Return to Video

黒人男性がオルタナ右翼に潜入 | セオ・E・J・ウィルソン | TEDxMileHigh

  • 0:14 - 0:19
    ケータイを手にしたら
    図らずも有名人になってしまった
  • 0:20 - 0:21
    (笑)
  • 0:21 - 0:24
    自分の関心事について話しただけなのに
  • 0:24 - 0:29
    クリック1つ
    扇動的な口コミ動画が1つで
  • 0:29 - 0:32
    一夜にしてスターダムを駆け上った
  • 0:33 - 0:36
    「一夜」というのは文字通りで
    翌朝目が覚めると
  • 0:36 - 0:38
    凄い数の通知がケータイに残っていて
  • 0:38 - 0:41
    国家的悲劇に気付かず寝過ごしたかと思った
  • 0:41 - 0:44
    (笑)
  • 0:45 - 0:49
    驚いたことに私の影響力や知名度は
  • 0:49 - 0:53
    文字通り 飛躍的に伸びたんだ
  • 0:54 - 0:55
    そこでもっと動画を作った
  • 0:57 - 0:59
    私の動画の題目は
  • 0:59 - 1:02
    アメリカの日常で
    最も不和を生む主題だ
  • 1:03 - 1:05
    人種問題についてはっきり物を言ったせいで
  • 1:05 - 1:08
    私は ネット上で
    槍玉に挙げられるようになった
  • 1:08 - 1:11
    私自身 警察の暴力を受け
  • 1:11 - 1:17
    幼馴染のアロンゾ・アシュリーは
    警察の手にかかって亡くなった
  • 1:17 - 1:19
    だからちょっとばかり
    言いたいことがあった
  • 1:20 - 1:23
    これは「ブラック・ライブズ・マター」の
    人権騒動の真っ只中の出来事で
  • 1:23 - 1:26
    人々が自分の意見を押し出すために
    私のことを頼っているのだと感じた
  • 1:26 - 1:31
    正直 ちょっと圧倒されたよ
    だってネット上で
  • 1:31 - 1:34
    政治的スターになるくらい
    ビビることはないからね
  • 1:35 - 1:37
    こんな扱いをされた時の対処法は
  • 1:37 - 1:42
    誰も教えてくれないんだ
    救世主や預言者や
  • 1:42 - 1:46
    デジタル世代における
    革新派のカリスマリーダー扱い
  • 1:46 - 1:48
    マーベルコミックのヒーロー
  • 1:48 - 1:50
    ブラック・パンサーになったような
  • 1:50 - 1:52
    いい気分だよ
  • 1:52 - 1:54
    (笑)
  • 1:56 - 1:57
    始めのうちはね
  • 1:58 - 2:00
    でもそのうち面倒になる
  • 2:00 - 2:03
    インターネットには面白い性質があって
  • 2:03 - 2:06
    ある意味 世界を完全に結び付けた
  • 2:06 - 2:10
    子供の頃の記憶では
    ユートピア的なプロパンガンダがばら撒かれ
  • 2:10 - 2:14
    ワールドワイドウェブが
    地球上の人の繋がる範囲を
  • 2:14 - 2:17
    どれほど広げるだろうかと期待させた
  • 2:17 - 2:21
    でも結局 人は人だと分かったんだ
  • 2:21 - 2:22
    (笑)
  • 2:22 - 2:27
    この魔法のハイウェイは
    他方では 人間性の中に棲む悪魔をとらえて
  • 2:27 - 2:29
    フェラーリを与えてしまった
  • 2:29 - 2:30
    (笑)
  • 2:33 - 2:36
    技術はお金によく似ていて
  • 2:36 - 2:41
    人の内面に既にあるものを
    引き出して増幅させる
  • 2:41 - 2:46
    それで私はすぐに
    「ネット荒らし」という現象に出会った
  • 2:46 - 2:48
    (笑)
  • 2:48 - 2:51
    やつらは 魔法のハイウェイの
    高架下に棲んでいるらしい
  • 2:51 - 2:53
    (笑)
  • 2:54 - 2:58
    やつらは ネット時代の
    啓発なんて念頭にない
  • 2:59 - 3:05
    ネットの匿名性を隠れ蓑に
    白人至上主義を謳う輩に
  • 3:05 - 3:09
    色々なひどい差別語で
    呼ばれたのを忘れない
  • 3:10 - 3:13
    中にはかなり独創的な奴もいたけど
  • 3:13 - 3:16
    それ以外にかなり攻撃的な連中もいた
  • 3:16 - 3:21
    とりわけ 警察による暴行の被害者として
    トラウマを抱えて
  • 3:21 - 3:23
