A World of His Own 1
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0:01 - 0:03グレゴリ・ウェスト氏の家--
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0:03 - 0:06非常に有名な劇作家の一人
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0:06 - 0:08氏の部屋
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0:09 - 0:11グレゴリ・ウェスト氏--
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0:11 - 0:15内気で 物静か
目下 とても幸せ -
0:16 - 0:18メアリ-- 温かく 愛情深い
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0:19 - 0:22あなたはお仕事をしてなくちゃ
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0:23 - 0:25せっつかないでくれ
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0:25 - 0:27後世のことを考えてるだけよ
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0:27 - 0:29僕のことを考えてくれよ
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0:30 - 0:32いつもそうしてるでしょ?
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0:33 - 0:35うん そうだね
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0:39 - 0:40十分辛口?
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0:41 - 0:43ご主人に決めさせましょう
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0:52 - 0:54申し分なし いつも通り
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0:54 - 0:56ご自分のことを仰ってるの?
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0:57 - 0:59女主人に決めさせよう
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1:00 - 1:02もう決めてますわ
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1:12 - 1:13最後の要素:
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1:14 - 1:17グレゴリ・ウェスト夫人
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1:36 - 1:37グレゴリ?
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1:39 - 1:40グレグ もうやめて
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1:40 - 1:41しかたないんだ
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1:41 - 1:43グレゴリ ただいま
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1:43 - 1:45だめよ グレグ
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1:46 - 1:47仕方ない
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1:47 - 1:49仕事中なの?
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1:49 - 1:51そんなに怖いの?
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1:56 - 1:58中断させてないといいけど
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2:01 - 2:04あなた ちょっとだけよ
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2:04 - 2:07入って--キスしたいだけ
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2:18 - 2:19まさか君が--
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2:30 - 2:32どうした?
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2:32 - 2:33どうかしたか?
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2:56 - 2:59どうしてこんなに早く
帰ったんだ? -
2:59 - 3:01映画がよくなかったか?
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3:01 - 3:02ええ あまり
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3:07 - 3:10早く帰ることにしたの
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3:15 - 3:18ずっと...忙しかったの?
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3:19 - 3:22あ 勿論
たくさんやったよ -
3:22 - 3:23そう?
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3:23 - 3:25あら グラスを落としたのね
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3:25 - 3:27あ そうだね
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3:33 - 3:34何か探してる?
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3:34 - 3:37いえ お部屋の掃除が
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3:37 - 3:39必要か見ようと思ったの
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3:39 - 3:41そうは思わないね
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3:44 - 3:46何をしてるんだね?
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3:47 - 3:49何をしてる?
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3:49 - 3:51あ 私 その...
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3:52 - 3:53壁を調べてるの
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4:00 - 4:02それ何?
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4:03 - 4:04ああ!
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4:06 - 4:08鋏
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4:11 - 4:12グレゴリ?
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4:15 - 4:16あなた もしかして
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4:16 - 4:20ここに秘密のドアを作ってる?
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4:20 - 4:22秘密のドア?
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4:22 - 4:25そう言ったの
秘密のドア -
4:25 - 4:28いったい僕がここの秘密のドアに
何の用がある? -
4:29 - 4:32ええ いったい何の用かしら?
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4:43 - 4:44大丈夫か 君?
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4:45 - 4:47ん? あら さあ
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4:47 - 4:48よく分からないわ
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4:48 - 4:49本当か?
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4:50 - 4:52実は 幻覚が見える気がするの
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4:52 - 4:54- 可哀想に
- とても変なのよ -
4:54 - 4:57この窓の外に立っていた
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4:57 - 4:58ほんの今 ここにね
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5:00 - 5:01そうか?
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5:01 - 5:03ええ そうよ
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5:05 - 5:07窓から何が見えたか
想像つかないでしょ-- -
5:07 - 5:10少なくとも私が見えたと
思ったものが分からないでしょ -
5:11 - 5:12分からないね
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5:13 - 5:17あなたの腕に抱かれた女を
見た気がしたわ -
5:22 - 5:24そうなのか?
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5:25 - 5:27ええ あまりにばかげてない?
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5:27 - 5:29うん そうだな
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5:29 - 5:30ねぇ--
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5:30 - 5:32どんな人か説明して
あげましょうか? -
5:32 - 5:33そうだな...
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5:33 - 5:34言わせてよ
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5:35 - 5:37たっぷりした金髪で
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5:37 - 5:39古臭いブラウスに
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5:39 - 5:41胸に安っぽいブローチ
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5:41 - 5:44ひどい田舎者のスカートを
はいてたわ -
5:45 - 5:49滑稽なことに
あなたに飲み物を渡したの -
5:50 - 5:53そこまで詳しく
素晴らしい -
5:53 - 5:54そうよね
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5:54 - 5:57勿論 それを考えたのなら
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5:57 - 6:00ばからしいと思ったわよ
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6:00 - 6:02だってちょっと考えたら
分かった筈よ -
6:02 - 6:06あなたのような
並外れた趣味の人が -
6:06 - 6:08興味をもつ筈がないわね
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6:08 - 6:11あんな冴えない醜い人に
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6:12 - 6:14彼女はそうじゃないよ
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6:15 - 6:17ははあ
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6:17 - 6:20私が早く帰ると
思わなかったのね? -
6:20 - 6:23午後いっぱいいないと
思ったのね? -
6:23 - 6:25私を騙せると思ったのね?
