誰かが決めた「普通」を追い求めず自分らしく生きるという選択 | 新居 日南恵 | TEDxSapporo
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0:14 - 0:19私は大学一年生のときに
manmaという団体を立ち上げました -
0:19 - 0:24それから3年 家族留学という
取り組みを中心に展開をしています -
0:25 - 0:26家族留学というと
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0:26 - 0:33「家族で外国語を学びに留学に行くんですか」
と思われる方もいると思うんですけど -
0:33 - 0:36これは海外に留学に行くんじゃなくて
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0:36 - 0:41国内の子育て家庭に若者が留学に行く
そんな事業です -
0:42 - 0:45これ 右側が受け入れて下さった家庭
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0:45 - 0:49左側がカップルで家族留学に
参加した学生さんです -
0:50 - 0:55こんな風に 子育て家庭に
一日密着して 留学に行く -
0:55 - 0:59それを通して 自分自身の生き方を考え直す
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0:59 - 1:01そんなキャリアプログラムです
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1:02 - 1:07実はですね 左側のお二人 カップルなんです
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1:07 - 1:11自分たちの将来を一緒に考えたい
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1:11 - 1:14そんな思いで家族留学に
一緒に参加してくれました -
1:15 - 1:18最初「カップル留学したいです!」
って言われたとき -
1:18 - 1:21これは止めた方がいいのかなって
ちょっと思いました -
1:22 - 1:25お互いの人生観を すごく率直に話すので
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1:25 - 1:26もし合ってなかったら
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1:26 - 1:30「家族留学が原因で別れました」
とか言われたら -
1:30 - 1:32どうしようかなって思ったんですけど
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1:32 - 1:35でもこの二人も参加して お互いの人生
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1:35 - 1:39中々自分たちの将来のことって
改めて話すことってないですよね -
1:40 - 1:42お互いの将来の話をして
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1:42 - 1:46今まで参加したカップルたちは
すごく仲良くなってくれました -
1:46 - 1:48「別れないで続いてほしいなあ」と
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1:48 - 1:51いつも願いながら 家族留学をやっています
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1:52 - 1:55家族留学 何をするかというと
すごくシンプルです -
1:55 - 1:57特別なことをする訳じゃありません
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1:58 - 2:01こうやって子供たちと一緒に遊んだり
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2:01 - 2:03一緒にお昼ご飯を作ったりします
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2:04 - 2:07そして その場でわからないことは
どんどん聞いていきます -
2:08 - 2:10子供が泣いたときどうするんですかとか
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2:11 - 2:15これご夫婦で お二人で
手前の学生さんが話を聞いてるんですけど -
2:15 - 2:19例えば「お昼ご飯いつもどっち
作っているんですか?」とか -
2:19 - 2:21「どうしてこの人と結婚したんですか?」とか
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2:22 - 2:24「子供が生まれて変わったことって
何ですか?」とか -
2:25 - 2:27なかなか聞けないですよね
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2:27 - 2:2910個上 20個上の人たちに
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2:29 - 2:31そんなプライベートなことって
なかなか聞けない -
2:32 - 2:35でも その人のお家の中に入ったからこそ
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2:35 - 2:40その人たちの本当の姿を知って
本当の話を聞くことが出来ます -
2:41 - 2:45その中で得られた 沢山のヒントを元に
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2:45 - 2:48自分の人生を改めて考え直して
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2:48 - 2:49未来に前向きになってもらいたい
