わたしの自信の作り方 | 野邉 まほろ | TEDxShimaneU
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0:23 - 0:27携帯を片手に
教えてもらった病院を目指す -
0:28 - 0:31田舎から出てきたばかりの
わたしにとっては -
0:32 - 0:35一人で松江の道を歩くことさえ
とても怖いこと -
0:37 - 0:40言われた通りの場所に 病院はあって
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0:40 - 0:44大きな扉を目の前に
お母さんの顔が 頭にふと浮かぶ -
0:47 - 0:48(ため息)
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0:48 - 0:50「これで 全部バレるんだ」
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0:51 - 0:52ため息を1つ つき
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0:53 - 0:57重い扉を 力いっぱい押して
病院の中へと入る -
0:59 - 1:04冷たい ひんやりとしたソファーで
自分の名前が呼ばれるを待つ間 -
1:05 - 1:08「何てお母さんに言い訳しよう」
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1:08 - 1:10「何て伝えたら
不安にさせないで済むかな」 -
1:11 - 1:15そんなことを
頭[の中]でグルグルと考える -
1:16 - 1:21診察室に通された わたしは
すべてをありのままに話した -
1:23 - 1:27どんなに食べても食べても
食べたい気持ちが止められないこと -
1:28 - 1:32止まらない過食衝動で
体重が一気に増えて -
1:33 - 1:35下剤を飲み出すようになったこと
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1:36 - 1:40体が下剤に慣れてしまう焦りから
飲む回数も量も増え -
1:41 - 1:46今では一度に 90粒の下剤を
毎日毎日飲んでいること -
1:48 - 1:53抱えきれなくなっていた現状と
初めて自分の秘密を誰かに話せた安心感で -
1:54 - 1:57次々に 言葉と涙が溢れてきて
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1:58 - 2:00ただただ 一方的に話をする
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2:02 - 2:07話を聴き終えた先生は
わたしの目をまっすぐ見て こう言った -
2:09 - 2:11「君は 摂食障害だね」
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2:13 - 2:17その時 初めて
そんな病気があることを知りました -
2:17 - 2:20それと同時に「異常な自分は
病気のせいだったからだよ」と -
2:20 - 2:22言ってもらえた気がして
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2:22 - 2:25どこか ほっとしたのを
今でも憶えています -
2:26 - 2:29この中に 高校生の方って
いらっしゃいますかね? -
2:30 - 2:33いらっしゃらないですかね?
あっ いらっしゃいましたね -
2:33 - 2:36皆さんも きょうだいだったり
ご家族の方で -
2:37 - 2:40高校生が もし いらっしゃったら
思い浮かべてみてください -
2:41 - 2:45先ほどのお話は
わたしが高校2年生の時のお話です -
2:45 - 2:49当時わたしは ここから歩いて
30分のところにある— -
2:49 - 2:52松江北高校に通う 女子高生でした
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2:53 - 2:56実は わたしは
松江市の出身ではなくて -
2:56 - 3:00船で2時間半先にある
隠岐の島というところで育ちました -
3:01 - 3:034人姉妹の3番目として生まれ
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3:03 - 3:06歳が近い姉妹の影響か
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3:06 - 3:09とても負けず嫌いで
競争心が強い子供でした -
3:10 - 3:13特におじいちゃんと
おばあちゃんが大好きで -
3:13 - 3:174姉妹の中で
一番愛される孫でいたいと -
3:17 - 3:20小さいころから 何事にも
一生懸命取り組んできました -
3:22 - 3:27そして 高校から親元を離れ
ここ松江市にやって来ました -
3:28 - 3:30高い勉強レベル
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3:30 - 3:33入学して すぐに選ばれた
部活のレギュラー -
3:33 - 3:35毎日の家事
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3:35 - 3:37一気に生活環境が変わって
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3:37 - 3:40できないことや
うまくいかないことに ぶつかりました -
3:41 - 3:46だけど できない自分が悔しくて
周りに知られたくなくて -
3:47 - 3:50もっともっと頑張れば
きっとできるようになると思って -
3:50 - 3:52立ち止まらなかったんです
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3:54 - 3:57できない自分への苛立ちや焦り