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6:25 - 6:27いいこと
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6:27 - 6:29もう暫く監視してたのよ
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6:29 - 6:31いつも私を家から出す−
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6:31 - 6:34本当の理由を勘づかないとでも?
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6:34 - 6:36「仕事に一人にならなくては」
と言ったわね -
6:36 - 6:38偉大で有名な劇作家
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6:38 - 6:40偉大で有名な女たらしよ!
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6:40 - 6:43なあビクトリア 説明するよ
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6:43 - 6:45- 彼女はどこよ?
- 全部説明できる -
6:45 - 6:49私の劇「夜の激情」を
覚えてるか? -
6:49 - 6:51ええ
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6:51 - 6:52覚えてる?
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6:52 - 6:55登場人物フィリップを
覚えてるか? -
6:55 - 6:58いいから一つ教えて
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6:58 - 6:59彼女の名前は?
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6:59 - 6:59え?
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6:59 - 7:01彼女の名前は?
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7:01 - 7:02メアリだ! だがそれは--
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7:02 - 7:04「メアリ!」 何とありふれた
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7:04 - 7:05頼む ビクトリア--
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7:05 - 7:09- 座って説明を聴いてくれ
- 聴いてるわよ -
7:09 - 7:11僕は時々話していたよね
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7:11 - 7:15虚構の人物に生き生きと
命が宿り -
7:15 - 7:16自分の意思を持つって
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7:16 - 7:19劇作家が彼等に何かを
働きかけても -
7:20 - 7:21彼等はそうしないんだ
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7:22 - 7:25誰の言うことも受け入れない--
とても強くなって -
7:25 - 7:27時には話全体を奪うんだ!
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7:28 - 7:30分からないわ
何の関係が... -
7:30 - 7:32僕に我慢してくれよ
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7:33 - 7:35何年もあなたに我慢してきたわ
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7:35 - 7:37劇中人物でフィリップが
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7:37 - 7:40そんな行動をした最初だ
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7:40 - 7:42僕が彼のどんな案を練っても
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7:42 - 7:44彼は応じなかった
拒否した -
7:44 - 7:46僕の決めたどれも
受け入れなかった -
7:47 - 7:49彼は命を持った--
自分の意思を持って! -
7:50 - 7:51分かったかい?
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7:51 - 7:54話を変えようとしてると
分かったわ -
7:54 - 7:55そうじゃない!
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7:55 - 7:57これがその話だ
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7:57 - 7:59フィリップに命が宿ったんだ!
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8:01 - 8:02ある夜 僕が仕事をしてると--
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8:02 - 8:04部屋のここで--
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8:08 - 8:11フィリップがそのドアから
入ってきた -
8:12 - 8:14ま グレッグ 本当に
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8:14 - 8:16ビクトリア 信じてくれ!
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8:16 - 8:19彼はそのドアから
入ってきたんだ -
8:19 - 8:22ここに来て 座ったんだ
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8:23 - 8:24その椅子に...
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8:25 - 8:26生きて...
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8:26 - 8:28本物の血と肉のある人だ!
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8:31 - 8:33僕が彼を創ったんだ
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8:35 - 8:36まあ 大変
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8:43 - 8:44何をしてる?
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8:44 - 8:47精神科が次の議題だと思うわ
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8:48 - 8:50信じてくれよ ビクトリア
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8:50 - 8:52劇の人物が本当に生きるんだ
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8:52 - 8:54僕は彼等を見 話した
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8:54 - 8:55握手さえしたよ
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8:55 - 8:58愛さえ交わしたでしょ?
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8:58 - 9:00そうだ... いや違う!
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9:00 - 9:01どう仕事するか知ってるね
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9:02 - 9:06会話や舞台を
テープレコーダーに口述する -
9:06 - 9:09欲しい人物を説明する
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9:09 - 9:12それを十分うまくやると
人物は命を持つ-- -
9:12 - 9:13命だ ビクトリア
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9:14 - 9:18するともう劇に人物を
説明する必要すらない -
9:18 - 9:21僕はどんな人物も説明できる!
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9:21 - 9:24入院すべきだわ
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9:28 - 9:31ここでメアリを見たと言ったね?
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9:31 - 9:32確かにここで見たわ
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9:32 - 9:34じゃどうやって出たんだ?
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9:34 - 9:37それが見つけようとしてることよ
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9:40 - 9:42窓から出た筈がないね
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9:44 - 9:46ここに秘密のドアがないのも
知ってるね -
9:48 - 9:50彼女がどう出たか
見せてあげる -
9:51 - 9:52君に分かって貰いたいからね
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10:02 - 10:03鋏を握る
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10:05 - 10:09彼女が説明されてる
テープ部分を切り取る -
10:11 - 10:12そのテープを丸める
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10:16 - 10:18それを火に投げ入れる
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10:19 - 10:20彼女は消える!
