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独裁体制化の危険性があるかを判断する方法

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    数週間前
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    誰かがアメリカ中間選挙中に
    「投票日を休日にすべきだ」と
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    ツイートしてました
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    そこでリツーイトしました
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    「じゃあ私の国に来て投票してみて下さい
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    軍隊が票を数えるために
    まる一週間休日になるでしょう」
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    ところで 私はトーゴ出身です
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    西アフリカにある美しい国です
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    私の国にはクールで面白い事実があります
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    トーゴは51年間同じ一族に
    支配されています
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    アフリカで一番長い独裁体制です
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    これは記録ですね
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    ２番目のすごい記録とは
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    地球上で最も不幸な国として
    ３回もランクインしたことです
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    皆さんを歓迎しますよ
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    （笑）
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    ただ知っておいてください
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    独裁体制の下で暮らすのは
    楽ではないということです
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    私の活動を通し
    国籍の異なる多くの人々に会いましたが
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    興味深いことに
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    トーゴのことを彼らに話すといつも
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    「一体どうして51年間も同じ一族の
    恐怖政治を許しているのですか？
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    トーゴ人はすごく我慢強い」
    という反応をします
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    これは「バカだな」のそつのない言い方です
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    （笑）
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    自由な国に住む人々は
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    圧政下にいる人々が
    それを黙認しているか 馴染んでおり
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    民主主義を進歩した
    統治形態だとみなした上で
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    非民主主義国の国民は
    他の国民と比べて
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    知的もしくは道徳的に劣っていると
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    決めつける傾向があります
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    しかし事実は違います
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    人々がそのように誤解する理由は
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    独裁体制の報道のされ方にあるに
    違いありません
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    活動家としての経歴で
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    多くのニュース・メディアに
    インタビューを受けました
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    大抵 出だしは「きっかけは？」とか
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    「何から刺激を？」です
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    「刺激を受けたのではありません
    挑発されたのです」
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    そしてこう続きます
    「では何に挑発されたのですか？」
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    そして13歳の時 父親が逮捕され
    拷問を受けたことや現在に至る歴史を話します
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    今回は詳細について話したくありません
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    退屈でしょうから
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    しかし結局彼らが興味を持っているのは
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    どんな拷問だったのか？
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    何日間？何人が死亡したか？という事柄です
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    彼らは虐待や殺人に興味があるのです
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    注目を集め 同情を得るだろうと
    信じるからです
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    しかし実際は このような報道は
    独裁者の思惑通りです
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    独裁者の残虐さを宣伝することになります
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    2011年に私は「Faure Must Go（フォールは去れ）」
    という運動を 共同設立しました
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    フォールはトーゴの大統領の名前です
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    ところでトーゴでは
    フランス語が使われています
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    しかしフランスには不満があったので
    私は英語を選びました
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    しかし
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    （笑）
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    「Faure Must Go」を発起した時
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    私はビデオを作成しこう言いました
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    「フォール・ニャシンベ
    60日以内に大統領を辞任しなさい
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    辞任しないなら
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    我々トーゴの若者が一丸となって
    あなたを失脚させます
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    あなたは父親が死去した後
    権力を握るために500人以上もの
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    国民を殺害したからです
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    選挙で選出してはいません
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    私たちは詐欺師のあなたを解任させます」
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    ところで私だけが
    顔を知られていました
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    なぜか？
    間抜けは私だけだったからです
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    （笑）
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    そして反撃が始まりました
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    家族は脅しを受け始めました
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    ある朝兄弟達に呼ばれました
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    「聞きなさい
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    政府がお前を殺しにここに来た時
    一緒に死にたくない
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    家を出なさい」
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    そこで家を出ました
