職場で感情とうまく付き合っていくには
-
0:00 - 0:02どんなに頑張ろうが
-
0:02 - 0:06オフィスに足を踏み入れた瞬間に
感情のスイッチをオフにするなんて無理です -
0:06 - 0:09感情を感じることは
人間らしさの一部ですから -
0:10 - 0:13[シリーズ 働き方]
-
0:14 - 0:18感情は仕事に持ち込むものではない
という社会通念のせいで -
0:18 - 0:23プロ意識とは自分への厳しさ ひいては
冷徹さと同義だと誤解されがちです -
0:23 - 0:24しかし研究によると
-
0:24 - 0:28同僚が見栄えの良い プロらしい体裁を
取り繕うのをやめたときほど -
0:28 - 0:31私たちはその人の言葉を
信じやすくなるそうです -
0:31 - 0:33周りとの連帯感が増し
-
0:33 - 0:35もっと努力するようになり
業績も上がり -
0:35 - 0:37概して優しくもなるのです
-
0:37 - 0:41ですから そろそろ職場で感情と
付き合っていく方法を学んでおきましょう -
0:41 - 0:43とはいっても
-
0:43 - 0:46途端に感情をまき散らし始めよう
ということではありません -
0:46 - 0:49信頼を築く「打ち明け」と
-
0:49 - 0:52信頼を壊す「打ち明け過多」は
別物です -
0:52 - 0:55突然 職場で感情の赴くにまかせ
-
0:55 - 0:58予期される量をはるかに超える
情報を出したりすれば -
0:58 - 1:00周囲のみんなを不快にさせますし
-
1:00 - 1:02自分の不利にもなります
-
1:02 - 1:06弱い または自分が見えていない人だと
思われやすくなるのです -
1:06 - 1:09「昨晩は体調が悪かった」程度なら
望ましいのですが -
1:09 - 1:11詳細を洗いざらい話す必要はありません
-
1:11 - 1:14消化途中の夕食と
「こんにちは」した など -
1:14 - 1:17さて 感情表現には
程度に大きな開きがあります -
1:17 - 1:20片側には“under-emoter”といって
-
1:20 - 1:23感情を表現するのが苦手な人々が
-
1:23 - 1:26反対側には“over-emoter”といって
-
1:26 - 1:30心の内を何でも包み隠さず
話してしまう人々がいて -
1:30 - 1:32どちらも健全な職場作りを妨げてしまいます
-
1:32 - 1:35この両極端の間で
バランスがいいのはどこかというと -
1:35 - 1:38「選択的な無防備さ」と呼ばれるものです
-
1:38 - 1:40「選択的な無防備さ」とは
心の内を見せながらも -
1:40 - 1:45自分と同僚 双方にとっての
安定性と心理的な安全性を -
1:45 - 1:47優先することです
-
1:47 - 1:48ありがたいことに 誰でも
-
1:48 - 1:51「選択的な無防備さ」を
練習を積めば身につけられます -
1:51 - 1:53始める方法は4つあります
-
1:53 - 1:571つめは 感情を漏らすことなく
感情の「フラグを立てる」こと -
1:57 - 1:58不機嫌は伝染しやすいですし
-
1:59 - 2:01たとえ感情を口に出していなくても
-
2:01 - 2:03おそらくボディーランゲージや表情から
-
2:03 - 2:05バレバレでしょう
-
2:05 - 2:08腕を組んだり キーボードを
ガシガシ打ったりしていれば -
2:08 - 2:11平静を失っていると
同僚にバレてしまいます -
2:11 - 2:13さらに 黙ったままでいると
-
2:13 - 2:15同僚は 自分のせいなのかと
不安になるかもしれません -
2:15 - 2:19ですから 仕事と無関係の出来事を
引きずっている場合 -
2:19 - 2:21例えば渋滞のせいなら
そう言いましょう -
2:21 - 2:23詳細まで言う必要はなく
-
2:23 - 2:25シンプルな内容でいいんです
-
2:25 - 2:28「朝からツイてなくて
あなたのせいじゃありませんから」など -
2:28 - 2:30もしも 仕事関連の出来事が原因で
-
2:30 - 2:32気持ちが乱れている場合は
-
2:32 - 2:332つめの策を使います
-
2:33 - 2:36自分の感情の裏側にあるニーズを理解し
-
2:37 - 2:38そのニーズに対処するのです
-
2:38 - 2:42突然 周囲の人みんなに
イライラするようになったら -
2:42 - 2:44落ち着いて 理由を考えましょう
-
2:44 - 2:46ピリピリしているのは
不安だからかもしれませんし -
2:46 - 2:50不安なのは 迫る締め切りに間に合うか
気が気でないからかもしれません -
2:50 - 2:53であれば そんな気持ちを解消するため