    「ブラック・ライブズ・マター」運動の
    熱気に晒される中
  • 3:23 - 3:27
    警察の犠牲者の姿ばかりが
    私のタイムラインには並んでいたときに
  • 3:27 - 3:33
    ネット荒らしにとって私は人間じゃなく
    思想 対象物 戯画だった
  • 3:33 - 3:36
    確かに 人種問題には不和がつきものだよ
  • 3:36 - 3:39
    私は生まれつき好奇心が強いタチだ
  • 3:40 - 3:44
    刀を抜いて コメント欄の
    壮大な戦いに挑もうとしたところ
  • 3:44 - 3:46
    (笑)
  • 3:47 - 3:52
    荒らしには脳のあるやつもいると気づき始めて
  • 3:52 - 3:56
    好奇心を掻き立てられ
    彼らをもっとよく理解したいと思った
  • 3:56 - 4:03
    このアホと思われる連中は
    独自の思想らしきものに携わっていたが
  • 4:03 - 4:04
    私はこう思った
  • 4:05 - 4:09
    私の知る限り
    こいつらはとんだ勘違いをしている
  • 4:09 - 4:12
    どこでこんな論拠を仕入れてくるんだ?
  • 4:12 - 4:15
    どこか代替的な世界に
    代替的事実が存在するのか?
  • 4:15 - 4:19
    (笑)
    (拍手)
  • 4:26 - 4:31
    そこじゃ歴史も重力も
    デフォルトでは存在しないのか?
  • 4:31 - 4:33
    (笑)
  • 4:33 - 4:35
    どうしても知らなければ
    知りたいと思った
  • 4:35 - 4:41
    後で分かったんだが 私はネットの
    エコーチェンバー現象を理解してなかった
  • 4:41 - 4:43
    ターゲットマーケティングの
    同じアルゴリズムで
  • 4:43 - 4:45
    買いそうな商品の情報をどんどん配信し
  • 4:45 - 4:48
    聞きたそうなニュースを
    どんどん配信するんだ
  • 4:49 - 4:54
    私が住んでいたオンラインの世界では
    自分の世界観が映し返されるだけだった
  • 4:54 - 4:56
    私のタイムラインはかなりリベラルだった
  • 4:56 - 5:00
    Breitbart, InfoWars, FOX Newsなど
    右派のニュースはなし
  • 5:00 - 5:07
    MSNBC、Daily Show、CNN、theGrioの
    ニュースばかりだった
  • 5:07 - 5:11
    なのに荒らしの奴らは
    次元の扉を越えてくる
  • 5:11 - 5:13
    一体どうやって?!
  • 5:13 - 5:15
    (笑)
  • 5:18 - 5:22
    そこで私はフェイスブックの
    アルゴリズムを騙して
  • 5:22 - 5:25
    自分が必ずしも賛同しないニュースを
    配信するように仕向けることにした
  • 5:25 - 5:29
    これが暫くは上手くいったけれど
    十分ではなかった
  • 5:29 - 5:31
    オンラインの履歴で
    私の好みのパターンが
  • 5:31 - 5:33
    すでに確立されていたから
  • 5:33 - 5:37
    そこで ネットの匿名性を利用し
    潜入調査へ乗り出した
  • 5:37 - 5:39
    (笑)
  • 5:40 - 5:44
    偽のプロフィールを作って滅茶苦茶やった
  • 5:46 - 5:48
    実践的なレベルでは簡単だったけれど
  • 5:49 - 5:52
    感情の面ではちょっと辛かったよ
  • 5:52 - 5:55
    特に卑劣な人種差別的表現に
    さらされるのはね
  • 5:55 - 5:59
    でも知らず知らずのうちに
    荒らしが予防接種となって
  • 5:59 - 6:01
    図太くなっていて
  • 6:01 - 6:05
    必ずしも賛成できない意見に対して
    免疫ができていた
  • 6:05 - 6:10
    数か月前の自分なら
    こんな対応はできなかったと思う
  • 6:10 - 6:12
    そこで前進し続けた
  • 6:12 - 6:15
    YouTubeにも応用できると気づいて
  • 6:15 - 6:20
    でっち上げたIDは
    白人至上主義者のLucious25
  • 6:20 - 6:22
    (笑)
  • 6:27 - 6:32
    悪名高いオルタナ右翼運動への
    オンラインの潜入を始めた
  • 6:33 - 6:37
    私の分身は
    E・R・バローズの生んだキャラ
  • 6:37 - 6:39
    ジョン・カーター
  • 6:39 - 6:40
    (笑)