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2:49 - 2:51それが家族留学の企画です
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2:52 - 2:57なかなか就職活動のタイミングに
働くってことを考えるんですけど -
2:57 - 3:00ちょっとその時に将来の結婚・子育てっていう
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3:00 - 3:05働くの先も意識し始める人が
大学生世代に沢山出てきています -
3:06 - 3:10そんなときに 実際に
子育て家庭に行って話を聞く -
3:10 - 3:14その経験を通して
自分自身のキャリアを考えて -
3:14 - 3:16未来に前向きになってもらいたい
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3:16 - 3:18それが 家族留学のプログラムです
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3:19 - 3:23今では こんな風に
自分のプロジェクト「家族留学」について -
3:23 - 3:26皆さんの前でお話をするくらい
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3:26 - 3:28ちょっと勇気を持てています
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3:28 - 3:32でも 実は 大学一年生の夏
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3:32 - 3:36私は普通じゃないという風な診断をされました
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3:37 - 3:41パーソナリティー障害
そしてADHDという風に -
3:41 - 3:43病院で言われたことがあります
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3:44 - 3:49パーソナリティー障害っていうと
なかなか聞きなれない言葉かなと思います -
3:50 - 3:54パーソナリティー障害っていうのは
その人の持っている性格が -
3:54 - 3:58今の時代の社会的ルールとか 規範に合わない
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3:58 - 4:00そんな状態を指しています
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4:01 - 4:05例えば ずっと昔だと お殿様がいて
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4:05 - 4:08沢山のお嫁さんをとっていた
時代があったかもしれません -
4:09 - 4:12でも 今の時代にそれをやると
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4:13 - 4:16ちょっとおかしい人かなって
なっちゃいますよね -
4:16 - 4:20そんな風に 時代によって
社会のルールは違います -
4:21 - 4:24そして そのルールに合う部分
合わない部分があって -
4:24 - 4:26合う人 合わない人がいます
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4:26 - 4:28そのように 社会のルールに合わない
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4:28 - 4:32それをまとめて
パーソナリティー障害と呼んだりします -
4:33 - 4:38私自身は
自分がすごく悲しいなあと思ったときに -
4:38 - 4:42その気持ちをうまく整理できなくて
怒っちゃたりとか -
4:42 - 4:45気持ちを整理するっていうことに
あんまり得意じゃなかった -
4:45 - 4:47そんな性格を持っていました
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4:48 - 4:52それが自分自身も周りも
苦しめてしまうことがあった -
4:52 - 4:57だから パーソナリティー障害と診断された
そんなことがありました -
4:59 - 5:03普通になれない 普通にならなきゃ
ずっと私は葛藤していました -
5:05 - 5:07最初は病名なんてついてなかったんですけど
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5:08 - 5:134年前のちょうど今頃
ここ札幌に旅行に来ていた時に -
5:13 - 5:19「あなたのその性格さすがにやばいから
病院行った方がいいんじゃない」 -
5:20 - 5:23そう 当時一番仲の良かった
友達に言われました -
5:25 - 5:28すごくショックだったけど
その一言で踏ん切りがついて -
5:29 - 5:31一回病院に行ってみよう
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5:31 - 5:35そういう風に言って病院に行ってみたところで
この診断をされました -
5:38 - 5:42最初はすごくショックで
病名がついたこともすごくショックだったし -
5:43 - 5:46親しい人に責められたことも
すごくショックだったし -
5:46 - 5:48とにかくまずショックでした
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5:50 - 5:53でも何よりもすごくほっとしました
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5:55 - 5:59これまでは 私が普通じゃないから
普通にならなきゃいけない -
5:59 - 6:02私が普通じゃないからだれかを傷つけている
