簡単に昆虫を分類する方法 ー アニカ・ハズラ
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0:07 - 0:09ムチのようなストロー
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0:09 - 0:11強く砕くハサミ
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0:11 - 0:13先のとがった針
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0:14 - 0:17世界中では約1億種類の昆虫が
存在が知られていますが -
0:17 - 0:21多くの昆虫は たった5種類の口の
どれかを持っています -
0:21 - 0:23このことは とても科学者の
役に立っているのです -
0:23 - 0:26科学者が見たことのない
昆虫を発見した時 -
0:26 - 0:29昆虫の食べ方を見るだけで
多くのことを知ることができるからです -
0:30 - 0:33科学的な分類法
つまり「分類学」では -
0:33 - 0:37全ての生物は
7つの階級に分類されます -
0:37 - 0:39界(かい)
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0:39 - 0:39門(もん)
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0:39 - 0:41綱(こう)
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0:41 - 0:42目(もく)
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0:42 - 0:43科(か)
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0:43 - 0:44属(ぞく)
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0:44 - 0:45種(しゅ)
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0:45 - 0:51昆虫の口の特徴は どの「目」に
属するかを見分けるカギとなり -
0:51 - 0:56成長過程や 何を餌にするかの
ヒントになります -
0:56 - 0:59噛む口の形は
最もよく見られるものです -
0:59 - 1:01そして 最も原始的でもあります
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1:01 - 1:04他の口の形は何れも
このような形から始まり -
1:04 - 1:07何か異なるものへと
進化していったと考えられています -
1:07 - 1:10この はさみのような
特徴は大あごと呼ばれ -
1:10 - 1:14内側に歯が付いていて
例えば 葉や他の昆虫などの固形物を -
1:14 - 1:16噛み砕きます
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1:16 - 1:20この口の形は
ハチ目のアリや -
1:20 - 1:23バッタ目のバッタやコオロギ
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1:23 - 1:26トンボ目のトンボ
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1:26 - 1:29甲虫目のカブトムシに見られます
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1:29 - 1:34刺すような吸い口は
クチバシという長いチューブからなります -
1:34 - 1:37これを植物や動物の
組織に突き刺し -
1:37 - 1:40樹液や血液を吸い上げます
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1:40 - 1:43また 消化酵素を含む
唾液を分泌し -
1:43 - 1:46食べ物を液化し
吸い込みやすくします -
1:46 - 1:50カメムシ目に属する昆虫は
この吸い口を持っています -
1:50 - 1:51トコジラミ
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1:51 - 1:52セミ
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1:52 - 1:53アブラムシ
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1:53 - 1:55ヨコバイなどを含む仲間です
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1:55 - 1:56サイフォンのように吸う口は
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1:56 - 1:59刺して吸いとる口から
敵意をなくしたタイプです -
1:59 - 2:03これは吻(ふん)と呼ばれる
長いホースのようなものでできていて -
2:03 - 2:06花の蜜をストローのようにして
吸うのに使います -
2:06 - 2:09チョウ目に属する昆虫で
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2:09 - 2:10蝶々や蛾は
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2:10 - 2:14食事の時以外は 吻を頭の下に
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2:14 - 2:15巻き持っています
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2:15 - 2:19そして 甘い蜜に近づいた
時に伸ばします -
2:19 - 2:21スポンジのような口は
別のホースを持ち -
2:21 - 2:242つのスポンジ質の
丸いものが先端にあり -
2:24 - 2:28偽器官と呼ばれる
細いチューブが詰まっています -
2:28 - 2:31偽器官は 酵素で満たされた
唾液を分泌し -
2:31 - 2:35液体を吸収し 毛管作用によって
食べ物を分解します -
2:35 - 2:36イエバエ
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2:36 - 2:38ショウジョウバエ
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2:38 - 2:41ハエ目に属する
その他の噛まないハエなどは -
2:41 - 2:43この方法を使う
唯一の昆虫です -
2:43 - 2:45しかし 例外もあります
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2:45 - 2:47ハエ目の中にも
噛むものがいます -
2:47 - 2:48例えば 蚊や
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2:48 - 2:49ウシアブ
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2:49 - 2:50メクラアブなどで
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2:50 - 2:54スポンジのような口ではなく
刺して吸う口を持っています -
2:54 - 2:59最後の 噛んで舐める口は
大あごと吻のコンビで -
2:59 - 3:02吻の先端には
舌のようなものが付いていて -
3:02 - 3:03蜜を舐める時に使います
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3:03 - 3:05このタイプにある
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3:05 - 3:09大あご自体は
食べる為には使いません -
3:09 - 3:12ハチ目の仲間のハチやスズメバチが
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3:12 - 3:17花粉採集や蜜ロウで巣を作る
道具として使います -
3:17 - 3:21もちろん 自然の中には
この法則に反した昆虫もいます -
3:21 - 3:24例えば 幼虫と成虫では
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3:24 - 3:27全く違う口を持つ者もいます
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3:27 - 3:31例えば 毛虫は噛む口で
ムシャムシャと葉を食べますが -
3:31 - 3:33サイフォンのような
吸い口を持った蝶々や蛾に -
3:33 - 3:35羽化する前までです
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3:35 - 3:38それでも 尚
口の形からわかることは多く -
3:38 - 3:42科学者 そして皆さんが昆虫を
見分けるのにも役立ちます -
3:42 - 3:44虫眼鏡を取り出して
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3:44 - 3:47どんな昆虫が
畑の葉を食べているのか -
3:47 - 3:48腕を刺しているのか
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3:48 - 3:50耳のそばを飛んでいるのかを
調べてみませんか?
- Title:
- 簡単に昆虫を分類する方法 ー アニカ・ハズラ
- Speaker:
- アニカ・ハズラ
- Description:
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世界には、約1億種もの昆虫がいるとされていますが、ほとんどの昆虫は5種類の口のいづれかを持っています。なぜ、この事実が科学者に役立つのでしょうか。口の形の特徴から昆虫がどの「目」に属するかを特定し、どのように進化したのか、また、何を食べるのかにについて知るのに役立つことをアニカ・ハズラは説明します。
講師:アニカ・ハズラ、アニメーション:ジュリア・マルティネリ
*このビデオの教材:https://ed.ted.com/lessons/a-simple-way-to-tell-insects-apart-anika-hazra - Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TED-Ed
- Duration:
- 04:06
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