「現実」に挑戦するデザイン
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0:00 - 0:02私はケリ・アンダーソン
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0:03 - 0:05アーティストでデザイナーです
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0:05 - 0:09私は日常のありふれたものが
秘めている力を見つけるのが大好きです -
0:09 - 0:11始める前に
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0:11 - 0:15ほんの少し私のやっていることを紹介します
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0:16 - 0:19でも このトークは
私の作品についてというよりは -
0:19 - 0:21制作する意図についてです
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0:22 - 0:26私は日常の体験を
もてあそびます -
0:27 - 0:29日常生活の中で
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0:29 - 0:32視覚と体験は いつでも脳に
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0:32 - 0:35目に見えない影響力を
行使しています -
0:35 - 0:38そのやり方は微妙で
なかなか気がつきません -
0:38 - 0:44例えば視覚が雄弁に物語るのは
ごく小さな細部による意味付けを介してです -
0:45 - 0:47活字体であるとか
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0:47 - 0:49形
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0:49 - 0:51色
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0:52 - 0:53質感のような
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0:54 - 0:57これらの小さくこだわりのあるものが
語彙を作り -
0:57 - 1:00語彙が文を形成し
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1:01 - 1:05感触のあるものを作れるように
してくれます 例えば― -
1:05 - 1:07「太陽光発電のアイス屋」とか
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1:07 - 1:08(笑)
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1:08 - 1:10これは再生可能エネルギーへの
理解を広めます -
1:10 - 1:13基本的には 走る
インフォグラフィックです -
1:14 - 1:18甘いものと 派手な色と
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1:18 - 1:22人類が自ら招いた終焉の危機という
予想外な組み合わせが -
1:22 - 1:25太陽光発電のための
説得力ある主張になっています -
1:27 - 1:30人々はこのような体験に
なんらかの期待を持って臨みます -
1:31 - 1:32そこで私達は制作する時
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1:32 - 1:36人々の期待に対しどう対応するか
積極的に選択します -
1:36 - 1:40私は人々の固定概念を壊すような
驚きを生み出したいのです -
1:40 - 1:43人々の期待を困惑させたいのです
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1:43 - 1:45なぜなら毎日
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1:45 - 1:48基本的なものや
日常の経験が -
1:48 - 1:51現実を当然のものとして
枠にはめるからです -
1:51 - 1:53私達が作る小さなものは
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1:53 - 1:57私達の世の中についての仮定を
強化するかもしれないし -
1:58 - 2:01逆に それは突然現れて
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2:01 - 2:05私達の現実への自己満足的な期待を
見直させるかもしれません -
2:06 - 2:10そういうことは稀ですが
起きた時は素晴らしいものです -
2:10 - 2:14なぜなら これらの小さなことが
無限の驚きに満ちた現実の理解に至る -
2:14 - 2:17思いがけない
抜け道になるからです -
2:19 - 2:21例をお見せします
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2:21 - 2:24私についての最も基礎的で
基本的なところに立ち戻りましょう -
2:24 - 2:28私の名前 kellianderson.com を
ブロック体で並べてあります -
2:28 - 2:30人々が私を見つける方法です
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2:30 - 2:32名前は私を意味します
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2:32 - 2:34ここでは1つの選択として
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2:34 - 2:36私の名前として
並べてありますが -
2:36 - 2:40客観的には これは単なる
無作為な文字の寄せ集めです -
2:40 - 2:43そこで思いました
「他にどう並び替えられるかな?」 -
2:43 - 2:47結果はいろんな面白い言葉になりました
例えば― -
2:50 - 2:53「ケン人形はすぐそばに・ドットコム」
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2:53 - 2:54(笑)
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2:55 - 2:57ちょっと気味が悪いですが
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2:58 - 3:01そして「もっと冷たいメロンの皮」
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3:02 - 3:03ピリオド
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3:03 - 3:04(笑)
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3:04 - 3:06kellianderson.com よりも
ずっと良いです -
3:06 - 3:08皆さんもそう思いますよね
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3:10 - 3:11これはおバカな遊びですが
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3:11 - 3:15「世界は必ずしも尊重に値しない
秩序でいっぱいだ」という -
3:15 - 3:18私の信条を裏付けています
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3:18 - 3:23物事のあり方の中に
意味や正義や理屈があることもありますが -
3:23 - 3:25そうでないこともあります
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3:26 - 3:30クリエイティブな人間になる時というのは