不安は膨らむばかりで -
3:58 - 4:01その時くらいから やけ食いを
するようになりました -
4:02 - 4:04きっと 食べることに集中して
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4:04 - 4:07そういう感情を
忘れたかったんだと思います -
4:08 - 4:11思春期だったこともあり
体重は一気に増えました -
4:12 - 4:15初めは 本当に軽いダイエットのつもりで
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4:15 - 4:18下剤を買いに行き
一粒 飲んでみたんです -
4:19 - 4:21数時間後には
お腹に痛みが走り -
4:21 - 4:24トイレから出た後に
体重計に乗ってみると -
4:24 - 4:28さっき食べて太った分の体重が
元に戻っていました -
4:30 - 4:33食べてしまった罪悪感や
太った醜い自分も -
4:33 - 4:37一緒にトイレに流れていった気がして
すごくスッキリしました -
4:38 - 4:41さっき食べたものが
体の外へ出ただけだと分かっていても -
4:42 - 4:46自分が一瞬で痩せられた気がして
すごく嬉しくなりました -
4:47 - 4:51食べたい気持ちは
日に日に増えていくばかりで -
4:51 - 4:57増えた体重を見ては 慌てて下剤を飲む
その繰り返しの毎日で -
4:57 - 5:00食べる量も 下剤の量も
どんどん増えて -
5:01 - 5:04一度に90粒の下剤を
飲むようになったころには -
5:04 - 5:0724時間続く腹痛で気絶をし
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5:08 - 5:11トイレの床で 朝を迎えることも
多くありました -
5:14 - 5:18体重が減れば
「自分は生きている価値がある」と思い -
5:18 - 5:19自分に自信が持てて
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5:20 - 5:21体重が増えれば
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5:21 - 5:24「自分は生きている価値がない」
と自分に自信をなくす -
5:25 - 5:30わたしは いつの間にか 自分の価値を
体重で決めるようになっていました -
5:32 - 5:35心も体も疲れきってしまって
結局不登校に― -
5:36 - 5:41この松江という場所は わたしにとって
ふるさとである以上に -
5:41 - 5:44苦しんだ場所として
記憶に残っています -
5:45 - 5:48そして 大学へ進学しました
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5:49 - 5:51わたしは高校時代
不登校だったせいで -
5:52 - 5:55「食べる、寝る、下剤」
の繰り返しに慣れてしまい -
5:55 - 5:59大学入学後も
自分の体重には 敏感でしたが -
5:59 - 6:02自分の身なりは
あんまり気にしてませんでした -
6:02 - 6:05そのため 大学でついたあだ名は
「ジャイアン」 -
6:06 - 6:08お風呂に入らず寝るのは当たり前
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6:08 - 6:11朝 お風呂に入っても
家にドライヤーはないんで -
6:11 - 6:13濡れた髪のまま 自転車をこぎ
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6:13 - 6:16その風で 髪の毛を乾かしていました
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6:16 - 6:18雨でも 傘はささないし
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6:18 - 6:21つけている下着も
中学生から5年間 同じもの -
6:22 - 6:25夜中には いつも
コンビニで大量にごはんを買い -
6:25 - 6:27こたつで食べれば
片付けず そのまま寝る -
6:28 - 6:32起きたら こたつは汁だらけ
なんてことも よくありました -
6:33 - 6:38だから大学の友達は みんなキラキラしていて
「女子力高いな」と思いました -
6:39 - 6:42わたしとは どこか
遠いところにいる人たちで -
6:42 - 6:44わたしは
あんなふうにはなれない -
6:45 - 6:48だって 綺麗な人って
「綺麗になるセンス」があると思うんです -
6:49 - 6:51家が元々お金持ちだったり
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6:51 - 6:53親がすっごく綺麗好きだったり
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6:54 - 6:57野菜が好きで
脂っこいものが嫌いとか -
6:57 - 7:01本人も無理せず 息をするように
「綺麗に欠かせないこと」ができる人 -
7:03 - 7:05一方わたしは
隠岐の島の田舎で育ち -
7:06 - 7:08親もそんな雰囲気さえありません
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7:08 - 7:10「そもそも 摂食障害だったくらいだから
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7:11 - 7:13わたしはどんなに頑張っても変われない」
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7:13 - 7:17「わたしには綺麗になるセンスがない」
