「男らしく」在らんとすることをやめた理由
-
0:01 - 0:03役者として
私は台本をもらいます -
0:04 - 0:06私の仕事は台本通りに演じ
-
0:06 - 0:08自分の台詞を言い
-
0:08 - 0:11他の誰かが作り出した役を
表現することです -
0:11 - 0:13キャリアを通じて
-
0:13 - 0:15大変名誉なことに
-
0:15 - 0:19テレビの舞台で表現された
最高の男性のロールモデルを -
0:19 - 0:21演じることができました
-
0:21 - 0:24私が演じた「男娼その1」を
覚えているかもしれません -
0:24 - 0:27(笑)
-
0:27 - 0:29「デートレイプする写真家」
-
0:30 - 0:34『スプリングブレーク・シャークアタック』の
「デートレイプする上半身裸の男」 -
0:34 - 0:36(笑)
-
0:36 - 0:37「上半身裸の医学生」
-
0:38 - 0:39「上半身裸の筋肉バカの詐欺師」
-
0:39 - 0:43それから 代表的な役である
ラファエルです -
0:43 - 0:47(拍手)
-
0:47 - 0:49心を入れ替えた
悩ましげなプレイボーイで -
0:49 - 0:51なんとバージンの女性と恋に落ちます
-
0:52 - 0:54服を脱ぐシーンもごくまれです
-
0:54 - 0:57(笑)
-
0:57 - 1:01これらの役は実生活の私を
表現するものではありません -
1:01 - 1:03だからこそ演技が好きなのです
-
1:03 - 1:06自分とはかけ離れた役を
生きることができます -
1:07 - 1:10しかし こうした役を
演じるたびに 驚いてしまいます -
1:10 - 1:13多くの役にはマッチョイズムや
-
1:13 - 1:15カリスマ性や力がみなぎり
-
1:15 - 1:18鏡に映る自分とは
随分違っているからです -
1:18 - 1:20ところがハリウッドは私を
そう見ているようです -
1:20 - 1:23やがて男性として私が
-
1:23 - 1:25作中と作品の外で演じる役柄に
-
1:25 - 1:27類似点が見えてきました
-
1:29 - 1:33これまでの人生で
本当の自分ではない誰かを演じていたのです -
1:34 - 1:37気持ちが弱っているときに
強いふりをして -
1:37 - 1:40不安なときに
自信があるふりをし -
1:41 - 1:43深く傷ついているときに
頑強を装っていたのです -
1:44 - 1:47人生の大半を
演じ続けていたようなものです -
1:49 - 1:50でも演じるのは疲れました
-
1:51 - 1:53今 こう申し上げましょう
-
1:53 - 1:58常に男らしくあることは
誰にとっても辛いことなのです -
2:00 - 2:02さて―
そうでしょう? -
2:02 - 2:04(笑)
-
2:04 - 2:06兄は同意してくれたようです
-
2:06 - 2:09物心ついたときから
私は大人になったら -
2:09 - 2:11どんな男性になるべきか
言い聞かされてきました -
2:12 - 2:16少年の頃 唯一願っていたのは
他の男の子たちに認められ好かれたい -
2:16 - 2:18彼らの承認を得るためには
-
2:18 - 2:21女らしさを忌避しなければならず
-
2:21 - 2:24女らしさは男らしさの反対であると
教えられていたので -
2:24 - 2:27女らしさを体現することを拒絶するか
自分が拒絶されるかを -
2:27 - 2:29選ばねばなりませんでした
-
2:30 - 2:32私たちはこうした台本を
与えられています -
2:32 - 2:35でしょう?
