拡張現実はどのように積極行動主義を変えているか
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0:01 - 0:03グレンです
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0:03 - 0:04年齢は25
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0:04 - 0:07それから私は
自分の本当の苗字を知りません -
0:07 - 0:10アメリカでは珍しくありません
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0:10 - 0:15アメリカで暮らす黒人の大半は
奴隷の雇い主の苗字と共に歩んでいます -
0:15 - 0:21黒人の歴史は何世紀にも渡って
体系的に抹消され書き替えられてきました -
0:21 - 0:22今回お伝えしたいのは
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0:22 - 0:27米国南部連合の記念碑が
アメリカ全土に700以上もあることです -
0:27 - 0:30奴隷制を維持しようと戦った
南部連合の兵士に -
0:30 - 0:31敬意を表するために
建てられたものです -
0:31 - 0:33奴隷制の大半は南部に存在しました
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0:33 - 0:351890年代から1950年代までのことで
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0:35 - 0:40人種隔離を実施したジム・クロウ法が
効力を発揮していた時代です -
0:41 - 0:45今日に至るまで 黒人は公共の場で
奴隷の雇い主の記念碑に -
0:45 - 0:47向き合うことを
余儀なくされてきました -
0:47 - 0:51それらの記念碑は物理的に
その組織での定義を表現しており -
0:51 - 0:55それは 誰の命が大切で
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0:55 - 0:57誰の命がそうでないか
という点についてです -
0:57 - 0:59語り継がれたこの物語を
途絶させようとするなら -
0:59 - 1:01起源に遡らなければなりません
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1:01 - 1:06民族の大量虐殺や奴隷制、男性優位社会を
アメリカに持ち込んだのは -
1:06 - 1:09クリストファー・コロンブスでした
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1:09 - 1:12アメリカ人の大半が
1492年の彼の航海について知っています -
1:13 - 1:20しかし 彼が到着後2年のうちに
推定25万人の先住民アワラク族を -
1:20 - 1:22皆殺ししたことを知っている人は
それより少数です -
1:22 - 1:25さらに彼が支援者に向けた手紙の中で
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1:25 - 1:289歳から10歳の少女は需要が高く
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1:28 - 1:32年齢に関係なく少女たちは
いい値段で売れると書いていたという -
1:32 - 1:35その事実を知る人は
さらに少ないのです -
1:35 - 1:40ニューヨークのコロンバスサークルにある
高さ23メートルの彼の像はそれでもなお -
1:40 - 1:431892年以来 セントラルパーク横に
そびえ立っています -
1:43 - 1:46私は「Movers and Shakers」を始めました
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1:46 - 1:50記念碑の撤去を求める
非営利団体です -
1:50 - 1:54この団体は 活動家や芸術家
教育者や技術者から成り -
1:54 - 1:58没入型技術の利用に
力を入れています -
1:58 - 2:01迫害に遭った人々の物語に
光を当てるためです -
2:01 - 2:04コロンブスを玉座から引きずりおろす
私たちの運動では -
2:04 - 2:07視覚に訴える形での行動主義を
実践しています -
2:08 - 2:11私たちは コロンブスの
真実の物語に基づいた -
2:11 - 2:13拡張現実装置を作り
それを用いて -
2:13 - 2:17コロンバスサークルとタイムズスクエアで
教育イベントを行いました -
2:18 - 2:22コロンブス像に関する論争のことを
多くの人たちは -
2:22 - 2:24イタリア系アメリカ人のコミュニティと
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2:24 - 2:27被差別コミュニティとの間の緊張を
表していると考えています -
2:27 - 2:30しかし実際には
この国の大半の黒人がここにいるのは -
2:30 - 2:36コロンブスが始めた
残虐行為の結果によるのです -
2:37 - 2:41そこで私たちは 大西洋を越えて行われていた
奴隷貿易の起源を批判するため -
2:41 - 2:45ユニオンスクエアで奴隷の競売を
開催するに至りました -
2:46 - 2:50この問題を世間に広めるため 鎖を身につけ
ニューヨークマラソンに参加しました -
2:52 - 2:56ジャイアンツスタジアムでの
アメリカンフットボール開幕戦では -
2:56 - 2:59奴隷制の再現を行って逮捕されました
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3:00 - 3:03私たちは全力を出し切りましたが
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3:03 - 3:05最終的に
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3:05 - 3:07ニューヨーク市は
コロンブス像の維持を決定しました -
3:07 - 3:11さらにニューヨーク州は満場一致で
像を州の象徴にすると決めました -
3:11 - 3:14衝撃的で悲しい知らせでしたが
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3:14 - 3:16他の道が開かれました
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3:16 - 3:18私たちは気づいたのです
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3:18 - 3:21拡張現実を用いれば
記念碑の設置や声明を発表するために -
3:21 - 3:24政府からの許可は必要無いのだと
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3:24 - 3:26ただ行動を起こせば良いのです
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3:26 - 3:27現在ニューヨークには
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3:27 - 3:32奴隷の雇い主として有名な人物の記念碑が
男性のもので150点以上 女性のもので6点 -
3:32 - 3:35公共の場に設置されています
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3:35 - 3:38そこで私たちは
拡張現実で見ることができるー -
3:38 - 3:41女性や有色人種の記念碑を
たくさん街中に置くことにしました -
3:41 - 3:43一般的に記念碑は
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3:43 - 3:47故人の偉業を記念して作られますが
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3:47 - 3:50拡張現実を用いることで
別の物語を見せることができます -
3:50 - 3:52私たちはスポーツ界から着手しました