そう思ったんです -
7:18 - 7:21だけど 大学の親友が
女子力アップのために -
7:21 - 7:24岩盤浴や美容院に行っているのを見て
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7:25 - 7:28「わたしは 綺麗になれは
しないかもしれないけど -
7:28 - 7:33綺麗な人がしている行動を 真似することなら
できるんじゃないかな」って思ったんです -
7:34 - 7:36いろんな人のSNSを見て回って
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7:37 - 7:39まずは 綺麗な人の真似をして
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7:39 - 7:41綺麗になった人のフリを
しようと思いました -
7:43 - 7:44お風呂にキャンドルを置いてみたり
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7:45 - 7:48読まないのに 雑誌を買っては
SNSにアップしたり -
7:48 - 7:52写真の撮り方だって
たくさん真似しました -
7:53 - 7:56自分の食事も 綺麗な人は
おしゃれなものを食べていると知り -
7:57 - 8:00食べる物を 高級品に変えるのは難しいからと
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8:00 - 8:03まずは見た目に
気をつけるようにしました -
8:04 - 8:06「何を食べるか」も
もちろん大事ですが -
8:07 - 8:10それより大事なのは
「どう食べるか」 -
8:11 - 8:15食べるという行為は
ただ胃を満たすためのものでも -
8:15 - 8:17自分を傷つけるためのものでもない
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8:19 - 8:21目で見て 幸せな気持ちになり
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8:22 - 8:25よく噛んで味わう時間は
心にゆとりをもたせてくれる -
8:27 - 8:30食べることは
心の中を満たしてくれるものなんだと -
8:30 - 8:32考えるようになりました
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8:33 - 8:36「わたしは どんなに頑張って
綺麗な人のフリをしても -
8:36 - 8:38本物には なれない」
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8:38 - 8:40そう思う時だって
もちろん ありました -
8:41 - 8:45だけど フリをしていれば
いつかきっと 本物になれる -
8:46 - 8:49そう自分に言い聞かせて4年
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8:49 - 8:51実際に作った朝ごはんが
こちらです -
8:52 - 8:53[フリをし続けていれば、
きっといつか本物に。] -
8:53 - 8:56今では あんなに頑張って
真似していたことが -
8:56 - 9:00本当の自分の趣味になり
心から 楽しめています -
9:01 - 9:04そして もう1つ
嬉しいことがありました -
9:05 - 9:08過食の衝動を
減らすことができたんです -
9:09 - 9:11新しい口紅を口につけると
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9:11 - 9:14その口で過食をして
取れちゃうのが もったいなくて -
9:15 - 9:18その日だけは 過食の衝動を
我慢することができました -
9:19 - 9:23新しい服を着れば
外に出かけるのが楽しくなって -
9:23 - 9:25よく人に会うようになりました
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9:26 - 9:31美容院に行き 髪の毛が
明るい色に染まり さらさらになると -
9:31 - 9:32何だか気分がアガって
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9:32 - 9:36その日は 過食の原因になる
イライラが 起きなかったんです -
9:38 - 9:39下剤で痩せた3キロよりも
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9:40 - 9:44たった1つのピアスのほうが
たった1着の服のほうが -
9:44 - 9:46自分を好きになれる
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9:47 - 9:51そんなに自分を傷つけなくても
そんなに自分を苦しめなくても -
9:52 - 9:54毎日の何気ない生活の中で
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9:54 - 9:58楽しみながら 自分を
好きになれる方法は たくさんある -
10:00 - 10:02なりたい自分のふりをする
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10:03 - 10:05そんな小さな きっかけから
始まった行動が -
10:05 - 10:10当時のわたしに 大切なことを
教えてくれました -
10:11 - 10:14そして わたしは
大学を卒業しました -
10:15 - 10:18実は わたし高校の卒業式に
参加していません -
10:19 - 10:23高校3年生のとき
卒業できないと言われましたが -
10:23 - 10:27いろんな人の助けもあって
やっとの思いで 卒業の日を迎えたのに -
10:28 - 10:31「行かない」と
