ナノメディスン(ナノ医薬):ナノバイオテクノロジー vs がん/マーク・E・デイビス/TEDxCaltech
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0:06 - 0:07こんばんは
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0:07 - 0:08(拍手)
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0:08 - 0:11ナノテクノロジーの新分野
について話したいと思います -
0:11 - 0:14ナノメディスン(ナノ医薬)です
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0:14 - 0:15これはナノテクノロジーが
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0:15 - 0:19可能にする有望で新たな
バイオテクノロジーの分野です -
0:20 - 0:22このスライドでわかるように
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0:22 - 0:24過去数十年に
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0:24 - 0:26心臓病による死亡は激減しました
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0:26 - 0:28これは良い報告です
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0:28 - 0:31しかしがんに関しては
残念ながら同じことは言えません -
0:31 - 0:32今日
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0:32 - 0:38がんは85歳以下のアメリカ人の
死因の第1位です -
0:38 - 0:41皆さんもご想像の通りこれは
アメリカだけの問題ではなく -
0:41 - 0:43世界的な問題です
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0:43 - 0:46このデータによるとがんによる死亡率は
結核 マラリア エイズ -
0:46 - 0:51全部を合わせたものよりも高いです
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0:51 - 0:55あいにく 将来 この率は
増加すると予想されます -
0:55 - 1:00がんは社会に莫大な経済的負担を
強いています -
1:00 - 1:04若年死亡による
労働力の損失だけでなく -
1:04 - 1:06急速に高騰する治療費は
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1:06 - 1:10世界中のがん患者を治療する必要のある現在
もはや継続可能ではありません -
1:10 - 1:13世界中のがん患者を治療する必要のある現在
もはや継続可能ではありません -
1:14 - 1:16もちろん皆さんもご存知のように
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1:16 - 1:19現在のがん治療では多くの患者は
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1:19 - 1:22治療中 そして治療後でさえ
不快な症状や機能低下など -
1:22 - 1:25QOL(生活の質)の低下に悩まされます
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1:25 - 1:30だから効果的かつ低コストで
患者の高いQOLを保つ -
1:30 - 1:33新しいがん治療薬開発の
必要性があるのです -
1:33 - 1:36新しいがん治療薬開発の
必要性があるのです -
1:36 - 1:39これらを解決するため私達は
毎日研究に励むのです -
1:39 - 1:42起床し 研究室に行き
病院に行き -
1:42 - 1:46これらの問題に対処する方法を
思考錯誤するのです -
1:46 - 1:49真剣に死亡率を
減少させようとするなら -
1:49 - 1:52転移性疾患の治療を
しなければなりません -
1:52 - 1:56つまり複数の腫瘍が
全身に存在する場合 -
1:56 - 2:00治療が全身同時に行われることが
必要だということです -
2:00 - 2:02これを全身治療と言います
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2:03 - 2:04それではナノメディスンとは
何でしょうか? -
2:04 - 2:08これらは治療効果のある
微粒子で -
2:08 - 2:09現在のがん治療法を変革することが
期待されます -
2:09 - 2:13現在のがん治療法を変革することが
期待されます -
2:13 - 2:16アメリカ国立がん研究所
(National Cancer Institute)は -
2:16 - 2:19これらの微粒子の大きさを
1から100ナノメートルとし -
2:19 - 2:22治療効果のある物質と
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2:22 - 2:25ポリマーのような輸送分子の
複合体と定義します -
2:25 - 2:28ではなぜ大きさが 重要なのでしょうか
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2:28 - 2:30これは真のナノテクノロジーです
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2:30 - 2:32これらの粒子は小さいです
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2:32 - 2:35100ナノメートルの微粒子が
サッカーボールだとすると -
2:35 - 2:39サッカーボールは
地球の大きさに等しくなります -
2:39 - 2:43この非常に小さな粒子を
患者の血液内に注入すると -
2:43 - 2:45血流に乗って
全身を循環します -
2:46 - 2:49興味深いことに
このナノテクノロジーは -
2:49 - 2:531ナノメートル以下の
抗がん剤に比べると -
2:53 - 2:55実際には大きいのです
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2:55 - 2:58抗がん剤が
サッカーボールだとすると -
2:58 - 3:01ナノ粒子はグッドイヤーの飛行船と
同じ大きさになります -
3:01 - 3:03これはとても大きなモノです
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3:03 - 3:07だからナノ粒子は体の特定の
