な文学ジャンルを
指すようになります -
3:33 - 3:36最初に使ったのは
ホレス・ウォルポールで -
3:36 - 3:401764年の小説
『オトラント城奇譚』の -
3:40 - 3:44プロットや全体の雰囲気を
指す言葉としてでした -
3:44 - 3:47この小説に含まれる要素の
多くがジャンルの定番となり -
3:47 - 3:52この種の古典的作品や
数多くの映画を生み出しました -
3:52 - 3:57それ以来 ゴシックの名称は
文学と映画のものでしたが -
3:57 - 4:001970年代になって
新たな音楽シーンが現れます -
4:00 - 4:03ザ・ドアーズやヴェルヴェット
・アンダーグラウンドに影響を受けた -
4:03 - 4:05イギリスのポストパンク・バンド ―
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4:05 - 4:06ジョイ・ディヴィジョン
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4:06 - 4:07バウハウス
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4:07 - 4:08ザ・キュアーなどが
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4:08 - 4:10陰鬱な歌詞や
パンクの耳障りな音を -
4:10 - 4:13ヴィクトリア朝や
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4:13 - 4:15クラシック・ホラーのイメージ
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4:15 - 4:18両性具有的なグラム・ファッションと
結びつけました -
4:18 - 4:221980年代初頭には
音楽雑誌がこうしたバンドを -
4:22 - 4:24ゴシックロックと呼ぶようになって
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4:24 - 4:28薄暗いクラブで演奏されていた
スタイルの音楽が人気を博し -
4:28 - 4:31メジャーレーベルや
MTVに進出していきました -
4:31 - 4:36時にはメディアから 否定的で
画一的な見方をされながらも -
4:36 - 4:41ゴシック音楽とそのファッションは
今もなお地下で根強く支持されています -
4:41 - 4:43また サブジャンルとして
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4:43 - 4:44サイバーゴス
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4:44 - 4:45ゴサビリー
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4:45 - 4:46ゴシックメタル
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4:46 - 4:49スチームパンクなどが
派生しました -
4:49 - 4:51ゴシックという言葉の歴史には
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4:51 - 4:55何千年にもわたる対抗文化の
活動が秘められていて -
4:55 - 4:58蛮族が王になったり
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4:58 - 5:01高い尖塔が重厚な柱に
取って代わったり -
5:01 - 5:05芸術家が闇に美を見出したり
してきました -
5:05 - 5:07どの段階でも
さまざまな革命が起こり -
5:07 - 5:13文明は過去を参照して
現在の姿を変えようとしてきたのです
- Title:
- ゴス(ゴート)の歴史を手短に ― ダン・アダムス
- Speaker:
- Dan Adams
- Description:
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独特な雰囲気のポストパンク・ファンと古代ゲルマン民族に共通点はあるでしょうか? たいしてありません… なのに どちらも「ゴス(ゴート)」と呼ばれるのはなぜ? 不思議な偶然の一致? それとも 何世紀も時代を隔てながらも深いつながりが?
ダン・アダムズが謎を探ります。講師: ダン・アダムズ
アニメーション: Globizco
*このビデオの教材: http://ed.ted.com/lessons/a-brief-history-of-goths-dan-adams - Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TED-Ed
- Duration:
- 05:31
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for A brief history of goths | ||
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for A brief history of goths | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for A brief history of goths | ||
Tomoyuki Suzuki accepted Japanese subtitles for A brief history of goths | ||
Tomoyuki Suzuki edited Japanese subtitles for A brief history of goths | ||
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Yoichi Fukuoka edited Japanese subtitles for A brief history of goths | ||
Yoichi Fukuoka edited Japanese subtitles for A brief history of goths |