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    以来彼らに怒っているので
    ５年間音信不通です
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    とにかく先に進みます
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    過去９年間私は他の国々が関心を高め
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    トーゴの人々が恐怖に打ち勝ち
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    変革を要求することを支援するよう
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    働きかけています
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    私は公表できない多くの迫害を受けました
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    多くの精神的な脅し、虐待
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    でも その話はしたくありません
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    なぜなら私の活動家としての使命は
    トーゴの全国民を結集させることであり
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    組織を作ることであり
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    私たちが権力を持ち
    私たちがリーダーで
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    決定権を持っていることを
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    国民に理解させることだからです
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    そして独裁者が国民を脅すために使う刑罰が
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    私たちが目的を達成するのを
    妨げてはなりません
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    だから人々を怖気づかせるような報道をして
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    圧政への従属を強化するのではなく
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    人々が結集するのを促すように
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    活動家の話を報道することは
    重要だと言ったのです
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    活動家としての年月で
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    たびたび耐えることができず
    あきらめかけることがありました
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    ではなぜ続けたのでしょうか
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    理由のひとつをお話しします
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    私が覚えているのは 祖父の話
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    祖父は独立を訴えるために
    自分の村から街まで
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    750km歩きました
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    そして父が払った犠牲
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    父は 政権に勇敢に抗議したため
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    幾度となく拷問を受けました
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    70年代 活動家は
    独裁体制への注意を喚起する
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    パンフレットを書きましたが
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    コピーを作るお金がなかったので
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    毎回パンフレットを
    手書きで500回も複製し
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    配布しました
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    その結果 軍隊は筆跡を覚え
    それを発見したとたん
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    筆跡の持ち主を逮捕するまでになりました
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    しかしそれと比べ現在
    私たちにはブログがあります
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    同じ事を500回も写す必要はありません
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    ブログを投稿すれば何千もの人々が閲覧します
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    ところでトーゴで私は
    「WhatsApp」ガールと呼ばれてます
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    いつも「WhatsApp」で
    政府を攻撃しているからです
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    （笑）
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    ずっと簡単になりました
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    政府に対して怒っているとき
    ただ怒りの一文を書き
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    投稿すれば何千人もの人々がシェアします
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    でも こんなに平静なことは殆どありません
    いつも怒っています
  • 5:57 - 6:00
    （笑）
  • 6:00 - 6:04
    （拍手）
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    私たちの話を公表する必要性を話しました
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    なぜならこれまでに払われた
    犠牲について考えることで
  • 6:16 - 6:18
    運動を続けてこられたからです
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    「Faure Must Go」の
    初期活動の一つは
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    請願書を作成し
    憲法が定める新しい選挙を
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    要求する署名を
    国民から募ることでした
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    人々は署名することを恐れました
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    トラブルに巻き込まれたくないと言いました
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    外国に居住する人でさえ恐れました
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    「私たちには国に家族がいる」
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    しかし ある60代の女性がいました
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    この方は活動のことを聞いて
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    請願書を家に持ち帰り
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    その後1000以上もの署名を
    彼女ひとりで集めました
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    私はすごく刺激を受けました
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    この政権からは もう得るものもない
    60歳の方が 私たち若者のために
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    ここまでできるのに
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    若い私がやめられるでしょうか
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    抵抗の物語、反抗の物語―
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    負けずにいることの物語こそが
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    人々の参加を促すものであって
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    虐待や殺人、痛みの物語ではありません
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    なぜなら人間としておびえるのは
    自然なことだからです
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    独裁体制のいくつかの特徴について
    お話ししたいと思います
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    自分自身の国を評価して
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    私たちに加わる覚悟が
    必要かどうかがわかるでしょう
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    （笑）（喝采）
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    （拍手）
