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← ステロイドで命を救えるか?―アニーズ・バージ

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Mostrar Revisión6 creada 06/20/2020 por Masaki Yanagishita.

  1. スポーツでの使用で悪名高い
    「ステロイド」は
  2. 吸入剤、 漆かぶれや湿疹を
    治療するクリーム
  3. そして炎症を和らげる注射にも
    含まれています
  4. これらの薬に含まれるステロイドは
    筋肉を作るためのものとは異なります
  5. 実は それらは全て もうひとつ別の
    ステロイドが基になっています ―
  6. それは 私たちの体内で自然に生成され
    生きるために欠かせないものです
  7. 客観的に考えてみると
    非常に多くの異なるステロイドがあるのは

  8. この用語が
    共通の身体への効果を有する物質ではなく
  9. 共通の分子構造を有する物質を
    指すためです
  10. ステロイドには 天然のものと
    合成のものがありますが
  11. 分子構造は
    全てのステロイドに共通しており
  12. 3つの6員環と1つの5員環に配置された
    17個の炭素原子から成る
  13. 4環構造を基本とします
  14. ステロイドであるためには
    分子は必ずこの配置でなければなりません
  15. しかし 多くの分子は側鎖を持ち
  16. 追加の原子が 分子の機能に
    劇的な影響を及ぼし得ます
  17. ステロイドという名前は
    脂質分子のコレステロールに由来しています
  18. 実際 私たちの身体は
    コレステロールからステロイドを作ります
  19. 脂質であるコレステロールが
    基となっているということは

  20. ステロイドが 脂質を含む細胞膜を越えて
    細胞の中に入れるということです
  21. 細胞内では ステロイドが
    遺伝子発現やタンパク質合成に
  22. 直接 影響を与えます
  23. 多くの他の種類のシグナル分子は
  24. 細胞膜を透過できず
  25. 効果を発揮するためには 細胞の外から
    より複雑な経路を介す必要があるという点で
  26. ステロイドとは異なります
  27. ステロイドが 他の分子よりも
    早く効果を発揮できるのはこのためです
  28. さて 抗炎症薬としてのステロイドの話に
    戻りましょう

  29. これらは全て「コルチゾール」という
    天然のステロイドが基になっています
  30. コルチゾールは
    身体の主要なストレス信号で
  31. 非常に幅広い機能を持ちます
  32. 私たちは ストレス要因を経験すると ―
  33. つまり 友人と喧嘩したり
    クマを発見したり
  34. 感染症や低血糖になると ―
  35. 脳は 視床下部から脳下垂体に
    信号を送ることで反応します
  36. 更に 脳下垂体は副腎に
    信号を送ります
  37. 副腎は コルチゾールを産生し
    常にいくらか放出していますが
  38. 下垂体から信号を受け取ると
  39. コルチゾールを大量に放出し
  40. エネルギーのためのブドウ糖を
    より多く生成するよう 身体を駆り立てます
  41. そして 生存にすぐには関係のない
    消化のような機能を低下させ
  42. 「闘争・逃走・凍結」反応を
    起こします
  43. これは短期的には有益ですが
    長く続くと 不眠症や気分の低下といった
  44. 望ましくない副作用を
    引き起こす可能性があります
  45. また コルチゾールは
    免疫系と複雑に相互作用します ―
  46. 状況に応じて
  47. 特定の免疫機能を
    高めたり低下させたりするのです
  48. 感染症と戦う過程では
  49. 免疫系が炎症を引き起こすことが
    よくあります
  50. コルチゾールは
    免疫系が炎症を引き起こすのを抑制し
  51. このこともまた
    短期的には有益ですが
  52. コルチゾールが多すぎると
    骨髄やリンパ節の再生といった
  53. 免疫系の機能を低下させるなど
    悪影響を及ぼしかねません
  54. コルチゾールレベルの高い状態が
    長く続かないようにするために
  55. コルチゾールは 副腎がより多くの
    コルチゾールを放出させる信号を抑制します
  56. コルチゾールは 副腎がより多くの
    コルチゾールを放出させる信号を抑制します
  57. 副腎皮質ステロイド薬は
    コルチゾールの免疫系への影響に作用し

  58. アレルギー反応や発疹
    喘息と戦います
  59. これらは全て炎症の一形態です
  60. 合成ステロイドには 共通の基本メカニズムを
    持つものがたくさんあります ―
  61. 体内のコルチゾール作用に追加して
  62. 炎症を引き起こす過剰免疫反応を
    停止します
  63. 炎症を引き起こす過剰免疫反応を
    停止します
  64. これらの副腎皮質ステロイドは
    細胞内に潜り込み
  65. 炎症シグナルの遺伝子発現を抑制して
    「火災報知器」をオフにできます
  66. 吸入剤やクリームに含まれるステロイドは
    皮膚や肺など

  67. 罹患臓器にだけ影響を与えます
  68. 静脈内投与や経口投与のステロイドは
    SLEや炎症性腸疾患などの
  69. 慢性的な自己免疫疾患の治療に使用され
    全身に影響を与えます
  70. これらの病気では 身体の免疫系が
    自分の細胞を攻撃しており
  71. これは 繰り返す喘息発作や発疹と
    類似したプロセスとなっています
  72. 低用量のステロイドを
    継続的に投与すれば
  73. この逸脱した免疫反応を
    制御し続けることができます
  74. しかし 長期間の投与を行うと
  75. 心理的・生理的な悪影響の恐れがあり
  76. 緊急時や再発に備えて
    高用量のステロイドは留保されます
  77. 喘息発作、漆かぶれによる発疹
    炎症性腸疾患は

  78. 一見 何の関係もないようですが
    全てに共通していることがあります
  79. それは 有害無益な免疫反応だ
    ということです
  80. 副腎皮質ステロイドは
    巨大な筋肉を作れませんが
  81. 自分の身体に対する
    最高の防御にはなり得るのです