女性はか弱く 男性は強いのだと -
2:36 - 2:39世界中の何千万人もの少年少女の
潜在意識に -
2:39 - 2:42このメッセージが
植え付けられているのです -
2:42 - 2:43私もそうでした
-
2:45 - 2:49さて 今日私はここで
一人の男性として -
2:50 - 2:53このメッセージが誤りであり
有害なものであり -
2:53 - 2:54終焉すべき時だと言いに来ました
-
2:54 - 2:58(拍手)
-
3:01 - 3:04とはいっても 歴史の授業を
するわけではありません -
3:04 - 3:07皆さん ここに至るまでの経緯は
知っていますよね -
3:07 - 3:10私は30年生きてきて
自分が葛藤を抱えていると -
3:10 - 3:12気づいた一人の男性なのです
-
3:12 - 3:14心の奥で感じている
自分という人間と -
3:14 - 3:17世の中で「こうあるべき」とされる
男性像の葛藤です -
3:18 - 3:20すでに壊れてしまった―
-
3:20 - 3:23今の男らしさの定義を
体現しようとは思いません -
3:24 - 3:26善い男性であるだけでは
不十分です -
3:28 - 3:29私は善い人間でありたいのです
-
3:30 - 3:32それが実現できる道はただ一つ
-
3:32 - 3:35女性的であると教えられた資質を
-
3:35 - 3:38男性たちが受け入れるだけでなく
-
3:38 - 3:40そういった資質を
兼ね備える女性たちを -
3:40 - 3:43称え 彼女たちから学ぼうと
立ち上がることです -
3:45 - 3:46さて 男性は―
-
3:46 - 3:48(笑)
-
3:48 - 3:52教えられてきたことが
すべて有害だと言うつもりはありません -
3:52 - 3:55私たち男性が本質的に
間違っているわけでもなければ -
3:55 - 3:57男性であることをやめよと
言うつもりもありません -
3:58 - 4:00でも バランスは必要でしょう?
-
4:01 - 4:02バランスが必要です
-
4:02 - 4:06物事を変える唯一の方法は
何世代にもわたって -
4:06 - 4:08受け継がれてきた台本と
-
4:08 - 4:10男性として 日々の生活で
-
4:10 - 4:13受け入れてきた役割を
じっくりと正面から -
4:13 - 4:15向き合うことです
-
4:15 - 4:17台本と言えば
-
4:17 - 4:20私の初めての台本は
父がくれたものでした -
4:20 - 4:21父は最高です
-
4:22 - 4:28愛情深く 優しくて
繊細で 子育てをし -
4:29 - 4:30今日ここに来ています
-
4:30 - 4:34(拍手)
-
4:37 - 4:38泣いています
-
4:38 - 4:41(笑)
-
4:41 - 4:45ごめんね 父さん
子供の頃はそれが嫌でした -
4:45 - 4:47父のせいで自分が
穏やかになったと思っていました -
4:47 - 4:50それは引っ越した先の
オレゴン州の小さな町では -
4:50 - 4:51評価されないことでした
-
4:51 - 4:53穏やかであったために
いじめられました -
4:54 - 4:56父はいわゆる男らしい人ではなく
-
4:56 - 4:59手の使い方は教わりませんでした
-
4:59 - 5:01狩りやケンカなどの
いわゆる男らしいことは -
5:02 - 5:04教わりませんでした
-
5:05 - 5:07その代わりに 父に教わったのは
-
5:07 - 5:10男であることは 犠牲を払うことだ
ということです -
5:11 - 5:12できる限りのことをして
-
5:13 - 5:15家族を養うことなのだと
-
5:15 - 5:18父から教わった役割は
もうひとつあります -
5:18 - 5:20父もその父親から
学んだことです -
5:20 - 5:22祖父は国会議員でありながら
-
5:22 - 5:24その晩年には
-
5:24 - 5:26家族を養うため用務員として
夜間の仕事につきました -
5:27 - 5:29誰にも内緒でです
-
5:30 - 5:32誰にも知られずに苦しむという役です
-
5:32 - 5:343世代後になって
-