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6:02 - 6:04ずっとそう思っていました
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6:04 - 6:08ずっと頑張って
でも変われない自分を責めていました -
6:08 - 6:13でも 診断をされたことで
普通になれなかったんだ -
6:13 - 6:16がんばってどうにかなる問題じゃなかったんだ
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6:16 - 6:19そう思ったら
すごく肩の荷が下りた気がしました -
6:22 - 6:25そもそも
私が追い求めてた普通って何だったんだろう -
6:25 - 6:27そう考えるようになりました
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6:27 - 6:30嫌なことをされても笑顔でいなきゃいけない
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6:31 - 6:33悲しいって思ってもこらえなきゃいけない
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6:34 - 6:38世の中には 私以外にも
色んな普通を持っている人がいると思うんです -
6:38 - 6:42可愛くなきゃ 賢くなきゃ
コミュニケーション能力あって -
6:42 - 6:43友達がいっぱいいなきゃいけない
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6:44 - 6:47でもそんな普通って 実は誰かが決めたもので
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6:47 - 6:50実態がないんじゃないか そう思うようになりました
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6:52 - 6:58それから少しずつ 私は普通にならなきゃ
ていう気持ちから 解き放たれていく -
6:58 - 7:00そんな感じがしました
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7:00 - 7:05私はこの診断を受けたこと そして高校時代に
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7:05 - 7:08NPOカタリバという
NPOに出会ったことをきっかけに -
7:08 - 7:12少しづつ 普通じゃなくていい
そう思えるようになってきた気がします -
7:14 - 7:17NPOカタリバというのは
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7:17 - 7:21高校生向けに キャリア教育プログラムを
やっているNPOです -
7:23 - 7:29私はここで 沢山の大学生
そして社会人の先輩達に出会いました -
7:30 - 7:36私は大学を4年間で卒業して大きな会社に入る
それが普通だと思っていました -
7:38 - 7:42でも カタリバで出会った先輩たちは
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7:42 - 7:46体調を崩して大学を6年くらい
通っている人もいたし -
7:47 - 7:50最初に入った大学が合わなくて
辞めちゃった人もいました -
7:50 - 7:55私がこれまで知っていた普通とは
ちょっと違う人たちでした -
7:56 - 8:02でも だからといって
その人たちが何か劣っていることはなくて -
8:03 - 8:09普通じゃない人たちこそ すごく綺麗で
すごく楽しそうで すごく魅力的に見えました -
8:10 - 8:13今まで必死に追いかけていた普通を
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8:13 - 8:17別に追いかけなくてもいいんじゃないか
そう思うようになったし -
8:17 - 8:21自分自身の人生を自分自身で決めていく
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8:21 - 8:24そんなヒントを沢山もらった気がします
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8:26 - 8:31でも カタリバで出会った人たちは
キャリアのこと 仕事のこと -
8:31 - 8:35勉強のことばかりを教えてくれました
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8:36 - 8:40でも 私には昔から
もう一つ気になることがありました -
8:42 - 8:46将来 あったかい家族を作りたいなあ
ずっとそう思ってたんです -
8:47 - 8:50でも さっきみたいな診断をされて
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8:50 - 8:54近しい人との関係すら
私は上手く作れませんでした -
8:55 - 8:58そんな私には あったかい家族を作るなんて
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8:58 - 9:02一生かけても叶わないかもしれない
そう思っていました -
9:04 - 9:10でも カタリバで沢山の人に会って
自分の生き方のヒントをもらって -
9:10 - 9:13普通じゃなくていい
色んな考え方を知ることが出来ました -
9:15 - 9:22だったら それと同じで 沢山の家族に会って
沢山の家族からヒントをもらったら -
9:22 - 9:26自分自身のその夢を叶える
何かきっかけになるんじゃないか -
9:26 - 9:31色んな家族に会ってみたい
そういう風に思うようになりました -
9:33 - 9:37でも 当時の私は
人前で話すのも全然好きじゃなくって -
9:38 - 9:42委員長とか部長とか そういうような
リーダーシップを取るような経験とか -
9:42 - 9:45新しいことをするような
経験をしたことがありませんでした -
