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心のレジリエンスを高めるための3つの秘訣

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    はじめに いくつか質問をさせてください
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    この中で 最愛の人をなくしたことがある方
  • 0:10 - 0:12
    失恋をしたことがある方
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    離婚で苦しんだことがある方
  • 0:15 - 0:18
    または 不倫の被害を被ったことがある方
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    どうぞお立ちください
  • 0:20 - 0:24
    立つことが難しい方は
    手をお上げください
  • 0:24 - 0:26
    そのまま お立ちください
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    または そのまま 手を上げたままで
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    自然災害を生き延びた
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    いじめにあった
    または 失業したことがある方
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    お立ちください
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    流産をしたことがある
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    中絶をしたことがある
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    または 不妊で悩んだことがある方
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    お立ちください
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    最後に あなたか愛する人の
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    心の病や痴呆
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    何らかの身体障害
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    自殺に対処する必要があった方
  • 0:55 - 0:57
    どうぞお立ちください
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    見回してみてください
  • 0:59 - 1:04
    逆境は分けへだてしません
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    私たちは 生きている限り
  • 1:06 - 1:10
    将来 困難な時期を迎えることもあるでしょう
  • 1:10 - 1:13
    あるいはすでに迎えたことがあるでしょう
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    皆さん ありがとうございます
    お座りください
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    私は10年前に
    フィラデルフィアのペンシルバニア大学で
  • 1:23 - 1:26
    レジリエンス(心の回復力)について
    研究を始めました
  • 1:26 - 1:28
    そこで 素晴らしい時間を過ごしました
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    ちょうどそのとき指導教官が
    ある契約を結びました
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    110万人のアメリカ兵が
    彼らの身体的な健康と同様に
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    心の健康を維持できるよう訓練をする
    プロジェクトです
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    ご想像のとおり
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    アフガニスタンから帰還する
    アメリカ人の新兵訓練担当ほど
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    最も懐疑的で洞察力がある聴衆は
    他にいません
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    私のように
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    アカデミアでの科学的発見の中から
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    最良の内容を選び
    人々の実生活に役立てることを
  • 2:01 - 2:04
    人生の大きな目標としている者にとって
  • 2:04 - 2:07
    非常に刺激される素晴らしい場所でした
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    アメリカでの研究を終え
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    故郷である ここクライストチャーチに
    戻ってきました
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    博士課程の研究を始めるためです
  • 2:15 - 2:18
    地震がクライストチャーチを襲ったときには
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    その研究を始めたところでした
  • 2:21 - 2:23
    そこで 私は研究を一旦中断して
  • 2:23 - 2:26
    地震後の大変な時期の
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    地域のコミュニティを
    支援する活動を始めました
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    いろいろな団体と共に活動しました
  • 2:33 - 2:37
    政府機関や建築会社
  • 2:37 - 2:38
    また多様な地域グループなどです
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    レジリエンスを高めるために