5:34 - 5:36私もその役割を担っています
-
5:37 - 5:42どうして祖父は他の誰かに
助けの手を求められなかったのでしょう? -
5:43 - 5:47どうして父は今に至るまで 全てを
自分でやり遂げなければと思うのでしょう? -
5:47 - 5:48傷ついていると
人に言うくらいなら -
5:49 - 5:51死んだ方がましだと考える
男性を知っています -
5:52 - 5:55その全員が
強く寡黙だからではありません -
5:56 - 6:00それは違います 多くの男性は
打ち解けて話すのが得意です -
6:01 - 6:03ただ腹を割っては話さないのです
-
6:03 - 6:05(笑)
-
6:05 - 6:10仕事やスポーツや政治や
女性のことであれば -
6:10 - 6:12意見を交換することに
問題はありません -
6:13 - 6:15でも自分の不安や葛藤―
-
6:16 - 6:17恐れや失敗となると
-
6:19 - 6:21口をつぐんでしまうのです
-
6:21 - 6:23少なくとも 私はそうです
-
6:25 - 6:28このような行動から
解放されるために -
6:28 - 6:29私が実践している方法は
-
6:29 - 6:33自分からすすんで
自らを弱い立場に追いやることです -
6:34 - 6:38生活の中で恥を覚えるような
事柄があれば -
6:38 - 6:40それに真っ直ぐ飛び込んでいきます
-
6:41 - 6:43どれほど それが怖いことであっても
-
6:43 - 6:47時には 公衆の面前であったとしてもです
-
6:47 - 6:49なぜなら そうすることによって
-
6:49 - 6:50その事柄から力を奪い
-
6:51 - 6:53自分の弱さをさらけ出すことで
-
6:53 - 6:56他の男性たちも
同じようにしうるからです -
6:57 - 7:00例えば 少し前に
-
7:00 - 7:02人生の葛藤を経験し
-
7:02 - 7:05男友達に話す必要があると
分かっていました -
7:06 - 7:09しかし 友達に批判的な目で見られ
-
7:09 - 7:11弱い奴だと思われるのではという
恐怖に身がすくみ -
7:11 - 7:14リーダーとしての立場を
失うのではと思いました -
7:15 - 7:20そこで3日間の男だけの旅に
出る必要があると考えました -
7:20 - 7:21(笑)
-
7:22 - 7:24心を開くためだけにです
どうなったと思います? -
7:24 - 7:273日目の最後になってようやく
-
7:27 - 7:31自分の葛藤について
みんなに話すだけの勇気を -
7:31 - 7:32振り絞れたのです
-
7:33 - 7:36行動に移すと
すごいことが起こりました -
7:36 - 7:37私だけではなかったのです
-
7:38 - 7:40男友達も同じように
苦しんでいました -
7:41 - 7:45自分の恥をさらけ出す
強さと勇気を持った途端 -
7:45 - 7:46恥は消えてしまいました
-
7:48 - 7:49時間をかけて学んだのは
-
7:49 - 7:51弱さを実践したければ
-
7:51 - 7:54信頼できるシステムを
構築する必要があるということです -
7:54 - 7:57私は役者として
本当に恵まれていました -
7:58 - 8:01素晴らしいファンに囲まれ
-
8:01 - 8:04本当にすごく親切で
関わりを持とうとしてくれます -
8:04 - 8:06そこで自分のソーシャルネットワークを
-
8:06 - 8:08トロイの木馬のように
使うことにしました -
8:08 - 8:12本心と弱さを表現することを
日々実践する場です -
8:13 - 8:15すると素晴らしい反響がありました
-
8:16 - 8:19肯定的な反響で
心が温まりました -
8:19 - 8:23毎日 たくさんの愛情やメッセージ
メディアの注目をもらいます -
8:25 - 8:26しかし ある層の人々からだけです
-
8:28 - 8:29そう 女性です
-
8:29 - 8:32(笑)
-
8:32 - 8:33これが現実です
-
8:36 - 8:38どうして女性しか
私をフォローしていないのでしょう? -
8:39 - 8:40男性は一体どこに?