  • 6:41 - 6:44
    元南部同盟兵のSFヒーロー
  • 6:44 - 6:48
    昔なら演技の特訓や特殊メイク
  • 6:48 - 6:51
    偽造身分証なんかが必要だっただろう
  • 6:51 - 6:53
    今じゃ ただネットに潜入すれば良い
  • 6:53 - 6:55
    (笑)
  • 6:55 - 7:01
    トランプ政権よりのInfoWarsを手始めに
    白人至上国家主義的なAmerican Renaissanceから
  • 7:02 - 7:04
    National Vanguard Alliance(国家前衛同盟)
    といったサイトへと手を広げた
  • 7:05 - 7:07
    動画にコメントを残すようになった
  • 7:07 - 7:10
    人権活動家アル・シャープトンや
    黒人のデモ運動を批判したり
  • 7:10 - 7:16
    私は エリック・ホルダーやオバマが
    人種問題をダシにしていると嘆いて見せて
  • 7:17 - 7:21
    自分に向けられた反黒人感情を
    そのまま映し出した
  • 7:21 - 7:24
    本音を言うと 爽快だったよ
  • 7:24 - 7:26
    (笑)
  • 7:29 - 7:33
    新しい人種差別者プロフィールで
    何日もクリックしまくった
  • 7:33 - 7:34
    (笑)
  • 7:36 - 7:40
    バーチャル白人世界で仕事をサボるのは
    ちょっとしたものだった
  • 7:40 - 7:41
    (笑)
  • 7:43 - 7:48
    前に荒らされた奴らのページも閲覧した
  • 7:49 - 7:54
    彼らの多くはごく普通の人間で
    アウトドア派や
  • 7:54 - 7:59
    狩り愛好家 コンピュータオタク
    家族のビデオを投稿する父親
  • 7:59 - 8:02
    この会場にも潜んでるかもしれないだろ?
  • 8:02 - 8:04
    (囁き)いや いない いない
  • 8:04 - 8:06
    (笑)
  • 8:06 - 8:11
    潜入捜査の結果
    色んな人物について学んだよ
  • 8:11 - 8:17
    マイロ・ヤノプルスやリチャード・スペンサー
    デービッド・デュークなどの著名人だ
  • 8:17 - 8:21
    彼らは皆 おのおのが思想的リーダーだったが
  • 8:21 - 8:25
    そのうちに オルタナ右翼が
    自らの運動に弾みをつけるために
  • 8:25 - 8:27
    彼らの情報を利用したんだ
  • 8:27 - 8:30
    その他に何が オルタナ右翼運動の
    後押しになったかというとそれは
  • 8:30 - 8:36
    白人の男性イコール悪という
    左翼による全面的決めつけだ
  • 8:36 - 8:40
    色白のペニス持ちは悪魔の回し者だ!
  • 8:40 - 8:42
    (笑)
  • 8:44 - 8:47
    これを不快と思う人がいるなんて
    信じられる?
  • 8:47 - 8:49
    (笑)
  • 8:50 - 8:56
    実際 ミレニアル世代は
    生涯を通じて低カロリー版の歴史を学ぶ
  • 8:56 - 8:59
    つまり アメリカは必死になって
  • 8:59 - 9:04
    歴史の暗部は簡略版にした教科書で
    済まそうとしている
  • 9:04 - 9:10
    これは人種問題とそれに伴う怒りを
    全体の文脈から切り離す行為だ
  • 9:10 - 9:13
    代替的事実がはびこるのに絶好の土壌だ
  • 9:13 - 9:16
    そこに荒っぽいネットの環境を加えれば
  • 9:16 - 9:21
    公立学校が生んだ落ちこぼれ世代に
  • 9:21 - 9:24
    『我が闘争』の焼き直しを
    売りつけるのは簡単さ
  • 9:24 - 9:28
    これらの思想の多くは簡単に反証できる
    代替的事実は そういう性質がある
  • 9:29 - 9:34
    しかし これらの議論に隠れた1つの
    メッセージが私に訴えかけてきた
  • 9:34 - 9:39
    「変えようもない生まれつきのことで
    なんで憎まれないといけないのか?」
  • 9:40 - 9:43
    それが アメリカに生きる
    黒人男性としての私の心に響いた
  • 9:43 - 9:48
    私は長年抗ってきた
    自分を悪者扱いしようとする攻撃や
  • 9:48 - 9:52
    私を実際の私とは違う
    ワルやギャングなどと社会の敵呼ばわりして
  • 9:52 - 9:56
    ありのままの自分でいることに
    負い目を感じさせる攻撃に対してだ
  • 9:56 - 9:59
    まさに想定外の共感だ!