部分へは入れません -
3:08 - 3:10また ナノ粒子は大量の薬物を
運搬できます -
3:10 - 3:14この飛行船にサッカーボールを
いくつ入れられるか -
3:14 - 3:18そして他の複数の機能を
付加できるか想像して下さい -
3:19 - 3:21過去10年程 私のグループと
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3:21 - 3:23他の世界中の研究者は
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3:23 - 3:27固形腫瘍を持つ患者を治療するための
多機能なシステムを -
3:27 - 3:30設計し操作する方法を
開発しようとしました -
3:30 - 3:34この分野は約50プラスマイナス
20ナノメートルほどの大きさの粒子に -
3:34 - 3:36注目しています
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3:36 - 3:3950ナノメートルを
グッドイヤーの飛行船の半分と -
3:39 - 3:41想像してください
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3:41 - 3:46ここにこれらのタイプの微粒子を
説明する2つの図解があります -
3:46 - 3:50そのサイズと表面 そして
微粒子にどんな機能を付加できるかの -
3:50 - 3:53設計に取り組んでいます
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3:53 - 3:55理由は次の通りです
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3:55 - 3:581つのパネルは良く見えません
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3:58 - 4:01これらの微粒子を患者に投与すると
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4:01 - 4:03それは血流に乗って
全身に行き渡ります -
4:03 - 4:08抗がん剤なら入り込める特定の部位に
微粒子は侵入できません -
4:08 - 4:10例えば健康な組織です
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4:10 - 4:13抗がん剤は 骨髄にまで達します
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4:13 - 4:16骨髄は免疫系の細胞を作り
抗がん剤はそれらの細胞を殺します -
4:16 - 4:19そして髪の毛に含まれる分子も阻害し
脱毛します -
4:19 - 4:21ナノ粒子はそこまでたどり着けません
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4:21 - 4:26従ってナノ粒子は
抗がん剤よりもずっと安全なのです -
4:26 - 4:29一方 腫瘍は新たな血管を伸ばしますが
これらの血管は未完成なので -
4:29 - 4:34ナノ粒子はこれらの部位に
到達できます -
4:34 - 4:37ですから 私達はナノ粒子の表面を
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4:37 - 4:40がん細胞の表面分子と優先的に
相互作用する分子で修飾し -
4:40 - 4:44がん細胞がこれらの粒子を
細胞内部に -
4:44 - 4:47取り込むように促します
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4:47 - 4:50カリフォルニア工科大学では
「賢い」粒子を作ろうと試みています -
4:50 - 4:52化学センサーを取り付ければ
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4:52 - 4:54「OK 今細胞内にいて
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4:54 - 4:57治療用搭載物を放出します」
となるのです -
4:57 - 5:01放出後 抜け殻になった粒子は
分解してさらに小さくなり -
5:01 - 5:04尿中に排出されるよう設計されます
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5:04 - 5:07ですから粒子の残骸は
全く残りません -
5:08 - 5:14正常な細胞は増殖 分裂
死滅と順序正しく経緯します -
5:14 - 5:17これらの過程のスイッチを
onやoffにすることで調節する -
5:17 - 5:19沢山の制御システムがあります
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5:19 - 5:22がんではこれらのいくつかが変化し
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5:22 - 5:23例をあげると
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5:23 - 5:26細胞を増殖 分裂させる経路が
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5:26 - 5:28永続的にonになることがあります
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5:28 - 5:32最低限の副作用で効果的に
治療したいなら -
5:32 - 5:36これらの異常な部分だけを
攻撃したいわけです -
5:36 - 5:40それを可能にするかもしれない
新しいバイオテクノロジーがあります -
5:40 - 5:44「RNA干渉」と呼ばれます これは
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5:44 - 5:502本鎖RNA つまり2本のRNA鎖が
一緒になったものを使って -
5:50 - 5:52遺伝子発現を抑制する方法です
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5:52 - 5:54クレイグ・メローと
アンディー・ファイアーが -
5:54 - 5:582本鎖RNAが線虫で
どう機能するかを解明し -
5:58 - 6:012006年にノーベル生理学賞を受賞しました
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6:01 - 6:04アンディーが受賞スピーチで
こう言いました -
6:04 - 6:08「腫瘍がそれ自体の増大の原因となる
遺伝子を持っていたら -
6:08 - 6:11その患者はどうなるでしょう?