-
8:40 - 8:42(笑)
-
8:42 - 8:441年程前に
この写真を投稿しました -
8:46 - 8:49後になって
コメント欄を見ていると -
8:49 - 8:53女性ファンの一人が自分の彼氏を
タグ付けしているのに気づきました -
8:53 - 8:55その彼氏はこう返しました
-
8:55 - 8:59「ゲイのくだらない話に
タグ付けしないでくれるかな -
8:59 - 9:00どうも」
-
9:01 - 9:03(笑)
-
9:03 - 9:05だってゲイっぽいのは
男らしくありませんもんね? -
9:06 - 9:08私は深呼吸をして
-
9:09 - 9:10返事をしました
-
9:12 - 9:14私はこう返しました
-
9:14 - 9:16関心があると丁重に言いました
-
9:16 - 9:18男性らしさについて
考えているところなので -
9:18 - 9:21どうして妻に対する私の愛情が
-
9:21 - 9:23「ゲイのくだらない話」だと
言われるのか -
9:23 - 9:26正直に 彼から学びたいと言いました
-
9:26 - 9:31(笑)
-
9:31 - 9:34彼はすぐに返事をよこしました
-
9:34 - 9:38怒りをぶつけてくるかと思いきや
謝ってきたのです -
9:39 - 9:42彼は 成長する過程で
-
9:42 - 9:45公の場で愛情を表現することが
蔑まれてきたと教えてくれました -
9:45 - 9:49彼は自我との葛藤に
苦しんでおり -
9:49 - 9:51自分の彼女を愛しており
-
9:51 - 9:54彼女の忍耐強さに
感謝していると教えてくれました -
9:56 - 9:57数週間後になって
-
9:57 - 9:59彼からメッセージが来ました
-
10:00 - 10:02今度は写真が送られてきました
-
10:03 - 10:05ひざまづいて
プロポーズする写真です -
10:05 - 10:10(拍手)
-
10:10 - 10:12彼からはただひと言
「ありがとう」と -
10:13 - 10:15私も彼のようでした
-
10:15 - 10:17よく理解できます
-
10:17 - 10:19彼は公の場で
女性らしさを拒否するという -
10:19 - 10:21役割を演じていただけなのです
-
10:21 - 10:25しかし 密かに自らを表現し
目を向けられ 耳を傾けられる機会を -
10:25 - 10:26待っていたのです
-
10:26 - 10:28彼に必要だったのは
他の男性が -
10:28 - 10:31彼を受け止めてくれる
安全な場を設けることでした -
10:31 - 10:33変容はすぐに訪れました
-
10:33 - 10:36この経験には感銘を受けました
-
10:36 - 10:38メッセージの交換だけで
変容することが可能であることが -
10:38 - 10:40示されたのですから
-
10:41 - 10:44より多くの男性に声が届く方法を
探しましたが -
10:44 - 10:46誰もフォローしてくれていません
-
10:46 - 10:48(笑)
-
10:48 - 10:50そこで実験をしました
-
10:50 - 10:53典型的な男らしい事柄を
投稿するようにしたのです -
10:53 - 10:55(笑)
-
10:55 - 10:59ハードなワークアウトや
食事の献立や -
10:59 - 11:02怪我から回復するまでの
過程などです -
11:03 - 11:04どうなったと思いますか?
-
11:05 - 11:07男性からメッセージが来ました
-
11:07 - 11:11それから突然
キャリアの中で初めて -
11:11 - 11:13男性向けフィットネス雑誌が連絡をくれ
-
11:14 - 11:17変革をもたらした人として
表彰したいというのです -
11:19 - 11:23(笑)
-
11:23 - 11:25本当に変革だったでしょうか?
-
11:27 - 11:28ただ枠にはめているだけでは?
-
11:29 - 11:30そこが問題なのです
-
11:30 - 11:32私が男らしい事柄を話題にして
-
11:32 - 11:35ジェンダーの規範に従っているときは
-
11:35 - 11:37男性がフォローしたがるのです
-
11:38 - 11:42ところが 妻や娘や
10日前に生まれた息子を -
11:42 - 11:45いかに愛しているかを
話題にしたり -
11:46 - 11:51結婚は困難だが美しいと話題にしたり
-
11:51 - 11:54男性として身体醜形障害に
苦しんでいることや -
11:54 - 11:57ジェンダーの平等を訴えると
女性しか関心を持たないのです -
11:58 - 11:59男性はどこに?
-
12:01 - 12:04いいですか
男性の皆さん 男性の皆さん -
12:06 - 12:07男性諸君!
-
12:07 - 12:11(拍手)
-
12:15 - 12:17よくわかります
-
12:17 - 12:19男性は互いに挑戦しながら育ちます
-
12:20 - 12:22できる限り 頑強で
-
12:22 - 12:24強くて 勇敢な男にならなければと
-
12:25 - 12:29私も含め
多くの男性のアイデンティティは -
12:29 - 12:32結局 十分に男らしいと感じるかに
尽きるのです -
12:33 - 12:36でも 男性の皆さんに
難題を突きつけましょう -
12:36 - 12:38男性は挑戦が大好きですからね
-
12:38 - 12:39(笑)
-
12:40 - 12:43自分を男らしく保っている素質を使って
-
12:43 - 12:45自分の心の奥深くを
-
12:45 - 12:47探ることはできるでしょうか?