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    第１に注意することは権力の集中です
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    国家の権力が少数の人間や
    １人のエリートの手に集中していないか？
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    政治的または思想的な
    エリートの場合もあります
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    そして力を誇示する独裁者です
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    なぜなら独裁者はいつも
    ひどい世の中から救ってくれる
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    救世主として登場するからです
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    第２の特徴はプロパガンダです
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    独裁者はプロパガンダによって増長します
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    彼らは自分たちが救世主であり
    彼ら抜きには
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    国が崩壊するという印象を
    与えようとします
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    そして彼らは常に外部の勢力と戦っています
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    「キリスト教徒、ユダヤ人、イスラム教徒
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    そしてブードゥー教の呪い師が襲ってくる
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    共産党がやってきたら誰もが財産を失う」
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    このような感じです
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    そして私たちの大統領はとりわけ
    海賊と戦っています
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    （笑）
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    真面目に言ってるのです
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    昨年彼は海賊と戦うために
    1300万ドルの船舶を購入しました
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    一方60％の国民が
    飢えに苦しんでいます
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    彼らは常に外部の悪者からは
    守ってくれているのですね
  • 8:23 - 8:26
    そして第３の特徴へと続きます　
    軍国化です
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    独裁者は恐怖を惹起することで
    生き延びます
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    そして軍隊は
    国家を守るためのものだと見せかけて
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    実際には軍隊を使って
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    反対意見を圧制します
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    また政権の行いに対する
    責任から逃れるため
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    いろいろな社会機関を抑圧 破壊します
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    あなたたちの国は
    軍国化が進んでいますか？
  • 8:44 - 8:47
    そして続く第４の特徴は
    人間への残酷な行為です
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    動物の場合なら
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    虐待されていたら
    残虐行為だと言います
  • 8:52 - 8:55
    なぜなら国連が承認した
    動物の権利に関する憲章など
  • 8:55 - 8:58
    ないからです
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    そもそも全ての動物は平等です
    だから憲章などないのです
  • 9:01 - 9:04
    だから動物が虐待されるとき
    動物への残虐行為と言います
  • 9:04 - 9:08
    しかしこれが人間の場合は
    人権侵害と呼ばれます
  • 9:08 - 9:10
    全人類は人権を持っていると
    みなすからです
  • 9:10 - 9:14
    しかし私たち一部の人間は
    未だ人権を求めて戦っています
  • 9:14 - 9:18
    このような状況では
    「人権」侵害は語れません
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    ある国に住んでいて
    大統領に不満がある場合に
  • 9:22 - 9:25
    最悪の事態が大統領になる権利を
    はく奪されるだけなら
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    ラッキーです
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    私の国に来て大統領に不満がある時
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    あなたは逃亡するか
    この世から姿を消すかです
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    トルコに逃げても
    捕まるでしょう
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    だから私のような人間は
    トーゴにはもはや住めません
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    私のような人間は
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    同じ場所に１ヶ月以上
    住むことはできません
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    居所を突き止められるからです
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    独裁体制の下で
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    何をしても免責される状況で
    行われる残虐行為は
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    人間の想像を超えます
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    殺害され遺体を海に遺棄された活動家の話や
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    聴覚や視覚を失うほど
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    拷問を受けた活動家の話は
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    私を苛みます
  • 10:02 - 10:04
    活動家として時折
  • 10:04 - 10:07
    死ぬことよりも
    どのように死ぬかの方が心配になります
  • 10:07 - 10:10
    時折ただ座って
    あらゆるシナリオを想像します
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    彼らは何をするだろう？
    耳を最初に切られるだろうか？
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    それとも私はいつも侮辱しているから
    舌を切られるだろうか
  • 10:16 - 10:18
    残酷に聞こえますが
    これが真実です
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    私達はひどい世界に住んでいます
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    独裁者達は残酷な怪物です
  • 10:23 - 10:26
    率直に言ってるのです
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    そしてこれが最後の特徴です
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    リストは続きます
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    しかしこれが独裁体制について
    終わりに話したいことです
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    自分の国のリスクを顧みてください
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    現在あなた方が持っている自由を
    認識することは重要です
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    自分の命を投げ打った人がいて
    あなたが自由を獲得したのです
  • 10:45 - 10:47
    当然のものだとは思わないでください
  • 10:47 - 10:50
    しかし同時に知っておかないといけません
  • 10:50 - 10:54
    初めから圧政がしかれる運命の
    国などありません
  • 10:54 - 10:55
    同時に
  • 10:55 - 11:00
    圧政や独裁制の危険性が皆無の
    国や人々も存在しません
  • 11:00 - 11:01
    ありがとうございます
  • 11:01 - 11:05
    （拍手）
Title:
独裁体制化の危険性があるかを判断する方法
Speaker:
ファリダ・ナブレマ
Description:

ファリダ・ナブレマはアフリカで最も長期にわたる独裁体制を敷くトーゴの軍事政権と戦うことに命を捧げています。戦いの中で彼女は「圧政を運命づけられた国はない」、「しかし独裁の危険性が皆無の国もない」という２つの事実を学びました。しかしどうしたら独裁体制になる危険性の有無を判断できるでしょうか？ナブレマはこの心を揺さぶるトークで独裁体制の４つの特徴について話し、圧政下に住む人々が反対を訴える際の秘訣について話します。
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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDTalks
Duration:
11:18

Japanese subtitles

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