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10:22 - 10:23創作取り消しだ
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10:26 - 10:27収容して貰わなくちゃ
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10:30 - 10:32信じてくれよ
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10:32 - 10:33何をしてるの?
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10:33 - 10:35ちょっと待って
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10:35 - 10:36僕達の結婚を救おうと
してるんだ -
10:39 - 10:41時間の無駄よ
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10:43 - 10:47犬でも猫でも君の好きな
何でもできるが -
10:47 - 10:49きっと君はメアリを見たいし
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10:49 - 10:51僕も何度も創ったから
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10:51 - 10:52彼女の方がずっといい
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10:52 - 10:54きっとそうでしょ
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10:54 - 10:56鍵を渡して グレゴリ
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10:56 - 10:59名前は--メアリ
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11:00 - 11:0230歳...
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11:03 - 11:05身長165cm
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11:06 - 11:07姿良く
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11:08 - 11:09金髪
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11:10 - 11:11色白
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11:12 - 11:14気取らず控えめな女性
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11:15 - 11:17だが 心の愛らしさで
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11:17 - 11:19女の本当の美しさがある
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11:20 - 11:21情け深く 優しい女性...
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11:22 - 11:24思いやりのある女性
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11:25 - 11:28柔らかいブラウスを着て...
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11:29 - 11:30昔風のブローチをつけ...
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11:31 - 11:32ゆったりしたスカート
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11:33 - 11:34髪は...
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11:35 - 11:36魅力的にまとめられている
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11:37 - 11:39進入路を近づいてくる
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11:40 - 11:42ポーチを通り
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11:43 - 11:45玄関のドアを開け
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11:47 - 11:48閉める
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11:49 - 11:52廊下を渡り...
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12:08 - 12:09こんにちは ウェスト夫人
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12:33 - 12:34どうだね?
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12:38 - 12:40なぜ今私をここに?
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12:40 - 12:42それは... あ 済まないね
入って -
12:46 - 12:48何も心配ないですわ ウェスト夫人
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12:48 - 12:50今度は信じるかい ビクトリア?
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12:53 - 12:55どう思ったか言うわ
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12:55 - 12:58これは絶対巧妙な陰謀よ
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12:58 - 13:01あなたは秘密のドアから
彼女を出し -
13:01 - 13:04人物を生かす
このばかげた話をし -
13:04 - 13:05ドアに鍵をかけ
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13:05 - 13:07彼女を生き返らせた振りをし
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13:07 - 13:09彼女は玄関から入り
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13:09 - 13:10私を信じ込ませようと--
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13:11 - 13:13私を狂わそうとしてるのよ
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13:13 - 13:15私を収容したいのね
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13:15 - 13:18僕を収容させようとしてただろ
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13:18 - 13:20私を収容させたいのよ
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13:20 - 13:22財産を独り占めするために
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13:22 - 13:23財産をこの人と共有するために...
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13:24 - 13:26僕はただ示したかっただけだ
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13:26 - 13:28それで私をここに--
ただ彼女に見せるために? -
13:29 - 13:31分かっておくれ メアリ
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13:31 - 13:33ビクトリアは妻なんだ
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13:33 - 13:34もう違うわ
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13:34 - 13:36このひどい陰謀の後ではね
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13:36 - 13:38僕はどうにもできないのか?
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13:38 - 13:39そうよ
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13:39 - 13:41答を貰ってないわ グレッグ
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13:41 - 13:43まさか僕が君を収容--
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13:43 - 13:44そうよ
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13:46 - 13:47まただ
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13:49 - 13:51ここから出してよ
この鬼 -
13:53 - 13:54ここから出して 叫ぶわよ
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13:54 - 13:57絶対 叫んでやる
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13:57 - 13:58なぜ?
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13:58 - 13:59また?
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14:03 - 14:05なぜ私にこうするの?
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14:06 - 14:08ごめんよ メアリ だけど...
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14:08 - 14:10仕方ない
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14:10 - 14:12私は今来たばかりよ
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14:14 - 14:16仕方ないよ
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14:17 - 14:18そればっかりね
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14:21 - 14:22信じないんだね?
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14:22 - 14:24君にやって見せれば
いいんだね? -
14:25 - 14:29僕に強いて可哀想なメアリを
また帰らせるんだ -
14:29 - 14:30ビクトリア...
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14:31 - 14:33時々思うよ
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14:33 - 14:35私をまた戻さないで
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14:37 - 14:38ねぇ メアリ...
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14:38 - 14:40おねがい... やめて
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14:41 - 14:43もう耐えられないわ
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14:45 - 14:46嗚呼...
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14:48 - 14:50許しておくれ メアリ
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14:50 - 14:52だけど彼女は妻なんだ
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