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← メスを使わない脳外科治療 - ハンソウ・ジョシュア・ノウ

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Showing Revision 10 created 10/29/2020 by Masaki Yanagishita.

  1. 毎年 世界中で 何万人もが
    脳の外科治療を受けています
  2. なんと 少しも切開をせずに
  3. メスも 手術台も使用せず
    出血もありません
  4. ただ この治療は
    放射線防御室で行われます
  5. 脳内部のターゲットに
  6. 目に見えない光 (電磁波) を放射できる
    大きな機械のある部屋です
  7. この治療は「定位放射線治療」と呼ばれ

  8. 使用される電磁波は 放射線 です
  9. 放射線が 少しずつ悪性の細胞を除去し
    腫瘍を破壊します
  10. この治療は 患者がCTスキャンを
    受けることから始まります

  11. CTスキャンは 頭の中の
    3次元地図を描くX線を発します
  12. これにより 脳内部腫瘍の
    正確な 場所 大きさ 形 が分かります
  13. CTスキャンで「ハウンズフィールド単位」
    と呼ばれる数値を測ります
  14. 異なる脳組織のX線吸収率を
    計測するものです
  15. これにより
    X線が脳組織を通過する様子が分かり
  16. 照射効果を最適化できます
  17. 磁気共鳴画像法 いわゆる MRIも
    使用されることがあります
  18. MRIでは 軟部組織の
    より精密な映像を得られるため
  19. さらに正確な 腫瘍の輪郭と
    位置を把握できます
  20. 正確な位置と大きさを知ることは
    とても重要です

  21. 腫瘍を治療するには
    大量の放射線を使用するからです
  22. 放射線外科治療では
    「マルチビーム」を使用します
  23. 個々の放射線量は 少量ですが
  24. ちょうど 複数の舞台ライトが一点を照らし
  25. 明るく はっきりした
    スポットライトを作り出すように
  26. 複数の放射線は 一点に集結し
    腫瘍を破壊するに十分なパワーを生み出します
  27. マルチビームの使用は 周囲の正常な脳組織を
    あまり傷つけないようにしながら

  28. 医者が 脳腫瘍に
    的を絞るのを可能にするのに加え
  29. 状況に応じた細かい操作を行うことを
    可能にしてくれます
  30. 医者は 脳組織を通る最適な角度と経路を決め
  31. ターゲットに放射線を到達させ
  32. 必要に応じて 放射線の強さを調節します
  33. これにより 脳内の重要な構造は守られます
  34. さて この巧妙なアプローチは
    どのように腫瘍に作用しているのでしょう?

  35. 複数の放射線が ガン細胞に集結すると

  36. 放射線の力が合わさって
  37. ガン細胞のDNAを切断し
    その結果 細胞内の構造が破壊されます
  38. 時間と共に連鎖反応が起こり
    腫瘍全体が崩壊します
  39. 間接的に 放射線は
    DNA周辺にもダメージを与え
  40. フリーラジカルと呼ばれる
    不安定な粒子を生成します
  41. これは 腫瘍にとって有害な
  42. 微小環境を作りだしますが
  43. すぐそばにある正常細胞にも
    影響を与えます
  44. 正常な脳組織を害する危険性は
  45. 腫瘍に沿って できる限り正確な範囲に
    放射線を当てることで
  46. 減らすことができます
  47. 放射線外科治療で 腫瘍細胞が破壊されると

  48. 身体の自浄作用が機能し始めます
  49. 免疫システムが 素早く
    死滅した細胞の残骸を除去し 体外へ排出し
  50. 同時に 別の細胞が
    瘢痕組織へと変形します
  51. 革新的技術ではありますが

  52. 放射線外科治療は 必ずしも
    脳腫瘍治療に最善の選択ではありません
  53. まず 一般的に
    比較的小さい腫瘍の治療に限定されます
  54. 放射線には 累積的影響もあり
  55. 前に受けた照射が 次の照射効果に
    重複する可能性があるため
  56. 再発した腫瘍を治療する場合
  57. 患者は 次の放射線外科治療に
    制約を受けます
  58. しかし このような不利点は
    それを上回る利点と比較検討できます

  59. ある種の脳腫瘍に対しては
  60. 従来の脳手術同様の
  61. 高い成功率を持ちます
  62. 髄膜腫と呼ばれる腫瘍の場合
  63. 放射線外科治療を受けた患者の再発率は
    従来の手術と同じか それより低くなります
  64. また 従来の手術では
  65. しばしば 長い回復期を必要としますが
  66. それに比べ 放射線外科治療は
    通常 痛みがなく
  67. ほぼ 回復期を必要としません
  68. この治療が行われるのは
    単に脳腫瘍に限らず

  69. 肺 肝臓 膵臓の腫瘍にも 行われますが
  70. また一方では 腫瘍以外の
    治療への使用も試みられています
  71. パーキンソン病、てんかん
    強迫性障害などです
  72. ガン診断の苦悩は
    時に打撃的ですが
  73. メスを使わない治療法の進歩は
  74. より穏やかな治療への道を
    切り開きつつあります