  • 10:00 - 10:05
    黒人男性と白人男性が
    悪魔扱いされるようになった
  • 10:05 - 10:07
    歴史的経緯は確かに大分違う
  • 10:07 - 10:12
    残念ながらこの議論の行き着くところは
    出自の偶然にかかってる
  • 10:14 - 10:17
    だからこんな見方には
    みんなびっくりだろう
  • 10:17 - 10:19
    私もびっくりだ
  • 10:19 - 10:23
    自分を心底憎む奴らに共感するなんて
  • 10:23 - 10:25
    一生あり得ないと思っていた
  • 10:25 - 10:28
    共感すると言っても
    友達になりたいってほどじゃない
  • 10:28 - 10:31
    黒人なんか見たくもないって奴らと
  • 10:31 - 10:35
    仲よくしようなんて程
    広い心は持っていない
  • 10:35 - 10:40
    でもその思想にたどり着いた
    経緯には共感できる
  • 10:40 - 10:43
    正直言って
    理屈にかなった論点もあった
  • 10:43 - 10:49
    その一つはリベラル派は
    全ての人を受け入れるのに
  • 10:49 - 10:52
    保守的意見を持つ者だけは
    除外だということ
  • 10:52 - 10:54
    (笑)
  • 10:55 - 10:59
    信仰心や愛国心なんてとんでもない!だろ?
  • 11:00 - 11:03
    奴らが取りざたするのは
    もう一つはある種の恐怖
  • 11:03 - 11:06
    奴らが白人の虐殺と呼ぶもの —
  • 11:06 - 11:10
    多様性の推進が白人を一掃してしまう
    原動力になると恐れている
  • 11:10 - 11:15
    自らの人種の運命を憂う気持ちはわかる
  • 11:15 - 11:21
    ドラッグ、AIDS、ギャング闘争に
    大量投獄、居住地からの追い出し
  • 11:21 - 11:22
    警官による銃撃 など
  • 11:22 - 11:26
    黒人には夜も眠れない程の不安がある
  • 11:26 - 11:29
    でも多様性は自然の摂理で
    それに抗おうとするなら
  • 11:29 - 11:31
    あんたに勝ち目はない
  • 11:31 - 11:33
    (笑)(拍手)
  • 11:36 - 11:39
    自然は人種のことなんか気にしない
    人種とは 人が作った概念だ
  • 11:40 - 11:42
    自然にとって大切なのは
    健康的な生物体で
  • 11:42 - 11:45
    その目的のためなら
    人種の特性なんてどうでもいいのさ
  • 11:46 - 11:50
    人種差別なんて忘れて
  • 11:50 - 11:54
    人間性を取り戻せば
    あっという間に問題解決
  • 11:54 - 11:55
    (拍手)
  • 12:01 - 12:06
    絶滅しない人種もあるぜ
    「人類」って種だ
  • 12:06 - 12:08
    こっちの水はあーまいぞ
  • 12:08 - 12:09
    (笑)
  • 12:09 - 12:12
    水温上昇も問題だが...