-
12:49 - 12:52皆さんの強さ、勇気、頑強さ
-
12:52 - 12:56その意味を定義し直して
心を探るのに使えるでしょうか? -
12:58 - 13:00自分の心の弱さを認めるだけの
-
13:00 - 13:02勇気はありますか?
-
13:04 - 13:06他の男性に助けを求められますか?
-
13:07 - 13:09恥に真っ直ぐ飛び込んでいけますか?
-
13:10 - 13:12繊細でいられるだけの
強さはありますか? -
13:13 - 13:15傷ついたときや嬉しいときに
-
13:15 - 13:17泣けるでしょうか?
-
13:17 - 13:18弱々しく見えたとしても
-
13:20 - 13:22自分の周りにいる女性に
-
13:22 - 13:24耳を傾けるだけの自信はありますか?
-
13:26 - 13:28彼女たちの考えや解決策に耳を傾け
-
13:28 - 13:30苦しみを受け止めて
-
13:30 - 13:32心から信じてあげられますか?
-
13:32 - 13:34たとえ自分と意見が違っていても
-
13:35 - 13:37そして 「男同士の卑猥な話」を耳にしたときに
-
13:38 - 13:41他の男性に立ち向かえるくらい
男らしくなれるでしょうか? -
13:41 - 13:44セクシュアル・ハラスメントの話を
聞いたようなときに -
13:44 - 13:47男友達が女性の尻をつかんだり
酒に酔わせたと聞いたら -
13:47 - 13:49立ち上がって
何かすることができますか? -
13:49 - 13:52いつの日か この世界で
女性がリスクを犯して -
13:52 - 13:53「me too(私も)」と
-
13:53 - 13:55名乗り出なくてもいい場所になるように
-
13:55 - 13:59(拍手)
-
14:06 - 14:08これは重要な問題です
-
14:09 - 14:11私も無意識のうちに
-
14:11 - 14:16女性を傷つけていたことを
正直に見つめ直さねばなりませんでした -
14:16 - 14:18ひどいものでした
-
14:19 - 14:25妻には私が彼女を傷つけるような行動を
取って改めなかったと -
14:25 - 14:26言われました
-
14:27 - 14:30時々 妻が話をしようとすると
-
14:31 - 14:33家であれ 公の場であれ
-
14:33 - 14:37途中で彼女の言葉を遮って
文章の続きを言うことがあるそうです -
14:40 - 14:41ひどいでしょう
-
14:41 - 14:45何よりひどいのは
知らず知らずにやっていたことです -
14:45 - 14:46無意識の行動でした
-
14:46 - 14:48ですから この場で
-
14:48 - 14:50フェミニストになろうと試み
-
14:50 - 14:52世界の女性たちの声を
増幅させようとしていますが -
14:52 - 14:54その実 家庭では
-
14:54 - 14:57最も愛している女性の声を
自分の声でかき消していたのです -
15:00 - 15:02厳しく自問しなければなりませんでした
-
15:03 - 15:05自分は十分に男らしいだろうか―
-
15:05 - 15:07黙って話を聞けるくらいに?