    どう考え 行動するべきか
  • 2:42 - 2:45
    その方法を指導したのです
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    それは私の使命だと思いました
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    今こそ これまでの私の研究を
    活かせるときだと
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    けれど 残念ながら 私は間違っていました
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    その本当の試練が訪れたのが
    2014年でした
  • 3:01 - 3:03
    女王の誕生日の週末
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    私達家族は 友達の2家族と一緒に
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    オハウ湖でトレイルのサイクリングを
    することにしました
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    出発の直前になって
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    私の12歳の愛娘 アビは
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    親友で同じく12歳のエラと
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    私の大親友である母親のサリーの車に
    乗って行くことにしました
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    途中 ラカイアを過ぎて
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    トンプソンズトラックを走っているときに
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    一時停止のサインを無視した
    車が突っ込んできて
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    衝突し
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    3人は即死しました
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    一瞬にして
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    自分がこれまでと全く反対の立場に
    立たされてしまったのです
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    全く違う自分が呼び起こされました
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    レジリエンスの専門家ではなく
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    突然 一人の
    悲嘆にくれる母親になったのです
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    自分が一体誰なのか
    理解できず目覚め
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    信じられない知らせに頭を抱えこみ
  • 4:00 - 4:03
    私の世界は粉々に打ち砕かれました
  • 4:03 - 4:07
    突然 専門家の様々なアドバイスを
    受け取る側になったのです
  • 4:07 - 4:09
    けれども 実際のところ
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    アドバイスなんて一言たりとも
    聞きたくありませんでした
  • 4:12 - 4:15
    アビが亡くなってからの日々
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    私達は家族離別の
    予備軍だと言われました
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    離婚するかもしれない
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    心の病になる危険性が高い
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    こう思いました
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    「まあ ご親切にどうも
    でも 私の人生はすでに ドン底なのよ」
  • 4:30 - 4:32
    (笑)
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    悲嘆の5段階について
    パンフレットにこんな説明があります
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    怒り 取引 否認 抑うつ 受容
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    遺族サポートの人がうちに来て
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    悲しみを忘れるには これから5年ほど
    かかるかもしれないと言いました
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    パンフレットや支援活動が
    善意に基づくものだとはわかっています
  • 4:51 - 4:53
    しかし それらのアドバイスは全て
  • 4:53 - 4:57
    かえって 私達の被害者意識を
    強めてしまったのです
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    これからの行く先が
    とてつもなく大きく立ちはだかり
  • 4:59 - 5:05
    悲しみを乗り越える力を
    振り絞ることもできませんでした
  • 5:05 - 5:09
    どんなに酷い状態なのかなんて
    わざわざ 聞く必要はないのです
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    本当です 私自身
    本当に酷い状況にいることはわかっていました
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    私が一番望んでいたもの
    それは希望でした
  • 5:17 - 5:21
    苦悩や痛みや切なる望みを
    やり過ごすために
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    旅が必要だったのです