    それはまた別のTEDトークだ
  • 12:12 - 12:14
    (笑)
  • 12:15 - 12:20
    ここまで理解を深めるには
    恐怖を断ち切って
  • 12:20 - 12:22
    好奇心を持たないといけない
  • 12:22 - 12:26
    悲しいことに多くの人は
    世界を対岸から見るための
  • 12:26 - 12:29
    冒険をしようとしない
  • 12:29 - 12:32
    正直なところ
    進歩主義者に限ったことじゃなく
  • 12:32 - 12:35
    右翼や保守派も同じことだ
  • 12:35 - 12:38
    中には正当な論点もあるけど
    彼らも未だに
  • 12:38 - 12:42
    自分の声の反響する世界に囚われ
    時代遅れの見解を使い回して
  • 12:42 - 12:44
    多様性を考慮しようともせず
  • 12:44 - 12:48
    包括的な世界観を持とうとしない
  • 12:48 - 12:52
    彼らは 特定の反人種差別や
    政治的意見には聞く耳を持たない
  • 12:52 - 12:58
    ティム・ワイズ、ミッシェル・アレクサンダー
    ジョイ・デグリュイ
  • 12:58 - 13:00
    ボイス・ワトキンズ、タリク・ナシード
    といった活動家の声だ
  • 13:00 - 13:04
    活動家の意見は
    彼らの求める問いへの答えなのに
  • 13:04 - 13:09
    不運にも自分の声の反響に押されて
    活動家の声は聞こえてこない
  • 13:09 - 13:12
    我々はデジタル世界での対立を
    突破しなければならない
  • 13:12 - 13:15
    なぜならテクノロジーが進歩するにつれ
  • 13:15 - 13:18
    排他主義が生み出す結果は
    より危険なものになるからだ
  • 13:18 - 13:24
    この経験全体から 私が学んだのは
    機械は我々を救ってくれないことだ
  • 13:24 - 13:30
    ハイテクデバイスで統制できるのは
    外的な世界だけで
  • 13:30 - 13:32
    内的な世界ではない
  • 13:32 - 13:37
    知能指数ばかりで感情指数がないのは
    危険な不均衡だ
  • 13:37 - 13:40
    感情的な知性はどこで身につくのか?
  • 13:40 - 13:44
    人格の形成や忍耐、辛抱
    思いやりなどの美徳は?
  • 13:44 - 13:49
    こういった美徳で保証されるのは
    どんなに進んだデバイスであっても
  • 13:49 - 13:52
    もたらすのは恩恵であって
    災いではないことだ
  • 13:52 - 13:55
    私には 人間性自体に
    アップグレートが必要と思える
  • 13:55 - 13:56
    (拍手)
  • 13:59 - 14:02
    当然難しい課題さ
  • 14:02 - 14:05
    でも倒せない怪物なんていないと
    私は思う
  • 14:05 - 14:09
    どんな巨人にもアキレス腱はあるだろう
  • 14:09 - 14:14
    この問題の最善の克服法は
  • 14:14 - 14:19
    勇気をもって
    とっつきにくい人達
  • 14:19 - 14:23
    自分とは違う物の見方をする人達と
    会話することだ
  • 14:23 - 14:28
    そうだ 会話こそ まさに
    アップグレードの鍵かもしれない
  • 14:28 - 14:32
    だって言語こそが
    最初のバーチャルリアリティーだったから
  • 14:32 - 14:37
    言語は文字通り
    物質世界を記号で表したものであり
  • 14:37 - 14:40
    言語というデバイスで
    私たちは物質世界を変革するんだ
  • 14:40 - 14:45
    忘れるな 会話が暴力を止め
    会話が国をスタートさせる
  • 14:45 - 14:48
    会話が 橋を架けて
    そしていざという時には
  • 14:48 - 14:50
    会話こそは 人類が銃を手にする前に
  • 14:50 - 14:53
    使う最後の手段だ
  • 14:53 - 14:55
    私が言っているのは
    パソコンから参加するオンラインの
  • 14:55 - 14:58
    安全な会話のことでは断じてない
  • 14:59 - 15:03
    生身の人間との
    対面での会話の事を言ってるんだ
  • 15:03 - 15:08
    私には まさにコミュニティフォーラムの
    Shop Talk Liveの運営のようなものだ
  • 15:08 - 15:13
    Shop Talk Liveでは
    人生を変えるような会話をしている
  • 15:13 - 15:16
    コミュニティに出向いて行くんだ
  • 15:16 - 15:20
    リアルタイムでギャング闘争を牽制したり
  • 15:20 - 15:24
    職探しの手伝いや
    ホームレスの若者を育成したりする
  • 15:24 - 15:29
    なぜこんな事が必要かというと
    黒人コミュニティ内では
  • 15:29 - 15:33
    コカイン蔓延時代の暴力の名残で
    信頼が欠如していたからだ
  • 15:33 - 15:38
    他人に頼らず 自ら主導して
  • 15:38 - 15:40
