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どのようにマインドフルネスが今を生きることの手助けになるか | 川上隆史 | TEDxKyoto

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    どれくらいの方が 成功と幸せの秘訣を
    見つけられていますか?
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    そうですか
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    ですが 私達はその秘訣が
    何か知っていますよね?
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    偉大な禅師達が説いているように
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    その秘訣は・・・
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    スマートフォンにあります
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    (笑)
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    ですが この私達の気を散らす物で
    本当に時間を有効に使えるのでしょうか
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    又は幸せに過ごせるのでしょうか
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    こんなふうに
    精魂尽き果てるかもしれません
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    それでは 今日 一緒に
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    まさにここで
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    よりマインドフルな生活への
    一歩を踏み出しましょう
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    マインドフルネスは 何世紀もの間 
    仏教における伝統の1つとなっています
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    マインドフルネスとは
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    中立的で評価をしようとせず
    今この瞬間にいるということを
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    自ら体験するための実践および
    そういった考え方のことです
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    では あなたの心は今どこにありますか?
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    今 ここにあるといいんですが
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    しかし ほとんどの場合 私達の心は
    どこか他の所にあります
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    過去や未来のどこかにあります
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    そのため私達は
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    過去に起こった事にとらわれたり
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    まだ起こっていない事を 
    心配し 苦しむのです
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    もし あなたが 今この瞬間にいれば
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    そのような苦しみから解放されます
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    しかしまた 今この瞬間の行動は
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    過去を作り
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    そして あなたの将来にも影響します
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    ですから 今この瞬間にいることは
    とても意味のあることなのです
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    また 客観的な視点を
    持ち続けることも大切なことです
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    なぜならば 苦しみの主な原因は
    主観的な視点にあるからです
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    私達は 物事の良し悪しを判断します
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    ですが その判断とは
    理想的な状況との比較にすぎないのです
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    もしあなたが評価をしようとせず
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    また もし客観的な視点を持ち続ければ
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    苦しみを減らすこともできます
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    マインドフルネスの主な実践は
    瞑想をすることです
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    瞑想は もっとマインドフルになるために
    そして中立的で評価をしないでいられるように
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    コンディションを整えるのに良い方法です
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    では 今ここで瞑想をしてみましょう
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    背筋を伸ばして座ってください
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    そして目を閉じてください
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    そして5秒間 ゆっくり息を
    深く吸い込んでください
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    そして 10秒間か もっと長く 
    ゆっくり息を吐きだしてください
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    (息を吐く)
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    (息を吸う)
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    (息を吐く)
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    感じてみてください
    どのように空気が体の中に入ってきているか
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    そしてどのように出ていっているか
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    (息を吐く)
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    (息を吸う)
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    (息を吐く)
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    呼吸だけを感じてください
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    いかがですか?
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    最近 この古来の仏教の実践に
    変化が見えてきています
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    実は私のお寺でも変化があります
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    私の瞑想のクラスに
    法人やビジネススクールの方が
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    より多く参加されるようになってきています
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    実際に様々な会社 例えば
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    グーグル、リンクトイン、 
    フォードモータース等々が
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    会社の福利厚生のプログラムの一環として
    瞑想を採用しています
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    なぜならば 神経科学によって
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    瞑想がどのような影響を
    私達の脳や
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    心の知能指数に及ぼすか
    解明されてきているからです
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    心の知能指数は EQとも言いますが 
    これには6つの要素があります
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    自己認知能力
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    自己の統制
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    社会的知覚能力
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    他者との関係の調整
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    注意力
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    そして 展望力です
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    多くの研究で 
    定期的に瞑想を実践することで
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    心の知能指数に関係している
    脳の領域の活動や質量を
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    増やすことができると
    わかってきています
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    特に 自己の統制力や注意力を
    改善することができれば
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    心が乱れることはありません
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    そして あなたがその瞬間にしていることに
    専念することができます
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    また リラックスすることは
    よりマインドフルでいることへの鍵です
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    リラックスしている時
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    実は 注意力や
    自己の統制力に関係している―
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    脳の領域の活動が
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    活性化されます
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    脳の酸素消費量が下がっている時
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    人は リラックスしています
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    このグラフからわかるように
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    6時間寝ると
    とてもリラックスしています
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    しかし 20分の瞑想をすると
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    脳の酸素消費量は6時間寝た時と
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    同じレベルまで下がります
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    とてもリラックスできている
    ということです
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    また20分より長く瞑想をすれば
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    脳の二酸化炭素の濃度も上がります
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    脳の二酸化炭素の濃度が上がると
    脳幹が刺激されます
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    そして 脳がセロトニンを放出し始めます
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    セロトニンは私達をさらに
    リラックスさせてくれる神経伝達物質です
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    そして より良い自己統制力と
    注意力を手に入れることができます
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    ですから 瞑想は よりマインドフルになる
    有効な方法なのです
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    これで 皆さんも
    よりマインドフルになれますね
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    定期的に瞑想をすることで
    よりリラックスすることができ
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    注意力や自己の統制を
    高めることができるのです
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    それによって 人生の一瞬一瞬を
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    十分に そしてマインドフルに
    過ごすことができるのです
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    仏教の教えでは
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    この世の全てが無常です
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    時間は前に進み続け
    戻ることはありません
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    ですから 大切な人との 貴重な一瞬一瞬を
    逃さないようにしましょう
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    この子は私の娘です
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    この写真を撮った時 娘は2歳でした
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    今は3歳半です
    もう手に負えません
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    ですが娘は 今という時にいることの
    大切さに いつも気づかせてくれます
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    その瞬間にいる ということです
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    あなたの過去や未来は
    現在この瞬間にゆだねられています
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    そしてその瞬間とは 今なのです
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    (拍手)
Title:
どのようにマインドフルネスが今を生きることの手助けになるか | 川上隆史 | TEDxKyoto
Description:

京都にある春光院の川上隆史副住職は、禅道と瞑想の中心としてマインドフルネスのスキルを取り入れています。そして、真に今を生きるために、慌ただしい日々をゆったりと過ごす大切さを教えてくれます。
このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDxTalks
Duration:
10:29

Japanese subtitles

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