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6:11 - 6:14このような小さなRNAを
患者に与えることで -
6:14 - 6:17腫瘍の増殖を抑えることは
できないだろうか? -
6:18 - 6:20このRNAを標的に
到達させることができれば -
6:20 - 6:22とてもクールな治療薬となりえます」
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6:22 - 6:24「クールな治療法」という
言い方がいいですね -
6:24 - 6:26運搬方法が大きな問題です
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6:26 - 6:29これらのRNAを標的に到達させ
正しく機能させるにはどうすればいいか -
6:29 - 6:321、2年ほど前
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6:32 - 6:34同僚と私が 初めて
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6:34 - 6:37線虫での発見がヒトにも
応用できることを証明しました -
6:37 - 6:40これは大変有意義な応用です
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6:40 - 6:41つい去年
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6:41 - 6:44RNA干渉を患者に応用できることを
証明できましたので -
6:44 - 6:47ここでいくつかのポイントを
説明します -
6:47 - 6:50このテクノロジーで
大変興味深いのは -
6:50 - 6:54タンパク質濃度を標的とした
多くの薬品とは異なることです -
6:54 - 6:56タンパク質には多くの機能があります
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6:56 - 6:59だから薬品も多くの異なる作用を
持たないといけません -
6:59 - 7:02タンパク質の機能には
攻撃できないものも多くあります -
7:02 - 7:04これらを「投薬不可能な標的」 と呼びます
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7:05 - 7:09RNA干渉は
メッセンジャーRNAを攻撃するので -
7:09 - 7:12メッセンジャーRNAの塩基配列を
変えるだけで良いのです -
7:12 - 7:16どのメッセンジャーRNAを
攻撃、除去することも可能です -
7:16 - 7:19従って 2本鎖RNAの
塩基を変えるだけの技術で -
7:19 - 7:22どの遺伝子も「薬物治療可能」となるのです
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7:23 - 7:24同僚と私は
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7:24 - 7:28このような小さなRNAを運搬する
ナノ粒子を開発し -
7:28 - 7:31これをがん患者に投与しました
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7:31 - 7:35これらの粒子はがん患者の体を循環します
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7:35 - 7:36そして私達はナノ粒子が
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7:36 - 7:41転移性悪性黒色腫の患者の腫瘍に
行き着くことを証明しました -
7:41 - 7:44しかも ナノ粒子は用量に依存して
作用します -
7:44 - 7:45これが何を意味するかというと
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7:45 - 7:48患者に投与するナノ粒子の数を増やすと
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7:48 - 7:51腫瘍にたどり着くナノ粒子の数も
それにつれて増すということです -
7:51 - 7:55治療中 患者は高いQOLを保つのです
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7:55 - 7:59私達は数人の患者に 生検を行い
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7:59 - 8:01もっと詳しく観察できました
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8:01 - 8:03ここに2枚のスライドがあります
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8:03 - 8:061枚目で腫瘍領域中の明るい部分は
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8:06 - 8:08ナノ粒子です
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8:08 - 8:12実際にナノ粒子が腫瘍組織に到達し
腫瘍細胞内部に入ることを -
8:12 - 8:13証明できたのです
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8:13 - 8:16意図した通り ナノ粒子は
腫瘍の周辺の健康な組織には -
8:16 - 8:20全く存在しませんでした
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8:20 - 8:24このように個別のメッセンジャーRNAを
除去することができたのです -
8:24 - 8:27私達はこれがRNA干渉の作用によると
証明できました -
8:27 - 8:30このスライドでわかるように
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8:30 - 8:32その結果 タンパク質の産生を抑制し
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8:32 - 8:34このタンパク質を除くことで
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8:34 - 8:38この患者の腫瘍の増殖を止めたのです
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8:39 - 8:43これはナノ粒子が
適切な特質を持つ 新規のがん治療薬を -
8:43 - 8:46開発しようという
新しいバイオテクノロジーを -
8:46 - 8:51可能にする少なくとも1つの例です
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8:51 - 8:55このテクノロジーの
潜在的可能性は高いので -
8:55 - 8:57がん患者が高いQOLを保持できる治療を