9:46 - 9:52そんな私にとっては 色んな家族に
アポイントを取って 会いに行って話を聞く -
9:52 - 9:55それはすごくハードルの高いものに
思われました -
9:58 - 10:04でも このまま 自分の夢が一生叶わない
かもしれない そんな気持ちを抱えて -
10:05 - 10:09頑張っても 頑張っても 近い人との関係を
上手く築けない -
10:09 - 10:11どう頑張っても変われない
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10:11 - 10:13その絶望の中にいるよりは
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10:13 - 10:19新しいことに挑戦して 死ぬほど失敗して
死ぬほど悔しい思いをする -
10:19 - 10:22そっちの方が
まだよっぽどましなんじゃないか -
10:23 - 10:25そういう風に思うようになっていきました
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10:27 - 10:31この辛い 辛すぎる
今を変えられるかもしれない -
10:32 - 10:37そんな思いで manmaという団体を
立ち上げることにしました -
10:38 - 10:43何もやったことのなかった私は
とにかく色んな家族を見たい -
10:43 - 10:46色んなママたちから話を聞きたい
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10:46 - 10:49そんな思いで 沢山のプロジェクトに
チャレンジをしました -
10:51 - 10:55働いているお母さんたちに声をかけて
インタビューをしました -
10:56 - 11:00そして 託児所に
インターンに行かせてもらって -
11:00 - 11:04家族っていうものを支える
そんな場所を見に行きました -
11:06 - 11:13色んな事を1年間トライしてみて
その結果たどり着いたのが「家族留学」でした -
11:14 - 11:17実際にその人たちの暮らしを体験して
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11:17 - 11:21その人たちのリアルな声を
その場で聞くことが出来る -
11:21 - 11:27その面白さが後押しをして
今は全国22の都道府県に広がっています -
11:30 - 11:35私もこの家族留学を通して
本当に沢山のことを学びました -
11:36 - 11:41お父さんお母さんたちも
すごく自分たちの生き方を模索していること -
11:42 - 11:49子育ては自分一人でするものじゃなくって
家族や周りも巻き込んで チームでやること -
11:50 - 11:55沢山の子育てをしているご家庭から
沢山のヒントをもらいました -
11:56 - 12:03そのことは 私の考え方や人との接し方を
大きく変えていきました -
12:05 - 12:09そして何より 生き方と同じで
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12:09 - 12:12家族の在り方にも普通なんてなくて
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12:13 - 12:18自分らしく 自分達らしくあっていい
そんなことを教えてもらいました -
12:22 - 12:26私は一度 普通じゃない
そんな診断をもらいました -
12:27 - 12:32でもその後 色んな病院を回って
色んな意見を求めに行きました -
12:33 - 12:39そしたら 最初はパーソナリティー障害って
言われたけど その後ADHDって言われて -
12:39 - 12:45その後 「まあ広い意味で
軽度の発達障害があるかもしれないですね -
12:45 - 12:49まあ 気にするほどのことじゃありませんよ」
そう言う先生もいました -
12:50 - 12:55つまり 私が何者か 私が普通か否か
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12:55 - 13:00それはお医者さんにも誰にも
決められないんじゃないか -
13:00 - 13:02どんどんそういう風に
思うようになっていったんです -
13:05 - 13:08ずっと普通になりたい
普通を追い求めていました -
13:09 - 13:13でも お医者さんだって普通は分からないし
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13:14 - 13:20人に会えば会うほど 普通なんてどこにもない
そういう風に思うようになっていきました -
13:20 - 13:23普通じゃない自分を許せるように
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13:23 - 13:27普通じゃなくて当たり前なんじゃないか
そう思うようになっていきました -
13:29 - 13:33そうしたら
少しずつ気持ちが楽になっていって -
13:33 - 13:37自分の出来ないこと 自分の苦手なことを
認められるようになりました -
13:39 - 13:43例えば 私ひとりじゃ
きっとmanmaは大丈夫だとか -
13:43 - 13:45私の未来はきっと楽しい
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13:45 - 13:49そんな風に 希望を持って生き続けることは
難しいときがあります -
13:50 - 13:53でも そんな時
「日南恵ちゃんならきっと大丈夫」 -
13:53 - 13:55そう思ってくれる人がいたら
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13:55 - 13:59その私の足りない部分は少しずつ補完されて
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13:59 - 14:01私は少し前向きになることが出来ます
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14:02 - 14:05manmaというチームは