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    とりわけ
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    自分の悲しみの過程の中で
    積極的な参加者でありたかったのです
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    そこで 彼らのアドバイスを
    聞かないことにしました
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    そのかわり 自分が
    実験台にでもなってみようかと考えました
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    今まで 私は研究をしてきて
    その手段もありました
  • 5:41 - 5:44
    途方もなく大きな山を目の前にして
  • 5:44 - 5:48
    それが 自分にどのくらい役に立つのか
    知りたくなったのです
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    実は ここで告白することがあります
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    実際にこの実験がうまくいくか
    確信がありませんでした
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    子どもと死別することは
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    最も乗り越えることが難しい
    喪失であると広く認知されています
  • 6:02 - 6:05
    けれど それから5年経った今
    お伝えしたいのは
  • 6:05 - 6:08
    それは 研究から もうすでに
    わかっていたことなのですが
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    逆境から立ち上がることは
    可能だということ
  • 6:11 - 6:14
    そして そのために
    有効な方法はあるということ
  • 6:14 - 6:16
    つまり
  • 6:16 - 6:21
    然るべき考え方をし
    行動をとることによって
  • 6:21 - 6:26
    辛い時期をしのぎ切ることは
    絶対に 可能だということです
  • 6:26 - 6:30
    この分野の研究は
    膨大に存在します
  • 6:30 - 6:34
    今日 私は皆さんにレジリエンスを高めるための
    3つの方法をお伝えしたいと思います
  • 6:34 - 6:38
    それは 効果的で
    私の心の拠り所となり
  • 6:38 - 6:40
    私をどん底から救いだした方法です
  • 6:40 - 6:44
    この3つの方法は私のすべての仕事の
    下支えになっています
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    そして 誰にでもすぐに 簡単にできます
  • 6:47 - 6:49
    誰でも学ぶことが可能です
  • 6:49 - 6:52
    今日ここで 学ぶことができるのです
  • 6:52 - 6:54
    さて 1つ目の方法は
  • 6:54 - 6:58
    レジリエンスの高い人たちは
    悪いことが起こることを知っています
  • 6:58 - 7:02
    苦難は人生の一部であることを
    わかっています
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    しかし 喜んで受け入れるわけではありません
  • 7:04 - 7:06
    幻想を抱いていないのです
  • 7:06 - 7:09
    ただ 厳しい現実に直面したときに
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    どうやら この人たちは
  • 7:11 - 7:16
    苦悩はあらゆる人間にとって存在の一部だと
    わかっているようです
  • 7:16 - 7:20
    こう考えていると
    不幸が起こったときに
  • 7:20 - 7:23
    不公平だと考えずにすむのです
  • 7:23 - 7:25
    私はただの一度も
    こう思ったことはありません
  • 7:25 - 7:27
    「なぜ私が?」
  • 7:27 - 7:28
    反対にこう思ったのです
  • 7:28 - 7:30
    「なぜ私ではなかったのだろう?」
  • 7:30 - 7:32
    あらゆる不幸が起こります
  • 7:32 - 7:34
    けれど それは自分だけではありません
  • 7:34 - 7:35
    自分自身の人生です
  • 7:35 - 7:38
    ここが 溺れるか 泳ぐかの
    瀬戸際です
  • 7:38 - 7:40
    本当の悲劇は
  • 7:40 - 7:43
    多くの人がこの事実を
    もはや 知らないということです
  • 7:43 - 7:45
    私達は
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    まるで 完璧な人生を送ることが
    保証され
  • 7:47 - 7:50
    インスタグラムの眩しく幸せな写真が
    普通の時代に生きているかのようです
  • 7:50 - 7:52
    けれど ほんとうのところ
  • 7:52 - 7:56
    トークの初めに
    みなさんに見せてもらったように
  • 7:56 - 8:00
    まったくそうではないのが
    真の実態です
  • 8:00 - 8:02
    2つ目に
  • 8:02 - 8:04
    レジリエンスの高い人たちは
  • 8:05 - 8:12
    どこに自分の意識を向けるか
    しっかり考えて選びます
  • 8:13 - 8:17
    現実的に状況を把握し
  • 8:17 - 8:21
    そして 一般的に
    自分が変えられることに注意を絞り
  • 8:21 - 8:27
    変えられないことは
    受け入れるようにしていきます
  • 8:27 - 8:34
    これはレジリエンスを高めるために
    とても大切なスキルで 学習可能です
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    私達 人間は
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    脅威や欠点に気づくことがとても得意です
  • 8:41 - 8:45
    ネガティブなことに反応するよう
    プログラムされているのです
  • 8:45 - 8:48
    悪いことに気づくことが
    あまりにも得意なのです
  • 8:48 - 8:53
    否定的な感情は
    マジックテープのように簡単に着きますが
  • 8:53 - 8:58
    前向きな感情や経験は
    テフロンのように弾かれてしまいます
  • 8:58 - 9:02
    このように私達がプログラムされているのは