このことに気づく瞬間だと思います -
3:30 - 3:33なぜならこれが
常識的な型を壊し -
3:33 - 3:37基本的な体験の断片で
もっと良いことをするよう促すからです -
3:38 - 3:41私の仕事で追及しているものは
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3:41 - 3:44「ありふれたものが秘めている力」です
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3:44 - 3:48例えば 物理学の奇跡
文化的連想の複雑さ -
3:48 - 3:53その他の途方もない数の
完全には表せない物事などによって授けられた -
3:53 - 3:56見過ごされている力です
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3:57 - 3:59ありふれた体験の
様々な性質を再考し -
3:59 - 4:03馬鹿げたことをすることによって
もっと良いことをしようと試みた -
4:03 - 4:073つのプロジェクトを
紹介したいと思います -
4:09 - 4:12最初のプロジェクトは友達に送った
クリスマスカードです -
4:12 - 4:15私の目的は
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4:15 - 4:19形だけになったクリスマスの慣習について
気づいてもらうことでした -
4:20 - 4:24もちろん クリスマスカードを
使ってやりました -
4:24 - 4:26外見は普通です
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4:27 - 4:30しかし 紙は記憶を持っています
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4:30 - 4:32紙は一度折ると
折り目が付きます -
4:32 - 4:34私はこの特質を利用して
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4:34 - 4:37受け取った人がする
カードの体験を導きました -
4:37 - 4:38はじめ手に取った時
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4:38 - 4:42柔軟ですが
ある方向に折れることが明らかです -
4:42 - 4:44そして折っていくにつれ
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4:44 - 4:48この単純な展開を
発見するのです -
4:49 - 4:52この展開はカードそのものの
ストーリーです -
4:52 - 4:55(笑)
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4:55 - 4:59このカードは文字通り
カードを受け取ることについての -
4:59 - 5:014コマのドキュメンタリーです
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5:01 - 5:03(笑)
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5:04 - 5:07そのカード自身について語るカードです
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5:07 - 5:08(拍手)
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5:08 - 5:10ありがとうございます
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5:12 - 5:15これにワクワクしたのは
それが見た人に -
5:15 - 5:18クリスマスカードの
繰り返される慣習を感じさせる -
5:18 - 5:20再帰的構造を持っていたからです
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5:21 - 5:23これはインクジェットで印刷した
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5:23 - 5:25普通の紙でできた作品です
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5:25 - 5:28私にはとても面白いと思えます
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5:29 - 5:34空虚な身振りと化している儀礼というのが
このプロジェクトのテーマで -
5:34 - 5:39同じ経験を繰り返すほどに
意味は失われることを -
5:39 - 5:40訴えています
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5:40 - 5:41(笑)
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5:41 - 5:44なぜなら 当然のものとして
捉え始めるからです -
5:44 - 5:46それが 陳腐なものが
面白くない理由であり -
5:46 - 5:48人が自宅の近くで
よく交通事故に遭う理由です -
5:48 - 5:50同じ体験を繰り返していると
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5:50 - 5:52体験は重みを失います
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5:53 - 5:55紙というものには
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5:55 - 5:58見過ごされた驚くべき能力が
ありますが -
5:59 - 6:03紙を新たな目で見させるには
多大な介入が必要です -
6:03 - 6:07次にお見せするプロジェクトは
結婚式の招待状です -
6:07 - 6:10変えてもらえるのを
切に訴えている形式です -
6:10 - 6:12(笑)
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6:12 - 6:14これはマイクとカレンのために作った
招待状です -
6:14 - 6:17ちなみに彼らは私の
素晴らしい友達です -
6:17 - 6:20招待状の形式よりもずっと
素晴らしい人々です -
6:20 - 6:24だから 形式の限界を破るには
好都合でした -
6:25 - 6:26型を破るにあたって
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6:26 - 6:29共通の興味が音楽だったので
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6:29 - 6:31それを使おうと思いました
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6:31 - 6:33私達は全員音楽オタクです
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6:33 - 6:36カレンとマイクは一緒に歌を
収録したこともあります -
6:36 - 6:41しかしご存知のように ひらめきとは
奇妙なところから得られるものです -
6:41 - 6:44私達はミスター・ウィザードに
ひらめきを見つけました -
6:44 - 6:46(笑)
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6:46 - 6:47彼は人気のあるテレビ番組で
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6:47 - 6:50子供達に日常生活に潜む科学を
教えていました -
6:50 - 6:54ある回で 彼が簡単な実験で
音は物理現象だと証明したのを -
6:54 - 6:56私はよく覚えていました
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6:56 - 6:59彼が紙を円すい型に丸めて
テープで留め -
6:59 - 7:05針を先端に貼り付けると ジャーン!