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8:57 - 9:00選べるようになることを願います
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9:00 - 9:03それでは将来について考えましょう
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9:03 - 9:05これまでのところ
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9:05 - 9:08私達は患者にナノ粒子を投与し
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9:08 - 9:13患者の高いQOLを保ったまま
腫瘍の持つ個別の遺伝子を -
9:13 - 9:16抑制することに成功しました
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9:16 - 9:17さて いくつもの特性を持った
複数のRNAを粒子に搭載すれば -
9:17 - 9:20さて いくつもの特性を持った
複数のRNAを粒子に搭載すれば -
9:20 - 9:23複数の遺伝子を同時に攻撃することも
可能なはずです -
9:23 - 9:27私達のビジョンとしては
患者の治療を開始するにあたり -
9:27 - 9:31ごく少量の血液を採取し
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9:31 - 9:34本日話題になった様々な技術を用いて
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9:34 - 9:38血液内のいろいろな生体分子を
たとえば アレイ技術などで -
9:38 - 9:39分析することです
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9:39 - 9:41そんな情報からすると
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9:41 - 9:44たぶん将来には
自宅で検査するようになるでしょう -
9:44 - 9:45それを携帯に接続し
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9:45 - 9:47携帯は主治医に
「これが結果です」と連絡します -
9:47 - 9:49携帯は主治医に
「これが結果です」と連絡します -
9:49 - 9:51次に医者を受診した時
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9:51 - 9:53医師はこんなふうに言います
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9:53 - 9:55「この新しい治療方法を行いましょう」
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9:55 - 10:00ですから 個人に合わせるという意味で
治療法を変えられるだけでなく -
10:00 - 10:05ダイナミックに変化させ
個人が実際に病気の経過を -
10:05 - 10:09観察し最適な方法で
病気を根絶することが -
10:09 - 10:12可能になることを
私達は期待しています -
10:12 - 10:16これががんについての見通しですが
多分このようになると思います -
10:16 - 10:18他の病気にも
同じことが起こるのを期待します -
10:18 - 10:19ありがとうございます
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10:19 - 10:21(拍手)
- Title:
- ナノメディスン(ナノ医薬):ナノバイオテクノロジー vs がん/マーク・E・デイビス/TEDxCaltech
- Description:
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マーク・E・デイビスはカリフォルニア工科大学ワレン&キャサリン・シュリンガー 化学工学教授です。シティー・オブ・ホープ市のComprehensive Cancer Center (総合がんセンター)
のExperimental Therapeutics Program (実験的治療薬プログラム)のメンバーでもあります。これまでに350以上の科学論文と2冊の教科書の出版、そして50以上の特許を保持しています。彼は数々の賞の受賞者でありNSF Alan T. Waterman賞を工学者として初めて受賞しました。彼は1997年 全米技術アカデミーに、2006年には全米科学アカデミーに会員として選ばれました。専門分野は材料合成、すなわち分子認識と触媒に使用される固体、そして広範囲の治療薬を生体内運搬するポリマーです。彼は2つのバイオテクノロジー会社の創立者でもあります。彼はまた全米マスターズ陸上の400メートルと200メートル競走の代表としても活躍しました。このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 10:30
TED Translators admin approved Japanese subtitles for Nanomedicines: nanobiotech vs cancer | Mark E. Davis | TEDxCaltech | ||
Masaki Yanagishita accepted Japanese subtitles for Nanomedicines: nanobiotech vs cancer | Mark E. Davis | TEDxCaltech | ||
Masaki Yanagishita edited Japanese subtitles for Nanomedicines: nanobiotech vs cancer | Mark E. Davis | TEDxCaltech | ||
Masaki Yanagishita edited Japanese subtitles for Nanomedicines: nanobiotech vs cancer | Mark E. Davis | TEDxCaltech | ||
Yuri Ozaki edited Japanese subtitles for Nanomedicines: nanobiotech vs cancer | Mark E. Davis | TEDxCaltech | ||
Yuri Ozaki edited Japanese subtitles for Nanomedicines: nanobiotech vs cancer | Mark E. Davis | TEDxCaltech | ||
Yuri Ozaki edited Japanese subtitles for Nanomedicines: nanobiotech vs cancer | Mark E. Davis | TEDxCaltech | ||
Yuri Ozaki edited Japanese subtitles for Nanomedicines: nanobiotech vs cancer | Mark E. Davis | TEDxCaltech |