  • 9:02 - 9:06
    人類の進化という観点からすれば
    実際 とても好都合で有用でした
  • 9:06 - 9:08
    例えば 私が石器時代の人間だとします
  • 9:08 - 9:10
    朝 洞窟から出ようと左右を眺めると
  • 9:10 - 9:12
    片側には サーベルタイガーがいます
  • 9:12 - 9:15
    そして反対側には美しい虹が見えます
  • 9:15 - 9:20
    その虎に気づくことは
    生き延びるためには 大事なことです
  • 9:20 - 9:21
    問題なのは
  • 9:21 - 9:25
    現在 私達は 一日中
    継続的に脅威に晒される時代に
  • 9:25 - 9:28
    生きているということです
  • 9:28 - 9:33
    そして 脳は残念ながら
    まるで全てが虎であるかのように
  • 9:33 - 9:36
    その脅威の一つ一つに反応するのです
  • 9:36 - 9:39
    危険に対する警戒とストレス反応は
  • 9:39 - 9:43
    高い状態に維持されています
  • 9:43 - 9:46
    レジリエンスが高い人は否定的なことを
    減らすわけではなく
  • 9:46 - 9:49
    なんとか 良いことの方に
  • 9:49 - 9:53
    気持ちを切り替えていきます
  • 9:54 - 9:58
    ある日 私は 猜疑心に
    飲み込まれそうでした
  • 9:58 - 9:59
    そのとき こう思ったのを
    はっきりと覚えています
  • 9:59 - 10:05
    「だめだ こんなことに飲み込まれてはだめだ
  • 10:05 - 10:06
    生きていかなければいけない
  • 10:06 - 10:09
    生きる目的はたくさんあるのだ
  • 10:09 - 10:12
    死ではなく
    生きることを選ぼう
  • 10:12 - 10:15
    失ってしまったもののために
  • 10:15 - 10:17
    今持っているものを
    失ってはいけない」
  • 10:17 - 10:20
    心理学では
    これを有益性の発見といいます
  • 10:20 - 10:21
    自分の素晴らしい新世界の中で
  • 10:21 - 10:25
    感謝できることを
    なんとか探し出そうとすることです
  • 10:25 - 10:27
    少なくとも 私の小さな娘は
  • 10:27 - 10:31
    長期間のつらい闘病の末に
    亡くなったのではありません
  • 10:31 - 10:33
    突然 即死したので
  • 10:33 - 10:37
    誰も 長く苦しむことは
    ありませんでした
  • 10:37 - 10:41
    この困難を乗り切るため
    私達は 家族や友達から
  • 10:41 - 10:42
    非常に多くの
    社会的サポートを受けました
  • 10:42 - 10:44
    そして 何より
  • 10:44 - 10:47
    私達は 愛する二人の息子のために
    生きなければなりません
  • 10:47 - 10:49
    二人は今私達を必要としているのです
  • 10:49 - 10:55
    できるだけ 普通の生活を
    与えなければいけないのです
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    意識の焦点を肯定的なことに
    変えることは
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    とても効果のある方法であることが
  • 11:01 - 11:05
    科学的に証明されています
  • 11:05 - 11:10
    2005年に マーティン・セリグマンたちは
    ある実験を行いました
  • 11:10 - 11:15
    被験者にあることを指示しました
    それは ただ一つ
  • 11:15 - 11:19
    毎日 その日に起こった良いことを
    3つ思い浮かべるというものです
  • 11:19 - 11:23
    6ヶ月をかけた研究によって
    何がわかったかというと
  • 11:23 - 11:26
    参加者は感謝の気持ちが高まり
  • 11:26 - 11:28
    さらに 幸福感が高まり
  • 11:28 - 11:33
    気分の落ち込みはより少なくなるというのが
    6ヶ月を通じた効果でした
  • 11:33 - 11:35
    悲しい出来事を
    経験するとき
  • 11:35 - 11:37
    感謝の気持ちを持つことを
    忘れないようにする
  • 11:37 - 11:40
    あるいは 自分にそうすることを
    許すことが必要かもしれません
  • 11:40 - 11:43
    うちのキッチンには
    明るいネオンピンクのポスターがあります
  • 11:43 - 11:47
    それは 良いことを「認める」ことを
    思い出させてくれるのです
  • 11:47 - 11:49
    アメリカ軍では
  • 11:49 - 11:51
    少し違った捉え方をしました
  • 11:51 - 11:55
    兵士たちは 良いことを探すようにと
    言われます
  • 11:55 - 11:57
    自分に合う言葉を探し
  • 11:57 - 11:58
    何をするにしても
  • 11:58 - 12:02
    意識的に 慎重に 継続的に
    自分の世界の中のいい事柄に
  • 12:02 - 12:06
    気持ちを向けて行くのです
  • 12:06 - 12:08
    さて 3つ目です
  • 12:08 - 12:10
    レジリエンスが高い人はこう自問します
  • 12:10 - 12:13
    「今していることは 自分を
    助けているか 傷つけているか?」
  • 12:13 - 12:17
    これは良いセラピーで
    よく使われる質問です
  • 12:17 - 12:20
    そして 非常に効果的です
  • 12:20 - 12:23
    これは 私が頼りにした質問でした
  • 12:23 - 12:25
    娘が亡くなってからの日々
  • 12:25 - 12:29
    私は何度も何度も自問しました
  • 12:29 - 12:32
    「裁判に行って
    あのドライバーに会うべきだろうか?
  • 12:32 - 12:35
    それは私の役に立つのか
    苦しむことになるか どちらだろう」
  • 12:35 - 12:37
    答えははっきりしていました
  • 12:37 - 12:39
    私は行かないことにしました
  • 12:39 - 12:41
    けれども 夫のトレバーは
    後になって
  • 12:41 - 12:43
    ドライバーに会うことにしました
  • 12:43 - 12:48
    夜遅く 時々 昔のアビの写真を
    何枚も引っ張り出してきて
  • 12:48 - 12:50
    ますます 悲しみに陥ることもあります
  • 12:50 - 12:52
    自分にこう聞きます
  • 12:52 - 12:55
    「良いの?これは自分の役に立っているか
    苦しんでいるか どちら?
