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オウル市の主要自転車ネットワークの冬季除雪(2022年)

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    フィンランド北部の
    私たちの街オウルが示すように
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    自転車インフラの維持管理は
    一年を通して可能です
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    北極圏の過酷な気候であってもです
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    意思あるところに
    よく維持管理された自転車道あり
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    やや珍しい合同契約の相手はー
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    オウル市と隣町のケンペレ
    それから州の道路管理局です
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    合同契約のおかげで
    管理の質が市境で変わったりしません
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    以前は地域の最重要自転車ルートのうち
    125kmをカバーする契約でした
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    成果が認められ
    今は150kmになりました
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    ルートの多くは
    オウル中心部と周辺を結んでいます
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    他にも重要な環状ルートや
    地区内ルートもあります
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    オウル地域の自転車道の総延長は
    1,000kmをゆうに超えます
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    それらも当然ながら
    高い品質で管理されます
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    昔ながらの積雪上限値は
    今も存在します
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    加えていくつかの
    品質上の約束事がありー
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    選定された業者は
    これを守ることになっています
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    約束事を守ればボーナスが出て
    破るとペナルティが発生します
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    ペナルティはたいてい
    ボーナスの倍です
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    約束事は全部で
    10項目あります
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    自分たちが整備するルートを
    自転車で走るというのもその一つ
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    これまでのところ実施率は高く
    ボーナスが期待されます
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    これは除雪車ドライバーの本気度を
    大きく向上させました
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    天候や路面のチェックに
    排出ゼロの乗り物を使うのも約束事です
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    このエリアで使われるのは
    自転車と電気自動車だけです
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    実際の除雪作業で使用するのも
    ユーロ6基準の車体とバイオ燃料のみ
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    約束事はまだまだあります
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    作業車が通った跡の
    路面の品質もそうです
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    しばしば除雪板の他にも
    様々な機材を活用します
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    従業員や機器は下請けに頼らず
    ほぼ自社で用意します
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    これも業務に対する本気度に
    つながっています
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    昔ながらの積雪上限値は
    どうでしょうか
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    かなり厳しいです
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    主要自転車ルートでは
    2cm積もると3時間以内に除雪します
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    4cmまで積もることは
    絶対に許されません
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    雪が降り続けていても
    一瞬でもダメです
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    夜11時~朝5時は基準が少し緩みますが
    実務上の差はあまりありません
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    つまり2cm積もる前から
    除雪車は動いている必要があります
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    150kmのネットワーク全体を3時間以内ですから
    2cm積もってから始動しても遅いのです
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    幅員がとても広い区間も多いので
    そこは何往復かする必要があります
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    上限の4cmまで積もらせることは
    通常は決して許されません
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    絶対に4cmに達しないよう
    除雪作業をスケジュールするのです
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    例外は4時間に20cmを超える
    極端な降雪の場合だけです
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    そこまでの降雪は幸い
    あまりありません
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    激しい降雪の中でも基準を満たせるよう
    業者には十分な機材と人材の保有が求められます
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    除雪車の通過後に自転車の通行の妨げになる
    雪やぬかるみがあってはなりません
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    雪の小山が邪魔になったり
    自転車道が狭まったりするのはNGです
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    除雪には歯間20mm以下のブレードを用い
    自転車のハンドルがとられないようにします
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    ギザギザのないブレードは
    路面が滑りやすくなるので使用禁止です
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    除雪後の路面が波打っていてもダメです
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    圧雪層の上限値は3月末まで5cm
    その後4月末までは2cmです
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    春が来てぬかるみが生じる前に
    圧雪層は除去しなければなりません
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    交差点から5m以内では視野を確保するために
    雪だまりの高さは50cmまでに制限されます
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    これ以上の高さの雪を撤去するのも
    除雪業者の仕事です
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    路面が滑りやすくなった場合は
    どうするのでしょうか
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    晩秋や晩春には薄氷を防ぐため
    なるべく環境負荷の低い凍結防止剤も使います
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    普通の塩は絶対に使用禁止です
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    冬になってからは砂や小石の散布も行いますが
    これも必要な場合に限られます
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    他の一部の都市では「キラー砂利」と呼ばれる
    非常に尖った砕石も使われています
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    こうした材料はオウルの自転車道では
    絶対に使用できません
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    自転車のタイヤを含め
    乗り物を傷つける材料は禁止です
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    よく胸に刻んで下さい
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    「自転車のタイヤを傷つけてはならない」
    と契約に書かれているのです
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    砂と天然の小石のミックスか角を丸めた砕石を使い
    タイヤや動物の足を傷つけないようにしています
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    材料の過剰投入は避けますし
    使うのも必要な場合だけです
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    滑り止め材料の採用には
    クライアントの許可も要ります
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    実際はギザギザの密集したブレードによる除雪で
    十分に滑り止めになることがほとんどです
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    滑り止め材料はこんな風に組み合わせ
    1㎡あたり2-4デシリットルで調整します
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    滑り止め材料を使わなくても
    ちゃんとした除雪を行えばまず滑りません
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    ですので砂も小石も全く撒かないことが多く
    利用者もそれで満足しています
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    基準を満たした路面の例がこちらです
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    除雪業者が顧客サービスも行うようになったのは
    大きな変化の一つです
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    顧客というのはー
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    発注者の行政ではなく
    市民のことです
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    積極的なコミュニケーションが重要で
    今の受注者Oulun Konetyöはよいお手本です
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    ボランティアの「調査員」による
    週ごとの走行環境レポートも品質管理に貢献します
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    業者には調査員の採点に基づいて
    ボーナスやペナルティが与えられるのです
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    業者はさらに自転車道の脇で年に3回
    「冬のイベント」を行う必要があります
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    温かい飲み物やスナック類を提供し
    利用者から直接フィードバックを得ます
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    双方向のコミュニケーションができる
    またとない機会です
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    除雪車のブレードにも
    注目してみましょう
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    ギザギザがなく雪に食い込まないブレードは
    滑りやすい路面になるので厳禁です
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    その代わりに歯間20mm以下の
    ギザギザのブレードを使用します
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    お楽しみ頂けたでしょうか
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    自転車道の除雪契約などをより詳しく知りたい方は
    masterclass.cityへどうぞ
  • 8:35 - 8:37
    ありがとうございました
Title:
オウル市の主要自転車ネットワークの冬季除雪(2022年)
Description:

オウルのCity Masterclassによる動画に日本語字幕をつけました(宮田浩介訳)。

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Video Language:
English
Duration:
08:48

Japanese subtitles

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