当時 意地を張ったわたしに -
10:31 - 10:34母親は 泣き叫びながら叱りました
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10:36 - 10:37あれから5年
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10:37 - 10:40人より1年多く
待たせてしまいましたが -
10:40 - 10:43卒業の日を お母さんに
見せることができました -
10:45 - 10:48勝手なワガママで
高校から 島を出て -
10:48 - 10:50家まで借りてもらったのに
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10:50 - 10:51結局不登校に—
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10:53 - 10:58できるだけ 家事の負担を減らして
勉強や部活に専念できるようにと -
10:58 - 11:01毎月 たくさん
振り込んでくれていたお金を -
11:01 - 11:04わたしは隠れて すべて
過食と下剤に使っていました -
11:07 - 11:10そんなわたしも
もう 社会人です -
11:10 - 11:14ちょっとずつ 恩返ししていきたいな
と思っています -
11:16 - 11:19わたしは今
摂食障害を完治しています -
11:20 - 11:25もちろん なりたい自分のふりをしただけで
完治したわけではありません -
11:26 - 11:30大学に入って 新しい環境になり
自分を一から始められたこと -
11:32 - 11:33好きな人ができて
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11:33 - 11:36その人に愛される上で
体重は関係ないと思えたこと -
11:38 - 11:41海外旅行や
新しい人たちとの出会いの中で -
11:41 - 11:44体重以外にも
目を向けられるようになったこと -
11:46 - 11:48「摂食障害を治したい」
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11:50 - 11:52そう思い続けた 小さな積み重ねで
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11:53 - 11:55わたしは 今日という日を
迎えられています -
11:57 - 11:59わたしには今
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11:59 - 12:05笑って「ごちそうさま」と言える
当たり前の毎日が ちゃんと訪れています -
12:07 - 12:09これが 今のわたしです
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12:10 - 12:13もちろん 今でもダイエットは
続けていますし -
12:13 - 12:16なりたい体形には
まだまだ届きません -
12:16 - 12:18自分の体に嫌気がさしたり
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12:18 - 12:22人と比較して
誰とも代わることのできない自分の体に -
12:22 - 12:24苦しくなったりすることもあります
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12:26 - 12:28もちろん 今でも不満は尽きませんが
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12:29 - 12:32それでも 今の自分は嫌いじゃありません
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12:33 - 12:35今なら胸を張って そう言えます
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12:37 - 12:42今までのわたしは 太っている自分を
自分の中からなくそうと -
12:43 - 12:46自分を傷つけ 苦しめる行為を
行なってきました -
12:47 - 12:51だけど 今のわたしは
嫌いな自分をなくすんじゃなくて -
12:51 - 12:53ネイルやアクセサリーといった装飾品
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12:54 - 12:57料理といった趣味、海外旅行の経験
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12:57 - 13:00そういう好きなものを
自分に取り入れることで -
13:00 - 13:03自分を好きになろうとしています
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13:04 - 13:07そうやって
コンプレックスや劣等感を -
13:07 - 13:11自分を変える前向きな
エネルギーに変えていける人でいたい -
13:12 - 13:13そんな思いを込めて
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13:13 - 13:18涙が流れていくと
花やお化粧品 服に代わり -
13:18 - 13:21自分を彩ってくれる「お守り」へと
変わっていく様子を -
13:21 - 13:23体に描いてもらいました
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13:23 - 13:26[自分の嫌いなところを、失くす。
自分に好きなものを、取り入れる。] -
13:26 - 13:29わたしは 自分の価値は
体重で決まると思ってい ました -
13:29 - 13:32[わたしの価値は、何キロですか?]