レコードプレーヤーの出来上がりです -
7:05 - 7:09子供の頃これを見て
ビックリ仰天しました -
7:09 - 7:12レコードプレーヤーを
紙と縫い針で作れるなら -
7:12 - 7:13この世の中に
-
7:13 - 7:16不可能なことなどあるでしょうか
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7:16 - 7:18私はこのアイデアを
ふたりに説明しました -
7:18 - 7:21そして私達はありきたりで
退屈な招待状よりも -
7:21 - 7:23紙のレコードプレーヤーを送る方が
-
7:23 - 7:25ずっと良いと思いました
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7:25 - 7:27私達は本当にワクワクしました
-
7:27 - 7:29それから私はとても
緊張し始めました -
7:29 - 7:32実現できるかどうかは
私の責任だからです -
7:32 - 7:36そして法外な時間をかけて
どんな針を使うか考えました -
7:36 - 7:39「音を忠実に再現できる針は
見つかるだろうか?」とか -
7:39 - 7:41紙の販売業者に電話して
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7:41 - 7:43音響の最も良い紙はないかと
質問もしました -
7:43 - 7:44(笑)
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7:44 - 7:47変人だと思われたみたいですが
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7:49 - 7:51その間マイクとカレンは歌を録音し
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7:51 - 7:54ソノシートの原盤を作りました
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7:54 - 7:56私はソノシートを回した時に
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7:56 - 7:58いろいろな衣装になるように
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7:58 - 8:01白黒のイラストをプリントしました
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8:01 - 8:03(笑)
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8:04 - 8:06そしてこれが完成しました!
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8:06 - 8:08紙のレコードプレーヤーです
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8:08 - 8:11招待状を受け取った200人の人々が
これを聴きました -
8:11 - 8:14始めが紙のプレーヤーの音で
-
8:14 - 8:18比較のため実際の歌の録音を
つなげてあります -
8:20 - 8:22(音楽と歌)
-
8:44 - 8:45(音楽停止)
-
8:47 - 8:49私達は完成した時
すごく興奮しました -
8:49 - 8:51(笑)
-
8:51 - 8:54私はこの過程で紙が秘めている力を
発見したことに -
8:54 - 8:56興奮しました
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8:57 - 9:00このプロジェクトは
私のお気に入りです -
9:00 - 9:04私達がメディアに
不必要な期待を抱いていることに -
9:04 - 9:07注意を向けさせるからです
-
9:07 - 9:10私達は物質的な経験に対して
思い込みがあります -
9:10 - 9:14例えば「紙は無声のもの」とか
「ウェブサイトは平面」とか -
9:14 - 9:16私たちはこんな思い込みも
持っていて ― -
9:16 - 9:17[新聞は真実を伝える](笑)
-
9:17 - 9:20これは 民主主義の世の中で
もっと恐れてしかるべきことです -
9:20 - 9:23なぜなら これは
思考の抜け穴になるからです -
9:23 - 9:26私達はメディアの権威への
思い込みや -
9:26 - 9:31新聞のようなメディアの作り出す
政治的現実の中を夢遊しているのです -
9:31 - 9:36しかし私個人としては
こういう小さな改造の経験から -
9:36 - 9:38私達に与えられた
限られた現実を -
9:38 - 9:41疑うべきだという
気持ちを持っていて -
9:41 - 9:44次のプロジェクトでは
ちょうど それを実践しています -