今10人くらいになります -
14:06 - 14:10でも 私はみんなの気持ちを
完全に分かってあげることは出来ません -
14:11 - 14:14そんな時に みんなと話すことが得意で
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14:14 - 14:18みんなの気持ちを考えることが得意な
仲間がサポートしてくれます -
14:19 - 14:21前は普通になりたくて
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14:22 - 14:24もっとみんなの気持ち分かるようにならなきゃ
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14:25 - 14:27感じ取れない私が悪いんだ
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14:27 - 14:29もっと前向きにならなきゃ
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14:29 - 14:31なんでこんなにチャレンジできないんだろう
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14:31 - 14:34普通になれない 自分のところを数えては
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14:34 - 14:36すごく自分自身を責めていました
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14:38 - 14:41でも出来ないんだって思うようになったら
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14:41 - 14:43自分自身を許せるようになったし
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14:44 - 14:48そのことを知って
沢山の人が助けてくれるようになりました -
14:48 - 14:51こうしてmanmaは全国に広がり
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14:51 - 14:55色んな企業とコラボレーションしたり
大学とコラボレーションしたり -
14:55 - 14:58自分じゃ思ってもみなかった所に
展開をしていきました -
15:00 - 15:05そして 受け入れ家庭の人達に教えてもらった
最も大事なことがあります -
15:08 - 15:10「家族はチームだ」
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15:10 - 15:11そう教えてもらいました
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15:12 - 15:15たった一回の数十年の人生
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15:15 - 15:21この人生を共に歩んでいくためのチームとして
私たちは家族を持っている -
15:23 - 15:29私たちはみんな どこか出来るところ
出来ないところがいっぱいあって -
15:29 - 15:33出来ないところがあるからこそ
自然と結びついて チームを作っていく -
15:34 - 15:37普通じゃないからこそ
人は結びつき合うんじゃないか -
15:38 - 15:42普通じゃないって すごく素敵なことだなあ
そう思うようになりました -
15:44 - 15:46誰かが決めた普通とか
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15:46 - 15:49自分が勝手に思い込んでいる
普通を追い求めるんじゃなくて -
15:50 - 15:55ただ自分一人として 出来ること
出来ないこと それを受け止めること -
15:56 - 16:02そして 出来ないからこそ助けてもらって
助けてあげて お互いに繋がり合っていく -
16:03 - 16:08そんな家族や団体や
そんな支えあえるチームが -
16:08 - 16:10これからもっともっと増えていったら
-
16:10 - 16:14私たちの未来はもっと明るく
素敵なものになっていくんじゃないか -
16:14 - 16:16そう思っています
-
16:16 - 16:18今日はお時間いただき
ありがとうございました -
16:18 - 16:21(拍手)
- Title:
- 誰かが決めた「普通」を追い求めず自分らしく生きるという選択 | 新居 日南恵 | TEDxSapporo
- Description:
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新居日南恵は、若者向けの一日体験プログラム「家族留学」を企画・運営し全国で展開しています。このプログラムは子育て家庭に一日同行し、多様なライフスタイルと直接触れ合うことで、自分らしい生き方を見つけるきっかけとなっています。
このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。
- Video Language:
- Japanese
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 16:36
Retired user approved Japanese subtitles for 誰かが決めた「普通」を追い求めず自分らしく生きるという選択 | 新居 日南恵 | TEDxSapporo | ||
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Takuma Suzuki edited Japanese subtitles for 誰かが決めた「普通」を追い求めず自分らしく生きるという選択 | 新居 日南恵 | TEDxSapporo | ||
Takuma Suzuki edited Japanese subtitles for 誰かが決めた「普通」を追い求めず自分らしく生きるという選択 | 新居 日南恵 | TEDxSapporo |