ダニエル ゴードン 回想｜ アート２１”ニューヨーク クローズアップ”

アーティストは、スタジオで如何にして楽しみ続けるか？

ブルックリンのウィンザーテラスのワークスペースにて、写真家ダニエル ゴードンは、集中的制作と芸術的な発案の１０年間を振り返りる。ゴードンは、”造られた絵画”という作品を制作している。それは、非常にカラフルで、廃棄された紙片を丁寧に貼り合わせていて、　順番に撮影されている。ゴードンは、初期の学生時代の作品を回想して、次のように述べている。”当時は、自分が表現していることが何かを理解しようと努めていた。ただ物理的に制作の仕方を学んでいた。”と。シワクチャの紙とハンドメイドの材料で表現することが楽しくなったのだと思う。ゴードンの妻のいる隣のスタジオで、彫刻家ルビー スカイ スティラー(http://www.rubyskystiler.com)が、インスピレーションも確かではないが、技巧と実験、物理的に一日では困難な制作に専念している。”２，３か月間どうしたいかわからないような状態でした。”もっと失敗して、毎日振り返るべきだわ。”とスティラーが言う。ゴードンのスタジオに戻り、彼の最新の新しい作品を見る。それは、ユーモラスに肖像画を引用して、抽象姿を独創的にレイヤリングしたものである。”現実的に、どうすれば仕事を継続し、それに興味を持って、投資を継続してもらえるかということが課題だ。”とその芸術家は言っている。”自分にとってそれは、新しいものに挑戦し、新しい方法を見つけることである。”

ダニエル ゴードン（１９８０年、ボストン、マサチューセッツ州生まれ；アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ育ち）在住、ニューヨークブルックリンで仕事に従事。アーティストの詳細：http://www.art21.org/newyorkcloseup/artists/daniel-gordon/

謝辞｜アート２１”ニューヨーククローズアップ”制作ウェスリーミラー＆ニック ラヴィッチディレクター＆共同制作者ラヴァ フィルム (http://www.ravafilms. com).撮影＆編集ラファエル　サラザール & アヴァ ウィランドデザイン・グラフィックスOpen & Uros Perisic.芸術作品：ダニエル ゴードン音楽：パディントン　ベア(http://www.podingtonbear.com).謝意を記す。ルビー スカイ スティラーアート21プロダクション　アート２１（株）２０１６著作権所有

アート２１”ニューヨーククローズアップ”は、一部、ランベント財団、以下、ニューヨーク市議会と共同文化事業部；視覚芸術アンディ ウォーホル財団；個人寄贈者の指示を受けている。

[ブルックリンのウインザー テラス]

[ニューヨーク クローズアップ]

[アーティスト、ダニエル ゴードン]

[携帯電話の振動音]

--[ゴードン]もしもし？

[”ダニエル ゴードン　振り返る” ]

ーはい、こちらです。

2、３週間前に

僕は、ここで働いていた時。

ある人から電話がかかってきました。

その人は、2004年に僕が作った作品を買ってくれた人でした。

その絵が痛んでしまっていて、

再版できないかという依頼でした。

そこで、そのネガを探し始めました。

本当に大変でしたが、

12年前に遡って、

当時作成していたものを調べました。

驚くことに、現在制作しているものと

似通っているのです。

僕は、本当にその植物が好きで、
おかしなことに

それが造られた絵画という

事実を知る手がかりだと思う。

昔に戻って、

どんなことを表現したかったのか

また、物理的なものの作り方を学び、

実際、実体を模倣しようとしていた。

しかし、次第に興味がなくなる

ものもある。

自分の絵は、

現実的でなく、

作品の全てを隠そうとして

いっそう面白みを増したと思う。

しわくちゃの紙や

ハンドメイドの材料は、

実に、フォトショップを

見ているようだ。

スイカを青色に変えたり、

桃を緑色にしたり、

物のピクセル化。

さらに物に雑音を加える。

[スクリーン外でなるキー音]

[ダニーは新しいスタジオに移動した]

[妻の隣にルビー]

[ルビー スカイ スティラー]お互い少し距離が必要だったが、

おそらく、本当に必要なのは、

一緒にいる時間だった。

[笑う二人]

[ゴードン]ルビーは、多分、僕の過去の作品が

僕より好きだよね。

また、僕もルビーの昔の作品が

好きなんだ。

振り返ることは、かなり稀なことだけど、

俺たち似ているんだ。

自分がしてきたことは、とても素晴らしい。

いや。

[スティラー]物から得るに連れて、

だんだんそれが嫌になるの。
[ルビー スカイ スティラー、アーティスト]

[ゴードン]でもそんな時よく、

”昔は……”

ってなるけど、実際はとっても離れている…

[スティラー]昔は、っていうけど、

そう感じた事は、一度もないわ。

[ゴードン]そう？

[スティラー]　ええ、ないわ。

[ゴードン]時々、あなた、

何ていうか、あの…

[スティラー]あぁ、変な事言わないで。

[ゴードン]花瓶については？

それは、良かった。

[スティラー]OK、それも一つとして…

[ゴードン]うん。

[スティラー]いいと思うわよ。

[ゴードン]じゃあ、何か、いや…

[スティラー]もう、やめましょう。

[ゴードン]いろんな方法で、
作品はでき、

増えている。

たくさん作品を作っているし、

取り掛かっているのものいくつかある。

幾つかの絵で

自分を振り返っても

それを広げていきたい。

例えば、動きながら作った作品もある。

他の作品と同時に

作っているものもあるんだ。

それによって刺激を受け、

始めるときは、その状態を

見たいと思う。

何にでも興味があって、
取りあげたら、

顔と同一の部分など、

例えば、どの程度離れて

肖像を配置することができるか。

例えば、どのくらいの距離まで

離れていても目だとわかるか……

或いは、鼻がどれか、

どれが口か…など。

どうにか、肖像画だとわかってもらえると、
まだ、ありがたいけど。

例えば、これらの絵のように。

とても新しいが、

どう答えて良いかわからない。

何しているか理解するのに

時間がかかったり。

[スティラー] ２、３ヶ月間

自分が行きたいところもはっきりしないような

時期があって、

そして、

妄想して、

毎日、失敗を

繰り返してしまう。

仕事に決して満足していないし、

いつも落ち着かないくらいが

良いと思う。

成長し続けながら、何かを作っていたいだけなの、

自分の期待以上に。

意欲的に何かを作りたい。

恐ろしい。

[ゴードン]僕は、自分が、

世代間的にも、正当だと思う。

インターネットより前と後、同じくらいを

生きているけど。

だから、アナログとデジタルの違いは、

実に興味深いと

思う。

どちらも好きだけど。

[カメラのシャッター音]

例えば、

この実体画。

僕は、すぐにスイカ、

緑の水差し、

青いプラム、

オレンジピーチを選び、

新しいキャンバスを制作した。

そして、新しいキャンバスに

選んだものを描いた。

僕は、好奇心旺盛だったし、
今でもそうだが、

抽象的なイメージだけでなく、

ある意味、幾分、

写真との

中間的な

ものでもある。

ただ、写真と絵と

彫像のある線の位置を見るのに

興味があるだけなのだ。

実際のところ、

どうすれば働き続け、

投資し、行っていることに興味を持ち続けてもらえるのか

と考える。

そうする唯一の方法は、

新しいことに取り組んで、

絵を制作する方法を新しく考えだすことだ。

そうやって、結局は

答えが出るだろう。

しかし、僕は、今すぐにも

質問すると思うけど。