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13:32 - 13:35体重が減れば
「自分は生きている価値がある」と思い -
13:35 - 13:38自分に自信が持て
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13:38 - 13:39体重が増えれば
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13:39 - 13:43「自分は生きている価値がない」
と自分に自信をなくす -
13:44 - 13:48だけど その自信というのも
下剤や過度な運動といった[方法で] -
13:48 - 13:52自分を苦しめながら作り上げた
一瞬の脆いものでした -
13:54 - 13:57皆さんの価値は 何ですか?
-
13:57 - 13:59[あなたの価値は、何◯◯ですか?]
-
13:59 - 14:00偏差値ですか?
-
14:01 - 14:02お金ですか?
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14:05 - 14:08今のわたしは 自分の価値を
いろんなもので 作っています -
14:10 - 14:13だからたとえ 何か1つがダメになったり
できていなくても -
14:14 - 14:17わたしの価値自体が
なくなることはありません -
14:17 - 14:21それを知っていることが
自分の自信になっています -
14:23 - 14:26自分の価値を
いろんなもので作っていく -
14:27 - 14:30それが わたしの自信の作り方
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14:31 - 14:37わたしは なりたい自分のふりをしていく中で
自分の価値を広げることができました -
14:38 - 14:41絵、歌、スポーツ
何だっていいんです -
14:42 - 14:45自分が好きなことを取り入れ
自分の価値を広げていくことが -
14:46 - 14:50わたしたちに 揺るぎない自信を
作ってくれます -
14:53 - 14:56わたしの価値は
体重計では測れません -
14:57 - 14:59だから わたしはこれからも
-
14:59 - 15:03自分を彩ってくれる
おしゃれなものを身につけて -
15:03 - 15:08毎日を豊かに彩ってくれる
趣味や経験を増やしていくことで -
15:09 - 15:11重みのある人間になり
-
15:11 - 15:14重みのある人生を
歩んでいきたいと思います -
15:14 - 15:17ご清聴いただき
ありがとうございました -
15:17 - 15:20(拍手)
- Title:
- わたしの自信の作り方 | 野邉 まほろ | TEDxShimaneU
- Description:
-
高校時代、摂食障害で苦しみながらも、大学に入って徐々に克服し、完治に至った経験を持つ野邉まほろが、社会人となった今、当時を振り返ります。「太ったら自分には価値がない」と強迫的に過激なダイエットを繰り返した後、どうやって自分を変え、自分を好きになることができたのか、感情を込めて語ります。
このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。
- Video Language:
- Japanese
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 15:23
Riaki Ponist approved Japanese subtitles for わたしの自信の作り方 | 野邉 まほろ | TEDxShimaneU | ||
Riaki Ponist edited Japanese subtitles for わたしの自信の作り方 | 野邉 まほろ | TEDxShimaneU | ||
Shoko Takaki accepted Japanese subtitles for わたしの自信の作り方 | 野邉 まほろ | TEDxShimaneU | ||
Shoko Takaki edited Japanese subtitles for わたしの自信の作り方 | 野邉 まほろ | TEDxShimaneU | ||
Riaki Ponist edited Japanese subtitles for わたしの自信の作り方 | 野邉 まほろ | TEDxShimaneU | ||
Shoko Takaki declined Japanese subtitles for わたしの自信の作り方 | 野邉 まほろ | TEDxShimaneU | ||
Shoko Takaki edited Japanese subtitles for わたしの自信の作り方 | 野邉 まほろ | TEDxShimaneU | ||
Riaki Ponist edited Japanese subtitles for わたしの自信の作り方 | 野邉 まほろ | TEDxShimaneU |