    問題を解決しなければいけなかったんだ
  • 15:40 - 15:43
    市長から犯罪者までみんな
  • 15:43 - 15:46
    あの床屋に集まる これが真実さ
  • 15:46 - 15:49
    我々はすでに起きていた事を
    組織立てただけ
  • 15:49 - 15:52
    私が始めたのは
    デジタルの代替的な宇宙から
  • 15:52 - 15:57
    代替的な意見を掘り出し
    分解し分析して
  • 15:57 - 15:59
    議論の焦点になるポイントにすること
  • 15:59 - 16:04
    それでケータイを使って
    ネットをかき回してみることにした
  • 16:04 - 16:06
    これらの会話をフォロワーに向けて
  • 16:06 - 16:08
    ライブで流した
  • 16:08 - 16:11
    それに触発された彼らは
    安全なパソコンを離れ
  • 16:11 - 16:14
    現実の生身の人間である我々と
  • 16:14 - 16:16
    直接会話をしに来てくれた
  • 16:16 - 16:18
    ありがとう
  • 16:18 - 16:20
    (拍手)
  • 16:22 - 16:26
    私達は 例えばLGBTQ社会からアラブ系移民まで
    数多くのコミュニティとの架け橋を造り
  • 16:26 - 16:29
    私達は 例えばLGBTQ社会からアラブ系移民まで
    数多くのコミュニティとの架け橋を造り
  • 16:29 - 16:32
    南部同盟軍の旗を頭に巻いた人と対話もして
  • 16:32 - 16:34
    本当に重要な問題について話し合った
  • 16:34 - 16:39
    なぜなら 擬似体験のやりとりは
    もう止めにする時だ
  • 16:40 - 16:42
    お互いを避けることはできない
  • 16:42 - 16:44
    逃げ場を探すのをやめよう
  • 16:44 - 16:46
    これだけは理解しなくちゃ
  • 16:46 - 16:48
    人はみな同じ物を欲してる
  • 16:48 - 16:51
    それを手に入れるには
    お互い付き合ってかなきゃいけない
  • 16:51 - 16:55
    勇気ある会話で橋を架けるんだ
  • 16:55 - 16:57
    人を人として見ることを始める時が来た
  • 16:57 - 17:01
    ある概念が投影された存在と見なし
    拒否反応を示すのはやめよう
  • 17:01 - 17:04
    人間は障壁じゃない
  • 17:04 - 17:07
    自らの求めるものへと通じる入口だ
  • 17:07 - 17:11
    これは集団的で意識的な進化だ
  • 17:12 - 17:18
    私の旅の始まりは
    人気動画と友人の死だった
  • 17:19 - 17:22
    君の旅もここから始まる
  • 17:22 - 17:27
    人と人との繋がりの再生に参加してくれ
    君がいてもいなくても進んでいくことだ
  • 17:27 - 17:31
    私からの提案は 話題を選んで
    コミュニティでの対話を始めて
  • 17:31 - 17:35
    現実に帰って
    自分の周囲の人と会うことだ
  • 17:35 - 17:39
    私に言えることは
    自己の存在のアルゴリズムを騙せば
  • 17:39 - 17:42
    多様性を体験できるってことだ
  • 17:42 - 17:44
    成長しようぜ みんな
  • 17:44 - 17:47
    もしと言わずに実行すればきっとわかるはずだ
  • 17:47 - 17:49
    このアップグレードのための鍵は
  • 17:49 - 17:53
    私たちが作り出すデバイスの中ではなく
    我々の内側の世界にずっと存在していたことが
  • 17:53 - 17:59
    さあ それを体験する入り口だ
    ずっとみんなで繋がろう
  • 17:59 - 18:01
    ありがとう
  • 18:01 - 18:03
    (拍手)
Title:
黒人男性がオルタナ右翼に潜入 | セオ・E・J・ウィルソン | TEDxMileHigh
Description:

話題のネット動画をスクロールダウンすれば、どのコメント欄にも、時代遅れの人種差別的な罵詈雑言が飛び交う論争状態に出くわします。自分を敵視する人に興味を持ったセオ・E・J・ウィルソンは、唯一合理的なこと、つまり潜入して彼らの仲間に入ることにしました。洞察にあふれ、徹底的に笑えるこのトークで、セオは論争の両側を歩いてみて発見した驚くべき事象を紹介します。

ポエトリースラムの詩人、セオ・E・J・ウィルソン(別名Lucifury)は、2011年に全米ポエトリースラム大会で優勝したコロラド州デンバーのチーム、SlamNUBAの創設者。15歳から全米黒人地位向上協会での講演の経験を積み、社会的正義に対して常に情熱を持ってきた。セオは現在、床屋をコミュニティ内の対話と癒しのためのステージ拠点として用いる団体、「Shop Talk Live」のエグゼクティブ・ディレクターを務める。

このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。

more » « less
Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDxTalks
Duration:
18:21

Japanese subtitles

Revisions