-
15:07 - 15:09(笑)
-
15:09 - 15:12(拍手)
-
15:12 - 15:15正直言って
拍手はもらいたくなかったです -
15:15 - 15:16(笑)
-
15:18 - 15:20男性の皆さん
-
15:20 - 15:21これは現実問題です
-
15:22 - 15:24これは ほんの氷山の一角です
-
15:24 - 15:27深掘りすれば 確実に
もっとひどいことが隠されています -
15:27 - 15:31時間がないので
ポルノや女性に対する暴力― -
15:31 - 15:33家事の分担や
-
15:33 - 15:35男女の賃金格差には言及できません
-
15:36 - 15:38ですが 男性として
-
15:38 - 15:41自分たちの特権に惑わされず
-
15:41 - 15:43問題の一端なだけではないと
理解すべき時です -
15:43 - 15:45我々男性こそが問題なのです
-
15:45 - 15:48ガラスの天井があるのは
男性が作ったからです -
15:48 - 15:50解決策を担いたければ
-
15:50 - 15:52言葉だけでは不十分です
-
15:54 - 15:57バハーイ教の好きな言葉を
引用したいと思います -
15:58 - 16:02「人間の世界には2つの翼がある
-
16:03 - 16:04男性と女性である
-
16:05 - 16:09この両翼が等しく強くなければ
-
16:09 - 16:11鳥が飛ぶことはできまい」
-
16:13 - 16:15ですから 女性の皆さん
-
16:16 - 16:19私と気持ちを同じくしている
世界中の男性に -
16:20 - 16:21代わって言います
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16:23 - 16:24皆さんの強さを
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16:25 - 16:28頼りにしてこなかった男性を
許してください -
16:30 - 16:32そして 私たち男性を
助けてほしいのです -
16:32 - 16:34男性だけでは達成できないからです
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16:34 - 16:36男性ですから きっと失敗します
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16:36 - 16:39間違ったことを言い
調子が狂うこともあるでしょう -
16:39 - 16:42おそらく皆さんを
怒らせることもあるでしょう -
16:42 - 16:43でも希望を捨てないでください
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16:45 - 16:46女性あっての男性です
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16:48 - 16:51そして女性があらゆることに
立ち向かう際に -
16:51 - 16:53男性も共に立ち上がり
-
16:53 - 16:55味方にならねばなりません
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16:56 - 17:00男性は弱さを 自ら受け入れるために
女性の助けが必要です -
17:00 - 17:01そして どうか男性たちが
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17:01 - 17:05頭でっかちから心の中へと
長い長い旅路をたどる間 -
17:05 - 17:08忍耐強くいてください
-
17:09 - 17:11最後に 子供を持つ親御さんへ
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17:13 - 17:15子供たちに
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17:16 - 17:19勇敢な男の子や
かわいい女の子であれと教えずに -
17:21 - 17:24善い人間であれとだけ
教えることはできませんか? -
17:26 - 17:27父に話を戻しましょう
-
17:29 - 17:34他の男の子たちのように
成長する過程で問題もありました -
17:34 - 17:37しかし今 わかることは
父の繊細さや -
17:37 - 17:39感情の豊かさのおかげで
-
17:39 - 17:42ここでお話しできているのだと
わかります -
17:43 - 17:47父に感じていた怒りは
父と関係がなかったのです -
17:47 - 17:52完全に自分の問題で
承認されたいという欲求であり -
17:52 - 17:54自分に合わない役割を
演じたいという欲求でした -
17:55 - 17:58父は手の使い方を
教えてくれなかった代わりに -
18:00 - 18:01心の使い方を教えてくれました
-
18:02 - 18:05それこそが 何よりも
私を男らしくしているのです -
18:06 - 18:07ありがとうございました
-
18:07 - 18:10(拍手)
- Title:
- 「男らしく」在らんとすることをやめた理由
- Speaker:
- ジャスティン・バルドーニ
- Description:
-
ジャスティン・バルドーニは、男性たちと「男性らしさ」について対話をしたいと考えています。善い男性であるだけでなく、善い人間であるにはどうしたらいいかを探るためです。心のこもった個人的な体験に基づくトークで、男性たるものいかに在るべきかという世の中の考え方と、本当の自分との折り合いをつけるために自分がしている努力について話します。そして、男性たちに難題を突きつけます。「自分を男らしく保っている素質を使って、自分の心の奥深くを探れるでしょうか?」と、バルドーニは言います。「皆さんの強さ、勇気、頑強さ。あなた方には、心の弱さを認められる勇気がありますか? 繊細でいられるだけの強さがありますか? 自分の周りにいる女性たちに耳を傾けるだけの自信はありますか?」
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 18:31
Moe Shoji approved Japanese subtitles for Why I'm done trying to be "man enough" | ||
Mari Arimitsu accepted Japanese subtitles for Why I'm done trying to be "man enough" | ||
Mari Arimitsu edited Japanese subtitles for Why I'm done trying to be "man enough" | ||
Moe Shoji edited Japanese subtitles for Why I'm done trying to be "man enough" | ||
Moe Shoji edited Japanese subtitles for Why I'm done trying to be "man enough" | ||
Mari Arimitsu declined Japanese subtitles for Why I'm done trying to be "man enough" | ||
Mari Arimitsu edited Japanese subtitles for Why I'm done trying to be "man enough" | ||
Mari Arimitsu edited Japanese subtitles for Why I'm done trying to be "man enough" |