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3:52 - 3:55アメリカンフットボール選手
コリン・キャパニックは -
3:55 - 3:57サンフランシスコ・49ersの
先発クォーターバックで -
3:57 - 4:00彼は 体系的な人種差別の不当性を
訴える場として -
4:00 - 4:03スタジアムを使うことを望んでいました
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4:03 - 4:06そこで彼は米国陸軍特殊部隊と協議し
もっとも敬意ある方法として -
4:06 - 4:09国歌斉唱時に
片膝をつくことを決めました -
4:09 - 4:12その結果 彼はチームから契約解除され
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4:12 - 4:14アメリカンフットボールリーグ界から
追放されました -
4:14 - 4:17さらに数百万人の批判を受け
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4:17 - 4:19アメリカ大統領からさえ
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4:19 - 4:21侮辱を受けました
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4:21 - 4:27彼の勇気が正当に評価されるまで
数十年かかるかもしれません -
4:27 - 4:30そこで私たちは行動を起こそうと決めました
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4:30 - 4:35現在トランプタワー前を通る誰もが
コリンが片膝をついている像を -
4:35 - 4:37拡張現実で見ることができます
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4:37 - 4:39トランプ政権は手を出せません
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4:39 - 4:41(笑)
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4:41 - 4:44表現することが大切なのです
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4:44 - 4:47セリーナ・ウィリアムズは全世界に向け
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4:47 - 4:50高級カントリークラブで行われていた
スポーツの頂点に -
4:50 - 4:53貧困地域出身の黒人少女が
君臨できることを証明しました -
4:53 - 4:54彼女を称えましょう
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4:55 - 4:57ジャッキー・ロビンソンは
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4:57 - 4:59肌の色の壁を壊しました
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4:59 - 5:03そして多くの黒人野球選手に
全米野球リーグでプレーする希望を与えました -
5:04 - 5:07私たちは彼の記念碑を
エベッツ・フィールドに移設する予定です -
5:07 - 5:09そうすれば ブルックリンの
その球場跡地で誰でも -
5:09 - 5:11彼のフルスイングを
観られるようになります -
5:12 - 5:13拡張現実を用いれば
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5:13 - 5:19語られるべき物語を
公共の場で語り伝える力を手にできます -
5:19 - 5:23フリーダ・カーロやオードリー・ロード
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5:23 - 5:25トゥーサン・ルーヴェルチュール
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5:25 - 5:27マダム・C.J.ウォーカーなど
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5:27 - 5:29彼らの偉業は
私たちの常識になるべきです -
5:30 - 5:34歴史を再現した「ポケモンGo」が
私たちの目標なんです -
5:34 - 5:39拡張現実は組織支援にも利用できます
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5:39 - 5:42体系的な弾圧と戦う組織の支援です
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5:42 - 5:452019年に私たちは
スマートフォン用無料アプリをリリースし -
5:45 - 5:47拡張現実で作られた
記念碑や様々なサービスを搭載予定です -
5:47 - 5:51スマートフォンを使えば
一銭も払わずに -
5:51 - 5:53拡張現実の一端に触れることができます
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5:53 - 5:56保釈金による不当な扱いに関する
1シーンです -
5:56 - 5:58少し画面を操作するだけで
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5:58 - 6:01保釈金プロジェクトの
寄付画面を見ることができます -
6:01 - 6:04保釈金の支払い能力が無い人への
寄付を募るプロジェクトです -
6:06 - 6:07拡張現実を使えば
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6:07 - 6:12私たちは弾圧された物語に
光を当てる力を持てます -
6:12 - 6:15組織がそれを退けたとしてもです
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6:16 - 6:20この道具を利用して
体系的に抹消された人々の歴史に -
6:20 - 6:22光を当てることができるのです
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6:22 - 6:24より具体的に言うと
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6:24 - 6:27体系的な人種差別に立ち向かう取組を
支援するための1つの方法として -
6:27 - 6:30この技術を使うことができるのです
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6:30 - 6:35拡張現実を使えば
弾圧よりも正義が優先される世界を -
6:35 - 6:39再び描く力を持てるのです
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6:39 - 6:40ありがとうございました
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6:40 - 6:44(拍手と歓声)
- Title:
- 拡張現実はどのように積極行動主義を変えているか
- Speaker:
- グレン・カンタベ
- Description:
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グレン・カンタベは技術を利用し、迫害を受けた人々の物語に光を当てています。没入型視覚プロジェクトを紹介するなかで、彼はチームのメンバーと共に行っている「Movers and Shakers NYC」での活動について話してくれます。「Movers and Shakers NYC」は仮想現実や拡張現実、創作芸術を利用し、軽んじられてきた集団のための直接的な行動と支持運動を行っています。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 06:44
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