  • 12:56 - 12:57
    さあ 写真を片付けて
  • 12:57 - 12:59
    もう今晩は 休んで
  • 12:59 - 13:01
    自分に優しくしてね」
  • 13:02 - 13:06
    この質問はあらゆる状況に
    応用することができます
  • 13:06 - 13:08
    努力に対する考え方や行動が
  • 13:08 - 13:11
    自分を助けているのか
    苦しませているのか自問します
  • 13:11 - 13:13
    昇進を目指したり
  • 13:13 - 13:14
    試験に通るため頑張ったり
  • 13:14 - 13:17
    心臓発作から回復を目指す努力も
    あります
  • 13:17 - 13:20
    このように あらゆる状況が
    考えられます
  • 13:20 - 13:22
    レジリエンスについて
    いろいろ書いた中で
  • 13:22 - 13:25
    長い間 最も好評を得ているのが
  • 13:25 - 13:28
    特に この方法です
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    各地の人々から
    多くの手紙やメールをもらいます
  • 13:30 - 13:32
    それにはこう書かれています
  • 13:32 - 13:35
    この方法がその人達の人生に
    非常に大きなインパクトを与えたと
  • 13:35 - 13:39
    例えば 過去のクリスマスでの
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    親戚の罪や諍いを許せるか
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    または ただソーシャルメディアで
    荒らしをすることは正しいことか
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    本当にもう一杯のワインが必要か
  • 13:48 - 13:52
    自問するか などです
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    自分のしていること
    考えていること
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    振る舞いが
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    自分を助けているのか
    苦しめているのかを考えることで
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    自分で進路を選べるようになります
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    つまり 自分の意思決定を多少なりとも
    コントロールできるようになるのです
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    3つの方法
  • 14:13 - 14:14
    とても簡単です
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    私達 誰もが簡単に実践できます
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    いつでも どこでも
  • 14:20 - 14:24
    込み入った理論は必要ありません
  • 14:24 - 14:27
    レジリエンスというものは
    常に一定の特性ではありません
  • 14:27 - 14:28
    捉えどころのないものでも
  • 14:28 - 14:31
    ある人とない人に分かれるものでも
    ありません
  • 14:32 - 14:37
    実際に 普通の手順に従うだけで
    獲得できます
  • 14:37 - 14:41
    必要なのは やってみようという意欲だけです
  • 14:41 - 14:43
    私達は生きていると
  • 14:43 - 14:45
    誰でも 人生の岐路に
    立つときがあります
  • 14:45 - 14:47
    うまく進んでいると思っていた
    人生行路が
  • 14:48 - 14:54
    予想もしない悪い方向へ
    それていってしまうことがあります
  • 14:54 - 14:57
    そう願わなくてもです
  • 14:57 - 14:59
    それが私に起こりました
  • 14:59 - 15:02
    予想以上に辛い出来事でした
  • 15:02 - 15:07
    もし みなさんが
    「この状況から抜け出せるわけがない」
  • 15:07 - 15:10
    そう思うときがきたら
  • 15:10 - 15:13
    ご紹介した方法をぜひ試してみて
  • 15:13 - 15:16
    そして もう一度
    考え直してほしいのです
  • 15:17 - 15:22
    これが簡単な方法だとはいいません
  • 15:22 - 15:26
    そして この方法で 苦痛が
    すべて消えるわけではありません
  • 15:26 - 15:30
    けれど この5年間で
    何か学んだことがあるとしたら
  • 15:30 - 15:34
    この考え方は
    非常に役に立つものだということです
  • 15:34 - 15:36
    そして 何より
  • 15:36 - 15:40
    悲しみながら
    生きることは可能であることを
  • 15:40 - 15:44
    明らかにしてくれました
  • 15:44 - 15:48
    そして そのことに
    私は いつも感謝しています
  • 15:48 - 15:49
    ありがとう
  • 15:49 - 15:52
    (拍手)
Title:
心のレジリエンスを高めるための3つの秘訣
Speaker:
ルーシー・ホーン
Description:

誰もが喪失を経験します。しかし、その後の辛い時期をどう切り抜けたら良いのでしょう?レジリエンス(心の回復力)研究者、ルーシー・ホーンが紹介するのは、レジリエンスを高めるための、苦労の末に獲得した3つの秘訣です。逆境に立ち向かう不屈の精神を育み、苦難を乗り越え、何が起ころうと勇気と感謝の気持ちで受け止めるための方法です。

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDTalks
Duration:
16:05
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for 3 secrets of resilient people
Natsuhiko Mizutani accepted Japanese subtitles for 3 secrets of resilient people
Chie Noda edited Japanese subtitles for 3 secrets of resilient people
Natsuhiko Mizutani declined Japanese subtitles for 3 secrets of resilient people
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for 3 secrets of resilient people
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