9:46 - 9:50毎日通勤中に新聞を読む習慣を
想像してください -
9:50 - 9:55しかし事実と異なるニュースが満載の
新聞を手渡されたらどう反応しますか? -
9:55 - 9:57(笑)
-
9:57 - 10:02もっと具体的に言うと
もしクレイジーな人が細心の注意を払って -
10:02 - 10:05典型的な新聞の
まがい物を作ったとしたら? -
10:06 - 10:102008年の秋に
私達はこれを実行しました -
10:10 - 10:12アーティストのスティーブ・
ランバートが構想し -
10:12 - 10:14ザ・イエスメンが組織し
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10:14 - 10:19沢山の人々によって実行されました
私もその一人です -
10:19 - 10:22私達は完璧な偽『ニューヨークタイムズ』を
発行しました -
10:22 - 10:25誰の許可も得ず
ただ実行しました -
10:25 - 10:26(笑)
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10:26 - 10:28私達はそれを大量に印刷し
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10:28 - 10:30ある木曜の朝に
ニューヨークで -
10:30 - 10:33何十万という通勤中の人々に
配布しました -
10:33 - 10:34(笑)
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10:34 - 10:36(拍手)(喝采)
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10:36 - 10:38ありがとうございます
-
10:38 - 10:39(拍手)
-
10:42 - 10:43「なぜ?」と思うかもしれません
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10:43 - 10:46「どうして偽新聞を作るのか?」
-
10:48 - 10:51正直言って本物の新聞は
とても憂鬱です -
10:51 - 10:54世の中で起きることに
意見できるものとされる -
10:54 - 10:56民主主義社会に
私達は住んでいますが -
10:56 - 11:00私達が聞きたい 明るいニュースは
新聞では見かけません -
11:00 - 11:03そこでグッドニュースだけの
新聞を作ったのです -
11:03 - 11:04(笑)
-
11:04 - 11:07私達は世の中を良くするであろう
政策案を載せました -
11:07 - 11:11イラクからの撤退が議論される
何年も前に -
11:11 - 11:13イラク戦争を終結させました
-
11:13 - 11:15「ウォール街を占拠せよ」が起こる
何年も前に -
11:15 - 11:17最高賃金制度を定め―
-
11:17 - 11:18(笑)
-
11:20 - 11:22最低所得者と最高所得者の
-
11:22 - 11:24巨大な賃金格差を
解消しました -
11:26 - 11:29公民科を高校の授業に
復帰させました -
11:29 - 11:30(笑)
-
11:30 - 11:32どうですか?
良い案でしょ! -
11:32 - 11:36高校生が政府がどのように
機能するか再び学ぶのです -
11:37 - 11:402つの新聞には
重要な違いがあります -
11:40 - 11:42(笑)
-
11:42 - 11:45本物のニューヨークタイムズの
スローガンは -
11:45 - 11:47「印刷するにふさわしい全てのニュース」
であるのに対し -
11:47 - 11:50私達はもっと前向きなメッセージを
提案しました -
11:50 - 11:52「私たちが印刷を願う全てのニュース」です
-
11:52 - 11:53(笑)
-
11:53 - 11:57私たちの新聞は
6ヶ月先の日付なので -
11:57 - 11:59通りでこれを
手渡された人々は -
11:59 - 12:03理想の未来からの遺物を
手にしていることになるのです -
12:03 - 12:05いわば世論の力という
重要なアイデアに後押しされた -
12:05 - 12:09達成可能な理想的未来への
青写真です -
12:10 - 12:12そして私達のいたずらは
見事にはまりました -
12:12 - 12:15人々は奇妙な精神的空間に
宙ぶらりになりました -
12:15 - 12:17記事の内容は
本物であるわけがない一方 -
12:17 - 12:20新聞は非の打ち所がなく
本物らしかったからです -
12:20 - 12:23人々の反応を撮影しました
-
12:23 - 12:24(笑)
-
12:24 - 12:26そうです やりました!
-
12:26 - 12:29始めの数秒は心の葛藤です
-
12:29 - 12:31困惑してます
-
12:31 - 12:33(笑)
-
12:40 - 12:41やった!