今度はチームのみんなに -
2:53 - 2:54こんな風に言います
-
2:54 - 2:57「締め切り前に
確実に全部終わらせたいので -
2:57 - 3:00現実的な計画作りに
協力してもらえませんか?」 -
3:00 - 3:02気持ちを打ち明けたいときは
-
3:02 - 3:04まず 相手の立場になって
考えてみてください -
3:04 - 3:06「今言おうとしていることを言えば
-
3:06 - 3:11協力者がいるという安心感が得られ
状況理解を助ける」と思えるのなら -
3:11 - 3:12そのまま打ち明けましょう
-
3:12 - 3:16でも 少しでも引っかかるのなら
言わないでおいた方が得策です -
3:16 - 3:19最後のコツは 状況を汲み取り
前向きな提案をすること -
3:19 - 3:23チーム全員がこのところ残業続きで
-
3:23 - 3:27とりわけ くたびれている もしくは
不安そうな様子のメンバーに気がついたら -
3:27 - 3:29それを口に出して認め 共感を示しつつ
-
3:29 - 3:31行動に落としやすく
-
3:31 - 3:33頼りになる解決策を考えてあげましょう
-
3:33 - 3:34今のケースだと
-
3:34 - 3:35こんな提案ができます
-
3:35 - 3:38「週次会議を明日にしてもらえるよう
上に掛け合ってみようか? -
3:38 - 3:40そうすれば 時間を稼げるよね」
-
3:40 - 3:42その人に成功してもらいたいけれど
-
3:42 - 3:44体調も気にかけていることを
示すわけです -
3:44 - 3:47自分の気持ちを素直に表現し
-
3:47 - 3:50自由に提案し 間違いを恐れず
-
3:50 - 3:53自分らしさを 何もかも
ひた隠しにしなくても良い人は -
3:53 - 3:56長期勤続する可能性がずっと高いのです
-
3:56 - 3:59そのほうが幸せですし
生産性も向上します -
3:59 - 4:01ここで 少し時間を取って
-
4:01 - 4:05日々 自分が仕事に持ち込んでいる
感情表現を振り返りましょう -
4:05 - 4:08感情を出しすぎる傾向がある人は
不要な部分をカットしてみること -
4:08 - 4:10やや控えめなほうだという人は
-
4:10 - 4:12同僚に心の内を見せ
少しだけ無防備な自分であれる瞬間を -
4:12 - 4:14探ってみましょう
-
4:14 - 4:18きっと あなたに対するみんなの態度が
大きく変わるでしょう -
4:18 - 4:19そして「選択的な無防備さ」が
-
4:19 - 4:23あなたが最も重宝するスキルの一つに
なるかもしれません
- Title:
- 職場で感情とうまく付き合っていくには
- Speaker:
- リズ・フォスリエン
- Description:
-
「オフィスに足を踏み入れた瞬間に感情のスイッチをオフにするなんて無理です。感情を感じることは人間らしさの一部ですから」と語る、作家でイラストレーターのリズ・フォスリエン。「選択的な無防備さ」なるものが、職場で本来の自分らしさを発揮する鍵であるのはなぜか、説明します。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TED Series
- Duration:
- 04:36
Riaki Ponist edited Japanese subtitles for How to embrace emotions at work | ||
Naoko Fujii approved Japanese subtitles for How to embrace emotions at work | ||
Naoko Fujii accepted Japanese subtitles for How to embrace emotions at work | ||
Naoko Fujii edited Japanese subtitles for How to embrace emotions at work | ||
Riaki Ponist edited Japanese subtitles for How to embrace emotions at work | ||
Riaki Ponist edited Japanese subtitles for How to embrace emotions at work | ||
Naoko Fujii declined Japanese subtitles for How to embrace emotions at work | ||
Naoko Fujii edited Japanese subtitles for How to embrace emotions at work |