-
12:42 - 12:44(笑)
-
12:50 - 12:51この人は傑作です
-
12:53 - 12:55(笑)
-
12:57 - 13:00このような反応を
引き起こすには -
13:00 - 13:05新聞に徹底した信憑性が
なくてはなりません -
13:05 - 13:10それで夫のダニエル・ダンナムと私は
信憑性保証チームを作りました -
13:10 - 13:12彼は印刷の書体や
-
13:12 - 13:14レイアウトやインクの匂いなど全て
-
13:14 - 13:16本物のニューヨークタイムズ
そっくりにしました -
13:16 - 13:21そして私は理想の未来の
偽広告を担当しました -
13:21 - 13:22(笑)
-
13:22 - 13:25理想の未来は
過去に過ちを起こした企業が -
13:25 - 13:30償いをするための完璧な機会に
なるだろうと思ったのです -
13:30 - 13:31(笑)
-
13:31 - 13:35私達は彼ら自身の
広告表現を使いました -
13:35 - 13:39例えば もしイケアで
安価な家具の代わりに -
13:39 - 13:41風力発電施設を購入できたら?
-
13:41 - 13:45平箱梱包されていて
組み立てはいとも簡単 -
13:45 - 13:48(笑)
-
13:48 - 13:50ジグザグ型の工具と木釘も
付いてきます -
13:50 - 13:52素晴らしいでしょう?
-
13:53 - 13:55もっとひどい例はデビアスです
-
13:55 - 13:58血塗られたダイアモンド販売の償いに
-
13:58 - 14:01義肢を 戦争で疲弊した
アフリカの国々に寄付します -
14:03 - 14:05そしてこれは中古車販売店の広告です
-
14:05 - 14:08最近は「公害車下取り」を
やっていますが -
14:08 - 14:10ここでは車を下取に出して
-
14:10 - 14:13排ガス・ゼロの乗り物に
買い替えられます -
14:13 - 14:15自転車です!
-
14:15 - 14:16(笑)
-
14:16 - 14:19そして私のお気に入りのDr. Zは
-
14:19 - 14:22「美しく綺麗な肌」の代わりに
「美しく綺麗な良心」を提供します -
14:22 - 14:25ニューヨークの地下鉄に
乗ったことがないなら -
14:25 - 14:26Dr. Zをご存じない
かもしれませんが -
14:26 - 14:28あるなら知っているはずです
-
14:28 - 14:32この安っぽい虹の広告が
どこにでもあるからです -
14:32 - 14:35いまや彼も この皮相的な
サービスの提供をやめて -
14:35 - 14:37お肌を綺麗にする代わりに
-
14:37 - 14:39イラクのゴタゴタの綺麗にします
-
14:39 - 14:40(笑)
-
14:42 - 14:46私達の偽新聞は
-
14:46 - 14:48世界中の本当のニュースで
取り上げられました -
14:48 - 14:51これらの予想外の希望へのメッセージが
世に出たのは -
14:51 - 14:55『ニューヨークタイムズ』をパクった
大胆な行動のためですが -
14:55 - 14:59それはまた私達が誰も予期しない道を
利用したからでもあります -
14:59 - 15:03新聞を ニュース報道という
期待された役割を超えた -
15:03 - 15:06より良い世界への
青写真にしたのです -
15:08 - 15:12これら3つのプロジェクトで私は
通常の秩序を拒否し -
15:12 - 15:15物事を解体し
断片を再構築することによって -
15:15 - 15:19現実に求めることの概念は
拡張できることを示しました -
15:19 - 15:22より良いものへと至る道は
-
15:22 - 15:25何であれ目の前にある
無数の小さなものを -
15:25 - 15:28壊わしていくことなのだと
主張したいです -
15:28 - 15:31だから自己満足的な
常識の殻を破りましょう -
15:31 - 15:34私の作品はこちらで
もっと御覧いただけます -
15:34 - 15:38「私は裸でいびきをかく・ドットコム」
(kellianderson.comの並び替え) -
15:38 - 15:39ありがとうございました
-
15:39 - 15:40(拍手)
- Title:
- 「現実」に挑戦するデザイン
- Speaker:
- ケリ・アンダーソン
- Description:
-
ケリ ・アンダーソンは日常的な物にユーモアと驚きを取り込むことによって人々の「現実」への期待を打ち壊しています。このトークでアンダーソンは自身の作った巧妙で常識を打破するデザインの数々を紹介します。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 15:53
Yasushi Aoki approved Japanese subtitles for Design to challenge reality | ||
Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for Design to challenge reality | ||
Masaki Yanagishita accepted Japanese subtitles for Design to challenge reality | ||
Yasushi Aoki rejected Japanese subtitles for Design to challenge reality | ||
Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for Design to challenge reality | ||
Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for Design to challenge reality | ||
Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for Design to challenge reality | ||
Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for Design to challenge reality |